2019年5月28日更新

映画「メン・イン・ブラック」シリーズを総復習して最新作に備えよう

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新作公開にそなえて「メン・イン・ブラック」シリーズを総復習しよう

ウィル・スミス、トミー・リー・ジョーンズ『メン・イン・ブラック』
©️COLUMBIA PICTURES/zetaimage

1997年に第1作目が公開され、その後2作の続編が製作された「メン・イン・ブラック」シリーズ。その最新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が2019年6月に公開されます。 新作の公開に合わせて、ここで「メン・イン・ブラック」シリーズを総復習しておきましょう!全世界で大ヒットを記録したSFアクション・コメディシリーズのキャラクターから各作品のあらすじ、制作秘話まで紹介します。

「MIB」シリーズのメインキャストを紹介

ウィル・スミス/ジェームズ・エドワーズ(J)

ウィル・スミス
WENN.com

主人公ジェームズ・エドワーズ/Jを演じたのはウィル・スミス。ラッパーとしても活躍しており、『メン・イン・ブラック』の主題歌も制作。 1998年と1999年には2年連続でグラミー賞を受賞しています。 俳優としては、出演作がどれも国内外問わずメガヒットになるため、アメリカを代表する「ドル箱俳優」として安定した人気を誇っています。2001年に公開された映画『ALI アリ』と、2006年に息子のジェイデンと共演を果たした『幸せのちから』で2度アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派でもあります。 彼は本作で、映画と主題歌以外でも大ヒットの立役者となりました。KとJがかけているサングラスはレイバンのプレデターⅡというモデルで、映画用に極力反射を抑える工夫が施されています。 ロゴも一切排除され、観客はこのサングラスのブランドを知ることができませんでした。しかし、ウィル・スミスが主題歌の歌詞にレイバンの名前を入れたところ、またたく間にプレデターは人気モデルとなったのです。

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トミー・リー・ジョーンズ/K

トミー・リー・ジョーンズ
©︎JLNphotography/WENN.com

Kを演じたのは、1993年の『逃亡者』でアカデミー助演男優賞を受賞したトミー・リー・ジョーンズです。おそらく本シリーズのパロディである缶コーヒーのCMで宇宙人を演じているのを見たことがある人も多いのではないでしょうか。 大学卒業後、舞台に立つことを夢見るようになったジョーンズ。映画デビュー後「顔がきつい」などの理由で下積み時代が長く続きましたが、オスカー受賞以降は主演作品に恵まれるようになりました。 「メン・イン・ブラック」シリーズの監督バリー・ソネンフェルドは当初、トミー・リー・ジョーンズと仕事をしたくなかったのだとか。テレビで彼のインタビューを見た際に「嫌なヤツだ」と思っていたのだそうです。 しかし、本作のK役への起用の決め手は「彼は大真面目に演じていてもどこかコミカルだ」と後に語っています。このことにジョーンズ本人は不満だったようですが、Kははまり役のひとつとなりました。

リンダ・フィオレンティーノ/ローレル・ウィーバー(L)

リンダ・フィオレンティーノ
©Kathy Hutchins Photography/Newscom/Zeta Image

Jが一目ぼれする検視官ローレル・ウィーバー役は、リンダ・フォレンティーノが演じています。 1985年に映画デビューを果たしてから、その美貌ゆえに「あこがれの年上美女」の役柄を数多く演じています。本作のローレル役で人気を博し、続編への復帰も望まれていましたが、実現しませんでした。

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リップ・トーン/Z

ウィル・スミス、リップ・トーン、トミー・リー・ジョーンズ『メン・イン・ブラック』
©️COLUMBIA PICTURES/zetaimage

(※写真中央) 渋い上司のエージェントZを演じるのはリップ・トーン。1956年に映画『ベビードール』でデビューし、その後幅広いジャンルの作品で渋い脇役俳優として活躍しています。 1983年には感動作『クロス・クリーク』でアカデミー助演男優賞にノミネートされた実力派俳優です。

『メン・イン・ブラック』(1997)

『メン・イン・ブラック』のあらすじ

ニューヨーク市警のジェームズ・エドワーズ刑事はある事件を追っていました。しかし犯人は追跡の最中、飛び降り自殺をしてしまいます。しかしその男がなんとエイリアンであることが発覚。驚くジェームズの前に、黒い背広を着た“K”と名乗る男が現れます。 Kは地球で暮らすエイリアンたちが犯罪行為や侵略をしないよう監視し、また彼らの存在が人間にバレないように秘密を守る組織MIB(メン・イン・ブラック)に所属しているというのです。 Kからスカウトされたジェームズはテストに合格し、MIBのエージェント“J”として生まれ変わります。Kとコンビを組むことになったJは、あるエイリアンの逃亡事件を調査していくうちに、これが実はエイリアンによる地球侵略の一端に過ぎないことがわかり……。

批評的にも興行的にも成功した第1作目

都市伝説をパロディー化した滑稽で荒唐無稽な第1作目。アクションシーンとともに楽しめるエンターテインメント作品となっています。 本作は第70回アカデミー賞最優秀メイクアップ賞を受賞。また、第55回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞しました。

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ヴィンセント・ドノフリオがバグウォークを発明したきっかけとは?

メン・イン・ブラック,ヴィンセント・ドノフリオ
©Columbia Pictures/Photofes/zetaimage

人間に化けるため農夫のエドガーを殺し、その皮膚をかぶっていたエイリアン、バグ。この役を演じたヴィンセント・ドノフリオは、バスケットボール選手が使用するサポーターを使ってバグの特徴的な歩き方を発明したそうです。

『メン・イン・ブラック2』(2002)

『メン・イン・ブラック2』のあらすじ

1作目でMIB最強のエージェントと謳われたKが引退してから5年後の世界を描く続編『メン・イン・ブラック2』。 エリートとして活躍を続けるJは、誰とコンビを組んでも満足できず、周囲からやや孤立していました。 そんな中、彼はある殺人事件がエイリアンの仕業だと知ります。そして、そのエイリアンは過去にKが解決したはずの事件に関わっていたことが判明。 真相を知るため、Jは“ケビン”として郵便局長をしているKを訪ね、何とかMIBにの復帰するよう説得します。しかし偏屈なKはなかなか了承してくれません。同じころ、エイリアンによってMIB本部が占拠されてしまい……。

本作で注目を集めたJの相棒F(パグ)

メン・イン・ブラック2
©Columbia Pictures/Photofes/zetaimage

本作で注目を集めたのは、新たにJの相棒となったFことパグ犬エイリアンのフランク。かわいい見た目に反して口の悪いキャラクターで人気となりました。 彼の本名はムシューといい、オーナーのシェリルは出演料数百ドルという広告を見て本作の出演に応募したのだそう。また、彼はVIP待遇で撮影に参加しており、飛行機はビジネスクラスで移動。トレーナーのクリスティとともにホテルに宿泊し、ルームサービスで食事をしていたのだとか。 残念ながら、ムシューは3作目の製作前に亡くなってしまいました。

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『メン・イン・ブラック3』(2012)

『メン・イン・ブラック3』のあらすじ

今回の敵は、エイリアンのボリス。彼は地球侵略のためにエージェントKを過去に遡って消滅させようと、タイムマシンでタイムトリップを試みます。Kはボリスの地球侵略を阻止するシステムを構築した人物だったのです。 ある日MIBに出勤したJは、自分以外誰もKを知らないことに驚きますが、Kが40年前に死亡した記録を見つけたこと、またKによって阻まれたはずの地球侵略が始まったことから、ボリスによる歴史改変が行われたことを知ります。 ボリスと同じ方法で、JはKが殺される前日にタイムトリップ。若き日のKと接触し、協力しながらボリスの歴史の改変を阻止しようと奮闘します。

豪華カメオ出演陣が話題に

前作『メン・イン・ブラック2』でもマイケル・ジャクソンなどのカメオ出演が話題になりましたが、本作でも豪華カメオ出演陣が注目されました。 本作にカメオ出演したのは、ジャスティン・ビーバーやレディ・ガガなどの有名アーティストや映画監督のティム・バートンなど。どのシーンに出演しているのか、確認してみるのも楽しいでしょう。

シリーズ第4弾『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が2019年公開!

2019年6月14日(金)に、「メン・イン・ブラック」シリーズ最新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』が公開されます。 今回の主人公を演じるのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)のソー役でもおなじみのクリス・ヘムズワースと、同じくヴァルキリー役で知られるテッサ・トンプソン。 ヘムズワース演じる優秀ですがいい加減な先輩エージェントHと、トンプソン演じるエリート新人エージェントMが、MIBのロンドン市局を舞台に内部に潜むスパイと宇宙人から地球を守るミッションに挑みます。性格が正反対の男女バディが世界中でド派手な武器を使ってミッションを遂行する、SFアクション・コメディに注目です。

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「メン・イン・ブラック」は実在する?原作者もその存在を信じている

元々メン・イン・ブラックという言葉はUFOや宇宙人を目撃した人の前に現れる黒ずくめの男たちを意味しており、目撃者に他言しないように脅迫してくる存在だったと言われています。 アメリカで有名な都市伝説ですが、中にはそれが真実だと信じている人たちもいるのだとか。映画『メン・イン・ブラック』の原作コミックを描いた著者、ローウェル・カニンガムもその一人です。

「メン・イン・ブラック」シリーズの復習はこれでバッチリ!

テッサ・トンプソン、クリス・ヘムズワース『メン・イン・ブラック:インターナショナル』

ウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが演じた名コンビが人気を博した「メン・イン・ブラック」シリーズ。最新作『メン・イン・ブラック:インターナショナル』では、クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンの男女バディを中心に据え、新たにかわいらしいエイリアンも登場することがわかっています。 この記事を読めば、もうシリーズの復習はばっちり!新たな敏腕エージェントコンビが活躍する『メン・イン・ブラック:インターナショナル』は、2019年6月14日公開です。