ジェシーには悲しい過去が?「トイ・ストーリー」のカウガールの魅力を徹底紹介
元気なカウガールのジェシーには悲しい過去が?
1995年に公開以降高い人気を誇る『トイ・ストーリー』シリーズ。ジェシーは2作目『トイ・ストーリー2』から登場した元気なカウガールです。 映画には登場しないのですが、ウッディと同じく背中に紐がついていて、引っ張るとランダムで音声が鳴るという仕組みになっています。お下げにしている赤毛は毛糸でできていて、緑色の目をしているのが特徴です。 元気で明るい性格のジェシーは、最高に嬉しくなると「イーヤッハー!」と叫ぶのがお約束。特技はヨーデルで運動神経も抜群。その華麗な身のこなしは目の当たりにしたバズがあっけに取られてしまったほどです。
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ジェシーの声優は?
英語版のジェシー役を務めるのは、アメリカの女優ジョーン・キューザック。1962年10月11日生まれで弟のジョン・キューザックも俳優として有名です。1988年公開の映画『ワーキング・ガール』や、2011年から放送されている海外ドラマ『シェイムレス 俺たちに恥はない』などに出演しています。 日本語版ジェシーの声は日下由美(くさか・ゆみ)。1963年3月10日神奈川県生まれの声優、女優です。劇団俳優座の出身で、NHKの大河ドラマや『水戸黄門』などの時代劇に多数出演しています。彼女がジェシー役をしていることは有名で、東京ディズニーランドのアトラクションでも声を担当しています。
ジェシーの歌が悲しすぎる
『トイ・ストーリー2』では、当初日本の博物館行きを望んでいましたが、実はそれ以前、エミリーという女の子のおもちゃでした。ウッディとアンディのように仲が良く、固い絆で結ばれていた二人。 しかし、エミリーの成長と共にジェシーはベッドの下へ追いやられ、忘れ去られてしまいます。ベッドから拾い上げられた時、前のようにエミリーが遊んでくれると期待しました。しかし、ジェシーはそのままチャリティ行きの不用品段ボールの中へと入れられてしまったのです。 この過去のシーンは、彼女の歌と共に紹介されます。この悲しすぎる過去のトラウマから、今でも箱や倉庫に入れられると過呼吸の症状が出てしまうのです。普段はおてんばで明るいジェシーだからこそ、彼女の悲しい過去はいっそう切なく映ります。
『ウッディのラウンドアップ』ではジェシーがヒロイン
1950年代にアメリカで人気のあった人形劇『ウッディのラウンドアップ』。ウッディはこの番組の主人公だったことが『トイ・ストーリー2』で判明します。ジェシーはウッディの妹分でヒロインという設定。人気番組だったのですが、諸事情で打ち切りになってしまいます。 そのためジェシーはレアなおもちゃとしてウッディの愛馬のブルズアイ、父親的存在のプロスペクターとコレクターに保管され、日本のおもちゃ博物館へ展示されるときを待っていたのです。
恋人はバズ・ライトイヤー!?
初登場の『トイ・ストーリー2』では、ウッディと共にアンディの家に戻るので精一杯のジェシーでしたが、バズは終盤から彼女に好意を持っていました。 三作目『トイ・ストーリー3』でも引き続き彼女に恋をするバズ。しかし、ジェシーとバズはアンディの大学進学のために屋根裏部屋へ行くことになっていました。その後、誤解が重なってとある保育園へと送られてしまいます。 そこでバズはリセットボタンを押されて記憶をなくし、スペイン語モードにされてスペイン語をしゃべらされたりと散々な目に遭ってしまうのです。結局ジェシーに再度一目ぼれをして最終的には相思相愛の仲になりました。『トイ・ストーリー3』のエンディングでは見事カップルになった二人がスペイン風ダンスを披露します。
ジェシーが『モンスターズ・インク』にカメオ出演!?
『トイ・ストーリー2』からの出演ですが、兄のアンディや恋人のバズの人気に勝るとも劣らないジェシー。そんな彼女は、実は『モンスターズ・インク』にもカメオ出演しています。それは、おもちゃのたくさんあるブーの部屋。 さりげなくテーブルに横たわっているので見逃しそうになりますが、『モンスターズ・インク』をご覧になる際はぜひチェックしてみて下さい!