『塔の上のラプンツェル』声優を一覧で紹介!歌の吹き替えは中川翔子じゃないの?
2011年に日本で公開された『塔の上のラプンツェル』。今回は、ディズニーのプリンセス・ストーリーのなかでも特に人気のある「ラプンツェル」の声優陣を紹介しましょう。また歌の吹き替えは別人?という疑問も解消! ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの長編映画50作品目であり、3DCGで作られた初のプリンセスストーリーである本作には、声優界、ミュージカル界など様々な分野から実力者が集結。早速チェックしていきましょう!
ラプンツェル
森の奥深くにある塔の中で、母親のゴーテルと二人暮らしをしています。約21mほどある長い髪が特徴で、その髪には特別な力が秘められています。母親からは、自分自身の秘めた力を狙う悪者がいると言われ、外の世界に出ることを禁じられていました。 塔で楽しく暮らしながらも外への憧れを捨てきれずにいるラプンツェル。偶然彼女の元にやってきた大泥棒のフリン・ライダーと出会いをきっかけに、外の世界で夢を叶えていきます。とても趣味が多く、本を読むことや料理をすること、音楽を聴くこと、部屋の壁を使って絵をかくことが好きです。
マンディ・ムーア
ラプンツェルを演じた声優であるマンディ・ムーアは、アメリカで歌手と女優をメインに活動しています。 14歳の時にレコード会社と契約。その後2001年から、モデルや俳優活動を始めました。代表作は映画『ウォーク・トゥ・リメンバー』(2003年)で、GAPやクレアラシルの広告モデルも務めています。
日本語吹替:中川翔子
映画『塔の上のラプンツェル』の主人公を演じた声優は、「しょこたん」の愛称で親しまれるマルチタレント・中川翔子。数多くのバラエティ番組に出演するなか、声優としても活動の幅を広げていき、アニメ「劇場版ポケットモンスター」シリーズや、映画『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014年)で声優として出演しています。 またラプンツェルの幼少期を担当したのは、諸星すみれです。彼女は、劇団ひまわりに所属する声優です。大人気声優として活躍しており、代表作には「ハイキュー!!」シリーズの谷地仁花や「アイカツ」の星宮いちご、「シュガー・ラッシュ」シリーズのヴァネロペがあります。
ラプンツェルの歌はしょこたんじゃないの?
日本版の主題歌は彼女ではなく、グランジェット所属の女優・小此木まりが担当しました。 ディズニー作品の吹替は限りなくオリジナルに寄ることが求められるため、おそらくディズニー本社からオーディションでOKが出なかったのかもしれません。 もう1つの説としては、当時しょこたんが多忙すぎたため、所属事務所が歌の収録については断っていたというものがあります。彼女は続編やテレビシリーズでは歌も担当しているため、この説も信憑性がありそうです。 しかしセリフと歌の声が似ているので、別人とはわからないくらいですね!
フリン・ライダー
王国の中では一番の大泥棒で、指名手配もされています。自分自身も認めているほど見た目は美しく、とても自信に満ち溢れています。ティアラを盗んだ際に隠れた、ラプンツェルの住む塔で出会います。 最初は外の世界を知らないラプンツェルに振り回されてしまいますが、彼女に出会うことで自分自身を見つめなおし、更生していきます。孤独な過去を抱えていますが、彼女にだけ打ち明けます。
ザッカリー・リーヴァイ
フリン・ライダーを演じた声優は、アメリカで俳優活動をするザッカリー・リーヴァイです。アメリカのTVドラマに多く出演しています。その中でも『シャザム!』(2019年)のシャザム役などが有名です。
日本語吹替:畠中洋
フリン ユージーンの畠中洋さん!
— ????中川翔子????????⬛ (@shoko55mmts) January 23, 2018
ラプンツェル一緒にアフレコしますよー! pic.twitter.com/rCJyuWhk7r
山形県出身の畠中洋は、1990年代からTVドラマや舞台・ミュージカルなど幅広いジャンルで活躍しています。 映画の吹替えを担当をすることも多く、映画『シンデレラ』(2015年)のエラの父役や、映画『魔法にかけられて』(2008年)ではエドワード王子の役を担当しました。
ゴーテル
ラプンツェルと二人で暮らしている育ての親です。彼女には、娘が大事なため外に出ることを禁じてきたと言っていますが、実は悪い魔女で、幼いラプンツェルを自分自身の為に誘拐します。そして彼女の秘められた力を使い、美貌を維持するために塔の中で生活させています。 最後には美貌を失い、命も尽きて塔の上から転落してしまいます。地面にはローブと灰だけが落ちていました。
ドナ・マーフィ
ゴーテルを演じた声優は、アメリカの女優であるドナ・マーフィです。最高峰のブロードウェイミュージカルで力をつけ、『Passion』と『王様と私』ではトニー賞のミュージカル主演女優賞を授与されました。 その後は映画にもへ活動を広げていき、映画『スパイダーマン2』や映画『ボーン・レガシー』にも出演していました。今でも最前線で活躍する、名女優の一人です。
日本語吹替:剣幸
ゴーテルを演じているのは、元宝塚歌劇団のトップスターである剣幸です。定期的にディナーショーやコンサートを行っており、独特の低い声は悪役としてのゴーテルをより深く演出するにふさわしい声でした。
パスカル
ラプンツェルの唯一の友人で、一緒に暮らすカメレオンです。ラプンツェルにとっては何でも話せる大切な友達で、いつも一緒に遊んでいます。彼女に負けないほど好奇心が旺盛で、塔の外で遊びまわりたいという夢を持っています。 他の人間を警戒し、ゴーテルが来ると隠れたり、フリンには不信感を抱いています。
マキシマス
仕事にとても熱心な白馬で、警備隊長を自分の上に乗せて走っています。まるで犬のように優れた嗅覚を持っていますが、ラプンツェルの塔だけは道を見つけることが出来ませんでした。 自分に乗る相手がいなくなっても、フリンを探すことに執念を燃やしていますが、追いかけた先でラプンツェルに出会い、彼女の性格に心を奪われ懐いていきます。彼女の夢の為に、フリン・ライダーとは1日限りで協力します。
スタビントン兄弟
ディズニーの悪党の名称である、「ディズニーヴィランズ」の兄弟です。最初はフリンと一緒に行動し、共犯でティアラを盗み出そうとしていました。ですが、徴兵に追われる途中で、フリンには裏切られてしまい、復讐を決意します。ゴーテルに途中で出会い、言葉にのせられて協力関係を結ぶことに!
ロン・パールマン
スタビントン兄弟を演じたのは、アメリカで活躍する俳優のロン・パールマンです。1980年代から今まで多くのジャンルに出演し、映画『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016年)の小鬼のナーラックを演じました。
日本語吹替:飯島肇
悪役、スタビントン兄弟を演じる飯島肇は2001年から活動を開始している中堅の声優です。アニメだけでなく、洋画の吹き替えも多数こなしています。 同じディズニー作品の『アナと雪の女王2』(2019年)では、カイの日本語吹き替えを担当しました。
警備隊長
ティアラを盗んだフリン・ライダーを追う、徴兵隊長です。愛馬であるマキシマスと一緒に、フリン・ライダーを追いかけています。
M・C・ゲイニー
警備隊長を演じたのは、1980年代から活躍しているM・C・ゲイニです。多くの代表作を持ち、映画『ターミネーター3』(2003年)や映画『ジャンゴ 繋がれざる者』(2013年)にも出演していました。
日本語吹替:佐山陽規
警備隊長を演じていた佐山陽規はミュージカル俳優です。ディズニーアニメ『ポカホンタス』では歌唱担当として出演しており、『塔の上のラプンツェル』はディズニーアニメへの出演2作目となりました。 ミュージカル版『ハッピーウェディング』で、娘の結婚式をある理由で反対する父親を演じていました。
フックハンド
ラプンツェルとフリンを助けてくれる酒場の荒くれ達の1人。その名のとおり片手がフックになっているのがフックハンドです。
ブラッド・ギャレット
演じていたブラッド・ギャレットは、コメディアンとして評価を得ていながら俳優へと活躍の場を広げていった多才な人物でジブリ映画『紅の豚』(1992年)の英語版吹き替えなど、声優としても活動しています。
日本語吹替:岡田誠
日本語版で吹き替えを担当した岡田誠は舞台俳優で、ミュージカル・オペラに多数出演しています。「アナと雪の女王」シリーズではコーラスとして参加しており、今後は映像作品で岡田の声を聴く機会が増えてくるかもしれませんね。
ビッグノーズ
酒場の荒くれ達の2人目は、大きい鼻と6本ある左足が特徴のビッグノーズ。
ジェフリー・タンバー
演じているジェフリー・タンバーはブロードウェイなどでの舞台俳優から活動を始め、テレビドラマ・映画と活躍の場を広げてきたベテランの俳優です。
日本語吹替:石原慎一
よって僕もこれまでの感染対策をCompletely change!
— 石原慎一 OFFICIAL (@shin_ishihara) April 9, 2020
これまでの「うつらない」から「うつさない」へ‼️
本日の外出回数1回、25分。レジでは2メートルの社会的ディスタンス❗️そしてマスクと手袋????!つまりこんな感じ…。 pic.twitter.com/XMzg3WSQFg
日本語版でビッグノーズを演じた石原慎一は、アニメ・特撮のジャンルで有名な歌手で、声優やミュージカル俳優としても活動しています。 karaoke@damでは矢沢永吉や桑田佳祐のガイドボーカルを担当しており、歌唱力の高さが伺えます。独特の声で熱く歌いあげる歌にファンも多いです。
ショーティ
個性的な酒場の荒くれ達の中でも際立つ個性の持ち主。キューピッドの格好をしており、酒場のアイドル的存在となっています。
ポール・F・トンプキンス
演じているポール・F・トンプキンスはコメディアン出身ですが、2010年頃から俳優としての活動が増えてきています。
日本語吹替:多田野曜平
今夜の金曜ロードショー「スターウォーズ最後のジェダイ」に備えて、先週放送された「フォースの覚醒」見てたら思わず泣いてしまって・・・だけど予告編にヨーダが出てきて「会いたかった~」って言ったからペニーワイズと同じじゃん!!ってなって泣き笑いしてしまった(笑) pic.twitter.com/2ZZzHv9Pig
— 多田野曜平 (@qqrg8bp9k) December 20, 2019
日本語版でショーティを演じた多田野曜平は舞台俳優・声優として活動しています。ダンディな声から「スター・ウォーズ」シリーズのヨーダ(「スター・ウォーズ 反乱者たち」以降、元々の声優であった永井一郎に代わって担当)のようなしわがれた老人の声まで、幅広い役柄を演じています。 『アナと雪の女王』(2014年)のウェーゼルトン公爵や『シュガー・ラッシュ』(2013年)のキャンディー大王などの日本語吹き替えを担当しています。
素敵なキャラいっぱいの『塔の上のラプンツェル』に豪華な声優陣が集結!
本記事では、『塔の上のラプンツェル』のキャラクターと作品を支えた声優を紹介しました。 美しいアニメーションとロマンティックなストーリーが魅力な本作ですが、ぜひ個性豊かなキャラクターと彼らに吹き込まれた声に注目してみてください!