山田洋次監督のおすすめ映画15選

2017年7月6日更新

『男はつらいよ』をはじめとする人情喜劇の第一人者山田洋次監督。80歳を越えた現在も良作を世に送り出し続けています。20歳を越えたら観て欲しい、大人をほろりとさせる山田洋次のおすすめ映画をご紹介いたします。

日本を代表する巨匠山田洋次

男はつらいよ

国民的人気映画の『男はつらいよ』シリーズの監督をした山田洋次監督。

落語の影響をうけている監督は、人間ドラマをメインとした日常的なシーンに定評があります。『たそがれ清兵衛』『隠し剣 鬼の爪』『武士の一分』の時代劇3作品では海外からも高い評価を受けています。

数多くの映画作品を世に送り出している他、脚本家としても『釣りバカ日誌』シリーズなど多くの国民に愛される映画を作っている日本映画界の巨匠です。

1.48本作成された国民的人気シリーズの第1作【1969年】

20年ぶりに帰ってきた寅さんは妹の見合いをぶち壊してしまい……

Tippico 後々に48作品続く寅さんの始まりの物語と思うと感慨深い。この作品を手を変え品を変えて作ったのが後の続編たちなわけで、寅さんのどれが1番面白いと聞かれたらやはりこの作品でしょう。
theskinheads 僕の人生の半分は寅さんで出来てると言っても過言ではない。それくらい自分の中では偉大な作品であって一生関わっていきたいと思える映画。しかしだ!20歳で男はつらいよを見てるとはなで笑われる。俺はそいつらにものを申したい。日本男児よどうなってしまったのかと、男はつらいよは日本男児の心にある男の美学を教えてくれる言わば教本だよ。背中で語るとか、顔で笑って腹で泣くっていう日本の古き良き男の美学を学ばずしてチャラチャラとしとる場合か!世間体を気にしてかしらんが、有名な洋画ばっかみやがって、顔の良い俳優や女優に詳しくなってものしり顔でこういうんだ「趣味は映画鑑賞かな」 じゃあなぜ邦画を観ないのか。外国人にはわからない日本人だからわかる感動や衝撃をなんで享受しようとせず、米国かぶればっかするのか。ハロウィンで寅さんの仮装をしたときびっくりしたよ。なんでかって?日本人よりも外国人の方が「トラさーん」って声をかけてくれるからだよ。そのうちの1人が言ってた「俺はトラさん見て育ったんや」バリバリの関西弁だったよ。日本の学校は教材として全作品を観せるべきだな。この映画は日本の重要な文化だよ

世界一の長編シリーズ、下町人情大河喜劇映画『男はつらいよ』シリーズの第1作。TVドラマ版のラストにクレームが殺到したことから、脚本の山田洋次がメガホンを取り映画化されました。

中学生の時に家出した車寅次郎は、20年ぶりに故郷の東京・葛飾柴又に帰って来ました。妹のさくらたちと再会を果たすも、翌日のさくらの見合いの席で大失態を犯し、再び柴又を去ることに。奈良を訪れた寅次郎は幼馴染みの冬子と出会い、彼女と共に再び柴又へと戻り・・・・・・。

主演を務めたのは、役と同じく”寅さん”の愛称で親しまれた故・渥美清です。さくら役の倍賞千恵子を始め、シリーズの初代マドンナに起用された、故・光本幸子らが共演しています。

2.山田洋次の最高傑作【1977年】

southpumpkin 地上波ノーカットとはありがたいことです。故、高倉健主演で山田洋次監督による傑作です。名前はもちろん知っていましたが、ロードムービーだというのは観てから知りましたし、クッソ生意気な武田鉄矢が出てくることすら知りませんでした。 ジャケット観ればラストカットが載ってますし、話のオチは間違いなくわかるんですけど、それでも溢れ出る感情があります。泣きましたね〜。情緒、をそのまま映像化したような演出をする山田洋次監督の手腕と、高倉健が高倉健のまんま出てくるような、彼でしか演じられないような役とが完全調和です。ロードムービー好きなら外せませんね。 武田鉄矢も人生を説くような人になれてよかったですね。

ポート・ハミルのコラム『Going Home』を基に、刑務所帰りの男が妻の元へ向かう過程を描く、北海道を舞台にしたロード・ムービー。主演に高倉健、倍賞千恵子・武田鉄矢・渥美清・桃井かおりなど主役級のキャストが勢揃いした、日本の映画史に残る名作の一つです。

失恋で自棄になった鉄也は、買ったばかりの新車で北海道へ旅に出ました。途中で一人旅をする朱美、刑期を終えたばかりの中年男・勇作と出会い、共に旅することになった3人。やがて勇作は、妻に「自分を待っていてくれるなら、鯉のぼりの竿に黄色いハンカチを下げておいてくれ」と書いた葉書を出したことを語り始めます。

第1回アカデミー賞や第20回ブルーリボン賞など、同年の日本映画賞を総なめにした作品でもあり、後に国内外で多数のリメイク作品が誕生しました。

3.日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作品【1991年】

Ryosuke_Ohba 『あん』で日本を感動の渦に巻き込んだ永瀬正敏のルーツがここにあります。『あん』で嫌なオーナーを好演していた浅田美代子も出演しているのも『あん』ファンとしては面白いです。

それにしても三國連太郎は尋常じゃなく演技が上手いです。横綱のような貫禄のある演技です。20半ばの私のような若僧を共感させてしまうのは凄いなと。全部伝わってきます。

原田美枝子はいい年のとり方をしたなぁと思うとともに、和久井映見は、この映画が一番きれいなんじゃないかとひそかに思っています。

それにしても、山田洋次は安定していい映画撮りますね。古き良き日本の心があります。

「おまえがもしあの子を裏切ったら、おれはあの子の両親の前で腹切らねばならねぇんだぞ」 「わかってるよ」

こんなやりとり、最近の邦画じゃ観られないですよね。

椎名誠による『倉庫作業員』を原作に、田舎の父親と都会でフリーターを続ける息子の対立と和解、2人の葛藤を通して家族の幸福を描くヒューマン・ドラマです。

東京・新宿フリーター生活を送る哲夫は、母の一周忌を機に地元・岩手へ帰省します。しかし、父・昭夫との折り合いは悪いまま、再び戻った東京の鉄工場で働くことに。取引先の倉庫で働く征子との出会いを糧に肉体労働にも耐える哲夫は、やがて彼女が聾唖者だと知るのです。

主演を務めたのは『釣りバカ日誌』シリーズで有名な名優の故・三國連太郎、息子役の永瀬正敏、和久井映見や原田美枝子らが出演しました。

4.当時は認知度の低かった夜間中学を描いた名作シリーズ【1993年】

Naoko_Kanehira この作品を見ていない人が多くて驚き。山田洋次作品で一番好きな映画シリーズ。 萩原聖人と裕木奈江がほんっとうに良かった!裕木奈江がフェイドアウトしてしまったのが心から残念。もっとみんなに見て欲しい。
theskinheads この映画に出てくる田中邦衛のモノマネは僕の十八番。 山田洋次の有名作品でこのあとも結構シリーズ化されて作られてる。 男はつらいよが大好きで山田洋次記念館ができたときについでに観た。 時代が時代だったら超有名作なんだろうけど今20歳で観てる人はほとんどいないね。それを見てる俺カッコ良いとか言いたいわけじゃなくて、洋画かぶれして邦画の名作を観ないのが今の多数派なんだろうってことだよ。 山田洋次のことに関しては母べえのレビューで書きすぎたからここでまた繰り返さない。 映画のテーマとしても素晴らしいよ夜学を題材にするって。今でこそそんなドラマもちらほら見かけるようになっていくつか見たけど二番煎じというかやっぱりこの映画は超えられない。田中邦衛の重みを出せないだろうからね。これは役者を評価してるのもあるけど、どっちかというと田中邦衛が演じてた役のストーリーを評価したいんだよね。ネタバレになるから言わないけどそれが今ではできないだろうってこと。あの年代にあの歳を使わないとね。ネタバレ回避しすぎて伝わらなさそうだけど、そのキャラクターの設定が素晴らしくてだからこそこの映画の主軸になって動くストーリーになったんだと思う

山田洋次が15年もの間企画を温め、松崎運之助の『青春夜間中学』を下敷きにした作品。当時は知名度の低かった夜間中学を舞台に、様々な年代、境遇の生徒と教師の交流が描かれました。

夜間中学に熱意を持ち、下町のとある夜間中学長年務める黒井。卒業式が控えるある日、卒業文集を制作するための作文の授業行い、生徒たちはそれぞれの思いを綴ります。黒井は競馬好きのイノさん、不良のみどりや焼肉屋を営むオモニなど、生徒たちとの思い出を振り返るのです。

主演は”黒井先生”役の西田敏行、田中邦衛や萩原聖人らが出演しました。設定やキャストを変えながら、2000年公開の『十五才 学校Ⅳ』までシリーズ4作が制作されています。

5.映画館オデオン座の情熱的な館長と、アルバイト、館長の未亡人の幼なじみなどの仲間との人情ドラマ【1996年】

Kasumi_Takahashi 映画っていいな〜 夢がある!!!
mataro_mince 徳島の小さな町。そこで愛された映画館オデオン座名物社長の奮闘記。古今東西映画への愛情をたくさん詰めこんだ「虹をつかむ男」BS。西田敏行最高。パーソナルに多様化した主題が多いから今はひとりで来て観て帰る時代。映画館が社交場だった、皆でワイワイ観てた時代があるなら少しうらやましい。2015年4月20日

主演・渥美清の急逝により終了した、『男はつらいよ』シリーズに代わる松竹の看板シリーズ。映画を愛する映画館主と周囲の人々の人間模様を、多くの名作のシーンと共に描く人情喜劇です。

平山亮は、就職に失敗し親と喧嘩して家出した末、四国・徳島の小さな町に辿り着きます。そこで、白銀活男が経営する古い映画館、オデオン座のアルバイトとして働き始めた亮。映画の灯を守り続ける活男には、未亡人の八重子という想い人がいると知り、亮は彼を叱咤するのですが・・・・・・。

『学校』シリーズ2作目で共演した、西田敏行と吉岡秀隆が主演を務めました。『男はつらいよ』のレギュラー陣が勢ぞろいしている他、CG合成による”寅さん”が登場するのも注目です。

6.山田洋次監督が構想10年という歳月で作成した時代劇【2002年】

ある時、清兵衛は、大きな決断をして……

1992tukuro_ 幕末当時の日本を上手く表現してます。 さすが山田洋次監督が10年かけただけはあります。 真田広之の食事シーンが良い。
kurakami_k 「たそがれ」の意味を調べてみると、「日没後西の空に赤さが残る時間帯」みたいな感じらしい。 「夕暮れ」が1番近い言葉になるんだけど、やっぱり違くて、この映画は「たそがれ」が持つ意味を見事に体現していると感じました。

藤沢周平の3つの短編を基に、寡夫の下級武士が幕末の世を生き抜く様を描く時代劇。主演の真田広之や宮沢りえらキャスト陣、制作陣が国内の賞を独占し、海外でも高い評価を得ました。

時は幕末、庄内の海坂藩の下級藩士・井口清兵衛。幼い娘2人と老いた母を抱える貧困生活のため、下城の太鼓と同時に帰宅することから、”たそがれ清兵衛”と揶揄されていました。しかし、幼馴染みの朋江の危機を救った際の剣の腕を見込まれ、清兵衛にある藩命が下されて・・・・・・。

再現が難しいとされる藤沢作品の映画化に当たり、山田監督は構想に10年以上を費やしました。時代考証には1年以上をかけ、家屋などの様子から髷に至るまで、苦心の末に結実させたそうです。

7.最後の最後でタイトルの意味がわかります【2004年】

togashi ピュッと殺すところかっこいい、いい感じだった。よかった

『たそがれ清兵衛』に続き、山田監督が藤沢周平の短編を映画化した、本格派時代劇第2弾。近代化の波が押し寄せる幕末を舞台に、下級藩士の悲喜と身分違いの恋を描きました。

幕末、海坂藩の下級武士・片桐宗蔵は、家族と貧しくも穏やかな生活を送っていました。ある雪の日、かつて奉公に来ていた娘・きえと再会し、彼女が嫁ぎ先で冷遇されていると知ることに。堪らなくなった宗蔵はきえを助け出すも、身分違いの2人の恋は許されないものだったのです。

『息子』で数々の賞を受賞した永瀬正敏が主演を務め、苦悩の恋の相手・きえ役に松たか子、『たそがれ清兵衛』で注目を浴びた田中泯らが出演しました。

8.山田洋次監督の時代劇3部作に外れなし!【2006年】

武士の一分

1050Carnival 木村さんいつも同じ様な役で勿体無いと思ってたので違う面を見られた 山田洋次さすが
Marronxx 主人公木村拓哉が毒味によって失明したお話。 ドラマではキザでしかないキムタクのイメージだったからこの映画は盲目ということもあってどこか自信のなさとそれでも生命感を感じる映画だった。

改めてキムタクの演技のうまさがわかる映画でした。

山田洋次監督が手がける、藤沢周平原作による本格派時代劇3部作の第3弾です。主演には木村拓哉を迎え、小藩の下級藩士が武士の名誉のために戦う姿と、夫婦のきずなを描きました。

東北の小藩の下級武士・三村新之丞は、美しく気立ての良い妻・加代と幸せに暮らしていました。しかしある日、藩主の毒見役を務めた際に失明したことから、夫婦の平穏な生活は一変。さらには加代と番頭の島田の不貞が発覚し、新之丞は”武士の一分”賭けて島田に果たし合いを挑みます。

”武士の一分”とは、侍が命を賭して守るべき名誉、面目のことなのだとか。加代役の檀れい、坂東三津五郎や緒方拳ら実力派俳優の共演による、胸を打つ感動巨編に仕上がっています。

9.昭和初期の夫のいない家族を支える母親を描いた感動の家族ドラマ【2008年】

Naoko_Kanehira 想像以上に良かった。吉永小百合の母としての大きさと、女性としての揺れ動く感情に惹きつけられた。そして浅野忠信がとても素敵。
theskinheads 山田洋次が好きなんだよ。そりゃそうだよ男はつらいよの大ファンなんだから。 すごく泣いたなぁ、山田洋次特有のユニークさとかあるんだけどもっとこうシリアスなテーマだったね。じゃあ男はつらいよはシリアスじゃないのかって言ったらそこはバランスなんだよね。男はつらいよはわかる人にはすごく辛くて悲しいんだけど(毎回泣いちゃうしね)だけどこれはもっとみんなに対して泣かせるぞっていう意気込みを感じる。そこの比率がやっぱり受け手にも違ったように感じられるんだと思う。 邦画も捨てたもんじゃない、特に山田洋次なんてもう幾つも有名な映画作っててお金も凄くかかってる。そういう映画は天邪鬼な自分には合ってないんだろうけど、でもだよ!すごく好きな映画になってしまった。 そこにはいろんな要因があると思うけど一番なのは事務所のプッシュで出てきたような顔がカッコ良いだけで何もない俳優や女優が演じてるんじゃなく吉永小百合ってとこだろうね。吉永小百合ももとはそうなのかもしれないけど、今時あんな歳の人を大手映画館でやる映画の主演に起用するの山田洋次くらいじゃない。渥美清だって一重に主演はできないって言われた時代にあんなギネスにもなる超大作の映画の主演になったんだから当時は衝撃だったと思うよ。 山田洋次の安心感っていうのを少しマイナーチェンジした良い作品だと思う

野上照代の自伝エッセイを基に、昭和初期の激動を生き抜こうとする一人の母とその家族を通して、現代家族のありかたを問うヒューマン・ドラマ。主演を務めた吉永小百合、夫役の坂東三津五郎や子役の志田未来らが、混乱の中を懸命に生きる人々を熱演しました。

戦前の昭和15年の東京、家族と幸せに暮らしていた野上佳代。しかし、”父べえ”ことドイツ学者の夫・滋が反戦思想の”思想犯”として投獄され、穏やかな生活は一変します。悲しみにくれる”母”べえと2人の娘でしたが、滋の教え子の山崎や周囲の人々に助けられ、力強く生きることを決意するのです。

反戦を強く叫ぶのではなく、どんな苦境の中でも強く生きた人々の姿を映し出す今作は、日常や家族の大切さを見つめ直すきっかけを与えてくれます。

10.涙と笑いに溢れる家族の物語【2010年】

主演の姉役に吉永小百合、芸人の弟役に笑福亭鶴瓶というキャストにも注目

nananta 鶴瓶さんの演技すごい。
tanav89 山田洋次さんもっとみようと思いますだ

山田洋次監督の10年ぶりの現代劇にして、市川崑監督作『おとうと』にオマージュを捧げた作品。しっかり者の姉と、芸人に憧れる破天荒な弟の再会と別れを、笑いあり涙ありで綴る家族の物語です。

若いころに夫を亡くし、今は東京の商店街で薬局を切り盛りしている高野吟子。女手一つで育てた娘・小春の結婚が決まり、喜びの中ようやく式の当日を迎えるも、突然弟の鉄郎が紋付袴姿で大阪から現れます。酒癖の悪い鉄郎は酔って披露宴を台無しにしてしまい、それでも弟を庇う吟子でしたが・・・・・・。

主演は『母べえ』に続いての出演となる吉永小百合、弟役を笑福亭鶴瓶が好演しました。山田監督ならではの視点から、移ろう時代と姉弟の絆、現代と未来の家族の姿を映し出しています。

11.家族のありかたなどを考えさせられる作品【2013年】

瀬戸内の小島すむ老夫婦は上京した子供達と久々に対面するが……。

Yuko_Hasegawa 自分に置き換えて見てしまいました。両親と離れて暮らし、自分に家族ができると、遊びにきた両親の相手するのが面倒くさくなる。。。んー、ありえそうだなぁと。でも、なんだかんだいっても大事にしたい気持ちがあるし、ほかっておけない。。。この東京家族は両親と子供たちの関係がすごくリアルに感じられる映画だなぁと感じた。感動するところもたくさんあり、気持ちが温かくなる映画でした(*^^*)
____RiN____ 山田洋次監督のあの独特の「間」を乗りこなせる俳優さんてそう多くはないと思うんだけど、さすがの俳優陣、完璧でした。 芝居がかっているんだけどリアル、こういう家族、こういうやりとり、あるよなあとしみじみ思いました。当たり前ってめんどくさいね。

山田洋次監督第81作目であり、映画監督生活50周年を記念して、巨匠・小津安二郎監督の『東京家族』にオマージュを捧げたファミリー・ドラマ。物語の舞台を現代に変更し、現代日本における夫婦や親子の絆とそのありかた、老いることや死を見つめていく作品です。

2012年5月、瀬戸内海に住んでいた平山周吉、とみこ夫妻は東京へとやって来ました。子どもたちと再会し、家族揃った和やかな時を過ごすも、長居する両親を厄介に感じてしまう子どもたち。そんな中とみこは、何かと心配していた次男の昌次から、恋人の紀子を紹介されます。

小津監督作の”戦争”に代わり、”東日本大震災”という悲劇をクローズアップした本作。意図せず生まれた溝を埋めようとする家族を、橋爪功と吉行和子、妻夫木聡ら実力派キャストが熱演しました。