ドラマ『木更津キャッツアイ』のキャスト相関図・出演者一覧!オジーを演じたのは?
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『木更津キャッツアイ』のキャスト相関図
ぶっさん(田渕公平)役/岡田准一
木更津キャッツアイのリーダーで、キャッツのキャッチャー・ぶっさんこと田渕公平。悪性リンパ腫によって余命半年と宣告されたことで、野球チーム「キャッツ」と怪盗団「キャッツアイ」を結成しました。 仲間想いですが素直になれない性格で、周りの人たちはそれを理解した上で、彼を「めんどくさいヤツ」と評価しています。 今や演技派ジャニーズの1人に数えられるV6の岡田准一。「木更津キャッツアイ」シリーズは彼の初期の代表作となりました。2010年、武術・格闘技のインストラクター認定を受け、本格アクションもこなす俳優に。 2015年には映画『永遠の0』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。その後、2017年には『海賊とよばれた男』、2018年には『関ケ原』、2019年には『散り椿』でそれぞれ優秀主演男優賞に輝くなど、硬派なキャラクターを演じるにはもってこいの存在となりました。
バンビ(中込フトシ)役/櫻井翔
木更津キャッツのピッチャーで、キャッツアイ唯一の大学生・バンビこと中込フトシ。木更津第二高校野球部の元エースですが、奥手な性格がゆえに童貞です。ドラマ序盤ではぶっさんと4年近く絶縁状態でしたが、彼の病気のことを知り友情を取り戻していきます。 演じた櫻井翔はドラマ放送当時、アイドルグループ「嵐」として多忙なスケジュールをこなしながら大学にも通っていました。2006年には、ニュースキャスターとしても活動しマルチな才能を見せます。 マルチな活躍が目立つため、俳優としての肩書はピンとこないかもしれませんが、実は多くの作品で主演を務めている櫻井。 「謎解きはディナーのあとで」シリーズでは執事を演じ、リメイク版ドラマ『家族ゲーム』では東大合格率100%を掲げる家庭教師、映画『ラプラスの魔女』では地球科学を研究する大学教授を演じるなど、頭のいいキャラクターに扮することが多いようです。
うっちー(内山はじめ)役/岡田義徳
キャッツのショートで、モヒカン頭が印象的なうっちーこと内山はじめ。留年していたためぶっさんたちより1つ年上で、謎が多いキャラクターです。日本語はカタコトなのに英語は流暢に話すなど度を越した天然が目立ちますが強運の持ち主で、おもに「裏」で活躍していました。 演じた岡田義徳は、本作のうっちー役が転機となり多くの作品に出演するようになりました。2018年にはゲスト出演を含め10作のドラマに出演し、脇役ながらさまざまな役を幅広く演じ分けています。 さらにプライベートでは、女優・田畑智子と6年半の交際を経て2018年1月1日に結婚。同年には第1子となる男児が誕生し、岡田は父となりました。
マスター(岡林シンゴ)役/佐藤隆太
キャッツのファーストで、アフロを超えた“爆発頭”が印象的なマスターこと岡林シンゴ。「野球狂の詩」という居酒屋を経営しており、オジーにタダでお酒を提供するなどおおざっぱな性格。妻・セツ子(須之内美帆子)の尻に敷かれていますが、3人目を妊娠していることから夫婦仲は良好なようです。 演じた佐藤隆太は同作品で共演した塚本高史と仲が良く、同居していたこともあったんだとか。連続ドラマ初主演を務めた『ROOKIES』は当時の若手キャストがこぞって出演し、学園青春ドラマの代表作となりました。プライベートでは2009年に結婚し、2019年現在は3児の父です。
アニ(佐々木兆)役/塚本高史
キャッツのサードで、金髪頭が特徴のアニこと佐々木兆(ささき・きざし)。優秀な弟・純にコンプレックスを感じており、周囲からも「純の兄」として見られています。 ニートでギャンブル三昧、短気で自他ともに認めるバカと、強烈な性格の持ち主。ルックスは良くモテますが、性格のせいで安定した交際に発展しませんでした。 演じた塚本高史は本作以外にも2003年の『マンハッタンラブストーリー』、2017年の『監獄のお姫さま』など宮藤官九郎脚本作品に多く出演しています。『木更津キャッツアイ』の撮影中は、親友・佐藤隆太の家に泊まり込んでいたそうです。 主演を演じることは多くはありませんが、天海祐希主演のドラマ「緊急取調室2」や、サレ妻を描いた『ホリデイラブ』など話題作に多数出演し、現在は実力派俳優として認知されています。
猫田(猫田カヲル)役/阿部サダヲ
木更津キャッツのキャプテン・猫田こと猫田カヲル。野球部OBで現在は監督をしています。目上の人には媚びを売り自分より地位の低い人には厳しい小心者で、普段は先輩である山口のパシリとして度々シバかれています。 同作の脚本を担当した宮藤官九郎とともに「大人計画」に所属する阿部サダヲは、舞台を中心にテレビドラマ、映画と幅広く活躍するほか、個性的なパフォーマンスでミュージシャンとしても活動。ドラマ、映画とコンスタントに主演を務めており、誰もが認める演技派俳優です。
山口役/山口智充
地元のヤクザで、モノマネ教室の講師もしている山口。普段は保険代理店業を営んでおり、ヤクザと言っても人情派で面倒見がいい性格でした。 演じた山口智充はものまねタレントとして活動しながら、ドラマや舞台、CMなど幅広く活躍する多彩な人物。ものまねで培った(?)演技力が評価され、NHK大河ドラマ『新選組!』では松前藩士である永倉新八 を演じ、朝ドラにも4度出演しています。
オジー(小津裕次郎)役/古田新太
アルコール中毒でホームレスのオジーこと小津裕次郎。常に青いスキー帽をかぶっています。実は野球部のOBで元エースだったオジー。 後輩の山口から慕われる人格者でしたが、試合中ピッチャーライナーが当たりマウンドで裸になるという奇行に出てしまいます。このことがきっかけで野球界から追放されていたのでした。ビールが大好きで、ビールサーバーに口をつけて飲むほどです。 演じた古田新太は、1984年から「劇団☆新感線」に所属しています。2019年現在も原点である舞台のほか、ドラマや映画、バラエティ番組で活躍。 2019年には『俺のスカート、どこ行った?』で、5年ぶりとなる民放連続ドラマで主演を務めます。女装家の中国語教師という、これまでにないキャラクターを演じます。
モー子役/酒井若菜
ぶっさんたちの同級生・モー子。頭が悪く、周囲からは誰でも寝る尻軽と思われていますが、実は処女でした。猫田と付き合うも、昔からぶっさんのことが好きでした。 ある時ぶっさんと一線を超えそうになりますが、処女だったことが原因で振られてしまいます。AV女優にスカウトされているところをバンビに救われ、最終的にはバンビと結ばれました。 演じた酒井若菜はグラビアアイドルから女優へ転身し、ドラマを中心に活躍してきました。文才もあり2008年には『こぼれる』で小説家デビュー。 そうした活動の中、関節のこわばりや腫れ、痛みが出る膠原病(こうげんびょう)を発症し、仕事を続けながら闘病中であることを明らかにしています。
リトル山田役/妻夫木聡
ぶっさんの同級生で同じ野球部に所属していたリトル山田。第9話(延長10回)のみ、キャッツの一員として参加しています。高校時代、ぶっさんと甲子園の土を持ち帰ると約束しており、県大会で敗退したぶっさんたちをよそに甲子園に出場しスターとなりました。 演じた妻夫木聡は、2001年映画『ウォーターボーイズ』で初主演を務め一気に知名度を上げます。その後着実にキャリアを積んでいき、これまで日本アカデミー賞では4度優秀主演男優賞を受賞。 本作で主演を務めた岡田准一とは、16年の時を経てホラー映画『来る』で再共演。同じように若手人気俳優から実力派俳優へと成長した岡田のことを「遠いようで近い存在」と語っています。
犬島くん役/中村獅童
髪の毛も眉毛も剃りあげた猫田の後輩・犬島くん。7話と8話のみのゲスト出演でしたが、強烈な印象を残しました。怖い顔に似合わず律儀な性格で、猫田に頼まれ助っ人として来たものの何をすればいいか分からず、ひたすらグラウンドで練習をしていました。 演じた中村獅童は歌舞伎役者だけでなく、俳優や声優、ミュージシャンとしてなど、多彩に活動しています。プライベートでは2005年、中村獅童の代表作でもある『いま、会いにゆきます』で共演した竹内結子と結婚するも2008年に離婚。2015年に一般女性と再婚しました。
美礼先生(浅田美礼)役/薬師丸ひろ子
木更津第二高校で古文を教えているぶっさんたちの恩師・美礼先生こと浅田美礼。生徒からは慕われていましたが、精神が不安定なところが玉に瑕。相談相手だった教頭と関係を持ったことからストーカー被害を受けた際は、隠蔽しようとした学校に復讐しようと爆弾を仕掛けました。 演じた薬師丸ひろ子は、女優・歌手として活躍しています。シリアスな役どころからコメディな作品まで、さらに主演も助演もこなすベテラン女優で、2000年以降は母親を演じることが増えています。 歌手としては2013年から精力的にコンサートを開催しており、2018年には20年ぶりとなるアルバム『エトワール』をリリースしました。
田渕公助役/小日向文世
バーバータブチを経営しているぶっさんの父親・公助。男で一つでぶっさんを育てました。理容師免許を持っていないため、理容室での施術は壊滅的に下手くそ。息子のフォローにより辛うじて経営できています。 演じたのは、温厚な役柄から冷淡なキャラクターまで、自由自在に演じ分けるカメレオン俳優・小日向文世。ドラマや映画を中心に名脇役として活躍する中、2017年には映画『サバイバルファミリー』で6年ぶりに映画の主演を果たしました。
2代目木更津ローズ役/森下愛子
ストリップ劇場「木更津ホール」の看板ストリッパー・木更津ローズ。ヘルニアが原因でストリッパーを辞め、ぶっさんの父である公助と結婚しました。 演じた森下愛子は『池袋ウエストゲートパーク』や『マンハッタンラブストーリー』、『ごめんね青春!』 など宮藤官九郎作品に多く出演。 2014年以降ドラマ、映画での目立った活動はありませんでしたが、2017年に放送された宮藤官九郎脚本のドラマ『監獄のお姫さま』に足立明美役で出演しました。夫はシンガー・ソングライターの吉田拓郎です。
男の勲章・店長(帯谷)役/嶋大輔
「男の勲章」という喫茶店を経営している店長・帯谷。リーゼントヘアで「ツッパることが男の勲章なんだよ」が、お決まりのセリフでした。 演じた嶋大輔は1981年ツッパリハイスクールで「横浜銀蝿」の弟分としてデビュー。その後、俳優として活動しながら『男の勲章』を歌い大ヒットします。 『木更津キャッツアイ』出演後もドラマやバラエティなどで活躍していましたが、2013年参議院選挙出馬のため芸能界を引退。しかし、結局政治家を断念し、2015年に芸能界復帰宣言をしています。
ミー子役/平岩紙
3話にゲストとして登場したうっちーの彼女・ミー子は、平岩紙が演じました。宮藤官九郎や阿部サダヲとともに劇団「大人計画」に所属する平岩。 舞台はもちろん、ドラマや映画でも、個性派女優として活躍しています。脇役ながらもその存在感は高く、名前は思い出せなくても顔は記憶に残っている、という人も多いはず。ちなみにP&GのCM「ファブリーズ」にお母さん役として、2012年から長期にわたって出演しています。
佐々木純役/成宮寛貴
アニの弟・佐々木純は、アニとは正反対のキャラで、野球の実力はプロからスカウトされるほどでした。 野球部員らしく礼儀正しく、ぶっさんたちへも従順です。アニの一方的なコンプレックスで、兄弟関係は良好ではありませんでしたが、アニが野球部監督に就任したことでわずかに関係は修復したようです。 演じた成宮寛貴は『ごくせん』や『オレンジデイズ』、『ハチミツとクローバー』など話題作に多く出演し、実力派俳優として人気を獲得していました。しかし2016年週刊誌にて違法薬物を使用した疑いが報道され、突如芸能界を引退。現在は海外で生活しているようです。
ドラマ『木更津キャッツアイ』には豪華キャストが出演していた!
ドラマであまり見られないV6と嵐という2大ジャニーズの共演だけでなく、その後実力派俳優となっていった岡田義徳、佐藤隆太、塚本高史と、豪華キャストが集結した本作。 どの俳優にとっても本作は思い出の作品になっているようで、2014年には紅白歌合戦にて櫻井翔(バンビ)、岡田准一(ぶっさん)、薬師丸ひろ子(美礼先生)が再会。櫻井翔は紅白前に、3人が集まれることが楽しみだと語っていました。 実験的なドラマにもかかわらず、多方面から評価された『木更津キャッツアイ』。是非この機会に観なおしてみるのもいいかもしれません。