爆笑必至のコメディ邦画45選

2017年9月12日更新

何も考えずに気軽に観れる笑えるコメディ邦画の傑作45本を紹介します。1990年以前に公開されたものから最新邦画まで、コメディを軸に様々な映画を選出しました。笑いに飢えている方、お笑いが好きな方は自分の好みの1本を探してみましょう。

大爆笑間違いなしの邦画コメディをご紹介します

変態仮面

インド映画には「ナヴァラサ」(9つの味)、すなわち喜怒哀楽のようなあらゆる感情が表現されるべきだ、という不文律があります。

では、日本はどうでしょうか?戦前の日本映画界でもエノケン(=榎本健一)のような喜劇俳優が多くのコメディやミュージカルを製作し、大衆に笑いを提供してきました。

今回は「1990年以前の作品」「1990年代の作品」「2000年代の作品」「2010年代の作品」に絞って、コメディ邦画を紹介します。笑いに飢えているあなた、お気に入りの映画を探してみてください。

1990年以前の笑える邦画

1.夭折した天才監督の異色コメディ【1957】

川島雄三監督の異色コメディです。オリジナル脚本ですが、落語の『居残り佐平治』、『品川心中』などをもとにしています。実はこの映画には幻のラストシーンが存在しており、庵野秀明は『エヴァンゲリオン』製作中にそのラストシーンから多大な影響を受けていたという逸話があります。

2.高度経済成長に響き渡る黒い笑い【1962】

川島雄三監督のブラックコメディです。高度経済成長期の団地を舞台に、口調は上品ですがやることはエゲツない一家と、そこに群がる強欲な人々の物語。最後は部屋の窓の外を投身した登場人物が横切るという、何とも皮肉なシーンです。主演は若尾文子ら。

3.笑いを提供する人々【1981】

森田芳光監督の商業映画デビュー作です。新米落語家を主人公にした青春映画でもあります。当時ほとんど無名だった森田芳光の熱意に触発されて集まったキャストは秋吉久美子、尾藤イサオ、でんでんなどで、主演の伊藤克信は就職が決まっていたのに、この映画のためにあきらめたそうです。

4.家族というコメディ・ゲーム【1983】

森田芳光監督を一躍有名にした作品。特に家族が横一列に並んで食事をするシーンは当時話題になりました。高校受験を控えた一家の次男のもとに家庭教師(松田優作)がやってきます。鉄拳制裁も辞さない家庭教師と家族、その奇妙な隣人とのオフビートな会話が見どころです。

5.家族という戦争【1984】

『狂い咲きサンダーロード』の石井聰亙(現・石井岳龍)監督のコメディであり、ホームドラマであり、戦争映画でもあります。真面目なサラリーマン小林は念願のマイホームを手に入れますが、やがて家族同士の軋轢が表面化し始め、突如バトルが開始され……。出演は小林克也、倍賞美津子、工藤夕貴、植木等、原案は小林よしのりです。

6.時間ループ作品の金字塔【1984】

高橋留美子原作の人気シリーズ、映画版第2弾ですが、押井守を一躍時代の寵児に押し上げた作品です。特に「学園祭の前日」が何度もループされるというメタ的な展開は有名で、多くの後続作品に影響を与えました。時として原作を逸脱してしまうので、原作者にさえ敬遠された、単なるコメディではない問題作です。

7.お葬式では笑ってはいけません【1984】

俳優であった伊丹十三の監督デビュー作です。厳粛なお葬式だからこそ、笑いが生まれるチャンスがたくさんあります。葬儀の作法が分からずにビデオで勉強するとことがまずおかしいです。正座で足が痺れてうまく立てないというベタな笑いあり、愛人に誘われるという悲喜劇もあります。映画賞を総なめにしました。

8.ホラー映画の旗手が撮ったコメディ・ピンク映画【1985】

海外でも評価の高い黒沢清監督のデビュー作。ピンク映画ですが、黒沢清作品ですから一筋縄ではいかないコメディです。母親に犯されている受験生を救うカップルの話ですが、若き周防正行(『Shall we ダンス?』などの監督)、塩田明彦(『黄泉がえり』などの監督)が助監督を務めているだけでなく、周防正行は出演もしています。

9.国民的人気シリーズの原点【1988】

人気シリーズの第一作です。もともとは同名マンガの映画化作品ですが、『男はつらいよ』シリーズにも匹敵するほど国民的な人気を博するとはスタッフも考えていなかったのではないでしょうか。お馴染みハマちゃん(西田敏行)とスーさん(三國連太郎)のコンビの出会いが描かれますが、名優・三國連太郎の力の抜けた名演をお楽しみください。

1990年代の作品

10.名作法廷劇のコメディ版【1991】

本作は名作米映画『十二人の怒れる男』のパロディとなっています。日本に陪審員制があったらという仮定のもとに作られた作劇であり、脚本は三谷幸喜です。議論の苦手な日本人が論争を強いられるところが見どころです。

11.小津安二郎風味の青春映画【1992】

『Shall we ダンス?』の周防正行監督が『ファンシィダンス』に続いて撮った一般向け映画第2弾。周防正行は『ファンシィダンス』の前に『変態家族 兄貴の嫁さん』というピンク映画を監督しているのですが、これが前編・小津安二郎の世界という変わり種。本作はその小津的世界観を随所に残した青春コメディです。

12.お家芸のお笑いが詰め込まれた、おもちゃ箱のような映画【1995】

「ビートたけし」第一回監督作品。ダンカンを主演に据えて、「女にモテたい」という欲望だけに突き動かされて様々な騒動をひきおこす主人公を淡々と追います。監督は「映画やお笑いを壊したかった」と証言していますが、意に反してむしろ映画やお笑いに対するビートたけし(北野武)の愛を感じてしまうかもしれません。

13.満を持して映画監督デビュー【1997】

三谷幸喜第一回監督作品。平凡な主婦(鈴木京香)が書いたラジオ・ドラマの脚本が採用されますが、主演女優(戸田恵子)のわがままで設定を勝手に変えられ、生放送であるために辻褄が合わなくなって……。平凡なラブストーリーであったはずのドラマがどんどんスケールアップするところが見どころです。

2000年〜2005年までの邦画コメディ

14.テレビドラマ化もされた話題作【2001】

『スウィングガールズ』、『ハッピーフライト』の矢口史靖監督の出世作です。周囲に馬鹿にされながらもシンクロナイズドスイミングの練習に励む、男子高校生を描きます。映画のヒットを受けて、実際に「男子シンクロ部」が作られるという社会現象まで引き起こしました。

15.テレビドラマ・映画・小説・ゲームとメディアミックスで大人気【2002】

仲間由紀恵の人気を決定づけた作品で、もともとはテレビの深夜ドラマでした。貧乳コンプレックスのマジシャン山田奈緒子(仲間由紀恵)と物理学者の上田次郎(阿部寛)のコンビが超常現象がらみの事件を解決していくという、お約束のプロットですが、劇場版では神と対峙します。見どころはエキセントリックなキャラクターと、横溝正史的なおどろおどろしい世界のパロディです。

16.異常と正常の境とは?【2002】

奥田英朗の直木賞受賞作品の同名短編集の映画化作品。主人公は精神科医・伊良部一郎(松尾スズキ)で、彼のもとを訪れる患者たちを中心に物語が展開します。「勃ちっ放し」になってしまうサラリーマン(オダギリジョー)、ガスの元栓を閉めたかなどが気になって強迫神経症になってしまうルポライター(市川美和子)などですが、実は注射マニアである伊良部が一番変であることが分かります。

17.実写映画にもなり高評価の国民的アニメ【2002】

「クレヨンしんちゃん」が大人気テレビアニメであることは言うまでもありませんが、2001年の『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』以来、劇場版の作品は大人の鑑賞に堪えうる作品として話題を呼びました。しんちゃん一家が戦国時代にタイムスリップしてしまう本作は、2009年に『BALLAD 名もなき恋のうた』で実写映画化されています。

18.独創的な世界観をもつ人気テレビシリーズの映画化【2003】

宮藤官九郎脚本の人気シリーズの劇場版です。木更津という大都会の周辺部にうごめく若者たちの鬱屈した思いと、会話のオフビート感に、木更津出身の氣志團の人気もあいまって、根強いファンが多いドラマ。本作には、いつものメンバーに加え、内村光良や氣志團が出演しています。

19.鄙びた地方都市をスタイリッシュな映像でとらえた一本【2004】

嶽本野ばらの小説を原作とする、女子高生が主人公の青春映画。茨城県下妻市に住む女子高生で、ロリータ服に身をつつむ桃子(深田恭子)と、暴走族のメンバーであるイチゴ(土屋アンナ)の間に次第に友情が芽生えていきます。「心根が腐っている」と自ら認めるロリータと素直でまっすぐなヤンキーとの対比、下妻の田舎道を美麗に映し出す中島哲也監督のスタイリッシュな映像が見どころです。

20.ビッグバンド・ジャズに挑戦する女子高生【2004】

『ウォーターボーイズ』の矢口史靖監督の大ヒット作で、ビッグバンド・ジャズに挑む女子高生たちを描く青春映画です。ほとんど無名の新人だった上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカらを一躍有名にした作品と言って良いでしょう。舞台は東北地方なので全員が方言で話すこともコメディ感を加速させます。圧巻は最後に披露される演奏シーンでしょう。笑いと感動にあふれた一本です。

21.タイムパラドックスと笑い【2005】

元々は舞台劇であったものを、『踊る大捜査線』の本広克行監督が映画化した作品。大学の「SF研究会」に突如タイムマシンが出現するという、破天荒なプロットです。タイムパラドックスに翻弄される大学生たちの慌てぶりが笑いを呼びます。

22.繰り返し観て楽しめる映画【2005】

内田けんじ監督の商業映画デビュー作で、各賞を受賞しています。物語は登場人物5人の視点で別々に語りなおされて意外な様相を呈します。監督は新百合ヶ丘で「今、中野にいる」と携帯電話で話している人を目撃して、本作の構想を思い付いたそうです。

2006年〜2009年までの爆笑邦画コメディ!

23.そのものズバリ、グランドホテル形式のコメディ映画【2006】

三谷幸喜監督の第3弾。「グランドホテル形式」とはグレタ・ガルボ主演の『グランド・ホテル』(1932年)にちなんで、ひとつの場に様々な人間が集って、人生模様が展開されていく映画のことです。ホテル・アバンティでは大晦日に問題をかかえた客が集まって、副支配人(役所広司)はてんてこまい。想像するだけで笑えてきます。

24.三木聡の脱力系コメディ【2007】

三木聡監督作品はその独特の色彩感覚と下ネタやダジャレが多用される会話が特徴です。死んでも生き返れる虫「シニモドキ」の取材を依頼されたルポライターの「俺」(伊勢谷友介)は取材中に奇妙な人々に遭遇し、不思議な事件に出会います。岩松了、ふせえりという三木聡作品の常連も出演しています。

25.密室推理劇コメディ?!【2007】

自殺したアイドル如月ミキを偲んで集まった5人の男たちを描いた密室劇です。焼身自殺と思われていたアイドルの死因が実は他殺ではないか、5人が推理を始めそれが二転三転していくというあらすじです。メインの5人は小栗旬、ユースケ・サンタマリア、小出恵介、塚地武雄、香川照之が演じ、監督は『ストロベリーナイト』、『脳内ポイズンベリー』の佐藤祐市です。

26.登場するだけでコメディ作品になる俳優【2007】

意外にも阿部サダヲの初主演映画です。阿部サダヲは登場するだけで笑えてしまう俳優で、それ故に数多くの映画に出演していますが、元々は劇団「大人計画」の劇団員で舞台俳優です。本作は「大人計画」の盟友、宮藤官九郎が脚本を担当しており、当てぶりで書いたのかと思えるほど阿部サダヲにぴったりの役です。平凡なサラリーマンが京都で舞妓遊びをしたいという夢を追いかけるという「クドカン」らしい内容です。

27.映画の中の映画【2008】

三谷幸喜監督の『ザ・マジックアワー』には劇中映画が登場します。『黒い101人の女』、『暗黒街の用心棒』、「実録・無法地帯』など市川崑監督のパロディです。マフィアのボス(西田敏行)の愛人(深津恵理)に手を出してしまった備後登(妻夫木聡)は、命を見逃してもらう代わりに伝説の殺し屋を連れてくると約束します。しかし、殺し屋が見つからないので苦し紛れに、売れない俳優(佐藤浩市)を映画の撮影と替え玉に据えるのですが……。佐藤浩市の“暑苦しい”演技に注目です。

28.原作はネット小説【2008】

原作はインターネット上に発表されたブログ小説で、2017年現在でも読むことができます。要するに高校生グループと警察官のイタズラ戦争なのですが、そこに青春、恋愛、人情話などがからんで大人気シリーズとなりました。映画化だけでなく、書籍化やドラマCD化もされています。高校生たちと駐在さんの関係はそれほど険悪なものではなく、兄弟喧嘩に似ています。

29.デスメタルとお笑い【2008】

同名マンガの映画化作品ですが、HR/HM(ハードロック・ヘヴィメタル)やデスメタルが、笑いの対象になってしまうことに作者は気づいていたのではないでしょうか。根岸崇一(松山ケンイチ)はお洒落な渋谷系ポップスが大好きなのですが、事務所の社長(松雪泰子)に無理矢理組まされたデスメタル・バンド「デトロイト・メタル・シティ」で、フロントマンの「ヨハネ・クラウザーII世」として白塗りを強制されます。素の根岸くんとクラウザーさんのギャップが笑いのツボです。本家「デトロイト・ロック・シティ」のジーン・シモンズも登場します。

30.インパクトのあるタイトルが話題に【2009】

「おっぱいバレー」というインパクトの強いタイトルだけで興味を引くに違いありません。綾瀬はるか演じる中学校の先生が顧問を受け持つ男子バレー部が弱体なのを見かねて、「大会で一勝したら、おっぱいを見せる」という無茶な約束をします。無論、その「おっぱいの約束」は生徒間でも教師間でも波紋を呼びます。監督は『海猿』シリーズの羽住英一郎です。

31.不思議な世界、京都【2009】

万城目学原作の小説『鴨川ホルモー』、『プリンセス・トヨトミ』、『偉大なる、しゅららぼん』は映画化されそれぞれヒットしています。その作風は日常の中に、突如奇想天外な非日常が現出するといったもの。『鴨川ホルモー』は、陰陽道に基づいた競技を行う大学のサークルが描かれています。京都の街に突如、鬼や式神が現れるのです。メガホンをとったのは『釣りバカ日誌イレブン』の本木克英監督です。

32.ダメ人間の親爺バンド【2009】

宮藤官九郎が『真夜中の弥次さん喜多さん』に続いて監督・脚本をつとめた作品。パンク好きなクドカンの好みが炸裂した傑作です。ネットで人気を集めているパンク・バンド「少年メリケンサック」に注目し、復活させようと奔走するレコード会社の社員(宮崎あおい)の奮闘が笑えます。ところがメンバーはダメ人間の親爺ばかり。果たしてかんなは彼らを復活させることができるのでしょうか。昔の暴動の後遺症で滑舌が悪くなったジミー(田口トモロヲ)が歌う「ニューヨーク・マラソン」の本当の歌詞に注目です。

2010年代の作品

33.クラシックを気軽に楽しむ【2009・2010】

二ノ宮知子原作の漫画『のだめカンタービレ』は上野樹里主演でテレビドラマ化され、その続編という形で映画化されました。天然ですが天才ピアニストであるのだめ(上野樹里)と一流の指揮者を目指す千秋先輩(玉木宏)の恋の行方が描かれる完結編です。クラシック・ブームを引き起こした話題作です。

34.竹野内豊がコメディに初挑戦【2011】

劇作家、前田司郎の小説を映画化した異次元コメディ。大木信義(竹野内豊)と咲(水川あさみ)は長い同棲生活の末に結婚したせいか、新婚なのに倦怠期のような状態。ある日、怪しい占い師(樹木希林)の助言で、1泊2日の「地獄」ツアーに行くことに……。地獄に登場する異形の人種(でんでん、橋本愛、荒川良々)とシチュエーションから生じるおかしさを堪能してください。

35.弁護側の証人は落ち武者の幽霊【2011】

三谷幸喜監督作品第5弾は法廷劇です。すでに『12人の優しい日本人』で法廷劇はお手の物ですが、ある殺人事件の被告人が主張する「犯行時刻に金縛りにあった」というアリバイを実証するため、落ち武者の幽霊(西田敏行)を法廷に召喚するというシュールなプロットで描かれています。

36.異国の視点で日本をとらえる【2012】

ヤマザキマリ原作の漫画を映画化した作品です。およそ2000年前の古代ローマの浴場設計を仕事としているルシウス(阿部寛)の視点で、現代日本の銭湯や浴場にある数々の設備や工夫に注目しているところがツボ。見どころは古代ローマの濃い顔の人々を日本人の濃い顔の俳優たち(市村正親、北村一輝、宍戸開など)が演じていることと、古代ローマのシーンはイタリアのチネチッタで撮影していることでしょう。

37.ほとんどが監督の実体験【2013】

暴力団の組長・武藤(國村準)は、娘ミツコ(二階堂ふみ)を主演にした映画を実現するために、映画マニア・平田(長谷川博己)と普通の青年・橋本(星野源)を監督に雇います。対立する池上組の組長(堤真一)は実はミツコに惚れていて……。鬼才・園子温監督らしい、なんとも破天荒なあらすじですが、実はほとんどが園監督の実体験らしいです。長谷川博己のはっちゃけた演技に注目です。

38.正義の味方は変態?【2013】

あんど慶周原作の人気漫画『究極!!変態仮面』の映画化作品ですが、物語はオリジナルです。原作の大ファンである小栗旬が脚本強力で参加しています。鈴木亮平が肉体改造をして「変態仮面」を演じ、それほど大きな公開規模ではなかったにもかかわらず、大ヒットを記録しました。

39.堤真一がダメ男?【2013】

『HK/変態仮面』の福田雄一監督が漫画原作で撮った作品。42歳のバツイチ子持ち男が、突如会社を辞めて、「漫画家になる」と宣言するというダメ男ぶりです。堤真一の怪演が見どころです。山田孝之、濱田岳や生瀬勝久ら実力個性派俳優が脇を固めました。

40.こんな人、「いるいる」感【2013】

吉田修一の小説が原作です。高良健吾演じる主人公は、お人好しで不器用で誰にでも好かれるキャラクター。ポケットに手を突っ込んで変なポーズで立っている姿だけで、「ああ、こんな人、知り合いにいた」と思わせてしまいます。そんな横道世之介を好きになる祥子を演じるのが吉高由里子。映画『蛇にピアス』で共演した二人ですが、内容は『蛇にピアス』とは正反対です。

41.CMプランナーの裏側【2014】

世界的に高名な広告祭で、CMプランナーが自社のCMを入賞させるべく奔走する悲喜劇を描きます。主演の妻夫木聡が必死になる表情だけで笑えることは、『ウォーターボーイズ』で証明済みです。監督の永井聡はCMディレクター出身なので、業界の裏側を知り尽くしています。だからこそ、安心して笑える作品となりました。

42.現代にも通じる異色時代劇【2014】

江戸時代、東北の弱小藩が5日で江戸に参勤せよといいう無理難題を幕府から命ぜられて、ひたすら急いで江戸に駆けつけなければならないという物語です。実は、幕府はこの弱小な藩が所有する金山が狙いで、参勤を妨害さえします。中小企業の奮闘など、これを現代に置き換えてみると面白いかもしれません。

43.豪華キャストで描く現代的な家族【2016】

山田洋次監督は『男はつらいよ』シリーズで喜劇映画を追求してきました。そんな山田監督が久しぶりに作ったコメディです。テーマは「熟年離婚」。橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、妻夫木聡らが描く家族像は、どこかおかしく、どこか懐かしい匂いがします。小津安二郎の『東京物語』のリメイクである『東京家族』と同じキャストですが、とても現代的です。

44.話題作がまさかの続編【2016】

前作のヒットを受けて作られた続編です。スタッフ、キャストもほとんど続投の人ばかりですが、新たに柳楽優弥らが加わっています。世界からなぜかパンティーが消えていくという状況下で、色丞狂介(鈴木亮平)と姫野愛子(清水富美加)の気持がすれ違っていって、さらには新たな敵が出現するという、またもや独特の世界観です。

45.中高生的視点で世界を見直す【2016】

宮藤官九郎作品には独特の中高生的な視点があるかもしれません。本作にも「童貞で死んでしまうのは辛すぎる」というテーマが見え隠れします。えんまの裁きをクリアして現世に生き返ることができるか、童貞のまま死ぬという地獄に堕ちるか、というサスペンスでもあります。

コメディ映画を観て日常に笑顔を

いかがでしたか。生活に笑いは必要です。笑うだけで健康に良いと言われますし、なによりもポジティブになれます。

日本人独特の笑いを追求している映画作家たちの傑作に触れて、あなたの生活を豊かなものにしてみませんか。