2017年7月6日更新

『ヒックとドラゴン2』が日本公開されなかった理由が残念過ぎる

ヒックとドラゴン2

2010年に公開され、日本でも熱狂的なファンを持つ3D映画『ヒックとドラゴン』シリーズ。しかし続編である『ヒックとドラゴン2』は日本では劇場で公開がされないことから話題となっていました。今回は、なぜこの作品が公開されなかったのか、その理由について迫ります。

世界中で大人気、「3」も制作決定している『ヒックとドラゴン2』は日本ではDVD発売のみ

『ヒックとドラゴン』シリーズは、2010年に初めて3Dアニメ映画として劇場公開されました。もともと児童文学作品が原作であったこちらの映画は、北米で2億ドル以上の興行収入を得たうえ、日本でもその映像の美しさと大人のハートもつかむストーリーで人気を博しました。

その後、2014年6月に続編となる『ヒックとドラゴン2』が全米公開されたのですが、日本では劇場公開がされず、ファンからは不満の声が上がりました。

ベイマックス』に惜しくも敗れたもののアカデミー賞長編アニメーション部門にノミネートされたほどの本作が公開されなかった理由とは一体なんなのか、大きく以下2つの理由が考えられます。

ドリームワークスの日本配給元がごたごたしているせい?

まず、2008年以降、日本での配給会社で、「ヒクドラ」を製作したドリームワークスの配給権を持っていたのは「パラマウント・ピクチャーズ・ジャパン」でした。

その後2010年、実写部門についてはドリームワークスとディズニーとの提携により「ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン」が配給権などを得ます。

しかしドリームワークスのアニメ部門及び作品は世界中で評価されているのにもかかわらず、日本ではDVDスルーされ劇場公開がされなくなっているという状況が続いていました。現在、20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパンに権利が移され、『ヒックとドラゴン2』の次の作品『ペンギンズ FROM マダガスカル』からは劇場公開されるとのこと。

前作がヒットしなかった/配給権が高い?

考えられるさらなる理由が、「前作がヒットしなかった」、そして「配給権が高い」ということです。

ちょうど日本で前作『ヒックとドラゴン』が公開された2010年夏には、大人気CGアニメシリーズの『トイ・ストーリー3』が非常に高い注目を受けたため、その陰に隠れてしまいいまいち伸び悩んだようです。またスタジオジブリの『借りぐらしのアリエッティ』も同時期に公開されています。

また『ヒックとドラゴン2』にかかった制作費は昨年の大ヒット作『アナと雪の女王』と同等だったそうで、同じくらいのヒットを記録するのは見込めないことから、なかなか配給権を取得するのが困難だったそうです。

熱烈なファンによる署名活動

『ヒックとドラゴン2』が日本で劇場公開されないことを知った同シリーズのファンたちは、署名活動を開始します。

7000人を超える署名が集まったほか、なんと監督のディーン・デュボア氏も活動に参加し話題となりました。デュボア氏は「宮崎駿氏は私のヒーローです」とのコメントを残し、日本んでの公開を望むとともに日本のアニメーションへの敬意を表してくれました。そして署名活動の甲斐あったのか、2015年3月19日に東京アニメアワードフェスティバル(TOHOシネマズ 日本橋)にて1日限りの限定公開が無料でされたのです。

ちなみに『ヒックとドラゴン2』は劇場公開は上記の通りですが、DVD/Blu-rayは2015/7/3に発売されています。

2018年に第3作目の公開が予定されている『ヒックとドラゴン』シリーズ。次回作はぜひ日本で劇場公開されることを祈るばかりですね!