「アンパンマン」ロールパンナの誕生や活躍エピソードを解説!妹と暮らす日はくるのか
『それいけ!アンパンマン』シリアス担当?ロールパンナの誕生や、2つの心まで解説
ロールパンナはメロンパンナの姉としてジャムおじさんにつくられたパンです。アンパンマンに匹敵する最強クラスの女戦士で、戦うときはロールリボンでアタックしたり、回転させ竜巻を起こしたりして攻撃します。 普段は男っぽい話し方をし、寡黙でクールな部分がありますが、メロンパンナと同様に花が好きな一面も。自然や動物には心を許す優しい部分の両面の性格を持ち合わせています。 今回は、彼女についてもっとくわしく掘り下げていきたいと思います。
ロールパンナ誕生の秘密!2つのハートが入り交じる
ロールパンナはジャムおじさんが最後に作ったパンのキャラクター。当初は単に仲間を作る目的で作られました。ですがメロンパンナが「お姉ちゃんが欲しい」といったことから、後に生まれたロールパンナがメロンパンナの姉となりました。 ジャムおじさんはメロンパンナが見つけた「まごころ草」の花粉を加えて作ろうとしましたが、それを聞きつけたバイキンマンが「バイキン草」のエキスも入れてしまったのです。 そのため善悪両方の心を持ってしまい、不定期に善悪が逆転するという不幸な運命を背負ってしまいました。胸の赤いハートは良い心、青いハートは悪い心をイメージしています。
ブラックロールパンナが分離したエピソードも
良い心と悪い心の両方を持ち合わせており、悪い心に染まって体の色が黒く変化した状態をブラックロールパンナと呼ばれています。誕生直後、バイキンマンに「アンパンマンはお前の敵だ」と刷り込まれたことで、アンパンマンに会うとブラック状態になってしまいます。 第654話「ふたりのロールパンナ」では、ドクター・ヒヤリが開発したフタリニナールという薬によって、良い心と悪い心が完全に別れてしまいます。 その時は妹であるメロンパンナも攻撃の対象としてしまいましたが、最終的に2人のロールパンナが互いに攻撃し合い、激突したと同時に薬の効果が切れて事なきを得ました。
ロールパンナは素顔を見せたことはあるの?
ロールパンナの大きな特徴である、顔にぐるぐる巻きにされている白い布。実は一度だけこの布を取ってお茶を飲むシーンがあります。ですがその時は後ろ向きで顔は見えませんでした。未だに素顔は謎のままです。 ちなみに、顔の布は怪我などを覆っているのではなく、原作者のやなせたかしがロールパンナのロールを子どもにわかりやすくイメージさせる為にしたそうです。
ロールパンナの武器・戦い方をくわしく解説!
ロールパンナはロールリボンという武器を使います。ときには2本のロールリボンを操るうえ、このリボンは伸縮自在。 相手に攻撃を加える以外にも、相手を巻き取って拘束するなど、汎用性のある武器です。さらにリボンの回転で風を起こし、ローリングハリケーンという必殺技を繰り出します。 アンパンマンたちよりもかなり速いスピードで飛んでいるようで、彼女の飛行シーンのみ効果音が変化。さらに妹であるメロンパンナの悲鳴は、どんなに遠くても聞きとることができるようです。 ブラックロールパンナになった時は、さらに電撃と石化能力も使用可能に。潜在的に他を圧倒する戦闘力を秘めているキャラクターです。
劇場版「ロールとローラ うきぐも城のひみつ」で大活躍
「ロールとローラ うきぐも城のひみつ」では、ロールパンナは主人公として活躍しました。 うきぐも城に迷い込んだ彼女は、城のローラ姫と仲良くなります。城の周りには“まごころ草”が生えており、それを取り込んだため、序盤の彼女はいつもより心が善に染まることに。 話し言葉が女の子らしくなり、ローラ姫のドレスにときめいたり、争いを嫌がったりと、普段のボーイッシュでクールな姿とは違う一面を見せました。 後半では、ばいきんまんたちの乱入により彼女はブラック化してしまいます。しかし、正気を取り戻すと、仲良くなったローラ姫のためにと、ブラック状態のままアンパンマンに協力。 平和を取り戻すと、彼女はまたひとり旅立っていくのでした。
妹メロンパンナの願いは、ロールパンナと一緒に暮らすこと
ロールパンナは、もともとメロンパンナの友達として生まれるはずでした。ところが、メロンパンナの「お姉ちゃんになってほしい」という強い願いで、彼女の姉として誕生することに。 メロンパンナがせっかくできた姉と一緒に暮らしたいと思うのは当然のことです。しかし、ロールパンナは悪の心も持っています。 その力のせいで、大事な妹や周りの人を傷つけたくない。本来優しい心を持つ彼女は、距離を置くためにあえて“くらやみ谷”での孤独な生活を選んでいます。 劇場版「ロールとローラ うきぐも城のひみつ」では、メロンパンナに「いつか、きっといつか、一緒に暮らせる」と言い残しました。このセリフからも、彼女も心の奥底ではメロンパンナとの生活を夢見ていることがうかがえます。
ロールパンナちゃんを描いた歌「ふたつの心」が切ない!
作詞やなせたかしの「ふたつの心」というロールパンナの歌があります。 一節目は悪い心バージョンで、「悪魔の声がささやくよ」というシリアスな歌詞から始まり、声も低くダークな歌い方です。二節目は良い心バージョンで歌詞は明るくポップになり、歌い方も可愛らしくなります。 この曲はロールパンナの両極端なふたつの心がよく歌詞に表されています。 自分は悪の心を持っていて周りに悪影響を与えるという事を自覚しているため、メロンパンナやアンパンマンとは少し距離をとっています。 しかし普段は優しい心の普通の女の子なので、メロンパンナの姉とはいえ仲間たちと常に一緒に居れないロールパンナの心情を考えるととても切ないですね。
アニメ「アンパンマン」でロールパンナ役の声優は冨永みーな
おはようございます。
— 冨永みーな (@tominagamiina) April 18, 2020
お元気ですか?
やっと(笑)私の手元に
泉野明ぴあが❣️
P17に書かれている楽しい企みがいつかお知らせ出来ますように????
いまは、いろいろいろいろ
下準備。#機動警察パトレイバー #泉野明ぴあ pic.twitter.com/ijwO6uD86C
ロールパンナの声を担当しているのは、冨永みーな。 5歳のときに子役で映画デビューを果たし、その後も子役としてテレビや映画に出演していましたが、『あらいぐまラスカル』のアリス役として声優デビューを果たしてからは、声優やナレーターとして主に活躍しています。 1998年に『サザエさん』の磯野カツオの声優を担当していた高橋和枝が声の収録中に倒れてしまった時、冨永がカツオの代役を担当しました。そのときから、磯野カツオの3代目の声優として起用されています。