1.ジョン・ル・カレの小説が原作!
本作は『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』などリアルなスパイ小説に定評があるジョン・ル・カレの『ナイト・マネジャー』を基にしたドラマシリーズ。『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』は2011年ゲイリー・オールドマン主演で映画化(『裏切りのサーカス』)され高い評価を獲得しました。
『ナイト・マネジャー』はその濃密で複雑なプロットから映像化が難しい作品と言われていましたが、ドラマシリーズである本作は原作のエッセンスを上手く抽出することに成功したようです。
日本ではamazonプライムが独占配信
世界的に評価の高い本作は、日本ではamazonプライムビデオが独占配信をしています。amazonプライムビデオは、月額325円(年会費3900円)で映画やドラマ、アニメが見放題のサービスです。スマートフォンやパソコン、テレビなど好きなデバイスで視聴できます。
登録から30日間は無料なので、イッキ見するのもおすすめ!
2. キャスト陣がとにかく豪華!
『ナイト・マネジャー』はドラマシリーズとしてキャストが豪華なことで話題になっています。
主役の元軍人のスパイ“ジョナサン・パイン”を演じるのは『マイティー・ソー』シリーズのロキ役として知られるトム・ヒドルストンです。
さらに、『Dr.HOUSE.』で主演を務めたヒュー・ローリー、『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』(2012)でサッチャーの娘を好演したオリヴィア・コールマン、大人気スパイアクション映画『コード・ネーム・U.N.C.L.E.』(2015)出演のエリザベス・デビッキがサポートキャストとして出演しています。
3.オスカーを獲得した人物が監督を務める!
ドラマシリーズ『ナイト・マネジャー』の監督を務めるのはデンマークの女性監督スサンネ・ビア。
2007年公開されたハル・ベリー主演『悲しみが乾くまで』で世界的に高い評価を獲得した後、2010年デンマークを舞台にしたヒューマンドラマ『未来を生きる君たちへ』でアカデミー外国語映画賞を獲得した実力者です。
4.トム・ヒドルストンが飛びつくほどの作品!?
主演を務めるトム・ヒドルストンは初期の脚本を読んだ時点で本作の出演を熱望していたと言われています。
“初めて読んだ時、脚本はわずか60ページしかありませんでした。それでも素晴らしい脚本だったのです。元兵士のジョナサン・パインは忍耐強く、規律を守るとてもチャーミングな男。全てが完璧に構築されたキャラクターです。 だからヒュー・ローリーと私はまだ未熟だった段階からこのプロジェクトに飛びついていました。”
5.ヒュー・ローリーの情熱が半端ではなかった!
ヒュー・ローリーという名前を聞いてまず思い浮かべるのは『Dr.HOUSE.』の天才診断医グレゴリー・ハウスでしょう。そんな彼が本作で演じるのは“世界一最悪な男”の異名を持つ恐ろしい武器商人リチャード・ローパーです。
90年代原作の権利を獲得することを画策していたほど、『ナイト・マネジャー』はヒュー・ローリーにとって思い入れの強い作品だったようです。撮影裏で監督にシーンのアイデアを提案するなど情熱的に本シリーズに参加していたと言われています。
6.現代の時代背景が反映されている
ジョン・ル・カレの『ナイト・マネジャー』は1993年に発表された小説ですが、本ドラマは時代設定が21世紀へと変更されています。
第1話は”アラブの春”真っただ中の2011年、トム・ヒドルストン演じるカイロホテルのナイトマネージャー“ジョナサン・パイン”が不思議な引力に引っ張られスパイになってゆく模様が描かれていました。
最近の時代背景を反映する事で、視聴者がより深くドラマの世界に入り込める効果が生まれています。
7.重要キャラクターが女性に
本作は時代設定以外にも原作から改変された設定がいくつかあります。
中でも大きな改変はオリヴィア・コールマンが演じるアンジェラという役。彼女が演じるアンジェラ・バーは原作だとミスター・バー、つまり男性キャラクターだったのです。
さらに女性キャラクターに変更されただけでなく、オリヴィア・コールマンが妊娠していたことは本当に驚きでした。
8.原作者が高く評価している!
ドラマシリーズ『ナイト・マネジャー』は視聴者から高い評価を獲得した作品ですが、原作者ジョン・ル・カレをも認めさせたドラマです。
“私は原作者というより1人のドラマ視聴者となっていました。本作は私が生み出した小説の映像化というより独立した作品なのです。それは私が望んでいた全てのことでした。”
さらに自らが生み出したかったと語るほど、ジョン・ル・カレはアンジェラ・バーというキャラクターを高く評価しています。
9.第4話は特に必見!?
『ナイト・マネジャー』第4話はシリーズの中でも最も注目すべきエピソードの1つ。ジョナサン・パイン(トム・ヒドルストン)とリチャード・ローパーの愛人ジェド(エリザベス・デビッキ)の激しい絡みが満載で、ほぼセックスシーンで構成されたようなエピソードです。
イギリスで放映された時、ツイッターはトム・ヒドルストンのお尻やこのエピソードのトピックでほぼ独占されていたと言われています。
10.衝撃的な拷問シーンが待ち受けている!
本シリーズのラストエピソードに武器商人ローパーの愛人ジェドが拷問される衝撃的場面が待ち受けています。
下着姿のジェドがボコボコに殴られたうえ、幾度となく水のはったバスタブに頭を沈められるなど目を覆いたくなる過激さ。その激しさによってDV活動家たちがこの拷問場面を“不快で下劣”だと批判しているほどです。
11.原作者がカメオ出演していた?
上記で述べたように、原作者ジョン・ル・カレはドラマシリーズ『ナイト・マネジャー』を高く評価しています。そんな彼が本シリーズにカメオ出演していました。
第4話のレストランシーンに登場するジェントルマンがジョン・ル・カレです。
12.ジェームズ・ボンドと重なる!?
本作で主演を務めるトム・ヒドルストンはダニエル・クレイグの後のジェームズ・ボンド最有力候補と言われています。
『ナイト・マネジャー』のジョナサン・パインはスタイリッシュなファッション、元軍人、ミステリアスな女性との関係などジェームズ・ボンドと重なる特徴が多いキャラクター。『ナイトマネージャー』で絶大な支持を獲得したトム・ヒドルストンはボンドにさらに大きく近づいたと言っても過言ではありません。
13.原作とは異なるエンディング
たとえ、原作を読んでいてもドラマシリーズ『ナイト・マネジャー』は問題なく楽しむことができます。
時代設定、キャラクター設定に加えて、本シリーズには原作とは異なる驚愕のエンディングが待ち受けているようです。