2020年4月6日更新

『鋼の錬金術師』小さな主人公・エドワード・エルリックを解説!重い罪を背負った国家錬金術師

『鋼の錬金術師』小さな主人公・エドワード・エルリックを解説!重い罪を背負った国家錬金術師 サムネイル

錬成陣と、等価交換の概念を用いてあらゆるものを作り出す世界が舞台の『鋼の錬金術師』。本記事では主人公のエドワード・エルリックについて徹底解説します。彼が背負った罪や、その実力など、詳しく解き明かしていきましょう。

目次

『鋼の錬金術師』主人公のエドワード・エルリックはおチビな国家錬金術師!【ネタバレ注意】

エドワード・エルリック、通称エドは15歳で、厚底アホ毛加えて全長165センチ。好きなものはシチューで、嫌いなものは牛乳と上司のロイ・マスタングです。史上最年少の国家錬金術士を仕事とし、「鋼」の2つ名を持つだけあって、錬金術、と頭脳、そして秘めた才能は類まれなるもの。 その反面、性格は乱暴で、悪知恵に長け、いたずら好き。俺様でワガママであり、チビなどの関連ワードを言われると瞬時にキレます。ですが、几帳面で研究熱心な努力家、または行動力がある正義漢、その重い責任故か大人びて思いやりのある良いアニキでもあります。 ※本記事では『鋼の錬金術師』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

エドは錬金術の天才!国家錬金術師となった実力は伊達じゃない

エドは頭脳明晰で冷静、状況把握にも長けており、12歳という史上最年少で国家錬金術師の資格を手に入れました。しかし恵まれた才能に溺れる事なく、普段から思いついた事は暗号化して手帳にメモしたり、調べ物に時間を忘れて熱中するなど、几帳面で探究心が強い性格です。その一方で、短気だったり悪知恵が働くなど、年相応な少年らしい一面もあります。 錬金術には化学や物理の、物事の仕組みをすべて理解する頭脳とそれを使い回す才能が必要です。史上最年少の国家錬金術士という名の通り、エドの才能と頭脳は類まれなるものと言えるでしょう。 エドは人体錬成の失敗後、真理の扉で真実を垣間見た事により、錬成陣を書かなくても手合わせのみで錬金術を使うことが可能になりました。幼い頃にイズミ・カーティスから体術の修行も叩き込まれたため、戦闘時には錬金術と体術を組み合わせて闘います。 これまでの才能に加え、鋼の手足をメインに武器として錬成する上に、特有の錬成陣要らずの錬成だけでも十分強力です。しかし、さらにさらに生命や魂、その他さまざまな新しい錬成を旅路覚えていくエドは、まさに天井知らずですね。

エドが背負う「人体錬成」の罪、代償として体の至る所を失ってしまう

エドの起こした最大の過ち、あるいは罪、あるいは失態は、「人体錬成」を行ったことです。 父親のヴァン・ホーエンハイムが一流の錬金術師であったことから、生まれながらに錬金術の才能に恵まれていたエドとアルフォンス。母親のトリシャが病死してしまうと、2人は禁忌とされる人体錬成によって、母親を取り戻そうと決意しました。そして兄弟は錬金術師のイズミ・カーティスに弟子入りし、厳しい修業を重ねていきます。 しかし人体錬成は失敗に終わり、禁忌を犯したエドは「真理の扉」の元へ送られてしまいました。ここで真理を垣間見た結果、「通行料」としてエドは左足、アルは全身を失ってしまいます。ただ1人現実世界に帰還したエドは、大切な弟まで奪われまいと、自身の右腕を代価として錬成。アルの魂を鎧に定着させたことで、辛うじて弟をこの世に繋ぎとめる事が出来ました。 その後、2人は体を取り戻すために旅を始め、罪を背負い、「国家の犬」と呼ばれる国家錬金術士にまでなります。彼らの背負う罪はとても重く、旅路はとても長いのです。

ウィンリィ・ロックベルとは理想的なカップルに進展!

「俺の人生半分やるから、お前の人生半分よこせ」というハガレン随一の名言を残すこととなり、晴れて夫婦となったエドとウィンリィですが、その道のりは長いものでした。 エド・アル・ウィンリィは幼馴染として育ちましたが、互いに両親のいない状態で、ウィンリィの祖母であるピナコに育てられることになります。人体錬成を始めとして無茶ばかり続けるエルリック兄弟に対して、始めは終始呆れ顔のウィンリィでしたが、銀時計に刻まれたエドの決意を目にしてから、全力でエルリック兄弟を支えていくことを心に決めました。 その後、アルに対してのエドの想いや、ウィンリィの両親の仇であるスカーとのやり取り。様々な経験を経てウィンリィの心はエドに傾いていきます。エドのプロポーズに対して「私の人生全部くれてやるわよ」と返したウィンリィは、エドのことを愛していながら常に対等の立場であり、理想的なカップル像の1つではないでしょうか。

100歳を迎え、ひ孫を連れたエドが登場!?住処はなんと東京!

原作である漫画版と、それを忠実にアニメ化した『鋼の錬金術師 FULLMETALAICHEMIST』の最終回では、戦いが終わった2年後、18歳のエド達が出てきており、写真でその後のハガレンメンバー達の姿を垣間見ることが出来ます。 そして、実は2003年に放送されていた『鋼の錬金術師』のオリジナルアニメーションとして制作された『鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION』の中のショートストーリーに、100歳を迎えたエドが登場しています。 小さい頃のエド達が大事な人に会いに東京へ向かう、というような展開なのですが、実はその大事な人こそが100歳を迎えたエドであり、彼の周りにいる子供たちは彼のひ孫なのでした。。何故エドが東京に?誰との孫なの?など、様々な疑問が湧き出てきますが、ウィンリィに似ている子供がいたことから、ウィンリィと結婚したのではないか、という説が有力なようです。

生き様が光る!エドワード・エルリックの名言3選

1.「立って歩け 前へ進め あんたには立派な足がついてるじゃないか」

エドワード・エルリックの名言第1号といえば、これ。 ストーリーで一番最初の事件を解決した際、悲嘆にくれる被害者のロゼに言った言葉。エドの鋼の左足の重みが響きますね。

2.「人間なんだよ!ニーナ一人救うことの出来なかった。ちっぽけな人間だ。」

弱かろうが迷っていようが、それでも前へ進むのがエドの強さであり魅力ですね。これだけの重みを背負う15歳、すごいです。

2.「等価交換だ 俺の人生半分やるから おまえの人生半分くれ!」

先ほども触れましたが、こちらはエドによる名言的プロポーズ。ヒロインのウィンリィに向けた、不器用なエドらしい素敵な口説き文句です。これに対するウィンリィの返しもまた可愛らしいですね。

アニメ版『鋼の錬金術師』でエドを演じる声優は朴璐美(ぱくろみ)!

過去に2回アニメ化した『鋼の錬金術師』ですが、声優は共に朴璐美(ぱくろみ)。ストーリーの違いで、2003年版ではエド1人でしたが、2009年版は、真理の扉奥の真理役もこなす1人2役でした。 他にも『シャーマンキング』の道蓮や、『うえきの法則』の植木耕助などアツい少年役の多い方ですが、『NANA』の大崎ナナや『進撃の巨人』のハンジ・ゾエなど気の強い女性役をやることも。

2003年版

2003年版アニメでは漫画がアニメに追いつかなかったため、多くがオリジナルストーリーとなっています。そのため、最終話でエドはアルから引き裂かれ、違う世界へと飛ばされてしまうことに。この物語は、劇場版『鋼の錬金術師 シャンバラを往く者』で完結となります。

2009年版

2009年版のアニメ、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』では、漫画にほぼ忠実なストーリーとなっています。なので、朴璐美はエド役と共に、エドの真理の扉の奥にいる真理も演じることとなりました。

実写版『鋼の錬金術師』でエドワード・エルリックを演じるのは山田涼介

2017年冬公開の実写版『鋼の錬金術師』のエドを演じるのは、Hey!Say!JUMPの山田涼介。 山田涼介は多くのドラマ、映画に出演し、映画『グラスホッパー』では日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞しています。また、アニメの実写版の経験として、『暗殺教室』の主人公・潮田渚役をこなし、日本アカデミー賞の新人俳優賞を獲得したこともあります。