2017年7月6日更新

映画『ゴーン・ガール』のモデルになった殺人事件スコット・ピーターソン事件とは

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ゴーン・ガール

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映画『ゴーン・ガール』とは

デヴィッド・フィンチャー監督が手がけるスリラー映画

『ソーシャル・ネットワーク』などで知られる
監督の最新作『ゴーン・ガール』。
主演のサイコロジカルスリラー。原作は同名の小説ということです。 誰もが憧れる素敵な結婚生活を送っていたニックとエイミー。しかし結婚五年目、ニックは妻が失踪したと通報。一時は不幸な夫としてもてはやされるも、警察はアリバイが不鮮明なニックを疑いの目を向け、またワイドショーが事件を取り上げると、夫婦の意外な面が暴露されていき全米がニックに疑いを向けるように..というストーリー。

この事件にはモデルがあった?

映画評論家の町山智浩さんによると、この事件は実際に起こった事件がモデルになっているようです。
このストーリー自体はですね、アメリカで実際にあったことが元になっていますね。(中略)スコット・ピーターソン事件っていうのが2002年にあってですね。
また米タイム誌も
をしています。

スコット・ピーターソン事件とは

レーシィ・ピーターソン殺人事件とも

この事件は2002年に起こった事件で、当時非常にアメリカで注目されていた事件だったようです。誰が見ても「パーフェクトな夫婦」に起こった悲劇のその全貌とは。

妻の失踪。

サンディエゴの裕福な実業家の息子であるハンサムと評判のスコットと、高校時代にはチアリーダーをつとめ明るい性格で料理好きの女性レイシーという誰もが羨む夫婦に起こった事件。 2002年12月24日早朝から釣りに出かけていたスコットは、夕方カリフォルニア・モデストの自宅へ戻ると、妊娠8ヶ月であった27歳の妻が消えていた。自宅付近を探すものの見つからず妻の家族と警察に連絡。警察や地元のボランティアと協力し報奨金を出すなど大きな事件へと発展。スコットには同情の声が寄せられていました。

夫への疑い。

しばらくすると、あまり悲しみに暮れていなかったというスコットの態度や奇怪な言動から彼への疑いが。警察も175人の容疑者をリストアップしていると発表しましたが実際は彼一人にしぼっていたよう。しかし妻レイシーの家族は彼を弁護します。 そんな中、スコットの電話を盗聴していた警察によって愛人の存在が発覚。関係をもっていたと知ると妻の家族までもスコットに疑惑を持つように。

捜索から約4ヶ月

必死の捜索も虚しく4月13日にサンフランシスコ湾東岸で女性と胎児の死体が見つかります。二日後レーシー親子だと判明した後、警察は状況証拠からスコットを逮捕。 逮捕時に逃走しようとし、金髪に染め、1万5千ドルもの大金を所持、ダイエットまでしていたというスコットはメキシコに逃亡するつもりであったとも言われています。

世論に左右された裁判

警察はスコットを2名の殺人犯として起訴、まもなく裁判が始まります。当時テレビのワイドショーの影響などもあり、世間の非難はスコットに集中。決定的な証拠はないものの状況証拠的にはスコットがかなり怪しいという状態にて、彼は陪審員らによって有罪との判決がくだされ、現在も無実を訴えながら刑務所に服しているとのこと。 スコットがかなり怪しいのは事実ですが、本当に彼が殺したのでしょうか?真相は闇の中へ。 そして映画『ゴーン・ガール』でも果たして犯人は夫ニックなのか、それとも陰謀なのか?かなり気になってきますね!