タップできる目次
- 1.サメの前では子供だって容赦なし『ジョーズ』【1975】
- 2. 子供とはいえゾンビはゾンビ『ゾンビ』【1978】
- 3.元祖・子供に容赦ないホラー『フランケンシュタイン』【1931】
- 4.容赦なく殺された子供は、容赦なく人を呪い殺す『THE JUON/呪怨』【2004】
- 5.子供が死んでも決して蘇らせてはいけない…。『ペット・セメタリー』【1989】
- 6.子供が死んでも決してアイツに復讐を依頼してはいけない…。『パンプキンヘッド』【1988】
- 7.ハロウィンの伝統を破った者は子供でも容赦なし『ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート』【2009】
- 8.子を守るために父がとった選択は…。『ミスト』【2007】
- 9.子供ばかり襲う殺人ピエロ『IT/イット』【1990】
- 10.プレデリアンは子供にも寄生します『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』【2007】
- 11.巨大な昆虫に次々と捕食される『ミミック』【1997】
- 12.残酷度はシリーズ随一かも『ハロウィンIII』【1981】
- 13.自販機やトラックが人間に襲いかかる『地獄のデビル・トラック』【1986】
- 14.スライム状のブロブがとにかくエグい『ブロブ/宇宙からの不明物体』【1988】
- 15.殺されるよりもイヤな結末『ローズマリーの赤ちゃん』【1968】
1.サメの前では子供だって容赦なし『ジョーズ』【1975】
kaysakuragi
もう何度目かわからない視聴。サメに襲われるホラー映画と思ってる人がいるかもしれないけど、この映画はオヤジどもの男の戦い…というよりは意地の張り合い映画。中盤に古傷を自慢し合うシーンがあるけどこの映画のテーマはあのシーンに凝縮されてる気が。スピルバーグ監督作品だから124分飽きずに見せてくれる。オヤジどもの意地の張り合いを生ぬるい目で見守るもよし、サメとオヤジどもの熱い戦いを手に汗握って視聴するもよし、最後もスピルバーグ映画らしく後味スッキリ。
人喰いザメの恐怖とパニックを描いた『ジョーズ』。無邪気な小学生の集団がサメに襲われ犠牲者が出るシーンはトラウマものですね。
スティーブン・スピルバーグ監督は「自然の力」の恐ろしさをあらわすために、あえてこのシーンを撮ったそうです。
2. 子供とはいえゾンビはゾンビ『ゾンビ』【1978】
Tomochika_Nakano
舞台がショッピングモールであることや、終始画面が明るい様などはこの映画がロメロの言う通りホラー映画でない芸術だということをわかりやすく示している。人間が窮地に追い込まれたらどうなるのか、ショッピングモールを舞台にすることで見えてくる風刺やメタファーなど。盲目になった人間と生きたいという絶対衝動と終末世界。
2016/8/9池袋新文芸坐にて観劇
公開当時まだ無名だったジョージ・A・ロメロ監督を一気に有名にしたという本作。元祖ゾンビ映画ともいえるこの作品には子供のゾンビも登場します。
子供とはいえゾンビはゾンビなので、撃ち殺さないと主人公の身が危ないわけですが、元は無垢な子供だったと考えると少しかわいそうですね。子供ゾンビの登場シーンはいくつかの国ではカットされて上映されたようです。
3.元祖・子供に容赦ないホラー『フランケンシュタイン』【1931】
1231netabare
DVD
登録ありがとうございます。
多くの人が想像するフランケンシュタインの怪物は本作のボリス・カーロフの演じた怪物がそのイメージのもととなっています。背が高く、首にボルトが刺さり、継ぎはぎでおでこの広いあの怪物です。ちなみにフランケンシュタインは怪物ではなく博士の名前であり、怪物には名前がありません。「怪物」もしくは「フランケンシュタインの怪物」と呼称するのが正しいです。
このように、この怪物は後世に多大な影響を与えたキャラクターで映画本編のなかでも圧倒的な存在感を放っています。
怪物はヘンリー・フランケンシュタイン(原作では確かヴィクター・フランケンシュタイン)によって死体に手違いで凶悪犯の脳を移植し生まれました。知能は低く、言葉もあまり理解ができない。愛情の欠片も与えられなかった存在です。殺人を繰り返し、町の人々に追われ、最後は立てこもった小屋に火を放たれます。なんのために生まれたかわからない怪物のことを考えると哀れな最期出会ったと言えます。燃え盛る火のなかで響く怪物の悲鳴は悲愴感のあるエンディングでした。
少女とのふれあいのシーンでは怪物の無垢な一面が見られます。結果的には少女を殺害してしまいますが恐らくこれまでの殺人のような殺意はなかったように見えました。
もし、善人の脳を移植されていたら別の結末があったのかもしれないとおもわされました。
怪物の異形の殺人者として恐怖と生まれてはならなかったのに生み出されてしまったある意味無垢な哀愁をあわせ持つのキャラクター性が本作の一番の魅力出会ったと思います。
実験により生み出された悲しい怪物フランケンシュタイン。本作でのフランケンシュタインは、うっかりではありますが、唯一彼を受け入れてくれた少女を殺してしまいます。
あまりに衝撃的だったので、公開当時は検閲により子供の死のシーンはカットされ、その後復元されました。
4.容赦なく殺された子供は、容赦なく人を呪い殺す『THE JUON/呪怨』【2004】
母・伽椰子とともに近づく者は容赦なく呪い殺す和製ホラーキャラクター俊雄。『呪怨』シリーズは世界的に人気になりハリウッドでリメイクもされました。ハリウッド版での俊雄は、伽椰子の浮気を疑い激怒した父・剛雄によって伽椰子とともに惨殺されてしまうという設定です。
不気味で恐ろしい俊雄ですが、両親の夫婦間の諍いの巻き添えを食らったわけですから、気の毒でもあります。怨念の怪物となるのもよくわかりますね。
5.子供が死んでも決して蘇らせてはいけない…。『ペット・セメタリー』【1989】
toto33hihi
怖いって感じじゃない。
かわいそうな話。不幸が不幸を招く、みたいなそんな感じ。生き残った人を想わずには居られない。
正直言って、最初、じいさんはなぜあの父親を墓場を超えたところに連れて行ったのか。魅入られてるから?とかなんとか、説明は着くやろうけど、なんとなくしっくりこない。途中でその墓に埋めた過去の事件を話をすけど、それならなぜ二の舞になる様な事を引き起こすきっかけを作ったのか。
人間だから、単に間がさしたのかもしれないけど。最後も、また失敗を繰り返すところが、なんとも言えない。
小説を読んだら、またイメージは変わるかもしれないけど、映画が本の怖さを表現できているのかは、不明。
子供の死は親にとっても大きな悲しみを与えます。本作では幼い息子ゲージを交通事故で失った主人公が、埋められた死体を蘇らせるという墓地にゲージを埋めてしまいます。
ストーリーの発端ともなる彼の死のシーンが、とても恐ろしく不気味なのです。よちよち歩きの子供が大型トラックにはねられる様子をスローモーションで撮ったシーンは、日常の中の恐怖の瞬間を切り取っています。
6.子供が死んでも決してアイツに復讐を依頼してはいけない…。『パンプキンヘッド』【1988】
本作もやはり子を失った父の悲しみが引き起こしたホラーです。最愛の息子をひき逃げされた主人公は、怒りと悲しみから周囲が止めるのも無視して、伝説の怪物パンプキンヘッドを復活させて復讐を依頼します。
名前とは裏腹にどことなくエイリアンに似たパンプキンヘッドが、暴走して繰り広げる血の惨劇。死んだ子供もそんなことは望んでなかったでしょうに…。
7.ハロウィンの伝統を破った者は子供でも容赦なし『ブライアン・シンガーの トリック・オア・トリート』【2009】
1231netabare
ネット配信
゛伝統を破ると怒る人がいるぞ。゛
登録ありがとうございます。
ある町でのハロウィンの日に起きた出来事の短編集です。そのいくつもの恐ろしいストーリーがかかわりあっているというスタイルです。
漫画っぽい演出がされていましたが、原作はコミックなのでしょうか?
基本的にはハロウィンのルールを犯した人たちが酷い目にあうお話ですね。酷い目というか、惨殺されるお話です。この町の翌日の新聞は偉いことになるでしょうね。ハロウィンとしてウキウキで観るにはヘビーで、ホラーとしてはいまいちパンチが足りない一本。
パンプキンヘッドくんはとても可愛い。
ハロウィーンの日に伝統を守らなかった人々が、酷い目に合わされる姿を4本のオムニバスで描いたカルトホラー作品。
キャンディーを盗んだ少年ももちろん例外ではなく、無残な最期を迎えます。なにもそこまでしなくても…と思ってしまいます。
8.子を守るために父がとった選択は…。『ミスト』【2007】
tetsuaki
霧が広がり「何か」が起こってる外の話しはどうでもよく、店内で起こる極限状態での人間心理を描いた良作。
宗教信者の女、黒人弁護士の言動、追い詰められた人々の心境の変化に恐怖を感じた。
衝撃のラスト… 凄いね… 傑作(°Д°)
もう一度記憶を消して初めから観たい\(^o^)/
とある田舎町が突如深い霧に飲み込まれ、中から恐ろしい化けものがあらわれ人々を襲うというパニックホラー。
逃げ惑う主人公一家ですが、ラストに父が妻子を守るためにとった行動とは…。皮肉で衝撃的な結末に、やるせない気持ちにさせられます。
9.子供ばかり襲う殺人ピエロ『IT/イット』【1990】
ayamilky
小さい頃に私が見たいレンタルビデオのどれにもこの予告が入ってて恐怖の対象でしかなかった。
小学生くらいに見たけどもう怖くて怖くて…排水溝から覗かないで!!!
そして大人になった今。やっぱ怖いじゃないか!!前編のトラウマ具合はハンパない。後編はどちらかといえば解決なので、トラウマのまま終わらせたくなかったら見た方がいいです。
子供を襲う不気味なピエロ、ペニーワイズと子供たちの死闘を描いたホラー。主人公の一人であるビルの弟が排水溝に引きずり込まれ惨殺されるシーンはとても恐ろしく、見終わった後もしばらく排水溝に近付けなくなってしまいそうです。
『ペット・セメタリー』『ミスト』もそうですが、スティーブン・キング原作の作品は子供にも容赦ありませんね。
10.プレデリアンは子供にも寄生します『AVP2 エイリアンズVS.プレデター』【2007】
toshibakuon
エイリアン対プレデター再び。1の方がマシだったな。グロさは相変わらずだが市街地に戦いの場が移りむしろ人間の場面が多く中だるみするしゴチャゴチャ感がある。そしてなんだかんだで一番の悪は人間かもしれない。
エイリアンがプレデターに寄生して誕生したプレデリアンの恐怖を描いた本作。不運にも最初の犠牲となったのは、宇宙船の墜落現場に偶然居合わせた父と子でした。
地球外生命体にルールは無用。プレデリアンは子供にだって容赦なく寄生し、お腹の皮を突き破るのです。
11.巨大な昆虫に次々と捕食される『ミミック』【1997】
southpumpkin
ギレルモ・デル・トロ監督初期の作品。虫が進化して人襲っちゃう、というよくあるパニックホラー。後半からはいわゆる『エイリアン』的ホラーなのですが、デル・トロらしく序盤でしっかりと世界観を築いてあるおかげでそこらのパニックホラーとは一線を画しています。クローネンバーグ『ザ・フライ』の恐怖映画版、とならなかったところはさすがデル・トロです。マンホールの下はそんなことになっていた…、という身近にありそうな感じも妙にリアリティがありました。
虫がわんさか出てくるので要注意です。後半よりも前半が厳しい。70年代のイタリアホラーを思わせる、勢いのある虫さんです。
ゴキブリを感染源とする、子供だけが命を落とす伝染病が広がったニューヨーク。病気の根絶のために放たれた新種の昆虫ユダが暴走して人々を恐怖に陥れます。
ギレルモ・デル・トロ監督は、まったく良心の呵責なく将来のある子供を殺しまくります。ユダは女性でも子供でも容赦なく餌にするのですから。
12.残酷度はシリーズ随一かも『ハロウィンIII』【1981】
6歳で姉を惨殺した殺人鬼ブギーマンが、ハロウィンの夜に復活して起こす惨劇を描いたスプラッタ・ホラー『ハロウィン』シリーズ。第3作目の本作はブギーマンは登場せず、ハロウィンマスクを使い子供ばかりを狙う殺人犯が登場します。
最初に子供が犠牲になるシーンでは、ラストには多数の犠牲者が出ることを暗示しています。残酷度ではシリーズ中ナンバーワンかもしれません。
13.自販機やトラックが人間に襲いかかる『地獄のデビル・トラック』【1986】
Keimiyazato
スティーヴン キング初監督作品、、なんだけどこれ以降演出はしていないのは 才能の無さを思い知ったのか はたまたやりたい事をやり尽くしたので満足したのか、、どっちにも思える(._.)キング原作の映画化作品にショーシャンクの奇跡を期待する人は余りいないはず、期待通りスカスカB級の王道映画。
ある日突然機械が暴走し始め、人間を襲い始めたら…というストーリーの本作。意思を持った機械には、子供だろうが関係ありません。野球少年たちを容赦なく追い回し、グラウンドは阿鼻叫喚の地獄と化します。
BGMとして全編にわたりAC/DCのハードロックが使われており、独特なアメリカンな雰囲気を盛り上げています。
14.スライム状のブロブがとにかくエグい『ブロブ/宇宙からの不明物体』【1988】
thewavecatch31
個人的には ザB級映画w
でも 意外に 破綻してない気がする
1958年の『マックイーンの絶対の危機』のリメイクである本作は、隕石とともに地球に襲来した謎の生命体ブロブの恐怖を描いたスプラッター・ムービーです。『ショーシャンクの空に』(1994)やの監督として知られるフランク・ダラボンが脚本に参加しています。
とにかくスライムのようで気持ち悪いブロブですが、エイリアンだけあって子供も容赦なく捕食。その食べ方がえげつなく、背筋が凍ります。
15.殺されるよりもイヤな結末『ローズマリーの赤ちゃん』【1968】
hitomisnotebook
ポランスキーらしい映画でとても皮肉が利いていて良い映画 派手さはなく徐々に逼迫する様は逆に恐ろしく上手く作られているなと関心 この映画に纏わる逸話も恐怖をそそられる結果になっているかと思う あと音楽も素晴らしい
先にネタバレをしますと、本作で子供は殺されていません。不気味なアパートの住人に取り囲まれて出産したローズマリーですが、「かわいそうに、あの赤ちゃんはきっと殺されてしまったに違いない。」と観客に思わせておいて実は…という結末。
しかし、これだったらいっそ殺されてたほうが赤ちゃんのためにもローズマリーのためにも良かったのでは、と思ってしまうようなラストです。