新『チャーリーズ・エンジェル』(2020)最新情報&旧作の知られざる15の事実
新たな『チャーリーズ・エンジェル』(2020)が誕生 新旧版のキャストと旧作のトリビアを紹介
2000年に公開され、世界中で大ヒットした『チャーリーズ・エンジェル』。美女3人がかっこよく、ちょっぴりセクシーに活躍する姿に世界中が魅了されました。 そんな『チャーリーズ・エンジェル』が新たに、日本で2020年2月に公開されます。 この記事では気になる新しいエンジェルや、過去の『チャーリーズ・エンジェル』の情報をまとめました。『チャーリーズ・エンジェル』の隠れたトリビアも紹介します。
キャメロン・ディアス版『チャーリーズ・エンジェル』を観たい!配信状況をチェック
新『チャーリーズ・エンジェル』が2020年2月下旬に公開!
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アメリカで2019年11月15日に公開された新たな『チャーリーズ・エンジェル』は、日本では2020年2月下旬に公開予定です。監督は「ピッチ・パーフェクト」のエリザベス・バンクスが務め、自身も女優として参加します。 膨大なエネルギーを生むことができる革新的な技術が開発されますが、その技術には大きな欠陥がありました。装置を回収するために、新たなエンジェルたちが動き出します。ここからはその新エンジェルを紹介しましょう。
ナオミ・スコット
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新たなエンジェルの1人に選ばれたのが、1993年5月6日生まれのナオミ・スコットです。 2017年に公開されたアメリカ版スーパー戦隊映画『パワーレンジャー』で、キンバリー・ハート/ピンクレンジャーを演じて名前を知られるようになりました。そして2019年の『アラジン』でディズニーヒロインのジャスミンを演じ、大ブレイクを果たしています。 ナオミ・スコットは本作を女友達と楽しんで互いに勇気がもらえるような映画と、LAでのワールドプレミアでその魅力を語りました。
クリステン・スチュワート
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1990年4月9日生まれのクリステン・スチュワートも新たなエンジェルを演じます。 子役のころから活躍していた彼女は「トワイライト」シリーズで主演のベラ・スワン役を務め、日本での知名度も上げました。 クリステン・スチュワート曰く、今作は信頼できる存在や味方を見つけるのが難しい今の時代にふさわしい映画で、そう感じている人にこそ観てもらいたいとメッセージを述べています。
エラ・バリンズカ
そして3人目のエンジェルが、1996年10月4日生まれのエラ・バリンズカです。 世界的な知名度はまだあまり高くない彼女ですが、出身地であるイギリスの映画に複数出演しています。本作の出演をきっかけに、彼女も世界規模の飛躍を見せるのではないでしょうか。 実はオーディションに受かるまで、参加する作品が『チャーリーズ・エンジェル』だと知らなかったと言うエラ・バリンズカ。女性の強さを表現しているという本作の中で、身長180センチとスタイル抜群の彼女が見せるアクションにも注目です。
大ヒット作『チャーリーズ・エンジェル』(2000)をおさらい
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2000年に公開された第1作目の『チャーリーズ・エンジェル』は、日本でも14億を超える興行収入を叩き出した本作。三者三葉の美人エンジェルたちが見せるド派手なアクションが人気を博しました。 謎の大富豪チャーリーの探偵社で働く3人のエンジェルたちは、多くの依頼を解決してきました。そんな彼女たちの元にある依頼が舞い込みます。それは通信ソフト会社ノックステクノロジーの若き社長・ノックスが誘拐されたというもの。追手を振り切りノックスを救出するエンジェルたちでしたが、依頼は思わぬ展開を見せ始め――。 第1作が好評を博し、2003年には続編の『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』が公開されました。 ここからは初代エンジェルたちを紹介します。
キャメロン・ディアス
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1972年8月30日生まれのキャメロン・ディアスは、1994年の『マスク』で映画デビューを果たしました。 その後は1998年の映画『メリーに首ったけ』や2001年の映画『バニラ・スカイ』でいくつもの賞にノミネートされます。以降は2014年の『ANNIE/アニー』を最後に、実質的な引退状態となっています。 キャメロン・ディアスが演じたのは、エンジェルの1人のナタリー・クック。劇中ではダンスも披露しました。
ドリュー・バリモア
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1975年2月22日生まれのドリュー・バリモアは、幼い頃から芸能界で活動します。1982年の『E.T.』で主人公エリオットの妹役で、一躍天才子役として知られるようになりました。 私生活で様々な浮き沈みがありながらも、俳優だけでなく製作や監督として活躍しています。 エンジェルの中でもワイルドで恋多き女性である、ディラン・サンダースを演じました。
ルーシー・リュー
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1968年12月2日に生まれたルーシー・リューは、大学在学中に舞台で女優デビュー。 テレビドラマ『アリー my Love』の演技で注目を浴び、以降はアメリカにおけるアジア系女優の先駆けとなります。 ルーシー・リューは、クールでプロフェッショナル然としているエンジェルのアレックス・マンディを演じました。
『チャーリーズ・エンジェル』に隠された意外すぎる15の事実
1:プロデューサーとしての才能があったドリュー・バリモア
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『チャーリーズ・エンジェル』の映画化が決定した時点で、キャストの1人であるドリュー・バリモアはこの企画に目を付けていました。そして自身の製作会社を率いて、プロデューサーの座を獲得したのです。彼女はこの1作品だけで4000万ドル稼いだのだとか。
2:エンジェルの結成は長い道のりだった
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3人目のエンジェル、アレックスには多くの女優の名前が挙がっていました。洗練されたキャラクター像を期待されており、アンジェリーナ・ジョリーが出演予定だったこともあったとか。他には『アルマゲドン』のリヴ・タイラーやウィル・スミスの妻ジェイダ・ピンケット=スミスなどの名前も挙がっていましたが、全員スケジュールの関係で実現ならず。 最終的にはルーシー・リューが見事演じあげました。
3:ビル・マーレイは撮影中穏やかじゃなかった?
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興行的には大成功だった『チャーリーズ・エンジェル』も撮影現場はいろいろな問題があったそうです。中でもチャーリーの右腕、ボスレーを演じたビル・マーレイはキャストやスタッフと一悶着起こしていたのだとか。 エンジェルの1人アレックスを演じたルーシー・リューに、オープニングシーンのチョップが気に入らないと真っ向批判して怒りを買ったという噂があります。また監督のマックGとも喧嘩したことがあり、頭突きまで食らわせていたのだそうです。
4:ダンスシーンはお偉いさんの所望だった?
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キャメロン・ディアス演じるナタリーが夢の中で踊りまくるシーンは配給先のコロンビア・ピクチャーズのエイミー・パスカルたっての希望だったのだそう。キラキラなドレスに身を包んだナタリーですが、目を覚ますとベッドの中でした。夢だとわかっても、お構いなしに起き上がってご機嫌で踊りまくります。 ちなみにキャメロンはこの激しいダンスをすぐに覚え、1時間のリハーサルでモノにしたそうです。
5:ナタリーの踊ったスタジオは本物だった!
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夢の中で(起きてからも)踊り狂ったナタリーはその後、アメリカの人気音楽番組ソウルトレインで、実際にステージに立って大はしゃぎ。観客も真っ青なレトロなダンスを披露したのですが、このスタジオは実際のソウルトレインのスタジオを使いました。ナタリーを演じたキャメロンも大興奮し、この時の衣装は自らデザイナーと一緒に考案したのだとか。
6:戦闘シーンのトレーニングは超過酷
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『チャーリーズ・エンジェル』と言えば、アクロバティックな戦闘シーンが魅力。これらはほとんどスタントマンを使わず、3人の女優自らが演じていました。トレーニングは過酷で、香港のカンフーマスターと共に1日8時間、週5日間のトレーニングを数ヶ月続けたのでした。
7:見覚えのあるシーンは『E.T.』から
ドリュー・バリモア演じるディランが素っ裸で丘から生還するシーンがあります。彼女が迷い込んだのは人家の庭で、中では2人の男の子がゲームをしています。 実はこの家はドリューが幼少時代に出演した『E.T.』と同じもの。ボウルに入っているお菓子、リーセスピーセスなどよく見れば同じ小道具が使われています。さらにTVの裏にはポスターまで貼ってあります。
8:音楽の才能もあったルーシー・リューとビル・マーレイ
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エンジェルズとボスレーがドイツの民族衣装に身を包み楽器を演奏するシーンがあります。実はこのシーンの撮影よりも前にルーシー・リューはアコーディオンを習ったことがあり、ビル・マーレイもチューバのレッスンを受けたことがあったのだそう。
9:今を時めく人気女優が出演していた!
『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』や「ゴーストバスターズ」のリブート版への出演を始め、コメディアンや実業家としても活躍している、メリッサ・マッカーシー。実は彼女も『チャーリーズ・エンジェル』に出演していました。受付嬢の役でしたが、監督のマックGも一目見るなりキャスティングを決めたと言います。その頃から才能の片鱗が見えていたということでしょうか。
10:銃は使わないというポリシーを守ったドリュー・バリモア
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自ら製作にも携わったドリュー・バリモア。この映画を製作する上で彼女が貫き通したのは、戦闘シーンでエンジェルは銃を使わないということでした。彼女自身が銃所持に反対しているそうですが、この演出については次のように話しています。 「私たちエンジェルは飛行機から飛び降りるし、カーレースもするし、スピードボートだって操縦する。十分すぎるくらい色々なアクションが見れるのよ。」 銃なんか使わなくても、エンジェルにはできることが沢山あるという自信が伝わりますね。
11:元ネタのドラマファンにも嬉しい演出
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元々は1970年代に放映された人気TVシリーズの『チャーリーズ・エンジェル』。映画ではドラマから多くのインスピレーションを受けていたようで、エンジェルズのボス・チャーリーの声がするスピーカーも、あえてレトロなものを使用したのだと言います。
12:でも過去のエンジェルは出演を断っていた
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ドラマシリーズでエンジェルを演じたジャクリーン・スミス、ケイト・ジャクソン、ファラ・フォーセット・メジャーズ。実は全員カメオ出演の依頼を断ったのだとか。フォーセットはチャーリーの声なら出演すると話したのだそうです。 とは言うものの、ジョン・フォーサイス(チャーリーの声)とジャクリーン・スミスは続編の『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』に出演しています。
13:フィンランド語が秘密を守った?
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3人が操る秘密の言語は、実はフィンランド語なのだとか。ただし発音はかなりメチャクチャで、3人の中ではドリュー・バリモアが一番「マシ」だったそう。
14:オープニングでもTVドラマの要素が使われていた!
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オープニングのモンタージュでは、TVドラマ版で最も人気のエピソード、「Angels In Chains」をモデルにしている場面も。このエピソードはエンジェルたちが刑務所で鎖に繋がれ、脱走を試みるものでした。映画ではナタリーがこのシーンに登場します。
15:キャメロン・ディアスが日本語をしゃべる!?
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『チャーリーズ・エンジェル』には日本語が出てくるシーンがあります。ピートに「こんにちは」と声をかけられ、彼女が「ニホンゴ、シャベルノ、スゴイネ!」と返すナタリー。またドイツの吹き替え版では、3人のシークレット言語がフィンランド語の代わりに日本語になっているそうです。
『チャーリーズ・エンジェル』は美しいエンジェルたちのアクションが魅力
この記事では新旧の『チャーリーズ・エンジェル』について紹介しました。どちらのエンジェルたちも違った個性を持つ、強い女性だということがわかります。 新『チャーリーズ・エンジェル』は、2020年2月下旬に日本で公開予定です。