ドリームワークスとはどんな会社?その歴史を作品とともに紹介!

2017年5月11日更新 2089view

人気アニメーション映画『シュレック』シリーズなどを生み出した「ドリームワークス・アニメーション」の会社や制作作品を紹介すると共に、本社である「ドリームワークスSKG」やその代表作、そして意外な創設者などについてもご紹介しています。

“ディズニーではありません!「ドリームワークス」とは?

“ドリームワークス”と聞くと、色々なアニメーション作品を、特にアニメーション映画『シュレック』シリーズを思い浮かべる人はたくさんいるのではないでしょうか。

しかし、ドリームワークスはアニメーション専門の映画会社というわけではないのをご存知でしたか?また、ディズニーの関連会社だと思われている節もありますが、ディズニー傘下の会社ではない映画制作会社でもあります。

今回は、代表作品紹介なども交えながらドリームワークスについてご紹介していきます。

創設者のひとりは“スティーブン・スピルバーグ”!

かつてはパラマウント映画の立て直しに成功し、その後、ウォルト・ディズニー・カンパニーで『美女と野獣』や『アラジン』をヒットさせた最高経営責任者ジェフリー・カッツェンバーグは、当時の会社会長と対立した結果、ウォルト・ディズニー・カンパニーを退職します。

退社を機にジェフリーは2人の人物に映画会社の設立に誘います。ひとりは自分で設立したレコード会社ゲフィン・レコードでニルヴァーナやガンズ・アンド・ローゼズをブレイクさせたデヴィッド・ゲフィン、もうひとりが『E.T.』や『ジュラシックパーク』シリーズで知られている世界的映画監督スティーブン・スピルバーグなのです。

そして、3人で出資し合って1994年10月12日に設立されたアメリカの映画制作会社がドリームワークスSKGです。

ドリームワークスSKGの制作作品

『プライベート・ライアン』【1998年】

この作品は、第二次世界大戦にて、ナチス・ドイツが支配していた北西ヨーロッパへ連合軍が侵攻するために立てたノルマンディー上陸作戦をもとに、ひとりの兵士を救いに行く兵士の姿を戦争の悲惨さと共に描いた戦争映画です。

ノルマンディー上陸作戦は連合軍の勝利に終わったものの多くの死傷者を出した結末となり、トム・ハンクス演じる主役のジョン・H・ミラー大尉もまた激戦地をかいくぐって生き延びたのでした。そんな枯れは軍の上官より、マット・デイモン演じるジェームズ・フランシス・ライアン二等兵を救出することを命じられます。ジョンは7人の優れた兵士を引き抜き、救出へと向かいます。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』【2002年】

実在した天才詐欺師フランク・W・アバグネイルが1980年に著した自伝『『世界をだました男』を映画化した今作は、『タイタニック』や『ロミオ+ジュリエット』などの出演で大人気俳優となったレオナルド・ディカプリオが主人公で天才詐欺師フランク・W・アバグネイル役を演じました。

今作は、パイロットや医師などに変装してはその巧みな手口で詐欺を働いていくフランクを、トム・ハンクス演じるFBI捜査員カール・ハンラティが追い続け、また彼を更生させようとする姿を、アクション、ロマンス、スリルたっぷりに描いた作品です。

『トランスフォーマー』【2007年】

タカラトミーが発売している同名玩具シリーズをスピルバーグ監督が総製作指揮として映画化したSFアクション映画『トランスフォーマー』シリーズの第1作目。

今作は、金属に生命を吹き込む物質オールスパークを巡り、地球にあるそれを捜索し守ろうとする正義のロボット集団オートボットと、オールスパークを狙う敵軍団ディセプティコンとの抗争を描いた本作。普段は車や飛行機として地球の日常に溶け込むロボットたちが変形して本来の姿に“トランスフォーム”する映像は大きく話題になりました。

ドリームワークス・アニメーションの分社化は業績不振が理由?

ドリームワークスSKGは先に紹介した作品以外にも様々な人気映画作品を制作、配給してきましたが、経営難という壁に衝突します。というのも、本来、映画会社は制作や配給だけでなく過去に携わった映画作品の版権などの権利によって利益を得ている部分が大きいのです。しかし、新しい映画会社であるため多くの版権による利益を得られないドリームワークスSKGは貧窮するのでした。

そこで、2004年にはドリームワークスSKGアニメーション部門自体を別途株式会社としてニューヨーク市場に上場し、ドリームワークス・アニメーションSKGという企業を設立、ジェフリーが最高経営責任者として就任したのでした。

大ヒットシリーズ『シュレック』

トロールの様なオーガという怪物である主人公のシュレックとおしゃべりロバのドンキーが繰り広げるアドベンチャーコメディ映画である今作は、2001年に日本でも公開されました。

第74回アカデミー賞では、その年から設けられた長編アニメ映画賞の初受賞作品ともなった今作は、個性豊かなキャラクターやその絶妙なコメディ要素により大人気アニメ作品にもなりました。

2004年にはシュレック、ドンキー、フィオナ姫に加え新たな仲間“長ぐつをはいた猫”が登場した『シュレック2』が公開、2007年には『シュレック3』、そして2010年には『シュレック』シリーズ最後の作品となった『シュレック フォーエバー』が公開されました。

また同シリーズは、2011年に「最も興行収入を稼いだアニメーション映画シリーズ」として、ギネス記録にも認定されており、映画業界だけでなくドリームワークス・アニメーションの経営にも大きく影響を与えた作品となりました。

ドリームワークスのアニメーション作品

『シャーク・テイル』【2004年】

いつか大金持ちになりたいと夢見るオスカーが軽い気持ちでついた嘘によってサメを殺した勇者だと思われてしまい思わぬ事態を招いてしまう様子を、海底にある大都市リーフシティを舞台にフルCGで描いたコメディ・アニメーション映画である『シャーク・テイル』。

今作は、主人公オスカー演じたウィル・スミスや、街のドンであるサメを演じたロバート・デ・ニーロをはじめ、アンジェリーナ・ジョリーやマーティン・スコセッシ、ジャック・ブラックなど名だたる俳優が声優を務め、またそれぞれのキャラクターの表情が声を担当したキャストと似ていることでも話題となった作品です。

『マダガスカル』【2005年】

ニューヨークのセントラル・パーク動物園では、動物園の人気者でライオンのアレックス、女の子カバのグロリア、臆病者なキリンのメルマン、お調子者のシマウマであるマーティたちが平和に暮らしていました。

しかし、ある日動物園の外の世界に憧れたマーティと彼を連れ戻そうとした3匹は、脱走には失敗するもののひょんなことからマダガスカル島を訪れることとなります。それまでのニューヨークとは全く異なるアフリカでの暮らしによって4人は色々なことに直面し、成長していきます。

『ヒックとドラゴン』【2010年】

2003年よりクレシッダ・コーウェルによって執筆された同名児童文学小説を原作として制作された本作は、鍛冶屋見習いの内気な少年ヒックの成長とドラゴンとの友情を描いたファンタジーアニメーション作品です。

勇敢なバイキングになることを夢見るヒックは、ある日最も恐れられているドラゴンを投石によって捕まえることに成功し、倒して一人前だと認めてもらおうとしますが、ケガをしたドラゴンを退治することはできず、彼の世話をして友情を徐々に深めます。そして、ヒックはドラゴンを絶対悪だとする身の回りの考えをも変えたいと思うようになっていくのでした。

今後の公開作品を紹介

ドリームワークスSKGは現在も映画製作・配給を行っており、マイケル・ファズベンダーが主演の『光をくれた人』は2017年3月31日日本で公開されます、また、漫画『攻殻機動隊』を映画化しスカーレット・ヨハンソンが主演を務める『ゴースト・イン・ザ・シェル』は2017年4月7日に国内公開されます。

一方、ドリームワークス・アニメーションも複数の作品制作が決まっており、2018年にはマーゴット・ロビーやヒュー・ジャックマンを声優陣に迎えた『ラリキンズ』が、また2010年に公開された『ヒックとドラゴン』の第3作目『ヒックとドラゴン3』が2019年に日本で公開予定とされています。