鬱アニメのおすすめ最強ランキング40選！トラウマ注意のバッドエンド展開……【ジャンル別でも紹介】

ぼくらを待っているのは確実な死、それだけ。

アニメ『ぼくらの』は、鬱アニメでは必ずと言っていいほどその名前が挙げられる名作で、3位の『なるたる』と同じ作者である鬼頭莫宏による漫画をアニメ化した作品です。

少年少女たちがロボットに乗って世界を救うために戦うという、一見ごく普通のありふれた物語ですが、このロボットを操縦して戦うと、戦闘後必ず操縦者は死ぬという決まりがあります。ですが戦わなくても待つのは死のみ。子どもたちは死と隣り合わせの状況で、戦わざるを得ない状況に追い込まれます。

鬱アニメの名作！鬱展開が続く魔法少女の物語

かわいい絵柄と「魔法少女」というタイトルから、美少女モノだと思われがちの『魔法少女まどか★マギカ』。その中身は、かなりヘビーな鬱展開が最初から最後まで続く作品です。

全てはまどかが「魔法の使者」を名乗る謎の生物キュゥべえから「魔法少女として契約してくれ」と言われたことから始まります。その魔法少女の契約内容がかなり残酷で、魔法少女たちの末路を描いたシーンでは思わず目を背けたくなってしまう展開も。

ただの美少女ファンタジーアニメではなく、ダークファンタジーアニメとして愛されている『魔法少女まどか★マギカ』。濃い内容でファンを魅了し、3話以降はどんどん物語が加速していきます。「美少女もの」とあなどれない、本作を観ずに鬱アニメは語れない名作アニメです！

OPとのギャップで鬱になる！

鬼頭莫宏原作の漫画をアニメ化した『なるたる』。タイトルは「骸なる星、珠たる子」という意味です。星のかたちをした「ホシ丸」という不思議なイキモノを見つけた、小学6年生のシイナ。ホシ丸と出会ったことにより、シイナは世界をリセットしようとする一派と戦うことになってしまいます。

さわやかな恋物語かと思いきや!?

『School Days』というタイトルからありがちな学園ものかと思われがちですが、その内容はかなりの憂鬱な展開をはらんでいます。

気になる人の写真を待ちうけにする、という携帯を使ったおまじないを試してみた誠。それは他の人にバレてはいけなかったのですが、次の日に同じクラスの世界にそれを見られてしまいます。世界は誠のおまじないをぶち壊しにしてしまったことを申し訳なく重い、誠の恋を応援する……という、一見ほんわかした青春物語のような内容になっています。

ですがただの恋物語では終わりません。ラストが特に衝撃的なので、ぜひ最後まで観てください。

ほのぼのとした雰囲気に似合わない鬱展開

ブラックジョークが度々挟まれていて、狂気を感じる幻想的な雰囲気で人気のアニメ『ねこぢる草』。

姉のにゃーこが死神に半分の魂を奪われ、元気がなくなってしまいます。そんな姉を心配した弟にゃっ太は、にゃーこを元気付けようとサーカスに連れて行くことに。ですが2匹を待ち受けていたのは、見たこともない不思議な世界でした。にゃーことにゃっ太はいったいどうなってしまうのでしょうか。

家族の絆が胸を打つ！

家族の絆について改めて考えさせられる『東京マグニチュード8.0』は、兄弟がいる人に特におすすめのアニメです。

中学1年生の未来は、弟の悠貴と一緒にお台場へ遊びに行きます。そしてそこでマグニチュード8.0の地震が起こり、2人は被災してしまいます。ふたりはバイク便のライダーをしていた真理に手伝ってもらい、どうにかして世田谷にある家へ帰ろうとします。ですが地震で崩壊した東京には、2人を阻むさまざまな苦難が待ち構えています。

奈落を目指す少年少女のハード＆グロな冒険記

絵柄とグロさのギャップがとんでもない『メイドインアビス』は、巨大な縦穴「アビス」を巡るダークな冒険アニメです。

リコは偉大な探窟家である母を追い、アビスで出会った不思議なロボット・レグとともに竪穴に潜ることを決意。浮上すると死ぬという「アビスの呪い」と隣合わせのなか、リコは奈落の底を目指していきます。

グロいシーン＆鬱展開がの連続が止まらない

かわいらしい絵柄と裏腹、かなりグロいシーンが多く陰鬱なストーリーが展開されるアニメ『エルフェンリート』。

特殊な力を持つルーシーは、研究対象として離島の研究所に隔離されていました。ですがとある事故によって拘束から逃れられたルーシーは、研究所からの脱走を試みます。その途中でルーシーは、海に落下して漂うことに。そんなルーシーを、コウタという少年が見つけますがルーシーは、彼女の人格を失っていました。

ヤンデレな恋物語

どろどろした恋愛物語が好きな人にはぴったりの『君が望む永遠』。進路が決まっていない高校3年生の孝之。親友の慎二と水月と、3人で仲良くごく普通の高校生活を送っていました。ですがそこに、水月の親友である遥という存在が加わります。遥の存在によって、少しずつ関係が変わっていくことに。

その後遥に告白され、それを受け入れた孝之に、思いもよらぬ展開が待ち受けています。

愛する彼女が兵器になっていく極限状態！

あまりにも切ない恋物語『最終兵器彼女』は、涙なしには観られません。

シュウジの彼女ちせは、おっとりしていて謝ってばかりの気が弱い性格です。そんなちせを、シュウジは大切にしていました。そんななか戦争が始まりますが、そこでシュウジが目にしたのは、兵器と化したちせの姿。ちせは「適合」した人間として兵器に改造されていたのです。

日常が歪んでいく薄気味悪さ

ホラーのイメージが強い作品、『ひぐらしのなく頃に』。物語の舞台は、小さな村。日常に潜む狂気をあぶりだした作品で、鬱展開として特におすすめなのが『鬼隠し編』です。

村に引越した圭一は、同級生の宝探しに付き合うため山へと向かいました。そこで写真家の富竹と出会い、村で起こったバラバラ殺人事件のことを知ってしまいます。その事件について調べ始めた圭一は、いつのまにか狂気の世界へといざなわれていきます。

グロいだけではありません。ミステリーホラーという雰囲気で、ぞっとするような描写がたくさんあります。

第一印象とのギャップにびっくり！

かわいらしい女の子キャラとポップな題名から、一見ほのぼの系の日常アニメにも思える『がっこうぐらし！』。しかしそんな第一印象に反して、本作ではかなり重くシビアな展開が繰り広げられます。

明るく元気なゆき、常にシャベルを手にしているくるみ、家事が得意なりーさん、しっかり者のみーくんは、学校で寝泊まりする「学園生活部」のメンバー。顧問である先生・めぐねえと一緒に、にぎやかでほのぼのとした毎日を送っています。

実際、第1話の雰囲気は「学園アニメ」と聞いて想像する楽しげな雰囲気そのもの。しかしラストでの急展開には、思わずどん底に突き落とされた気分になってしまいます……。

巧みな心理描写が秀逸！

登場人物の心理描写がリアルすぎて鬱になると評判の『無限のリヴァイアス』は、極限状態に置かれた人間の闇を描いています。

2225年の未来の世界が舞台です。とある現象により、リヴァイアスという航宙可潜艦に避難することになった487人の少年少女。自分たちを助けてくれるはずの軌道保安庁からも攻撃を受け、艦内はパニック状態になります。閉ざされた空間、限りある物資、終わりの見えない逃避行。次第にリヴァイアスのなかでは、争いがはじまります。

閉鎖空間の極限状態に置かれた人間たちの心の闇がリアルに描かれている、SF鬱アニメです。登場人物に共感しやすい人は要注意！

未来の地球でサバイバル！

かなりの精神的ダメージを約束できるアニメ、『今、そこにいる僕』。

シュウはある日、ララ・ルゥという未来からやってきた少女に出会います。少女は50億年もの未来から逃げて来たと言い、シュウは困惑。シュウはララ・ルゥの追っ手が彼女を連れ戻すとき、一緒に未来へとタイムトリップしてしまうのです。そしてシュウは、荒廃した未来の地球でのサバイバルをすることに……。

生々しいストーリーが魅力的

繊細な作画で高い評価を得ているアニメ『惡の華』は、ボードレールに夢中になっている高男が主人公です。

ある日高男は、好きな女の子の体操着を盗んでしまいます。しかもその様子を、嫌われ者の佐和という女の子に目撃されてしまうのです。そこから高男はひょんなことがきっかけで佐和と付き合うことになるのですが、それによって高男の運命は大きく変わっていきます。

欠けて砕ける儚い宝石たちの残酷な日々

市川春子による漫画を原作とした『宝石の国』は、美しさとは裏腹に鬱展開をはらんだ物語が魅力です。

宝石が人の形をした宝石生命体が、月から襲来する敵と戦う世界。硬度が低く脆いフォスフォフィライトは明るく天真爛漫な性格でしたが、トラブルを起こして欠損する度、記憶を失い人格も変わっていくのでした。

魔法少女たちの前に待ち受ける過酷すぎる現実

『魔法少女育成計画』はタイトルからもわかる通り、いわゆる魔法少女モノ。しかも、何万人かに1人の割合でプレイヤーが本物の魔法少女になれると噂のソーシャルゲーム「魔法少女」がキーになっている、なんとも夢のあるストーリーです。

しかしいざ魔法少女になってみれば、その先に待っていたのは過酷な現実。なんと魔法少女になった人が多すぎるせいで、運営に命じられ殺し合いをする羽目になってしまったのです。

それぞれの思惑が複雑に絡み合い、次第に過激になっていく魔法少女たちの戦い……。観ているだけで気分が沈んでいきそうなのに、不思議とストーリーを追い続けてしまいます。

リアルとネット、本当の自分めぐるサイバーパンクSF

いまだカルト的人気を誇る『serial experiments lain』は、少女・岩倉玲音(いわくられいん)を通して描かれていくサイバーパンクSFです。

同級生の自殺をきっかけに、リアルとネットワーク世界の両方で不可解な体験をしていくことになる玲音。やがて彼女は現実世界とワイヤード世界(ネットワーク世界)との境目が曖昧になっていき……。

ブラックユーモアがさえわたる

藤子不二雄Ⓐの漫画を原作としたアニメ『笑ゥせぇるすまん』はブラックユーモアがさえわたる名作です。

人間の心を扱うセールスマン、喪黒福造。他人の悩みを聞いて願いを叶えるセールスマンですが、約束を破ったり忠告を聞かなかった場合は、大きな代償を払わなくてはいけません。

ヒロインの病み方がすごい……

『未来日記』はヤンデレが登場するアニメとして評価が高く、ヒロインの主人公への執着が狂気的です。

日記をつけることが習慣だった雪輝は、ひょんなことから12人の携帯日記所有者による「神」の座をめぐったサバイバルゲームに参加することになってしまいます。所有者のひとりであるクラスメイト由乃が自分に対して異常な執着をしていることに気づき、戸惑いつつも共闘していきます。

ホラーミステリー好きにはたまらない！

登場人物がどんどん死んでいく陰鬱とした雰囲気が漂うアニメ『Another』は、サスペンスミステリーとして多くの人を虜にしています。

転校先で、恒一はクラスの異様な雰囲気に違和感を感じます。さらにクラスの見崎鳴という女の子を意識しはじめるのですが、どうも彼女は恒一にしか見えていないようなのです。そんな状況に戸惑う恒一ですが、とあるクラスメイトが死んだことにより、物語はどんどん加速していきます。

悲惨な結末に憂鬱になること必至

アニメ『ベルセルク』の主人公である孤児のガッツは、養父・ガンビーノの役に立つために剣の稽古を続けていました。ですが戦で両足を失ったガンビーノは自暴自棄になり、ガッツを襲います。

そしてガッツは自分を守るためにガンビーノを殺してしまい、追われる身となってしまうのでした。傭兵として生活するなか、傭兵団「鷹の団」の団長であるグリフィスと出会います。

人間の心の闇を描き出す

ホラー要素のある和風な鬱アニメ、『地獄少女』。

巷では、午前零時にだけ見ることが出来る「地獄通信」というサイトに恨みを書くと、地獄少女がその相手を地獄へと連れて行ってくれるという噂が流れていました。その地獄少女の正体は、閻魔あい。あいは依頼主に「憎い相手を地獄へ流せば自分も死後は地獄へ行く」という契約内容を告げ、依頼者は恨みと死後の苦しみを天秤にかけ、葛藤します。

切なすぎる恋物語

『BRIGADOON まりんとメラン』は心が痛むシーンが多い鬱恋物語です。

まりんは異世界であるブリガドーンからやってきた生体兵器に襲われてしまいます。そんなまりんを助けてくれたのが、まりんを守ることを任務と言う、生体兵器メラン・ブルー。この出会いをきっかけに、まりんはふたつの世界の未来を左右する戦いに巻き込まれていきます。

鬱×ホラー×ロボットアニメ

『M3～ソノ黒キ鋼～』は全編を通して陰鬱な雰囲気が漂うアニメーション作品。

10年前突如現れた異空間「無明領域」。その内部では物質すべてが黒い結晶になり、周辺にはその結晶によってできた異形の「イマシメ」が現れます。無明領域からの復興を目指しイマシメと戦うため、次世代型可動肢重機のマヴェスが開発されました。マヴェスのパイロット候補生は、イマシメとの戦いをはじめます。

命を賭して戦う少女兵の切ない終末

ラノベ発の『終末なにしてますか？ 忙しいですか？ 救ってもらっていいですか？』は、ほろ苦い涙とやりきれなさを味わいたい人におすすめの作品です。

地上唯一の人間として生き残った青年ヴィレムは、使い捨て兵器として獣と戦う運命にある妖精兵の少女クトリと出会います。これはそんな少女クトリの15年の生涯を描く物語です。

作られた美しい世界が崩壊する！

作りこまれた独特な世界観で人気のアニメ『新世界より』。1000年後の日本に住む人類は、呪力という能力を使って生活していました。ですがその世界はどこか歪んでいて、渡辺早季は同級生と町の外に出てその歪みの原因を知ってしまいます。そして早季は、人類に従属していたバケネズミの戦いに巻き込まれていきます。

兵器となった少年少女は「楽園」へ向かう

真壁一騎(まかべかずき)が暮らす竜宮島での日常は、未知の生命体・フェストゥムの侵攻により脆くも崩れ去ります。実はこの島そのものが対フェストゥム組織であり、一騎たち島の少年少女はファフナーに乗るために最適化された人間でした。

「蒼穹のファフナー」シリーズを通して、この世界を取り巻く過去や未来が描かれていきます。

「逃げちゃダメだ」なセカイ系ロボットアニメ

セカイ系ブームの発端となった「エヴァンゲリオン」シリーズも鬱アニメの名作です。

父に呼び出された碇シンジは、使徒を迎え撃つエヴァのパイロットとなることを命じられます。何度も目の当たりにする仲間の死、襲い来る絶望、その中で14歳の少年は自分の存在意義や戦う意味をもがき苦しみながら探していく物語です。

死んだ人が遺した想いとは？

『シゴフミ』は、タイトルの通り死後の文、つまり死んだ人間からの手紙を扱っている作品です。死んだ人間からの手紙を届ける配達人フミカとしゃべる杖カナカが、遺された人のもとへシゴフミを届けます。

恐怖＆グロに満載の世界観！

ホラー小説を原作とした『屍鬼』は、寝る前に観ることをおすすめできないグロ＆鬱アニメです。

隔絶された集落、外場村ではいまだに土葬が行われていました。ある日その小さな村で、3人の死体が発見されます。その後次々と死者が増えていき、村にあった神像も壊される始末。そして村は恐怖に包まれ、異変が次々と村を襲います。

設定だけでも鬱になる

アニメ『GUNSLINGER GIRL』は、設定だけですでに鬱になってしまうそうな作品。

テロや暗殺などにより混乱しているイタリア国内で、障害者支援のために「社会福祉公社」が設立されました。その実態は福祉から程遠く、障害のある少女たちの体を改造し洗脳した上で武器として扱う組織だったのです。そして洗脳されて体もいじられた少女たちが銃を背負い、国のためにその命を削って戦っていきます。

復讐もやむなしと思ってしまう鬱展開

月刊ガンガンJOKERに連載されていた大人気ダークファンタジー漫画をアニメ化した作品『アカメが斬る！』。

圧政によって苦しむ村を救うために、タツミは幼馴染の2人とともに帝都へ出稼ぎに行きます。その旅の途中で2人とははぐれてしまい、貴族の少女に救われ厄介になることに。そこで帝国の闇を払うべく暗躍している殺し屋集団「ナイトレイド」と出会い、タツミの運命は大きく変わっていきます。

彼はだれの「代理人」なのか？

現代人をゾワっとさせる『妄想代理人』は、心の闇を描いた作品です。ローラースケートを履いた通り魔「少年バット」は次々と人を襲いますが、被害者が多いにもかかわらず、少年バットは一向に捕まりません。そして刑事たちが捜査を続けていくうちに、被害者が持っている不思議な共通項を発見します。

悲惨な戦争の後始末という恐怖

月刊少年マガジンに連載されている同名漫画をアニメ化した作品『パンプキン・シザーズ』。

停戦条約を結び一時的に平和が訪れた帝国は、なかなか復興が進まずに社会混乱が続いていました。それにより難民の増加や盗賊による略奪など、「戦災」が各地で問題となっていました。そんなある日、戦災に対処するための専門部隊「陸軍情報部第3課」のマルヴィン少尉は、命を捨てることもいとわないオーランド伍長と出会います。

いじめ問題を取り扱ったヘビーストーリー

『クリオネの灯り』はウェブ小説がアニメ化された作品です。10分枠で2017年に放送されました。

いじめられている実(みのり)と、そんな彼女を気にかけている方(たかし)と杏子(きょうこ)の3人が中心となって描かれるストーリー。3人の友情と「いじめ」問題にフォーカスが当てられています。特に方と杏子が葛藤し、行動を起こすさまは必見です。

いじめがテーマにされ、“場の雰囲気に流されていじめる”という独特な空気感も丁寧に描かれており、見ていると精神的に辛くなるほどの描写もされています。

演出と人間関係を色濃く描いた作品

『ef - a tale of memories.』はPCゲームが原作のアニメ。演出面が非常に特徴的で、影絵や文字だけで演出されるシーンなどはこのアニメの代名詞です。

広野紘は学生でありながら少女漫画家として活動していました。彼は幼馴染の新藤景に誘われクリスマスパーティに向かう途中、宮村みやこに出会います。2人は学校で再会しますが、紘に対して恋心を抱いていた景も加わり、三角関係に発展していくことに……。

複雑な人間関係を描き、キャラクターたち皆が物語に大きく関わっているストーリー構成も非常に高く評価されています。キャラそれぞれの心情や独特の暗い雰囲気、修羅場要素などがふんだんに盛り込まれている作品です。

戦う度に少女たちの身体が散っていく

『結城友奈は勇者である』は「勇者である」シリーズの第2弾としてアニメが放送されました。

「勇者部」という部活動に所属し、地域への奉仕活動やお手伝いなどを積極的に行う5人の女子中学生たち。彼女たちは実は「勇者」であり「バーテックス」という外敵と戦い侵略を防いでいました。

戦いを重ねれば重なるほど強くなっていくバーテックス。追い詰められた勇者は「満開」という力を解放する術で必死の抵抗を続けています。しかしその代償として“身体機能のどこかを失う”という「散華」を強いられるのでした。

絶望の青春アニメ

『魔法少女サイト』は人気漫画が原作。魔法少女モノが好きで、鬱作品も好きな人にピッタリなアニメです。

学校ではクラスメートたちに、家では兄にいじめられ、常日頃から死にたいと思っている少女である朝霧彩。ある日“魔法少女サイト”という謎のウェブサイトに偶然アクセスし、「ステッキ」を与えられたことで魔法の力を得ました。ステッキは魔法の力を使用できる反面、目や口などから出血し、自身の寿命を削るという代償がありました。

朝霧彩はステッキを手に入れたことで、他の魔法少女たちとの残酷な運命に巻き込まれることになったのです。魔法少女と聞くと、明るく楽しげなマジカルファンタジー作品を連想しがちですが『魔法少女サイト』は絶望と残酷さで満ちている鬱アニメです。

記憶がテーマのSFアニメ

『カイバ』は第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞を受賞しているSF鬱アニメです。

記憶がデータ化され、自由自在に記憶を出し入れできる世界が舞台。身体の乗り換えまでもが可能になっている世界では、肉体の死はもはや死ではありません。しかし同時に、記憶を奪う、違法に改ざんするなど、様々な問題が起こっていました。

記憶を無くしている主人公のカイバは、世界を旅しながら自分の記憶を取り戻していくのです。旅するうちに苦しんでいる人たちや“世界の闇”を目の当たりにし、カイバは心を痛め、苦悩するさまが色濃く描かれています。

希望はいったいどこにある？

近未来を舞台にしたSFアニメ『TEXHNOLYZE』は、あまりにも希望がない鬱展開が続く悲しい物語です。

荒廃した流9洲という街が舞台。外界から孤立した流9洲に、賭けボクシングで生計を立てている櫟士、近い未来を見る能力を持っている蘭、街の声を聞ける大西京呉、未来の義肢「テクノライズ」に魅了された科学者ドクがいました。そこにとある野望を持った男、吉井一穂が訪れたことによって、惨劇がはじまります。

絶望の連続、希望が見えない展開が続きます。マイナーではありますが、良質の鬱アニメとしてマニアックなファンから愛されている作品。ぜひチェックしたいアニメです。

あなたも独特な雰囲気の虜に

序盤のほんわかした雰囲気から一気に鬱展開に突入する『灰羽連盟』は、ダークファンタジーが好きな人にはぴったりの作品です。

飛べない灰色の羽を持った灰羽たちが暮らす街で、水に満たされた繭のなかにいた少女が目を覚まします。彼女はラッカと名づけられ街に馴染んでいくのですが、彼女にひとつの別れが訪れます。

時代を感じさせないクオリティも魅力

『ギルティクラウン』は、「アポカリプスウイルス」の蔓延による大混乱を経て、無政府状態になった日本を舞台としています。

主人公である男子高校生・桜満集は、ある日ひょんなことがきっかけで特別な能力を手に入れ、レジスタンス組織「葬儀社」に加わることに。この情報だけ見れば王道の超能力モノに思えますが、本作は終始暗い雰囲気が漂っており、後味の悪いエピソードがふんだんに盛り込まれています。

シリアスかつ重く、視聴した後に鬱々とした気分になってしまう作品を観たいときには、ぜひチェックしてほしいところです。

狂気的な愛の行く末は？

美人女子高生のさとうと、彼女と暮らす少女・しおの暮らしを描く『ハッピーシュガーライフ』。一見したところ、ほのぼの平和な百合アニメにも思える本作ですが、蓋を開けてみればかなり重い展開が繰り広げられます。

さとうとしおが抱える事情が生々しく描かれており、観ていてきつくなってしまう場面も少なくないです。しかしだからこそ、ふたりの幸せな生活が余計に輝いて見えてきます。

衝撃的なクライマックスまでノンストップで駆け抜けてしまったという視聴者も多数！どこか狂っている、けれど愛おしい登場人物から目が離せません。

かわいさとダークさの落差にゾクリ

『幻影ヲ駆ケル太陽』は、タロットカードを使って戦う戦士たちの物語です。魔法少女系を思わせる雰囲気やかわいいキャラデザに反し、1話からいきなり登場人物が死亡するなど、ハードな展開が印象に残ります。

作中で繰り広げられる不幸かつ理不尽なストーリーには、思わず目をそむけたくなってしまうこと間違いなし……。しかし毒々しい演出も相まって中毒性があります！

キラキラ＆ほのぼの系かと思いきや実は残虐、というある種王道にもなってきた邪道な作風が好きな人には、ぜひ一度観てみてほしい作品です。