なぜヒットする?池井戸潤原作のおすすめドラマ・映画ランキング!あの人気作も
タップできる目次
- 池井戸原作の映像作品が軒並みヒットする理由とは?
- 10位:ドラマ『ようこそ、わが家へ』(2015年)
- 9位:ドラマ『花咲舞が黙ってない』(2015年)
- 8位:映画『空飛ぶタイヤ』(2018年)
- 7位:ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)
- 6位:映画『七つの会議』(2019年)
- 5位:ドラマ『アキラとあきら』(2017年)
- 4位:ドラマ『下町ロケット』(2015年)
- 3位:ドラマ『陸王』(2017年)
- 2位:ドラマ『民王』(2015年)
- 1位:ドラマ『半沢直樹』(2013年)
- 番外編:池井戸潤書き下ろし!新刊『ノーサイド』が2019年にドラマ化
- 原作が同じ別ドラマ・映画も!池井戸潤ワールドを観比べてみては?
池井戸原作の映像作品が軒並みヒットする理由とは?
勧善懲悪のファンタジー小説がヒットの秘訣
池井戸自身の経歴や『半沢直樹』のヒットもあって、“銀行員もの”のイメージが強く、金融界や経済界を舞台とする小説を多く書いてきました。 作風は元銀行マンが組織の内情を暴露するのではなく、社会で働く人そのものに軸を置いた身近なテーマと、エンタメ性の強さが特徴。読者、あるいは視聴者は、自分の仕事を貫く主人公たちに感情移入し、最後は正義が勝つ「勧善懲悪」に憧れを抱くのです。 大逆転劇の過程で、現実ならそう上手くいくはずがない事態も起こります。しかし、リアリティとファンタジーのバランスこそが、池井戸作品の魅力!日ごろの鬱憤を、登場人物が代わりに晴らしてくれるように思え、カタルシスを得られるのでしょう。 どんな形であれ、“働く”というのは多くの人が経験すること。このように、共感性の高い池井戸作品は数字を重要視する映像化に向いており、ヒットするのかもしれません。
10位:ドラマ『ようこそ、わが家へ』(2015年)
2015年4月から6月まで、フジテレビ系列「月9」枠で放送されたドラマ『ようこそ、わが家へ』。数々の名作恋愛ドラマを生んできた月9としては、初の池井戸作品であるばかりか、サスペンス・ホームドラマも初めての試みでした。 家族と4人で暮らす商業デザイナーの倉田健太が主人公。ある日、ホームで女性を突き飛ばして強引に乗車しようとしていた男を注意したことから、ストーカーじみた嫌がらせを受けることになります。犯人が特定できない、謎の人物による執拗な恐怖に立ち向かう家族の絆を描きました。 主人公を演じたのは、初の月9主演となった嵐の相葉雅紀。同居する父親の太一を寺尾聰、妹の七菜を有村架純、母親の珪子を南果歩が演じました。
原作紹介
文芸誌に連載されたのち、2013年に刊行された同名小説が原作です。テレビドラマ化に先立って、2014年に西田敏行と竹下景子出演で一度ラジオドラマ化されています。 原作においては、父親の倉田太一が主人公。そのため、ドラマ化にあたり様々な設定が変更されています。沢尻エリカが演じた神取明日香やタウン誌編集長の蟹江秀太郎などは、原作に登場しません。
9位:ドラマ『花咲舞が黙ってない』(2015年)
2014年4月から6月まで、日本テレビ系列「水曜ドラマ」枠にて放送されたのが『花咲舞が黙ってない』です。平均視聴率14.4%と同クールで圧倒的1位に輝き、唯一全話2ケタ視聴率を記録した大ヒットドラマ!2015年7月から9月まで、第2シリーズも放送されました。 東京第一銀行で問題を起こした支店へ直接出向き、業務改善を図る部署・臨店班。その性質上、臨店先では歓迎されず、協力も得られない仕事です。テラー(窓口担当者)として豊富な経験を持つ花咲舞が、上司の相馬健と共に奮闘する姿を、華やかかつ痛快に描きます。 納得できない企業論理、理不尽な上下関係にすばりとモノ申すヒロインに杏。花咲をサポートする相馬を上川達也、頭取候補の真藤毅を生瀬勝久、舞の父を故・大杉漣が演じました。
原作紹介
花咲や相馬が登場する『不祥事』をキャラクターの下敷きにしつつ、指宿修平が主人公の『銀行総務特命』『銀行狐』や、黒部一石が主人公の『銀行仕置人』、恋窪商太郎が主人公の「仇敵」シリーズなどの短編が、アレンジを加えて採用されました。 第1シリーズは主に『不祥事』『銀行総務特命』、第2シリーズは『銀行仕置人』『銀行狐』が原作で、女主人公なのが特徴。池井戸作品では珍しいことで、原作の花咲はオッサンキャラですが、ドラマでは女性らしい一面も描かれています。 小説版「花咲舞」シリーズは、『不祥事』とその続編として2016年に読売新聞で連載され、2017年に文庫本として刊行された『花咲舞が黙ってない』のみです。
8位:映画『空飛ぶタイヤ』(2018年)
2018年6月に公開された映画『空飛ぶタイヤ』。2009年に「連続ドラマW」枠で放送されたTVドラマと同じ小説を原作としています。 池井戸潤にとって初の映画化作品で、メガホンを取ったのは本木克英監督。興行収入は17.4億円を記録し、第42回日本アカデミー賞にて作品賞、監督賞、助演男優賞、助演女優賞など9部門で優秀賞を獲得しています。 実際の“リコール隠し事件”に着想を得て描かれた物語はそのままに、映画(約2時間)の枠組みに収めるためか、キャラクターの個性が際立った印象に。ドラマ版よりも、巨大な企業にも屈しない勇ましいヒーローのイメージが強まりました。 映画版で赤松を演じるのはTOKIOの長瀬智也。妻の史絵を深田恭子、対立するホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田役をディーン・フジオカ、ホープ銀行調査役・井崎役を高橋一生ら人気俳優陣が演じ、ベテランの岸部一徳、笹野高史も集結しました。
原作紹介
原作は、文芸誌に連載されたあと、2006年に単行本が刊行された同名小説です。第28回吉川英治文学新人賞を受賞したほか、第136回直木賞の候補作にもなっています。 本作は、2002年に実際に起きた三菱自動車工業製大型トラックの死傷事故と、三菱自動車によるリコール隠しをベースにしたもの。そのため、大手自動車メーカーがスポンサーとなっている民放ではドラマ化が難しく、2009年にWOWOWでようやく実現したという経緯があります。
7位:ドラマ『ルーズヴェルト・ゲーム』(2014年)
2014年4月27日から6月22日まで、『半沢直樹』に続く第2弾としてTBS系列「日曜劇場」枠で放送されたドラマが『ルーズヴェルト・ゲーム』です。タイトルは、アメリカのルーズヴェルト大統領の言葉「野球で最も面白いスコアは8対7」に由来し、奇跡の逆転劇がドラマの主テーマでした。 舞台となるのは中堅精密機器メーカーの青島製作所。不況と競合による業績不振と倒産危機に直面し、お荷物の野球部廃部問題に取り組みながら、会社存続のために苦闘する若き社長の姿を描きます。 主人公となる、中途採用で社長に抜擢された細川充を演じたのは唐沢寿明。野球部を創設した青島会長を山崎努、専務の笹井を江口洋介、社内唯一の味方となる秘書の仲本を檀れいが演じました。 また取引先であるジャパニクス社長の諸田役で香川照之が登場し、『半沢直樹』を彷彿とさせる存在感を放ちました。
原作紹介
2009年から翌年かけて連載された新聞小説で、2012年に単行本として刊行された同名小説が原作です。ドラマの放映もあって、2014年にはYahoo!検索大賞の小説部門を受賞しています。 リーマンショックによる不況に襲われていた日本を元気にするため、社会人野球にスポットをあてた作品を書こうというのが執筆のきっかけだったようです。ドラマでは細川社長が主人公になっていますが、原作は、様々な人物の複数の視点から物語が描かれています。
6位:映画『七つの会議』(2019年)
2019年2月1日、池井戸潤原作の映画化作品2作目の『七つの会議』が公開され、興行収入20億円突破の大ヒットを記録しました。 映画より先の2013年には、東山紀之主演によりNHK総合の「土曜ドラマ」枠にて、全4話の連続ドラマ化がされています。こちらは、坂戸の後任に任命された原島万二を主人公に据えたストーリーです。 映画の舞台となるのは中堅電機メーカー「東京建電」。営業一課でエリート課長の坂戸宣彦は、万年係長の八角民生からパワハラで訴えられ、異動処分を下されます。不祥事の隠蔽と内部告発めぐる、複雑な利害関係と心理描写を浮き彫りにし、“組織で生きること”を描き出しました。 主演は狂言師の野村萬斎。香川照之が北川部長を、片岡愛之助が坂戸課長を演じ、及川光博、北大路欣也など『半沢直樹』でお馴染みの面々が凄まじい眼力と迫力で盛り上げます。池井戸作品に縁深い立川談春、木下ほうか、音尾琢真(TEAM NACS)も出演しました。
原作紹介
2011年から翌年かけて連載された新聞小説で、8話構成の連作短編集として、2012年に単行本が刊行された同名小説が原作です。 銀行マン時代に、池井戸が職場の近くの蕎麦屋で聞いたサラリーマンの「同僚がパワハラ委員会にかけられる」との噂話から、坂戸のパワハラ事件が生まれました。身近な“モラルの問題”を起点に、社会の闇(不祥事)を内包したクライムノベルへ発展していく手法が見事です。
5位:ドラマ『アキラとあきら』(2017年)
2017年7月から9月まで、WOWOWの「連続ドラマW」枠で放送されたドラマが『アキラとあきら』です。同枠で映像化された池井戸作品としては4作目であり、最⻑の全9話で放送され、第34回ATP賞ドラマ部⾨最優秀賞を受賞しました。 零細工場の家に生まれた⼭崎瑛と、大企業の御曹司である階堂彬。2人は企業のトップの息子でありながら、何かに導かれるように同じ産業中央銀行に入行します。成功と挫折、別れ、⾁親の死など盛り込みつつ、激動の時代で交錯する“あきら”たちの宿命を描きました。 2人のあきらを演じたのは向井理と斎藤工。瑛の幼馴染を田中麗奈、銀行の人事部の安堂を小泉孝太郎が演じ、賀来賢人、松重豊、木下ほうから実力派キャストも出演しました。
原作紹介
原作は、2006年から2009年の約3年かけて文芸誌に連載された同名小説で、ドラマ化を機に2017年に書籍化が実現しました。 「若者」を主人公に据え、約30年という長いスパンを切り取った点や、回顧録のような手法で展開するのも池井戸作品としては異色のこと。2人のあきらを対等に描き、バブル崩壊後の日本経済の現場をリアルに捉えた、重厚な青春群像巨編です。
4位:ドラマ『下町ロケット』(2015年)
2015年10月から12月まで、『半沢直樹』と同じTBS系列「日曜劇場」にて放送されたのが『下町ロケット』です。 これより先の2011年に、三上博史主演でWOWOWにて全5話の連続ドラマ化がされましたが、半沢の余波もあり2015年版が大ヒット!同年の民放ドラマ視聴率第1位を記録し、2018年に続編が、2019年には新春ドラマ特別編が放送されました。 主人公は、父の死で家業の工場を継いだ元宇宙科学開発機構研究員の佃航平。取引先との突然の契約中止、メインバンクから融資を受けられず、競合会社からは特許侵害で訴えられるなど、倒産の危機が迫る絶体絶命の中、下町の小さな工場維持のため懸命に奮闘する姿を描きます。 佃航平に扮したのは阿部寛。元妻でJAXS研究員の沙耶を真矢みき、娘を土屋太鳳、母を倍賞美津子が演じたほか、恵俊彰や吉川晃司、立川談春ら異色キャストもドラマを盛り立てました。 物語の鍵を握ることになる、ロケット開発に関わる帝国重工の社長役で杉良太郎が出演しました。
原作紹介
原作は、2010年に刊行され、翌年に第145回直木賞を受賞した同名小説です。文庫版を含めると累計発行部数130万部を超える大ベストセラー小説であり、池井戸潤の代表作に挙げる人も少なくありません。 ドラマ放送に合わせて、2015年10月3日から続編『下町ロケット2 ガウディ計画』が新聞紙上で連載され、第6話以降の展開と同時進行されました。単行本は同年11月に刊行され、2018年には7月に第3作目『下町ロケット ゴースト』、9月に第4作目『下町ロケット ヤタガラス』も刊行。 「ゴースト」と「ヤタガラス」は2018年版の原作となっており、新キャストに尾上菊之助、古舘伊知郎、イモトアヤコ、徳重聡らが起用されました。
3位:ドラマ『陸王』(2017年)
2017年10月から12月まで、TBS系列「日曜劇場」枠で放送されたのが『陸王』です。同枠の池井戸原作作品としては4作目であり、前3作と同じスタッフが集結。第95回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では、最優秀作品賞、主演男優賞、監督賞を受賞しました。 舞台となるのは老舗の足袋製造会社「こはぜ屋」。四代目社長の宮沢紘一は、業績の低迷を打開するべく、ランニングシューズの開発に参入します。資金難、人材不足、大手メーカーの嫌がらせを受けながらも、周囲の協力を得て試行錯誤する様を描きました。 宮沢紘一に扮したのは役所広司。息子の大地を山崎賢人、陸上界の期待の新人・茂木を竹内涼真がそれぞれ演じ、ピエール瀧、寺尾聰、阿川佐和子らベテランも出演しています。
原作紹介
文芸誌に連載されたのち、2016年に刊行された同名小説が原作です。ドラマ化に際して、こはぜ屋とアトランティス社の劇中シューズは、大手メーカー「ミズノ」が製造しました。 業種や所属、世代すら超えて、仕事に賭ける人びとの情熱と誇り、志を同じくする者同士の熱い友情が胸を打ちます。原作にない設定も見られ、大会のスポンサーに『下町ロケット』の「帝国重工」が名を連ねているなど、TBSならではの要素もありました。
2位:ドラマ『民王』(2015年)
2015年7月から9月までテレビ朝日系列「金曜ナイトドラマ」にて放送され、深夜枠にも関わらず大きな反響をよんだ作品が『民王』です。 第1回コンフィデンスアワード・ドラマ賞で作品賞含む4部門独占、第86回ザテレビジョン・ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞など4部門独占など数々の栄誉に輝き、続編を描いたスペシャル版や前日譚を描いたスピンオフ版も製作されました。 ひょんなきっかけで人格が突然入れ替わってしまった内閣総理大臣の武藤泰山と大学生の息子・翔。その事実を周囲に隠したまま、それぞれ国会答弁や就活に直面し、苦闘する様子をコミカルに描きます。 中身が入れ替わるという奇想天外なシチュエーションをW主演で演じたのが遠藤憲一と菅田将暉。泰山の公設第一秘書・貝原茂平を演じた高橋一生、内閣官房長官の狩屋孝司を演じた金田明夫、政治評論家の小中寿太郎を演じた六角精児ら、達者な脇役陣の名演技と絶妙な会話劇も人気を博しました。
原作紹介
2010年に刊行された同名小説が原作です。池井戸作品の中では、銀行ものや企業ものではない、エンタメ要素の強い異色の作品となっています。 ドラマ版では原作にない、実在の政治家のエピソード、池井戸のその他作品の引用、キャストの出演作品ネタなど、さまざまなパロディや小ネタが盛り込まれて新たな面白さが加わり、その点も話題となりました。
1位:ドラマ『半沢直樹』(2013年)
2013年7月から9月まで、TBS系列「日曜劇場」枠で放送された連続ドラマ『半沢直樹』は社会現象を巻き起こし、テレビドラマ史に残る国民的作品になりました。瞬間最高視聴率は46.7%を記録。「やられたらやり返す!倍返しだ!」など数々の名セリフも生みました。 主人公はもちろん、東京中央銀行大阪西支店融資課長の半沢直樹。バブル経済末期の時期に大手銀行に入行した「バブル入行組」の半沢が、社内の熾烈な権力争いや不正に巻き込まれ、型破りな戦いを繰り広げる姿を描きます。 半沢を演じたのは堺雅人。妻の花を上戸彩、同期の渡真利忍を及川光博、中野渡頭取を北大路欣也、金融庁検査官の黒崎駿一を片岡愛之助ら、豪華で個性的なキャストも話題になりました。 とりわけ、大和田常務を演じた香川照之のすさまじい怪演ぶりと半沢との対立は、緊迫感のある見どころの1つでした。
原作紹介
2004年刊行の『オレたちバブル入行組』が第一部となる大阪西支店編、2008年刊行の『オレたち花のバブル組』が第二部となる東京本店編の原作となっています。 両作ともドラマ放映に合わせてベストセラーにランキング。半沢を主人公にしたシリーズとしては、2012年に『ロスジェネの逆襲』、2014年に『銀翼のイカロス』が刊行されており、それらを原作としてドラマの続編を期待する声も多く聞かれます。
番外編:池井戸潤書き下ろし!新刊『ノーサイド』が2019年にドラマ化
2019年7月から、TBSの「日曜劇場」枠でドラマ『ノーサイド・ゲーム』が放送されました。原作は、池井戸潤の書き下ろしで同年夏刊行予定の同名小説です。 「半沢直樹」シリーズなどを生んだ、池井戸潤×TBSの黄金タッグが描く新たな主人公は、大手製造メーカー「トキワ発動機」の中堅サラリーマン・君嶋隼人。 君嶋は順風満帆に出世街道を進んでいたはずが、上司の不興を買い、地方の工場へ左遷されることに……。さらには、総務部長と兼ねて、ラグビ一チ一ム「アストロズ」のゼネラルマネ一ジャ一に任命されます。 君島は未知なるラグビーの世界へ飛び込み、成績不振が続く元強豪チ一ムの再建と、自身の再起をかけた戦いに挑んでいくのです! 主演は池井戸作品のファンでありながら、演劇ユニット「TEAM NACS」で唯一、出演経験がなかった大泉洋が務めます。2019年は日本でラグビーワールドカップが開催された年でもあったため、相乗効果でドラマが話題になりました。
原作が同じ別ドラマ・映画も!池井戸潤ワールドを観比べてみては?
池井戸潤原作の映像作品から、おすすめの10作品をランキング形式で紹介しました。お気に入りのドラマ、映画は何位だったでしょうか。 改めて見てみてると、映画は全体でも『空飛ぶタイヤ』と『七つの会議』の2本のみで、ドラマに比べて非常に少ないことがわかりました。銀行、企業、不祥事と作品のキーワードは似ていても、キャラクターや細かい設定の違いで全く別の雰囲気になるのはさすがですね。 ひとつの小説が映画とドラマ両方で映像化されていたり、別の局でドラマ化されているケースもあるので、観比べてみると面白いかもしれません。