こんなに面白いのになんで?日本で劇場公開されなかった名作映画10選
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日本で劇場公開されなかった作品でも、見応えのある映画は多くあります。どうして劇場公開がされなかったのか不思議!そんな、クオリティの高いビデオスルー映画を10作品ご紹介します(単館限定公開作品も含まれます)。全てDVD化されているので、家で思いっきり楽しんでください。
友人のため、家族のために兄と弟は闘う
アメリカ海兵隊に所属していたトミーは故郷へ帰ってきました。父パディはアルコール依存症で、母とともに捨てられ、その後母は病死してしまいます。そのことでトミーはパディを憎んでいました。しかし大金を得るために総合格闘技の道に進もうとします。
父は元ボクサーで教えを請いに行きます。トミーが見たのは過去の罪悪感にかられ断酒している父の姿でした。父に教えられているうちに父への憎しみはいつしか消えていきます。一方兄のブレンダンは教師になっており愛する妻と子供と暮らしていました。そんな時、子供が難病であることがわかりその治療に高額な治療費が必要になります。奇しくも大金が必要になった兄弟は同じ格闘技に出ることになります。
父と息子たちの関係、兄弟との関係がとても丁寧に描かれています。ボクシングを題材とした映画で、格闘シーンはリアリティがあって飽きさせません。
父親役を演じたニック・ノルティはアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされ、クエンティン・タランティーノが選ぶ2011年の映画9選の中にも入っていたのですが映画館では未公開でした。また、主演は『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』で主役のマックスを務め話題になったトム・ハーディです!
思いっきりコメディ!童顔警察官、高校へ潜入する


オリジナルはジョニー・デップ主演のドラマです。警察官だった父に憧れ警察官になるもその童顔のせいで犯人になめられてしまいます。そしてその童顔が買われて高校に潜入捜査をすることになります。思いっきりコメディなので何も考えないで楽しみたい人にオススメです。
アメリカ・カナダでは公開初日で1320万ドルの(日本円にして約15億円)興行収入があったにも関わらず、日本ではビデオスルーされてしまいました。
思いっきりコメディ!童顔警察官、大学へ潜入する


日本公開未定のジャンプストリートの2作目。『21ジャンプストリート』よりもスケールアップしており、今度は麻薬捜査で大学に潜入捜査をします。とにかく笑える映画です。笑えて男同士の熱い友情も感じられる作品です。前作同様に全世界では3億ドルの興行収入があったにも関わらずビデオスルーになった作品なので、ぜひDVDで楽しんでください。
ドラゴンたちが悠々と飛ぶ世界へ足を踏む込む
ヒックがもう男前やし、度胸もあるし、成長譚としての感動はもうありませんね(´・ω・`;)
重要なキャラが突然現れ、突然死ぬという展開もあり、何やらシリアス展開に…
しかし北欧色の強い幻想的な世界は色彩も美しく、細微にいたるまでCGできっちり作られた海や森は現実を忘れさせてくれます
しかもヨンシーがソロ曲提供したりして、その二点だけでも星プラ1かな(^^)


3Dアニメ作品のいいところが詰まった作品で、劇場で見られないのがとにかく惜しいと思ってしまう映画です。臨場感があって音楽も素晴らしいです。ゲームのようなスピード感もあります。気づくとファンタジーの世界にどっぷりハマってしまっています。
2015年、アカデミー賞で長編アニメーション部門にノミネートされたこの作品は、受賞こそ逃したものの(受賞は『ベイマックス』)DVD化が発表されました。劇場で見たいという声、日本公開を望む声が多かったのですが劇場公開にならなかったのは残念です。
正当防衛のはずが過剰防衛になり、罪が増えていく
ウェイド・ポーターは愛する妻と子供と平凡に暮らしていました。しかしある日強盗が家に押し入ってきます。
家族を守るためにウェイドはバッドで応戦しようとします。カッとなったウェイドは犯人を外まで追いかけていき、そして撲殺してしまいます。そこでウェイドに下された審判は正当防衛でなく過剰防衛。その罪のせいで3年間の懲役を言い渡されます。しかし収監される時にも事件が起きてしまいます。そうして囚人たちや看守に嫌がらせを受けながらも家族の元に必死に帰ろうとするウェイドの姿を描きます。
愛するものを守ろうとしたことで罪を課せられてしまい、そして様々な嫌がらせによって罪が増えていってしまう主人公の姿が、もし自分だったら、と考えずにはいられません。そして主人公だけでなく看守の家族との関係も描かれます。ウェイドに進言してくれるジョン・スミス役のヴァル・キルマーが渋いです。作品として面白いだけに日本未公開というのが信じられません。
「過去にタイムトラベルしませんか?」実際に新聞に掲載された広告文


実際に掲載された広告文に着想を得て作られたということが興味を引きます。主人公の大学時代も就職してからもしっくりこない感じがとても伝わってきます。ケネスとの訓練の様子が面白く、主人公のダリアス(オーブリー・プラザ)が生き生きして可愛らしく見えてきます。
『ジュラシック・ワールド』のコリン・トレヴォロウ監督作品!
映画『ジュラシック・ワールド』の監督を務めたコリン・トレヴォロウは、実は『彼女はパートタイムトラベラー』が初の長編映画だったのです。また、2019年の『スター・ウォーズ エピソード9』でも監督をすることが決まっています。そんな注目の監督の作品を見逃すわけにはいきませんね!
嘘で人を助けるエマ・ストーンが可愛い


『小悪魔はなぜモテる?』というタイトルだといかにも小悪魔がモテモテになるというストーリーを思い描いてしまいますが、実はありがた迷惑な話になっています。
エマ・ストーン演じるオリーヴが私はもう非処女と嘘をついてしまったためにビッチ呼ばわれされ、挙句に虐げられているゲイの男子とHしたということで助けてあげたら体目当ての男子に言い寄られてしまう始末。しかしとにかく可愛いエマ・ストーンを見ることができます。
この映画でエマ・ストーンは様々な賞でノミネート、受賞しており、批評家からもエマ・ストーンの演技について賞賛されました。またストーリーの1部はナサニエル・ホーソーン『緋文字』から影響を受けています。
冷凍保存から目覚めてみたら世界は…


何もかも平均的だったジョーと売春婦が冬眠実験の被験者に選ばれます。しかし忘れ去られて目覚めたところは500年後の未来でした。
500年後の未来は頭のよくない大統領が着任していました。しかも水の代わりに”ゲータレード”で植物を育てているので植物も壊滅状態。500年後の未来というと全てがコンピューターで操作され、道路には自動運転の車が走り、という未来を想像してしまいますが、この映画はそういった世界と真逆な世界になっています。とっても面白いけれどこんな世の中は嫌だと思ってしまいます。
『26世紀青年』は本国アメリカでは批評家向けの上映がされませんでした。しかしRotten Tomatoes(ロッテン・トマト)という映画レビューサイトでは好評を博しました。
君が小さくなって僕の中にいればいいのに、スタイリッシュな青春映画
なんか言ってることが変態でワロタw


高校生の頃は誰しも自意識過剰な面があります。自分が死んだらどんなお葬式になるのだろうかとか、クラスメートは悲しむだろうとか、時間が有り余っているせいで悪い方へと想像は膨らんでいきます。そして親のことも親の世代のこともあまり考えることなく全てを理解しているように思う世代です。
そんな世代の男子の気持ちや女の子との距離感、両親とのことを描いた作品です。また、英国アカデミー賞ノミネートなど、海外の映画祭で数々の賞を受賞したイギリスの映画です。
本当に最期の日になってしまった!


俳優たちが実名で出ていて、とっても豪華なキャストです。セス・ローゲン、ジェームズ・フランコ、ジョナ・ヒル、ジェイ・バルチェル、マイケル・セラ、エマ・ワトソンなどが出ていてそれを見ているだけでも楽しい映画です。
水よりもお酒がたくさんあったりするところが笑えてしまいます。ハリウッド・スターがそのままの役で出演していて、タランティーノ監督は絶賛していたらしいのですが、劇場未公開で残念です。
恐ろしく騒がしい隣人が越してきた


話は閑静な住宅地、子供と平穏な暮らしをしている主人公マック(セス・ローゲン)の隣に騒がしい隣人が引っ越してきます。テディ(ザック・エフロン)は苦情は自分に言って警察には通報するなと言いますが、連日我慢できないほどの騒がしいパーティにマックはうんざりします。とにかく笑える映画です。お互いにこれでもかとやり合うところが面白いので本当にオススメです。
続編ではあのクロエ・モレッツも出演!
『キック・アス』のヒットガール役で大ブレイクしたのち、『ヒューゴの不思議な発明』『イフ・アイ・ステイ 愛が還る場所』など話題作に多数出演している超人気女優クロエ・グレース・モレッツが続編に出演する事が決定しています!そんな次回作が公開されるまでに、しっかりと復習しておきましょう。