実写映画『シンデレラ』のこだわりが分かるトリビア11選【ドレスに1万個のクリスタル!?】

2017年7月6日更新 10657view

2015年の4月25日公開の実写版「シンデレラ」。リリー・ジェームズを主演に迎え、従来とは違う新たな映画として生まれ変わりました。今回はそんな本作に関するこだわりやトリビアをまとめてご紹介します。

実写映画『シンデレラ』のこだわりがとにかくスゴイ!

童話「シンデレラ」がディズニーによって実写映画として映画館に帰ってきました。メガホンを取ったのは俳優としても活動しているケネス・ブラナー監督。

シンデレラ役には今若手女優として注目を浴びているリリー・ジェームズ、意地悪な継母役にはアカデミー賞受賞している実力派女優のケイト・ブランシェットが抜擢されており、その他にもそうそうたる面々が勢ぞろいしています。

本作は従来のシンデレラのストーリーとは異なり、新たな試みが施されています。

ケネス・ブラナー監督は「この作品はかなりまれで、映画を観に来る観客たちのほとんどは読んだり、過去の映画を観たりしてしてストーリーを知っている。だから、僕たちは見た目も中身も新しいシンデレラを作らないといけないんだ」と語りました。

この記事ではそんな本作のこだわりが分かるトリビアをご紹介します。

1.実写版『シンデレラ』のドレスには1万個のスワロフスキー・クリスタルが!

監督は作品の内容だけでなく、ビジュアルに関してもかなりのこだわりがあったようです。

オスカー獲得のコスチュームデザイナー、サンディー・ポーウェル氏の衣装やセットに加え、世界的に有名なクリスタル・ガラス製造会社であるスワロフスキーがシンデレラには欠かせない「ガラスのくつ」の制作を担いました。

劇中に登場する「ガラスの靴」はクリスタル製。なんと221の面を削り出し、特殊な加工を施していて青色のオーロラのように輝く作りにしたそうです。

そして、実写映画『シンデレラ』の注目ポイントはなんといっても、リリー・ジェームズ演じるシンデレラのブルー・ドレス。なんとこのドレスには計1万個ものスワロフスキー・クリスタルが、1個ずつ付けられているそうです。同じようにリリー・ジェームズの髪の毛にもクリスタルが付けられているのが見えるでしょうか?

このブルー・ドレスは8バージョンが作られ、約247メートルの布地が使われ、その縁は約3.2キロメートルにもなりました。そして何層にも布地が折り重ねてあり、水彩画のような淡い青と紫の影が波打つように見える美しい効果を生んでいます。また、その8着のドレスはシーン別の用途によって使い分けられたといいます。

それだけではとどまらず、シンデレラが舞踏会で着る衣装や魔法のステッキなどのコスチュームや小道具にも合計170万個を超えるクリスタルが使用されてるとのこと。

デザイナーのサンディー・ポーウェル氏は衣装について「シンデレラは最もロマンチックなおとぎ話でスワロフスキーのクリスタルは衣装に艶やかさや深みを加える上で重要な役割を果たしました」とコメントしています。

2.舞踏会に登場するドレスデザインは歴代ディズニー・プリンセスがベース

ロイヤルパレスの舞踏会のダンスシーンには、歴代ディズニー・プリンセスのドレスをベースに作られたドレスがたくさん登場しています。

『美女と野獣』のベル、『プリンセスと魔法のキス』のティアナ、『眠れる森の美女』のオーロラ姫、『白雪姫』の白雪姫、『ムーラン』のファ・ムーラン、『リトル・マーメイド』のアリエルのドレスを見つけることができます。

3.リリー・ジェームズの驚異のウエスト

リリー・ジェームズのウエストが細すぎる件で、写真を加工しているのでは?と議論を呼びましたが、リリー本人やケネス・ブラナー監督、ほかのキャストも後にインタビューで、もともととても細く約43センチしかなかったと明かしています。

またどのドレスを着る時もコルセットを着用しなければならず、それによってさらに不自然に細く見えてしまったということでした。

4.ヘレナ・ボナム=カーターのドレスにはLEDライトが?

ヘレナ・ボナム=カーター演じるフェアリー・ゴッドマザーのドレスには、LEDライトが織り込まれており、呪文を唱えるたびに光るようになっています。ドレスには星の刺繍やスパンコールもあしらわれています。

原作ではポンチョを被った老女であるフェアリー・ゴッドマザーも、実写版では自らも変身して美女になります。

『シンデレラ』の衣装デザインを担当したサンディ・パウエルは、中世にまで遡って当時の衣装を参考にし、原作にはないドレスをデザインして独創性を出すことに成功しました。

5.リリー・ジェームズが歌っているのはアニメ版『シンデレラ』の歌

リリー・ジェームズは主題歌「夢はひそかに」を歌っておりエンド・クレジットで流れていますが、この歌は1950年のアニメ版『シンデレラ』の主題歌として有名になった楽曲です。また同じくアニメ版の挿入歌「歌えナイチンゲール」も、劇中シンデレラが動物たちにエサをあげているシーンでハミングしています。

実写版エンド・クレジットでは、ヘレナ・ボナム=カーターが歌う「ビビディ・バビディ・ブー」も流れています。この曲も同じくアニメ版から親しまれている歌で、実写版のサントラには「夢はひそかに」と一緒に収録されています。

6.『シンデレラ』と『ダウントン・アビー』で共演しているリリーとソフィー

『ダウントン・アビー』

シンデレラ役のリリー・ジェームズと義姉ドリゼラ役のソフィー・マクシェラは、イギリスのテレビドラマシリーズ『ダウントン・アビー』で共演しています。しかし『シンデレラ』の役柄とは全く逆の役柄で出演しているのが面白いところ!

リリー・ジェームズは『ダウントン・アビー』で貴族の家柄であるクローリー伯爵の従妹の娘ローズを、ソフィー・マクシェラはクローリー家のメイド・デイジーを演じています。

7.CGが使用されている意外なシーン

『シンデレラ』の象徴ともいえるスワロフスキーによる「ガラスの靴」ですが、実はリリー・ジェームズの足にはまったく合わなかったといいます。そのため、後でガラスの靴はCGで加えられたそうです。ブルー・ドレス同様ガラスの靴も8足分作られましたが、どれも履くことはなく小道具として使われました。

また劇中に登場する宮殿の外観もCGで作られており、18世紀に造られたドイツ・ドレスデンのツィヴィンガー宮殿をベースにしているそうです。しかしこの作品では、かなりサイズが大きく造り替えられています。

8.王子役のリチャード・マッデンはダンスシーンに苦労した?

キット王子役のリチャード・マッデンは役作りに少々苦労したようです。髪の毛はストレートにしてエクステを付けて長くしなければならず、舞踏会でのダンスシーンのためにひと月もの間バレエの振り付け練習をしたといいます。

なにより大変だったのは、リリー・ジェームズとそのドレスを支えながら踊ることだったそうです。マッデンによると、ダンス練習を始めた当初はかなり出来がひどく、ドレスがボロボロになって破れてしまったとのこと。そのかいあって、すばらしいダンスシーンになったのですね。

9.グリム版とディズニー版『シンデレラ』の違いは?

もともと世界各地に伝わる説話だった『灰かぶり姫』が元となっているディズニー版『シンデレラ』。しかし『灰かぶり姫』といえばどうしてもグリム童話の残酷なシーンを想像してしまいます。例えば継母が義姉たちのつま先とかかとを切ってまでガラスの靴を履かせようとするエピソードや、義姉たちが白鳩に目をくり抜かれてしまう場面などは、童話なのに本当にホラーなテイストです。

1950年のディズニーアニメ版『シンデレラ』は、当初こういった残酷さを排除してわざわざファミリー向けにしたという誤解がありましたが、実はフランスのシャルル・ペローによる『サンドリヨン』を元にしており、原作が違うという点はあまり知られていませんでした。

そしてもちろん、ディズニー実写版『シンデレラ』はアニメ版を忠実に再現しているので、原作は『サンドリヨン』ということになります。

童話には魔法使いやガラスの靴、カボチャの馬車も出てきませんし、シンデレラを助けるのは白い鳩でした。ちなみに実写版でシンデレラの名前は「エラ」であり「シンデレラ」と呼ぶのは継母と義姉だけですが、継母たちに灰で汚れた姿を「灰かぶりのエラ」=シンダー(灰)エラとからかったことからその名が付いたという点は、どのバージョンでも共通しています。

10.見た目や肩書きが幸せの鍵じゃない

「中身に関しては現代の道徳をいれたつもりだよ。シンデレラの人生は彼女のまわりのもの、男性や綺麗な服や肩書きで左右されるものじゃない、魔法だって関係ない。

それよりも、大切なのは彼女自身、彼女が自分をどう思うかということに重きを置いたんだ。」とケネス・ブラナー監督は語りました。

11.実写シンデレラ役の候補がワールドワイドですごい!

リリー・ジェームズがシンデレラ役に決まるまで、何人ものシンデレラ候補の名が挙がっていました。フィル・コリンズの娘リリー・コリンズ、イギリス人女優のイモージェン・プーツ、オーストラリア人女優のベラ・ヒースコート、スーサイド・スクワッドでハーレイ・クインを演じたマーゴット・ロビー、『ブルックリン』の演技を高く評価されたアイルランド人女優のシアーシャ・ローナン、『リリーのすべて』でアカデミー助演女優賞を受賞したスウェーデン人女優のアリシア・ヴィキャンデル、イギリス人モデル・女優のガブリエラ・ワイルドなどが噂されていました。

しかしその中でも一番シンデレラ役に近かったのが、『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニーを演じたエマ・ワトソンでした。ケネス・ブラナー監督からオファーを受けていたにも関わらず、自分とは役柄的に合わないと感じ、シンデレラ役は断っていたということが明らかになりました。

その後エマ・ワトソンは『美女と野獣』のベル役を受けることになるのですが、結果的にリリー・ジェームズのシンデレラ、エマ・ワトソンのベルでピッタリだったではないでしょうか?