2020年4月8日更新

『鋼の錬金術師』ウィンリィ・ロックベルは凄腕技師!整備士系ヒロインを徹底解説

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エルリック兄弟の初恋の相手であり、家族に等しい幼馴染のウィンリィ・ロックウェル。そんな彼女には悲惨な過去がありました。本記事ではよく泣きよく笑う表情豊かな『鋼の錬金術師』のヒロインについて詳しく解説します。

目次

『鋼の錬金術師』ウィンリィ・ロックベルは機械オタクなヒロイン【ネタバレ注意】

エルリック兄弟の幼馴染で2人の初恋の相手、ウィンリィ・ロックベル。年齢は初登場時15才です。機械鎧整備士を職業にしておりエドワードの義肢装具もウィンリィ製作のもの。機械鎧の製作、補修まで全て1人で請け負っています。 機械鎧が壊れる度に修理してもらいに帰るわけですが、家族のないエルリック兄弟にとってウィンリィとその祖母のピナコは家族であり、リゼンブールの家は2人の帰る場所です。ウィンリィは金色のストレートヘアを無造作に後ろに束ね、作業用のツナギを着てバンダナを巻いています。 女の子らしいアクセサリーといえば両耳のピアスくらい。リザ・ホークアイに憧れてつけ始めたものでエドが帰郷の度に貢ぎ物としてプレゼントしています。明るくサバサバとした性格ですが、感情豊かで悲しくても頭にきても涙を流すことがしばしば。職業柄か機械オタクな一面もあるようです。 ※本記事では『鋼の錬金術師』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

機械鎧整備士としてエルリック兄弟を裏から支える

両親が医者、祖母は外科医で機械整備士という家系に生まれたウィンリィ。8才で両親を失くしてからは祖母ピナコのもと機械整備のノウハウを学びながら育ちました。人体練成に失敗したエドが右手と左脚を失ってからは、義肢製作から補修まで全て1人で行っています。 もともと極めて優秀な整備士ではありますが、エルリック兄弟を技術面からサポートするために機械整備のメッカ・ラッシュバレーで弟子入りし更に腕を上げました。後先考えず機械鎧を壊してしまうエドに腹を立て、スパナで殴りかかるのは毎度のこと。 とはいえエルリック兄弟が安心して旅を続けられるのは、精神的にも技術的にも支えてくれるウィンリィのおかげなのです。

ヒロインなのに原作での登場が遅かった?編集者ストップを食らってしまう

ウィンリィが初めて登場したのは第9話でのこと。作者・荒川弘はヒロインという重要なポジションを慮り第3話で登場させるつもりでいましたが、担当編集者から「まだ早い」と止められ已む無く諦めたそうです。このことをのちのちまで後悔していたんだとか。 第1期のアニメ製作に際してはヒロインらしく登場回数を増やしてほしいと注文をつけたようです。 ちなみにウィンリィの代わりといっては何ですが、第3話にはヨキが登場しました。ヨースウェル炭鉱において私腹を肥やす悪代官ヨキ。1話で消えそうなキャラなのに最後までウロチョロすることになりましたね。

工具のスパナはウィンリィの武器であり相棒!?

機械鎧(オートメイル)をこよなく愛するウィンリィ。機械鎧技師であるウィンリィの元にエドが帰ってくるのは大抵、機械鎧を壊した時です。そのため怒ったウィンリィがスパナやモンキーレンチ、時にはパイプ椅子までもエドに向かって投げつけるのが定番の流れ。 他にも、エドへの照れ隠しやアルの根性をたたき直すため、度々ウィンリィはスパナを使って殴ろうとします。ウィンリィにとってスパナは単なる仕事道具のみならず、武器として使ったり感情を表す相棒的存在なのです。

傷の男とは因縁が!イシュヴァール戦争の禍中で両親を殺されていた

ウィンリィの母・サラと父のユーリは、共に外科医でした。夫婦は幼いウィンリィを家に残してイシュヴァールの内乱へと向かいます。現地ではアメストリス人とイシュヴァール人を区別することなく、無償で治療に当たっていましたが、アメストリス人への復讐に駆られた傷の男(スカー)によって殺されてしまいました。 ウィンリィはセントラルでスカーと対面すると、両親を奪われた憎しみから彼に銃口を向けます。しかしエドに守られた事で、彼女が引き金を引くことはなくなりました。そして、彼女を待っている人達を思い出すと、セントラルを立ち去ったのです。 ちなみに、2003年~2004年に放送された旧作版では、ウィンリィの両親はマスタングに殺された事になっています。

ホムンクルスに利用されたウィンリィ、因縁の男・スカーと行動を共にする

ウィンリィがエドとアルの弱点である事に気づいたホムンクルスは、彼女をブリッグズ要塞へ連れて来ます。真相に気づいたウィンリィは脱出を試みますが、その途中で傷を負ったスカーと再開しました。 心境に変化が生じていたスカーは、無抵抗で自身の命を彼女に委ねようとします。しかしウィンリィは憎しみをこらえて、彼の傷の手当をしました。この時にウィンリィは、延々と続く憎悪の連鎖を断ち切ったのです。 己の復讐を悔い改めたスカーは、ウィンリィがホムンクルスから狙われている事を知ると、彼女を護衛するようになります。そして、表向きはウィンリィを誘拐するという形で、キンブリー達の目を欺き脱出。ウィンリィは無事、リオールへと逃れることが出来たのです。

最終回ではエドと結婚!?むず痒いプロポーズの後、子供にも恵まれる

最終決戦から2年後、エドは知識を得るため、そして広い世界を見るため旅に出る事を決意しました。出発当日には、エドを見送るためウィンリィが駅にやって来ます。するとエドは、汽車の前でウィンリィに“等価交換だ!俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!”と、やや不器用な男らしいプロポーズをしたのです。 錬金術師ならではのプロポーズに、半ば呆れてしまうウィンリィ。そして“ほんとバカね。半分どころか全部あげるわよ”と、エドからの申し出をサラリと受け入れました。しかしその後、急に恥ずかしくなったのか“9割……いや8割?”と慌てて訂正します。顔を赤らめたウィンリィがとても可愛いシーンです。 物語の終盤では、2人の赤ん坊を抱いたエドとウィンリィが登場。大人になった彼らが子供2人に恵まれ、幸せな家庭を築いている事がわかります。

ウィンリィの優しさあふれる名言3選!

1.「あんた達が泣かないからかわりに泣くの。」

アルの体を取り戻すために家を出た日。エドの銀時計の裏には家を出た「あの日」の日付が刻まれていました。エドの覚悟のほどを思い知ったウィンリィはこう言って泣いた後、エドをサポートするために自分も腕を磨こうと決意するのでした。

2.「アルのバカちん!!エドの気持ちも知らないで……。エドが怖くて言えなかったことってのは……あんたが自分を恨んでるんじゃないかってことよ!」

鎧に包まれた実体のない体。アルは自分の存在の不確かさに自信がもてなくなり、偽者の魂と記憶を創り上げたんじゃないのか?とエドに八つ当たりします。そんな兄弟の悲しいやり取りを聞いてブチキレたウィンリィ。 大量の涙を溢しながらも、巨大スパナで大きく振りかぶってアルの鎧に殴りかかりました。

3.「ほんとバカね。半分どころか全部あげるわよ。」

戦いが終わり2年が過ぎ。新たな旅に出るエドが告げた不器用な言葉。「等価交換だ。俺の人生半分やるから、お前の人生半分くれ!」とプロポーズしたエドに対して言った言葉です。

アニメ版『鋼の錬金術師』でウィンリィを演じる声優は誰?

過去二度にわたりアニメシリーズ化された『鋼の錬金術師』。2003年10月から2004年10月まで放送の『鋼の錬金術師』と2009年4月から2010年7月まで放送の『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』があります。 便宜上、第1期(2003年~2004年)を03年版、第2期(2009年~2010年)を09年版・FAと表記することが多いです。

豊口めぐみ

第1期でウィンリィを演じた豊口めぐみは東京都町田市出身、1978年1月2日生まれの声優・ナレーターです。小学生の時に古谷徹のファンになったのをきっかけに声優の仕事に憧れるようになりました。 中学時代からいくつものオーディションに落ちてきましたが、日本工学院八王子専門学校音響芸術科在学中の1996年、ラジオ番組『広井王子のマルチ王国』のオーディションでグランプリを獲得。同番組のレギュラーとして以降2005年までパーソナリティを務めました。 代表作に『ポケットモンスター』シリーズのヒカリ、『マクロスF』のクラン・クラン、『ダンガンロンパ』の江ノ島盾子役があります。

高本めぐみ

第2期でウィンリィを担当した高本めぐみは千葉県出身、1985年10月3日生まれの声優です。中学時代からオーディションを受け始め大学在学中の2005年、「シグマセブン公開オーディション」でグランプリを受賞。 『ラブゲッCHU~ミラクル声優白書~』の主人公・苺原桃子役でデビューを果たしました。代表作に『ネギま!?』の超鈴音役、『咲-Saki-』の安河内美子役があります。

実写版『鋼の錬金術師』でウィンリィ・ロックベルを演じる女優は本田翼

実写版でウィンリィを演じるのは女優でファッションモデルの本田翼。東京都三鷹市出身、1992年6月27日生まれ。2006年ファッション雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルとしてデビュー後、「ラズベリー」を経由し2016年6月現在「non-no」専属のモデルとして活躍しています。 『恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方』でテレビドラマ初レギュラーを務め、女優としての活動を本格的に開始しました。 本田翼といえば“くしゃとした笑顔”が印象的ですよね!あのキラースマイルにやられた人も多いのではないでしょうか。大人気漫画を実写化した『アオハライド』でもきらきらの笑顔が好評を得て興行収入19億円のヒットとなりました。同じく漫画原作の本作でも期待したいものです。