『弱虫ペダル』主人公にして最強の素人、小野田坂道!

2017年12月26日更新

『弱虫ペダル』の主人公である小野田坂道は、友達の少ないごく普通のアニメオタク。しかし秋葉原まで自転車で通うという習慣が彼の才能を開花させ、人生を大きく変えることになります。今回は主人公にして最強の素人、小野田坂道の魅力についてご紹介します。

クライマーの天賦の才を持つ主人公小野田坂道

小野田坂道は、大きなメガネが特徴的な気の小さい少年です。3月7日生まれのO型で、身長は165センチメートルと小柄な体格をしています。 漫画やアニメが大好きなオタクで、小学校の頃から往復90kmある秋葉原までの道のりを、電車賃を浮かしてグッズに費やすためにママチャリで飛ばして通うという習慣があります。そのおかげでいつの間にか脚力がつき、生まれ持った才能から斜度20%の坂を鼻歌を歌いながら登板できてしまうのです。 総北高校の同級生として出会った今泉俊輔と鳴子章吉、寒咲幹はロードバイクよりはるかに重いママチャリで学校前の激坂を登ることができてしまう坂道にクライマーの才能を見出し、自転車競技部に入ることを勧めます。この誘いが、坂道の高校生活を大きく変えることとなりました。

もともとオタク気質であるため、好きなことや目標に一途な強いメンタル面を主将の金城真護に高く評価されます。また小柄で身軽な体躯や、坂道の強みである「ハイケイデンス(高回転)ペダリング」はまさにクライマーにぴったりな資質であり、練習を重ねるうちにその才能を開花させていくのです。 馬鹿正直で素直な性格をしており、金城などに言われたことはきっちり守ろうとする姿勢が見て取れます。策略などは苦手ですが、純粋に坂を登ることを楽しみ、相手を追い上げる際に特に能力を発揮。笑顔で追いかけてくるその姿は相手に恐怖を感じさせ怯ませます。

真波との勝負が熱過ぎる!

合宿所に向かう途中、乗り物酔いと夏の暑さにより道端でぐったりしていた坂道は、ドリンクのボトルをくれた箱根学園の1年生である真波山岳に救われます。その後二人はお互いのクライマーとしての実力を認め、インターハイで再会することを誓います。 真波の言葉がきっかけとなってインターハイを意識し始めた坂道はそれ以降さらに練習に励み、見事レギュラーメンバーを勝ち取ります。真波も選手層の厚い箱根学園で1年生ながらメンバーに選ばれ、会場で約束通り再会を果たしました。 迎えたインターハイ最終日。先輩クライマーの東堂尽八に言われた「自由に走れ」という言葉通り、真波は最終リザルト獲得に向けて禁止されていたギアをどんどん重くして加速します。脚や肺はとっくに悲鳴をあげているのに、「オレ、生きてる!」とテンションを上げる真波は笑顔で坂を登っていくのです。

しかし、そんな真波に坂道も必死に食らいついていきます。前を走る相手に追いつくことは坂道の得意分野。同じく笑顔で登ってくる坂道に、真波も驚きつつ再びクライマーとしての才能を認めました。そして、敵でありながらも富士山の5合目に設けられたゴールに向かって一緒に坂を走れることに喜びを感じます。 最後の力を振り絞って本気の死闘を繰り広げる坂道と真波。ほんのわずかの差でロードレースを制したのは、黄色いジャージの総北高校でした。疲労困憊の二人はハイタッチをするために手を上げることもできず、肩でぶつかり合ってお互いを讃え、コースの脇に倒れ臥しました。 自分が坂道をインターハイに呼んでしまったために箱根学園の連勝記録を途絶えさせてしまったと考えた真波は、しばらく塞ぎこんでしまいました。しかし、東堂に「自分と巻ちゃん(巻島裕介)のような、お互い成長しあえる関係を築け」と助言され、葛藤を乗り越えます。 新メンバーを迎えた2年目のインターハイでは、坂道も真波のお互いを良きライバルとして認めている様子が描写されています。

お母さんのキャラが強烈

坂道のお母さんは、天然でとても強烈なキャラクターをしています。息子が自転車競技部に入ったのを知ってもサイクリングなのだと勘違いしていたり、大事なインターハイの時期に友達と温泉旅行に行ってしまったり。しかし、このお母さんの天然さが奇跡を呼びました。 旅先で乗るバスを間違えてしまったために、お母さんは友達とはぐれてしまいます。そして到着した先はなんとインターハイの最終ゴール、富士山の五合目だったのです! 真波とともにトップで坂を駆け上がってきた息子に動揺するお母さんですが、一生懸命な我が子の姿を見てとっさに「頑張りなさい! 坂道!!」と声をかけます。かなりのスピードで目の前を通り過ぎる一瞬の間に「任されたのね、とても大切なことを…皆から」と理解し、息子の成長に感動するお母さんは只者とは思えません。

インターハイで坂道が走る姿を目撃しても、偉業を成し遂げたということを理解していなかったお母さんですが、坂道の脚を作るきっかけになったのはお母さんであるということもできます。 お母さんは、坂道があまり自転車で遠くへ行かないようにわざとママチャリのギア比を低くし、漕いでも進まないように細工を施していたのです。この自転車で毎週秋葉原に通っていたのですから、坂道も只者ではなさそうです。 また「坂道」という名前は、逆境に強くなれるようにとの願いが込められたものであり、まるで未来を予言したかのようなぴったりのネーミングになっています。

坂道の自転車は?

長年ギアを細工されたママチャリに乗っていた坂道ですが、ウェルカムレースで学校裏の激坂を登る際にようやく限界を感じ、寒咲自転車が手配してくれたメーカー不明のクロモリの自転車に乗り換えました。坂道はこの自転車でインターハイ優勝を勝ち取っています。 その後イエローのBMC SLR-01に乗り換え、鍛錬を続けています。スイスに本拠地を置くメーカーで、角型のチューブを多く取り入れた特徴的なデザインが人気な自転車です。

坂道の名言

高校からロードバイクを始めた坂道ですが、そのメンタルの強さは目を見張るものがあります。主人公、小野田坂道の名台詞をご紹介しましょう!

「ボクは金城さんに全員をつれてチームに合流しろと言われましたから。」

「金城さん遅くなりましたね。只今全員を連れてチームに合流しました!!」

インターハイ2日目、体調不良により遅れをとっていた田所迅を迎えに行き、無事チームメイトのところまで引っ張り上げた際に言ったセリフです。エースの指示を正確に守って後方にいた田所を助けたことは大きな活躍であり、なかなか真似できることではありません。

「僕は君を止める!! そして絶対に・・・エースのところへは行かせない!!」

真波と御堂筋を追いかけ、必死に食らいついていく坂道が放った言葉。仲間思いの坂道は自分がチームの一員として今何をすべきかを的確に見極めます。

「僕はキミを抜いて ゴールを獲る!!」

自分のチームメイトの思いを背負い、真波と最終対決を繰り広げる際に宣言したセリフです。自転車競技部に入ってロードバイクを始めたことで、たくましく成長した坂道の強い意志が感じられます。

坂道の声優は?

アニメ『弱虫ペダル』で小野田坂道を演じているのは、声優の山下大輝です。1989年生まれの静岡県出身で、2012年にアニメ『リトルバスターズ!』でデビューを果たしました。 小野田坂道役を務めたことで、2014年には第八回声優アワード新人男優賞を受賞しています。また真波山岳役の代永翼と親しく、お互いアニメがきっかけでロードバイクにはまったため、自分のキャラクターが愛用している自転車を購入しに一緒に店舗を訪れたと語っていました。