映画『散り椿』が岡田准一主演×木村大作監督で映画化!あらすじ・キャストは?

2017年12月22日更新

ジャニーズ事務所に所属する岡田准一。V6の一員としてアーティストでいながらも、日本を代表する実力派俳優の一人としてそのキャリアを積んできています。そんな彼が、来年に公開が決定した新作時代劇映画『散り椿』の主演に抜擢されました。監督はあの日本映画界の巨匠、黒澤明のDNAを継ぐ者?

葉室麟の時代小説『散り椿』映画化!あらすじやキャストを紹介!

この度、岡田准一を主演にむかえる時代劇『散り椿』。2012年に作家の葉室麟(はむろ りん)が発表した同名小説を、日本を代表するキャメラマン・木村大作が監督・撮影し、映画化します。 2018年9月28日に公開が決定した本作のあらすじや出演キャスト、そして監督の木村大作についてなどをご紹介します。

『散り椿』のあらすじは?

舞台は享保15年。 かつて一刀流動場の四天王の一人と謳われる程の剣術を持ち、勘定方であった瓜生新兵衛(うりゅう・しんべい)は、藩の不正を訴え出た事によって権力に潰され、藩を追放された武士です。しかし追放後、病に倒れ、死を迎えようとしていた妻の篠に「藩に戻って榊原采女(さかきばら・うめね)を助けてほしい」と願いを託されます。 榊原采女とは良き友であり、かつては篠を巡った恋敵でもありました。自身の藩追放にも関わる、因縁のライバルである彼を救えと言った亡き妻の本当の気持ち。そして過去の藩の不正事件の真相を暴くべくして、新兵衛は帰郷します。 篠の妹である坂本里美(さかもと・さとみ)、その弟・坂下藤吾(さかした・とうご)は居候をする彼に戸惑いながらも、亡くなった姉を想う一途な姿、そして不正を暴こうと奮闘する凛とした生き様に惹かれていくのです。 しかしそんな新兵衛を、またしても大きな権力が襲おうとします。ついに対峙する新兵衛と采女。そこで明かされる、妻の遺した苦しくも切ない、本当の想いとは……?

主人公には岡田准一。時代劇5作目の出演!

瓜生新兵衛(うりゅう・しんべい)/岡田准一

ジャニーズ事務所に所属するグループ、V6の一員でありながらも、本格的な俳優として数多くの作品に出演してきた岡田准一。今作では不器用ですが実直で一途な剣豪、瓜生新兵衛(うりゅう・しんべい)を演じます。 百田尚樹原作の『永遠の0』では主演を務め、2014年度日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞。昨年も、同じく主演を務めた『海賊と呼ばれた男』において日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど、アイドルでありながらも彼の演技力は非常に高く評価されています。 また、岡田准一は時代劇出演が今作『散り椿』で5作目となります。殺陣などの本格的なアクションシーンにも定評があるため、最強の剣豪を演じるのにぴったりな俳優といえるでしょう。

メインキャスト西島秀俊と岡田准一は初共演

榊原采女(さかきばら・うめね)/西島秀俊

今作で岡田准一は西島秀俊と初共演をする事となります。西島秀俊が演じるのは、瓜生新兵衛の友人であり、恋敵でもあるライバル榊原采女(さかきばら うめね)。 撮影は5月15日と既にクランクインしており、西島秀俊は殺人の稽古で会った岡田准一を、“まさに侍のような佇まい”と表現。凄みがあり、とても心強い存在となる事を日活スポーツ紙面にて回答しています。 また岡田准一はそんな西島秀俊について、真っすぐで素敵な人であり、作中で対峙してどう崩していけるかがポイントだと同誌で語っていました。

『散り椿』の監督・撮影は木村大作!師匠は黒澤明

『散り椿』の映画化に挑戦するのは、日本を代表するキャメラマンであり、近年は監督として活動する木村大作。 1939年に東京で生まれた木村大作は、日本映画界の巨匠・黒澤明の代表作『隠し砦の三悪人』から5作品に渡り、彼の現場で撮影助手を務めてきました。 木村監督の撮影技術の高さ、特にピント送りの技術には黒澤明も一目置き、「撮影助手で名前を憶えているのは大ちゃんくらいだ」と太鼓判を押すほど。木村大作も自らの師を黒澤明だとしています。 1973年に『野獣狩り』でキャメラマンデビューしますが、デビュー作でありながら全編自然光・手持ち撮影という大胆な試みをしています。その後は岡本喜八や降旗康男などの監督作でキャメラマンをし、日本アカデミー賞優秀撮影賞をはじめとした数多くの賞を受賞。

そして2009年には、『劔岳 点の記』の監督・撮影を手掛けます。監督業はこの映画が最初で最後としていましたが、その後考えを変え、『春を背負って』を監督・撮影しています。 そんな彼にとって三作目となる『散り椿』は、初の時代劇。「美しい時代劇を撮りたい」という強い想いを抱き、最高傑作を創る事を目指しています。そのため、撮影は主に長野、富山、彦根をまわるオールロケを敢行するようです。

岡田准一と木村大作は二度目のタッグ!

さて、岡田准一と木村大作は『散り椿』の以前にも一度仕事を共にしています。それは2017年に公開された降旗康男監督の映画『追憶』。主演を岡田准一が務め、撮影を木村大作が担当しました。この『追憶』の撮影中、木村大作は岡田准一に『散り椿』の主演俳優として声をかけました。 声がかかった時、岡田准一は木村大作監督が近くで見て来た黒澤明監督への畏怖と挑戦という気持ちを以て今作に挑む事を理解し、嬉しく思ったそうです。監督とはぶつかりあいながらも一緒に『美しい時代劇』を創っていきたいという心境をデイリースポーツオンラインにて明かしています。

岡田准一、西島秀俊以外の豪華キャストもご紹介!

主演の岡田准一や西島秀俊以外にも、注目したいのが豪華キャスト。現在発表されている出演者は、麻生久美子、黒木華、池松壮亮、新井浩文、柳楽優弥などです。

坂本篠/麻生久美子

病に倒れる新兵衛の妻・篠を演じるのは、麻生久美子です。 1978年に千葉県で生まれた麻生久美子は、1998年に公開された今村昌平監督の『カンゾー先生』で主演し、地位を確立。以降、『贅沢な骨』、『夕凪の街 桜の国』、『インスタント沼』、『モテキ』などの映画で個性派女優としての地位を確立。テレビドラマ「時効警察」シリーズでも知られます。

坂本里美/黒木華

麻生久美子演じる篠の妹・里美を演じるのは、黒木華。 1990年生まれの黒木は、三浦しをん原作の小説を映画化した『舟を編む』に出演し、新人女優賞を受賞した事をきっかけにブレイク。 その後は『小さいおうち』でベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞、2016年には岩井俊二監督による『リップヴァンウィンクルの花嫁』で主演を務め、現在最も人気のある実力派女優の一人です。

坂下藤吾/池松壮亮

そして、里美の弟・藤吾を、今引っ張りだこの池松壮亮が演じます。 トム・クルーズ主演『ラストサムライ』で映画デビューを果たした池松は、三浦大輔監督作『愛の渦』で注目を浴びました。その後、人気シリーズ『MOZU』への出演や、主演作『海を感じる時』『セトウツミ』などでその高い演技力を見せています。

新井浩文

大作からインディー映画まであらゆるキャラクターを幅広く演じ、今や邦画シーンに欠かせない俳優・新井浩文。 今年公開される人気漫画実写化映画『銀魂』にも岡田似蔵役として出演しています。また、『散り椿』で主演を務める岡田准一とは、『永遠の0』で既に共演をしています。

柳楽優弥

やはり引っ張りだこな柳楽優弥も、本作に出演。 柳楽は、是枝裕和監督に見いだされて『誰も知らない』で映画初主演を果たし、デビュー作にも関わらず、カンヌ国際映画祭男優賞を始め多くの賞を受賞しました。 その後は一時的に出演作が減ったものの、後に再び俳優としてブレイク。ドラマでも活躍し、2016年には『ディストラクション・ベイビーズ』で主演。その鬼気迫る演技が絶賛されました。

『散り椿』は“黒澤明イズム”を継承する時代劇として最高傑作になりえるのか?

また、今回木村大作は『雨あがる』や『蜩ノ記』で知られる小泉堯史監督に本作の脚本を依頼。彼もまた、黒澤組で長年助監督を務めていたため、より今作が“黒澤明イズム”を継承した作品になる事が期待できそうです! 岡田准一演じる実直ながらに不器用な剣豪が、亡き妻との約束を果たすという少し切ないストーリー。思わず涙してしまうであろうこの感動作は、2018年9月28日に公開されます!