【観覧注意】落ち込んでいる時に観てはいけない鬱映画20選

2017年9月8日更新

エグかったり、胸くそ悪かったり、後味悪い..そんな映画に興味がある方も多いはず。落ち込んでいる時に観ては行けない映画をまとめてあります。もちろん観たら気分が沈んでしまいますが、良作やどんでん返しもあるのも事実。体調・気分を整えて観ることをおすすめします!

絶望に突き落とされる鬱映画の魅力

コメディ、青春、日常、成長、冒険―ー。さまざまなジャンルの映画がありますが、なかには鬱な気分になってしまう、気分を害するような映画もあります。例えばラストシーンがあまりにも救いようが無い絶望的な結末だったり、全編を通して胸が締め付けられるような展開だったり……。 観終わったあとにしばらく放心してしまうような読後感最悪な鬱映画は、「もう観たくない」と思ってもしばらくするとまた観返したくなるような不思議な魅力を持っています。今回は、そんな後味最悪な鬱映画のなかでも、落ち込んでいる時には絶対に観ていけない「最鬱」の20作品を厳選しました。

1.重く辛い過去を持つ青年は新しい生活を歩もうとするのだが……。

ridokamo 人が帰納的な考え方を持ち続ける限りこういう問題はなくならないんだろうなぁ。 はぁ、アンドリュー・ガーフィールドかっこいい。

2007年公開のイギリス映画『BOY A』は、殺人罪に問われた後に出所し、名前を変えて暮らすようになった青年ジャックの人生を描いた社会派映画です。 出所後に雇われた職場に愛する彼女もでき、順風満帆に進んでいくと思われた元「少年A」ジャックの第2の人生――。しかしそれは長く続きませんでした。 ジャックが隠していた事実、ジャックへの第三者の嫉妬など様々な要因が絡み合い、悲しいラストシーンに繋がっていきます。

2.12歳の少年の住む家の隣に両親を無くしたという二人の美少女が越してくる。

Yukinaga_Furui

ある家で少女が虐待された話を基に作られた作品。 見るに耐えないシーンが多々ありますね。 ホラーとは違った怖さがあります!汗 人間とは恐ろしい生き物。

1965年に起きた事件を題材にした小説『隣の家の少女』を映画化した作品です。2007年にアメリカで制作され、日本では2010年に公開されました。 主人公デイヴィッドの隣の家に、美しい少女メグとその妹スーザンが引っ越してきます。彼女たちは両親を亡くし、大叔母ルースに引き取られたのです。しかしデイヴィッドは、隣の家で姉妹がルースにより折檻されている現場を目撃してしまい……。 実際にインディアナ州で起きた事件は、「インディアナで起きた最も恐ろしい犯罪」と称される惨い事件です。辛いシーンの連続で、思わず顔を背けてしまうような作品です。

3.先天性の視力が徐々に失われる病気をもつセルマは息子が失明しないため日々手術費用を貯めてのだが……。

s04fan22 これは相当覚悟して見ないと結構あと引きます。要注意です。メンタル強い人向け。

多くの人が「鬱映画と言えばコレ」と挙げる鬱映画の代表『ダンサー・イン・ザ・ダーク』。本作は2000年に製作され、監督をラース・フォン・トリアーが担当、主演をアイスランドのシンガー・ビョークが務めたデンマーク映画です。 目に障害を持った主人公セルマは、息子を失明から救うために必死に働きますが、次々に彼女に不幸が降りかかります。 悲惨な現実を描いたシーンに突然挟み込まれる主人公の妄想シーンが、明るく夢の溢れるミュージカルに仕立てられており、より現実の悲惨さが浮き彫りになります。救いのないラストは、観る人にトラウマを植え付けてしまうレベルなので、ご注意ください。

4.幸せそうなショーバー一家は休暇のため別荘へ向かう。しかしある二人組の来訪により……。

Yukinaga_Furui

ファニーゲームのリメイク版。 ストーリーは全く変わってない。 映画監督や視聴者に対して喧嘩を売っている作品! 一回みれば二度と見たくない後味の悪い洋画でした。 でも、この監督は天才だと思います!笑

『ファニーゲーム U.S.A』はオーストリア映画『ファニーゲーム』をハリウッドリメイクしたサスペンス・ホラー映画で、2008年に公開されました。どちらもミヒャエル・ハネケが監督と脚本を担当しました。 休暇に別荘を訪れた一家が、2人の狂った青年の暴力にじわじわと追い詰められていきます。買っていた犬を殺されたあと、一家殺害を予告する青年2人。この映画の鬱ポイントは、善良な一家が突然たいした理由もなく2人の青年に殺されていく理不尽さです。血なまぐさいシーンは一切無いのに、抵抗もできず追い詰められていく主人公たちの状況がリアルに感じられ、吐き気を催すほどです。

5.嵐が巻き起こり白い霧が周りを立ちこめる。霧の中には何があるのか……。

makifuji12 観た人をこんなに絶望させる映画があったでしょうか? 見たことを後悔する最高の映画です(笑) 絶望の中の絶望の更に絶望。ここまで予想外のラストは初めて。観た人全員が主役の父親に感情移入して待ち受ける悲しい最後を疑わず、静かに見守っていたことでしょう。だがしかし、予想していた以上の絶望のラスト。グロテスクな画面は一秒でも無理っていう人以外はとにかく見て欲しい。

2007年公開のアメリカ映画『ミスト』は、スティーヴン・キングの小説を原作としたSFホラー映画。突然深い霧に包まれクリーチャー(怪物)が現れた街で、スーパーマーケットに残された人々はパニックになり、争いが始まります。未曽有の事態を前に群衆は何かにすがろうとし、一人の女性が教祖のように崇められるようになります。 怪物の気持ち悪さもさることながら、狂っていく群集心理が怖くてたまりません。鬱になるポイントはラストシーンにもあります。悲惨すぎる結末に、観る者すべてが鬱になること必至です。

6.誰かがPM2:37に自殺を図る。それは高校生6人の誰なのか。

misaki14yama 誰もが一度は感じるであろう青春の鬱屈さ、懐かしい気がしました。監督は撮影当時19歳、この先が楽しみです。

『明日、君がいない』は2006年公開のオーストラリア映画。6人の高校生が悩みを周囲に言えない状況で葛藤し、ある事件を起こすまでの1日を描いた作品です。カンヌ国際映画祭で高い評価を得た本作は、監督を担当したムラーリ・K・タルリが19歳ということで、話題となりました。 それぞれに深い悩みを抱えている7人の高校生たち。原題は『2:37』で、それは、誰かが自殺する時間。物語はトイレで誰かが自殺するシーンから始まり、ストーリーが進むにつれ6人の悩みの理由が明らかになっていきます。不遇な登場人物たちの物語に、気持ちが落ち込んでいってしまう映画です。

7.ドラッグによって絶望的な一路を辿る四人の男女。

ihkpp 救いようがない 演出も強烈でした

2000年に公開された『レクイエム・フォー・ドリーム』は、ごく普通の生活を送っていた人たちが、薬によって人生を失っていく姿を描いたアメリカ映画です。ダイエットピルの用量を守らず、薬漬けになり、幻覚や幻聴が見えるようになってしまった老女。そして、一攫千金を狙いヘロインの転売に手を出してしまった若者とその恋人――。 すぐに辞められると思っていたのに、いつしか薬物に取りつかれてしまい、周囲が見えなくなった彼らが失ったものは大きな代償でした。ラストまで一切救いがない転落していく人生をまざまざと見せつけられ、心がすり減ってしまう映画です。

8.父親を亡くした少女オフェリアは母親の再婚相手のもとへ。しかし彼女は冷遇され、空想へとのめり込む。

manatasu0llb 残酷な現実から目を背け、おとぎ話の世界で生きる少女の話。妄想と現実の事象が悲しいほどリンクしてしまって、どこかで現実的思考に切り換えられるきっかけがあったなら…。正反対の世界の対比と融合が面白かったです。

『パンズ・ラビリンス』は2006年公開のメキシコ・スペイン・アメリカ合作映画。アカデミー賞で3部門を受賞するほか、数々の賞を獲得したダークファンタジーです。 スペイン内戦で父親を亡くし、再婚した母親と共にヴィダル大尉のもとで暮らすことになったオフェリアですが、誰にも顧みられることなく寂しい暮らしを送ります。現実から逃れたい願望からか、おとぎ話の世界に引き込まれていくオフェリア。本作のトラウマポイントは、ファンタジー世界に出てくるクリーチャーの造形です。妖精とは名ばかりのグロテスクなクリーチャーが怖すぎて、目を逸らしてしまうほどです。

9.廃れた鉱山町ドッグヴィル。そこで暮らすトムはギャングから逃げるグレースをかくまうことを提案する。

Yasuhiro_Wada 映画というよりも小説といった作り。 白線でセットを見立てるといった 大胆な見せ方もまさかの全編。 内容は重く、そして救いがない。 ただ3時間弱という長尺ながらも 心理描写が事細かなためなのか そこまで長く感じない点は素晴らしい。 挑戦的な作品。

2003年に製作されたデンマーク映画『ドッグヴィル』は『ダンサー・イン・ザ・ダーク』と同じラース・フォン・トリアー監督による作品です。次第に不当な扱いを受けるようになる美しき逃亡者役をニコール・キッドマンが演じ、話題になりました。 変化を好まない寂れた町ドッグヴィルに、ギャングから逃げてきた一人の美しい女性グレースが現れます。最初に彼女を匿ったトムは、住民たちに彼女を受け入れるよう説き、グレースは低賃金で住民たちの雑用を引き受けるようになります。しかし次第にグレースは、匿っている見返りを求められ、迫害を受けるようになります。全編を通して厭な雰囲気が漂っていること、凌辱シーンが多いことなどから、観ていて気分が悪くなる映画と言えるでしょう。

10.天才科学者の二人は動物と人間の遺伝子を融合させ、禁断のハイブリッド生み出すが……。

Chanichz え、エグイ。設定やクリーチャーの造形が。半分人間だというのが生理的に受け付けなかった。それに対して男性が抱く感情も。悪いもの見ちゃったような気になった。どよよんとする不思議映画。

カナダ・フランスの合作映画『スプライス』は、2009年に公開されました。 クライヴとエルサは、遺伝子を合成させたハイブリッド・アニマルを生み出してしまいます。生まれてはいけなかった新生命は「ドレイン」と名付けられ、急激なスピードで成長し、人間の女性に似た姿になります。自分たちが生み出した娘が手に負えない存在となったクライヴとエルサは、ドレインを葬ろうとしますが……。 含みのあるラストシーンは、複雑で苦い後味を残して終わります。倫理観についても考えさせられる、後をひく読後感のある映画です。

11.「カティンの森事件」を題材にしたポーランドを襲ったつらく悲しい悲劇。

____RiN____ 基本的には事前wikiは禁じ手なんですが、この映画は日本では一般的な事件ではない「カティンの森事件」をモチーフにしているため、概要を頭にいれておいた方が良い気がします。 監督はポーランド映画の巨匠であり、本人もワルシャワ蜂起に参加した経験などを持つ、アンジェイ・ワイダ氏。監督ご自身の父親もカティンの森事件で亡くなっているということで、相当力の入った映画のようです。 映像の美しさも素晴らしい。美しく、どこまでも暗い映像世界です。 しんどい、これしんどい映画です。ポーランド旅行した時に、ポーランド人て暗いよね、みたいなジョーク混じりの話はよく聞いたんですが、ちょっと調べてみたらポーランドって本当にしんどい思いしてきた国なんですね。久々に心にドスンとくる映画でした。

第二次世界大戦中のソ連で実際に起こった事件を題材にした映画『カティンの森』は、2007年に公開されたポーランド映画です。監督は、実の父親が「カティンの森事件」の犠牲者であるアンジェイ・ワンダ。歴史の闇に葬られた事件の真相を克明に描き、多くの映画祭で高く評価されました。 1939年、ポーランドはソ連軍に侵攻され、ポーランド軍将校はソ連の捕虜となりました。兵士の帰還を待ちわびる家族でしたが、2万人以上の兵士たちは虐殺されてしまいます。題材そのものが暗く、終始どんよりした映像となっています。