『古畑任三郎』神回の人気おすすめランキング!最高傑作の呼び声高い名作から豪華ゲストの犯人回まで
1994年から2008年にかけて放送された大人気ミステリードラマ『古畑任三郎』。各回には豪華なスペシャルゲストが必ず登場し、古畑と熱いバトルを繰り広げています。 この記事ではそんな『古畑任三郎』からシーズンごとに“神回”を厳選して紹介。ゲスト出演者やあらすじについて、詳しく解説していきます。
タップできる目次
- 犯人は最初からわかってる!『古畑任三郎』のおもしろさ
- 第1シーズン(1994年)全話ネタバレ解説!中森明菜・桃井かおりが出演
- スペシャル(1994年)ネタバレ解説!陣内孝則・水野真紀が犯人役に
- 第2シーズン(1996年)全話ネタバレ解説!明石家さんま・木村拓哉が登場
- スペシャル2(1996年)ネタバレ解説!山口智子が出演した最高視聴率回
- スペシャル3(1999年)ネタバレ解説!SMAPが本人役で出演
- スペシャル4(1999年)ネタバレ解説!緒形拳が猟奇殺人犯を演じる
- 第3シーズン(1999年)全話ネタバレ解説!津川雅彦・福山雅治が犯人役に
- スペシャル5(2004年)ネタバレ解説!松本幸四郎が犯人役に
- ファイナル(2006年)全話ネタバレ解説!イチロー・松嶋菜々子が出演
- 『古畑任三郎』歴代の視聴率ランキングは?
- ゲストが豪華すぎる!『古畑任三郎』の神回おすすめ人気ランキング
犯人は最初からわかってる!『古畑任三郎』のおもしろさ
ドラマ『古畑任三郎』の最大の特徴は、“はじめから犯人が分かっている”という点。『古畑任三郎』では、配役を見ると事件の犯人が一目瞭然ですが、その犯人を古畑が“どう追い詰めていくのか”というところが大きな見どころとなっているのです。 様々なトリックを使い、殺人に手を染める犯人。古畑はその巧みな話術と鋭い洞察力で、犯人のアリバイを崩していくのです。
第1シーズン(1994年)全話ネタバレ解説!中森明菜・桃井かおりが出演
第1回:「死者からの伝言」(中森明菜)
| 放送日 | 1994年4月13日 |
|---|---|
| 犯人役 | 中森明菜 |
記念すべきシーズン1の第1話に登場したゲスト出演者は、当時人気絶頂の歌手・中森明菜。中森明菜は人気漫画家の役を演じました。 人気漫画家の小石川ちなみは、自分を弄んだ編集者・畑野茂に恨みを持っていました。そして小石川は彼を長野県にある別荘の地下倉庫に閉じ込め、窒息死させてしまいます。 するとそこへ、偶然にも車のガス欠で立ち往生した古畑一行が……。殺された畑野の頭部には殴られたあとがあり、その手には何故か紙とペンが握られていたのでした。
第2回:「動く死体」(堺正章)
| 放送日 | 1994年4月20日 |
|---|---|
| 犯人役 | 堺正章 |
| 被害者役 | きたろう |
当初本作への出演に対し前向きではなかった田村正和。しかしこの「動く死体」の回の脚本を気に入り、出演を了承したという逸話が残っています。 車で誤って老婆をひき殺してしまった歌舞伎役者の中村右近。右近は自首を勧めてくる警備員の野崎を、口論の末に突き飛ばし誤って死なせてしまいます。 そしてその日の演目終了した後、右近はすっぽんという昇降装置を使い野崎の死体を歌舞伎座の舞台に運び、天井から野崎が誤って転落したように見せかける偽装工作を行うのでした。
第3回「笑える死体」(古手川祐子)
| 放送日 | 1994年4月27日 |
|---|---|
| 犯人役 | 古手川祐子 |
古手川祐子演じる優秀な精神科医・笹山アリには、かつて医者と患者という関係から恋人へと発展した男性がいました。しかし彼はアリのもとを去り、別の女性と婚約。その事実を知らされたことで、アリのプライドは深く傷つけられます。 やがて迎えた自身の誕生日。祝いに訪れた元恋人に対し、アリは精神科医としての巧みな話術で心理的に誘導し、ストッキングを被るよう仕向けます。そしてその隙を突き、正当防衛を装って金属バットで撲殺。自ら通報し、駆けつけた警察に対しては「強盗と間違えてしまった」と主張するのですが――。
第4回「殺しのファックス」(笑福亭鶴瓶)
| 放送日 | 1994年5月4日 |
|---|---|
| 犯人役 | 笑福亭鶴瓶 |
笑福亭鶴瓶演じる人気推理作家・幡髄院は、秘書との不倫の末に妻の殺害を決意。FAXを利用した巧妙なトリックで狂言誘拐を偽装し、自らのアリバイを成立させると同時に、第三者による犯行に見せかけようとします。 しかし本作は、推理ドラマとしては致命的ともいえる不備があるとして物議を醸しました。作中では「FAXのタイマー送信機能を使えるのは幡髄院だけ」という点が犯人特定の決め手とされますが、実際にはFAXモデムを使用すれば同様の操作が可能であることが指摘されたのです。 この件について、脚本を手がけた三谷幸喜は、あまりの反響に「ミステリファンをやめてしまおうかと思った」と語ったとも伝えられています。
第5回「汚れた王将」(坂東三津五郎)
| 放送日 | 1994年5月11日 |
|---|---|
| 犯人役 | 坂東三津五郎 |
坂東三津五郎が演じるのは、棋士・米沢八段。将棋のタイトル戦に挑戦中でありながら、若手の台頭に押され、開幕からまさかの三連敗と窮地に立たされていました。 迎えた大一番「竜人戦」。後がない米沢は、対局中に不正を働いてしまい、それを立会人の大石に見抜かれてしまいます。追い詰められた末、米沢はとっさに灰皿で大石を撲殺。さらに風呂場での転倒事故に見せかけ、事件を隠蔽しようとします。 しかし動揺は隠しきれず、本来であれば勝てるはずだった対局を落としてしまい、自らの首を絞める結果に――。 なお本作のトリビアとして、「竜人戦」の立会人・立花役を、海外ドラマ『刑事コロンボ』で2代目コロンボの吹き替えを務めたことで知られる石田太郎が演じている点が挙げられます。いわば“コロンボと古畑”という、ミステリファンにとって夢の共演が実現した一編でもあります。
第6回「ピアノ・レッスン」(木の実ナナ)
| 放送日 | 1994年5月18日 |
|---|---|
| 犯人役 | 木の実ナナ |
木の実ナナが、塩原音楽学院の理事であり世界的ピアニストの井口薫を演じます。 井口は、翌日に控えた前理事長の葬儀で「追悼のレクイエム」を演奏する予定だった現理事長・川合を、スタンガンで襲撃。心臓発作に見せかけて殺害します。 かつて前理事長・塩原と愛人関係にあった井口は、その関係ゆえに家族から疎まれ、学園からも距離を置かれていました。塩原が生涯をかけて築き上げた学園が、川合や周囲の人間によって“金儲けの道具”として扱われている現状に強い憤りを抱いていたのです。 そして井口は、「追悼のレクイエム」を真に弾く資格があるのは自分しかいない――その歪んだ確信のもと、犯行に及びました。
第7回「殺人リハーサル」(小林稔侍)
| 放送日 | 1994年5月25日 |
|---|---|
| 犯人役 | 小林稔侍 |
この回では、小林稔侍がベテラン時代劇スター・大宮十四郎を演じます。 撮影所のオーナー・城田晴彦は、この作品を最後にスタジオを閉鎖し、跡地にスーパーを建設する計画を進めていました。長年ともに働いてきた仲間たちの居場所を守るため、大宮はその計画を阻止しようと決意します。 彼が選んだ手段は、殺陣のリハーサルを利用した犯行。小道具の模擬刀と真剣をすり替え、取り違えによる事故を装って城田を斬殺します。その後、大宮はあくまで“事故”であると主張し、記者会見を開きます。 しかし、小道具係が「刀は故意にすり替えられていた」と証言したことで、完璧に見えた計画は徐々に綻び始めるのでした。
第8回:「殺人特急」(鹿賀丈史)
| 放送日 | 1994年6月1日 |
|---|---|
| 犯人役 | 鹿賀丈史 |
全編を通して特急列車内で物語が進む“密室劇”となっている回。当時大人気だったドラマ『振り返れば奴がいる』と世界観を共有していることでも大きな話題となった回です。 病院の外科部長を務めている中川淳一は、自分の不貞について調べていた興信所の宍戸隆を、多量のカリウムを含んだ注射により新幹線の座席で毒殺。浮気の証拠写真が入ったフィルムを奪い取ろうとしますがうまくいかず、中川は宍戸のコートごと持ち去るのでした。 同じ新幹線に乗り合わせていた古畑は、中川が捜査に協力的でなかったことから不信感を抱き、犯人として疑い始めます。
第9回「殺人公開放送」(石黒賢)
| 放送日 | 1994年6月8日 |
|---|---|
| 犯人役 | 石黒賢 |
石黒賢が演じる自称“超能力者”の黒田清は、テレビ番組で霊視を行うための事前準備としてタネを仕込んでいました。ところが、その様子を偶然通りかかったチンピラに目撃され、揉み合いの末に誤って相手を殴り殺してしまいます。やむなく黒田は死体を隠匿しました。 そして迎えたテレビ番組の収録日。次々とトリックを暴かれ窮地に立たされた黒田は、自ら殺害・隠蔽した死体を、まるで霊視で発見したかのように装うという大胆な手段に出ます。
第10回「矛盾だらけの死体」(小堺一機)
| 放送日 | 1994年6月15日 |
|---|---|
| 犯人役 | 小堺一機 |
小堺一機が演じる秘書・佐古水茂雄は、別れ話で揉めていた代議士・鵜野の愛人に大量の睡眠薬を飲ませて殺害し、指示通り自殺にみえるよう工作しました。 いずれ後継者に選ばれることを見越して身銭を切った佐古水でしたが、鵜野には冷たく切り捨てられてしまいます。逆上した佐古水は鵜野に殴りかかり、愛人と2人無理心中に見せかけようとしますが、一命を取りとめた鵜野は記憶喪失になっており……。
第11回:「さよなら、DJ」(桃井かおり)
| 放送日 | 1994年6月22日 |
|---|---|
| 犯人役 | 桃井かおり |
ラジオ番組のDJを務めている中浦たか子。中浦はなんと、出演しているラジオ番組の生放送中に殺人を企てます。 中浦は曲がかかっているわずかな時間にスタジオブースを抜け出し、最短ルートを駆け抜け、自らの恋人を奪った沢村エリ子を刃物で殺害。 その後何食わぬ顔でスタジオに戻った中浦でしたが、人を殺したということへの動揺が抑えられず、その様子が古畑の目には不自然に写ってしまうのでした。 古畑は中浦のトリックをなかなか崩せずにいましたが、清掃員の老女にヒントを得て中浦の犯行ルートにたどり着きます。
第12回「最後のあいさつ」(菅原文太)
| 放送日 | 1994年6月29日 |
|---|---|
| 犯人役 | 菅原文太 |
菅原文太が演じるベテラン刑事・小暮音次郎は、孫娘を殺害したグループのリーダー・生原に自ら手を下す決意を固めます。 小暮は立件されますが、証拠不十分を理由に裁判で無罪に。ちょうど大麻取引の張り込み中だった彼は、任務を逆手に取りアリバイを成立させます。張り込み中のホテルから抜け出し、生原を射殺。事件をヤクザの抗争に見せかけることで、復讐を遂げるのでした。
スペシャル(1994年)ネタバレ解説!陣内孝則・水野真紀が犯人役に
第13回「笑うカンガルー」(陣内孝則・水野真紀)
| 放送日 | 1994年5月11日 |
|---|---|
| 犯人役 | 陣内孝則・水野真紀 |
陣内孝則が演じるのは数学者・二本松晋。コンビの野田茂男とともに、「アーバックル賞」受賞式に出席するためオーストラリアのホテルに滞在していました。 ある日、密かに恋人関係にある野田の妻・ひかるからの連絡を受け駆けつけると、野田が頭を打って倒れていました。二本松は慌てて階段からの転落死に見せかけようと偽装します。 しかし、死んだと思われた野田は蘇生し、数学界の謎とされる「ファルコンの定理」を解明したと主張し始めます。手柄を独り占めしようと考えた二本松は野田を殴殺し、再び事故に見せかけるため偽装工作を施すのでした。
第2シーズン(1996年)全話ネタバレ解説!明石家さんま・木村拓哉が登場
第14回:「しゃべりすぎた男」
| 放送日 | 1996年1月10日 |
|---|---|
| 犯人役 | 明石家さんま |
| 被害者役 | 秋本奈緒美 |
敏腕弁護士である小清水潔は、別の相手との政略結婚が決まったため現在の恋人・向井ひな子が邪魔になり、部屋にあった水差しでひな子を撲殺してしまいます。そして犯行直後に、ひな子の部屋を訪れた今泉にその罪をなすりつけてしまうのでした。 何も知らず逮捕された今泉は、大学時代の同級生だった小清水に弁護を依頼。それを受ける小清水でしたが。彼の発言には不審な点が……。法廷で繰り広げられる、田村正和と明石家さんまの熱い台詞対決が見どころとなっている神回です。
第15回「笑わない女」(沢口靖子)
| 放送日 | 1996年1月17日 |
|---|---|
| 犯人役 | 沢口靖子 |
沢口靖子が演じるのは、厳しい戒律のある女学院の教師・宇佐美ヨリエ。生徒時代から率先して戒律を守り、周囲にも徹底させることに心血を注いできました。 一方、同僚の阿部は自由奔放な考え方の持ち主で、宇佐美とは全く相容れない存在。このままでは学院の秩序が乱れると考えた宇佐美は、阿部の殺害に踏み切ります。 犯行現場には洋服のボタンなど、犯人の痕跡と思しきものが残されていました。捜査に訪れた古畑は、犯人特定自体にはさほど時間を要しませんでしたが、なぜ殺したのか――その動機だけはまったく見当がつきませんでした。
第16回「ゲームの達人」(草刈正雄)
| 放送日 | 1996年1月24日 |
|---|---|
| 犯人役 | 草刈正雄 |
草刈正雄が演じるのは医師・乾研一郎で、推理作家・花見禄助の主治医を務めています。 往診の際、花見から妻の浮気について相談を受けた乾は、狂言自殺で妻の真意を確かめることを提案します。しかし、実は乾自身が当の浮気相手だったのです。 花見の妻を邪魔に感じた乾は、無理心中に見せかけて二人をまとめて殺害する計画を立てます。家政婦を利用してアリバイを成立させた上で、花見夫婦をそれぞれ射殺し、無理心中に見えるよう巧妙に偽装するのでした。
第17回:「赤か、青か」(木村拓哉)
| 放送日 | 1996年1月31日 |
|---|---|
| 犯人役 | 木村拓哉 |
天神大学の電気工学部に務めている林功夫は、深夜に大学のすぐ近くの遊園地に侵入し、観覧車に時限爆弾を仕掛けます。そしてそこから逃げ出すところを警備員の真鍋茂に発見され、口封じのために撲殺。 翌日、捜査に古畑たちがやってきますが、林からの脅迫電話が遊園地にかけられたことで爆弾設置が発覚します。その設置場所の観覧車には、運悪く今泉が乗っていたのです……。 犯人の身勝手な思想に激昂した古畑が唯一犯人に手を上げる伝説の回です。
第18回「偽善の報酬」(加藤治子)
| 放送日 | 1996年2月17日 |
|---|---|
| 犯人役 | 加藤治子 |
加藤治子が演じるのは脚本家・佐々木高代。どれだけ仕事で稼いでも、マネージャーである妹・和子が全額をチャリティーなどに寄付してしまいます。長年の鬱積した恨みがついに爆発し、高代は妹を殺害。事件を強盗に襲われたかのように偽装します。 捜査に当たった古畑は、高代が犯人であることをすぐに見抜きますが、どうしても凶器の所在が掴めません。探索のため、今泉をお手伝い役として佐々木家に潜入させることにしますが……。
第19回「VSクイズ王」(唐沢寿明)
| 放送日 | 1996年2月14日 |
|---|---|
| 犯人役 | 唐沢寿明 |
| 被害者役 | 伊集院光 |
人気クイズ番組のチャンピオンとして君臨する千堂謙吉。しかし千堂は番組のスタッフから事前に答えを聞き出す不正を働いていました。 そのことが週刊誌にバレて、暴露されてしまった千堂。焦った千堂は自力でクイズの答えを調べようと、衣裳部屋に忍び込みます。そこで衣装係の沼田と鉢合わせになった千堂は、沼田ともみ合いになった末に、沼田を死亡させてしまうのでした。 この回では千堂が沼田を殺した後、密室である衣装部屋からどう逃げ出したのかが重要なトリックとなっています。千堂は出前や小道具を利用し、捜査を撹乱しようとしますが……。
第20回「動機の鑑定」(澤村藤十郎)
| 放送日 | 1996年2月21日 |
|---|---|
| 犯人役 | 澤村藤十郎 |
澤村藤十郎が演じるのは骨董商・春峯堂の主人(犯人役ですが最後まで名前は明かされません)。美術館の館長・永井と共に、贋作を使った詐欺行為を重ねていました。 陶芸家の川北百漢は二人を告発するため、贋作の壷を作り、真作であると誤った鑑定をさせることに成功します。このままでは、春峯堂の主人の目利きの評判が疑われる危険がありました。発覚を恐れた主人は川北百漢を射殺。さらに、自首しようとした永井まで殺害し、自殺に見せかけることで、全ての罪を永井に擦り付けようとするのでした。
第21回「魔術師の選択」(山城新伍)
| 放送日 | 1996年2月28日 |
|---|---|
| 犯人役 | 山城新伍 |
山城新伍が演じる南大門昌男は、マジッククラブ「ゴーストキャッスル」を経営する元一流マジシャン。彼は、女性マジシャン・毛利サキと遊び人として知られる倉田勝男の交際に強く反対していました。 そこで南大門は、ジュースに毒物を混入し、マジックの最中に倉田が自ら毒入りジュースを選んで自殺したかのように偽装します。 本作の撮影は三谷幸喜作品『王様のレストラン』と同じロケ地で行われ、松本幸四郎の次女・松たかこが毛利サキ役として出演しました。放送は好評を博し、第2シリーズ最高となる27.8%の視聴率を記録しています。
第22回「間違われた男」(風間杜夫)
| 放送日 | 1996年3月6日 |
|---|---|
| 犯人役 | 風間杜夫 |
風間杜夫が演じるのは雑誌編集者・若林仁。山荘で妻の不倫相手を射殺した帰り道、車のタイヤがパンクして立ち往生してしまいます。通りかかった車に無事に乗せてもらいましたが、車の持ち主・鴨田はやたら饒舌な男でした。 若林の遭遇を聞いた鴨田は、早速その出来事を自宅の留守番電話に吹き込んでしまいます。このままでは犯行が発覚すると考えた若林は、鴨田を殺害する決断を下します。 本作では、風間杜夫の代表作『蒲田行進曲』を連想させる仕掛けが随所に散りばめられています。鴨田の名前は「蒲田」のもじりであり、若林が車を拾うのは「かまたがわばし」、さらに鴨田は「平田満」の目撃談を披露。平田満は『蒲田行進曲』で相棒ヤスを演じた俳優です。
第23回「ニューヨークでの出来事」(鈴木保奈美)
| 放送日 | 1996年3月13日 |
|---|---|
| 犯人役 | 鈴木保奈美 |
第2シーズン最終話には鈴木保奈美が登場し、舞台もアメリカ・ニューヨークに。 古畑は知人(第1シーズン第1話の小石川ちなみ)の結婚式に出席するため渡米。ニューヨーク行きのバスの中で、鈴木保奈美扮するのり子・ケンドールと知り合います。 本作はほとんど古畑とのり子の会話だけで進行。長旅を紛らわすため、のり子は「知り合いの話」と断った上で語り始めます。その内容は、すでに無罪判決が確定しているという“完全犯罪”の話でした。
スペシャル2(1996年)ネタバレ解説!山口智子が出演した最高視聴率回
第24回「しばしのお別れ」(山口智子)
| 放送日 | 1996年3月27日 |
|---|---|
| 犯人役 | 山口智子 |
山口智子が演じるのは、花道家・二葉鳳翆。師匠である二葉鳳水から独立し、生け花に踊りを取り入れた前衛的なスタイルで生徒を集め、フラワーアレンジメントのスクールを開設します。 しかし、鳳水からの度重なる嫌がらせにより経営は悪化。痺れを切らした鳳翆は、発表会に家元を招待し、病死に見せかけて毒殺する計画を立てます。 発表会当日、楽屋で鳳水に睡眠薬入りのお茶を飲ませることに成功。発表会が始まった客席で、眠っている鳳水を殺害したのでした。
スペシャル3(1999年)ネタバレ解説!SMAPが本人役で出演
第26回「古畑任三郎 VS SMAP」
| 放送日 | 1999年1月3日 |
|---|---|
| 犯人役 | SMAP |
アイドルグループ・SMAPのメンバーたちは、同じ施設の出身でした。そんな5人にとって親代わりのような存在だったのが、草彅剛の叔父。しかし彼は過去に起こした交通事故の件で、富樫という男に恐喝され、自殺まで追い込まれていたのです。 そのことを知り、激昂する5人。5人はコンサートの晩に富樫を誘い出し、自殺に見せかけ絞殺します。メンバー達の巧みな連携により、完全犯罪になるかと思われましたがーー。古畑は完璧すぎる5人のアリバイに違和感を持つのでした。 大人気アイドルグループ・SMAPが本人役として出演し、放送時間も最長となっている見ごたえのある神回です。
スペシャル4(1999年)ネタバレ解説!緒形拳が猟奇殺人犯を演じる
第27回「黒岩博士の恐怖」(緒形拳)
| 放送日 | 1999年4月6日 |
|---|---|
| 犯人役 | 緒形拳 |
巧妙な手口かつ猟奇的な連続殺人事件が発生。どの事件も事故死や自然死を装っており、被害者の明確な共通点も見つけることができませんでした。また手口や目的、犯人像のいずれも掴むことが難しく、捜査本部はお手上げ状態となってしまいます。 その頃、警察犬訓練所に異動となっていた古畑。古畑は芳賀刑事からの招致依頼により、捜査に協力することになります。そして古畑がたどり着いた事件の共通点は、“どの被害者も同じ監察医が検案を担当していた”ということでした……。
第3シーズン(1999年)全話ネタバレ解説!津川雅彦・福山雅治が犯人役に
第28回「若旦那の犯罪」(市川染五郎)
| 放送日 | 1999年4月13日 |
|---|---|
| 犯人役 | 市川染五郎 |
第三シーズン第一話のゲスト犯人役は歌舞伎役者・市川染五郎。落語家・気楽家雅楽を演じています。 雅楽は落語家として人気を誇っていましたが、新作を作ることができず、モロ師岡演じる気楽家苦楽のネタを盗んで自分のものとして披露していました。苦楽に咎められ口論となった結果、雅楽は苦楽を殺害してしまいます。 その後、苦楽の死を自殺として隠蔽しようとしますが、苦楽がいつ亡くなったのかを聞き返せない自分の言動に、古畑は不自然さを感じます。古畑の鋭い観察により、雅楽は次第に犯人として追い詰められていくのでした。
第29回「その男、多忙につき」(真田広之)
| 放送日 | 1999年4月20日 |
|---|---|
| 犯人役 | 真田広之 |
真田広之が演じたのはメディアプランナーの由良一夫。由良が宿泊していたホテルで、頭を銃で撃ち抜かれた議員の死体が発見され、古畑が調査に駆り出されます。 当初は自殺と考えられましたが、古畑は死亡前日に議員が何度もマッサージサービスに間違い電話をかけていたことに注目します。そして、被害者が本当にかけたかったのは由良の番号ではないかと疑念を抱くのです。
第30回「灰色の村」(松村達雄・岡八郎)
| 放送日 | 1999年4月27日 |
|---|---|
| 犯人役 | 松村達雄・岡八郎 |
古畑が出張帰りに立ち寄った村で、事件が発生します。村では、日下部薫子という詐欺師が金をだまし取っていましたが、これに気づいた村長が彼女を殺害してしまいます。 村長を敬愛する村人たちは、村ぐるみで事件を隠蔽しようと画策します。松村達雄は村長・荒木嘉右衛門を、岡八郎は村人・鵜飼を演じました。
第31回「古畑、歯医者へ行く」(大地真央)
| 放送日 | 1999年5月4日 |
|---|---|
| 犯人役 | 大地真央 |
古畑は友人の紹介で、大地演じる歯科医・金森晴子のクリニックを訪れます。そこには金森の元恋人・山村も治療に訪れており、彼は金森を捨てて、新しく彼女の元で働く歯科助手と交際していました。 このことを恨んだ金森は、山村を殺害。古畑は巧みな観察と推理により、事件の真相を次第に突き止めていきます。
第32回:「再会」(津川雅彦)
| 放送日 | 1999年5月11日 |
|---|---|
| 犯人役 | 津川雅彦 |
小説家・安斎亨は、若い妻である香織が自分の担当の雑誌編集者・斎藤秀樹と浮気していることに勘付いていました。そして安斎はそのことを見て見ぬ振りしていましたが、以前古畑から預かったゴールデン・レトリバーに何かをしつけ続けていたのです。 ある日古畑は安斎からFAXで招待状を受け取り、学生時代からの友人である安斎の別荘を訪れます。しかし安斎も香織も、古畑にFAXを送った覚えはないというのでした……。 シリーズの中で唯一事前に事件を防いだ、未遂事件として終わる回です。
第33回「絶対音感殺人事件」(市村正親)
| 放送日 | 1996年5月18日 |
|---|---|
| 犯人役 | 市村正親 |
市村正親が演じるのは、楽団で人気の指揮者・黒井川尚。彼は愛人でビオラ奏者の滝川ルミと別れ話のもつれから、思わず彼女を殺害してしまいます。 黒井川は、ルミを愛していたクラリネット奏者・石森に疑いが向くよう巧妙に工作します。しかし、新曲アルバムの収録現場を訪れた古畑により、黒井川の犯行は次第に見破られていくのでした。
第34回「哀しき完全犯罪」(小田嶋さくら)
| 放送日 | 1999年5月25日 |
|---|---|
| 犯人役 | 小田嶋さくら |
田中美佐子が演じる女流囲碁棋士・小田嶋さくらは、夫から激しい束縛を受けていました。彼女のテレビ出演にまで反対され、活動をやめさせようとされたことから、さくらは夫を懐中電灯で撲殺してしまいます。 犯行を彼女の熱狂的なファンによるものに見せかけようと偽装工作を試みますが、大雑把な料理の腕前が思わぬ形であだとなり、古畑にその嘘は見破られてしまうのでした。
第35回:「頭でっかちの殺人」(福山雅治)
| 放送日 | 1999年6月1日 |
|---|---|
| 犯人役 | 福山雅治 |
事故により車椅子での生活を送っている化学者の堀井岳は、学生時代からの親友・等々力が堀井の元恋人・片桐恵と婚約したことを知ります。そして堀井は等々力の殺害を決意。 堀井は遠隔装置付きの爆弾を用いて等々力を爆殺し、その犯人を恵に見せかけるよう仕組んだのです。 論理的な思考を持つ堀井に手こずる古畑でしたが、堀井の1つの発言により、古畑は事件の真相にたどり着いていくのでした。
第36回「追いつめられて」(玉置浩二)
| 放送日 | 1999年6月8日 |
|---|---|
| 犯人役 | 玉置浩二 |
玉置浩二が演じたのは、西洋美術研究家・臺修三。妻と共に飛行機で日本へ向かう途中、愛人の市川由美子が同席していることに気付きます。臺は由美子をトイレに連れ込みますが、飛行機が揺れた拍子に由美子が頭を打ち、死亡してしまいます。 この回は、死因が事故死であり、古畑が事件に直接関与しないという珍しいパターンとして描かれています。
第37・38回「最も危険なゲーム」(江口洋介)
| 放送日 | 1999年6月15日 |
|---|---|
| 犯人役 | 江口洋介 |
江口は、動物愛護団体SAZ(Save Animals of Zoo)の雇われリーダー・日下光司を演じました。実はSAZはテロ活動を行っており、それを暴こうとした牟田という男が殺害されます。 しかし、テロ活動の証拠が記録された牟田の手帳が入ったバッグは、電車に置き忘れられてしまいました。日下はそのバッグを取り戻すため、偽のトレインジャック事件を起こそうと計画します。 しかし、たまたま鉄道会社に用事で来ていた古畑に、巧妙に仕組まれた計画はすぐに見破られてしまうのでした。
スペシャル5(2004年)ネタバレ解説!松本幸四郎が犯人役に
第39回「すべて閣下の仕業」(松本幸四郎)
| 放送日 | 2004年1月3日 |
|---|---|
| 犯人役 | 松本幸四郎 |
松本が演じたのは、黛竹千代という中南米某国の特命全権大使。現地企業と癒着していた黛は、その事実を参事官・川北に暴露されそうになり、彼を殺害してしまいます。 黛は、事件を現地の反日団体の犯行に見せかけようと計画しますが、休暇でその国を訪れていた古畑が大使館に登場。巧妙な偽装も古畑には通用せず、事件は見破られていきます。 シリーズ中、犯人が自ら命を絶つパターンはこの回のみ。また、古畑の部下・今泉が登場しない珍しいエピソードでもあります。
ファイナル(2006年)全話ネタバレ解説!イチロー・松嶋菜々子が出演
第40回「今、甦る死」(藤原竜也)
| 放送日 | 2006年1月3日 |
|---|---|
| 犯人役 | 藤原竜也 |
堀部パンの社長が死亡し、甥に当たる大吉が社長、その弟・音弥が副社長に昇格することに。大吉はすぐさま工場の裏山を売却し、レジャーランドにする計画を始動させようとしますが、リゾート開発に否定的な音弥と対立してしまいます。 そんなある日、音弥は彼自身が小学生の時に書いた“人の殺し方”が綴られている自由研究のノートを発見。音弥はその中からいくつかのトリックを選び、大吉を殺害してしまいます。古畑はすぐに音弥の犯行だと感づきますが、その音弥は猟銃の暴発事故により命を落としてしまうのでした。
第41回「フェアな殺人者」(イチロー)
| 放送日 | 2006年1月4日 |
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| 犯人役 | イチロー |
ホテルの警備員として働いている元同僚の向島を激励しに、ホテルを訪れた古畑と今泉。そんな2人の目の前に、突如メジャーリーガーのイチローが現れます。実は向島は、イチローの異母兄だったのです。 その夜、向島を脅迫していたフリーライターの郡山繁がホテルを訪ねてきます。イチローは郡山を刺殺して自分も死のうと考えていました。イチローは郡山を殺害しますが、手違いを起こしたため、自らは死に損ねてしまいます。 イチローが本人役として出演し、フェアな犯人を演じたことで大きな話題となったスペシャル回です。
第42回:「ラストダンス」(松嶋菜々子)
| 放送日 | 2006年1月5日 |
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| 犯人役 | 松嶋菜々子 |
大野もみじとかえでは、双子の脚本家。2人は協力し合いながら、加賀美京子というペンネームで何本ものヒット作を作り続けていました。 ある日行われたのは、2人が手がけた人気推理ドラマ「ブルガリ三四郎」の打ち上げパーティー。パーティーには古畑も招待されていました。 誰の目から見ても、順調にいっているように見えた2人。しかし実は方向性の違いからすれ違いを重ねており、ついに殺人事件が起きてしまいます。 松嶋菜々子が作中で一人二役を演じている「ラストダンス」。またエピソードを通し唯一、ラストまで真犯人だけでなく被害者も伏せられている神回です。
第43回:「古畑中学生」
| 放送日 | 2008年6月14日 |
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| 犯人役 | 原田泰造 |
この回では当時中学生だった古畑が、生涯最初に出会った事件について描かれています。中学生時代の古畑役を務めたのは、人気アイドルの山田涼介。あどけない表情で謎解きを楽しむ彼の姿に注目です。 とある田舎の中学校に転校してきた古畑は、座席が隣同士になった向島とすぐに仲良くなります。そして理科を担当している教師・野々山にも徐々に心を開いていくのでした。 ある日、学校で起こった花壇荒らしの犯人として疑われてしまった向島。しかし古畑は持ち前の洞察力でその疑いをすぐに晴らして見せます。こうして古畑は謎解きに目覚めていくのでした。
『古畑任三郎』歴代の視聴率ランキングは?
『古畑任三郎』視聴率ランキング1位は「しばしのお別れ」です。当時大人気女優だった山口智子がゲストだった「しばしのお別れ」は34.4%の高視聴率。第2シーズン終了後にスペシャルとして放送されました。 10位まですべての作品が26%超えという脅威の視聴率となっています。視聴率が高いだけでなく、もちろんトリックや謎解きも楽しめる作品です。
| 1位 34.4% | 「しばしのお別れ」 ゲスト:山口智子 放送日:1996年3月27日 |
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| 2位 32.3% | 「古畑任三郎 vs SMAP」 ゲスト:SMAP 放送日:1999年1月3日 |
| 3位 29.6% | 「ラスト・ダンス」 ゲスト:松嶋菜々子 放送日:2006年1月5日 |
| 4位 28.3% | 「最も危険なゲーム」 ゲスト:江口洋介 放送日:1999年6月22日 |
| 5位 27.8% | 「魔術師の選択」 ゲスト:山城新伍 放送日:1996年2月28日 |
| 5位 27.8% | 「再会」 ゲスト:津川雅彦 放送日:1999年5月11日 |
| 7位 27.0% | 「フェアな殺人者」 ゲスト:イチロー 放送日:2006年1月4日 |
| 8位 26.9% | 「ニューヨークでの出来事」 ゲスト:鈴木保奈美 放送日:1996年3月13日 |
| 9位 26.6% | 「偽善の報酬」 ゲスト:加藤治子 放送日:1996年2月7日 |
| 10位 26.5% | 「間違われた男」 ゲスト:風間杜夫 放送日:1996年3月6日 |
ゲストが豪華すぎる!『古畑任三郎』の神回おすすめ人気ランキング
歴史に残る神ドラマ『古畑任三郎』の神回について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。時代が変わっても色あせない名作回ばかりでしたね。 中でも、ゲストとしてジャニーズが登場している回は現在でも非常に人気がありますが、肖像権と著作権の問題により再放送がなかなか難しくなっています。何度でも見たい神回なので、少し悲しいですね。 一筋縄ではいかないクセのある犯人に、巧妙なトリックーー。1度見ると夢中になること間違いなしの名作ドラマです。







