アンジェロこと片桐安十郎、『ジョジョ4部』に登場する殺人鬼のプロフィール
【あと10分!】東北放送での第2話放送まであと10分です!凶悪殺人犯アンジェロとの戦いをお見逃しなくッ! #jojo_anime pic.twitter.com/YmfmdCqTLV
— TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』公式 (@anime_jojo) April 9, 2016
片桐安十郎は、1964年に杜王町で生まれ、IQ160を誇る"日本史上最低の殺人鬼"です。マスコミの通称は「アンジェロ」で、12歳で強姦と強盗を犯し、投獄されました。 その後、全国であらゆる犯罪に手を染め、青春の大半を獄中で過ごします。1994年3月には14歳の少年3人を強姦殺人し、死刑判決が下り刑に処されることに。しかし、それ以前に虹村形兆の"スタンドの矢"でスタンド使いに覚醒しており、絞首刑から生還したのです。 アンジェロは脱獄を果たし、形兆の誘いで故郷の杜王町に潜伏し始めます。スタンドを一般市民に取り憑かせて操り、本人は安全な場所で犯罪を楽しんでいました。
スタンドはアクア・ネックレス
アクア・ネックレスは、水分と同化する能力を持つ遠隔操作型スタンド。能力値は、【破壊力:C/スピード:C/射程距離:A/持続力:A/精密動作性:C/成長性:E】です。 水分であれば水蒸気、湯気など何にでも同化することが出来ます。この特性を活かし、あらゆる経路から生物の体内に侵入して攻撃したり、取り憑いて操ることが可能。簡単なものであれば姿を変えられるため、カモフラージュして姿を隠すこともできます。 一方で、パワー自体は弱く、本体が自由にスタンドを消せないという弱点も。密閉容器などに捕えられると不利になるため、アンジェロの知能があってこそ真価を発揮するのでしょう。
"日本史上最低の殺人鬼"アンジェロの元ネタは?
アンジェロの通称の由来は、アメリカの作曲家アンジェロ・バダラメンティです。『ブルーベルベット』など、デヴィッド・リンチ監督作に多くの楽曲を提供しています。 第4部の連載開始前後は、その中でも『ツイン・ピークス』シリーズが話題でした。田舎町という閉じた空間を舞台に、連続殺人事件が起こるミステリードラマです。そのため、杜王町の連続殺人事件を描いた第4部と似ているのではないか、との声もあります。 とは言え、原作者が影響を受けたと明言したわけではありません。また、アンジェロの殺人鬼設定に関する元ネタ、モデルなども不明のようです。
【ネタバレ注意】最後は杜王町の観光名所「アンジェロ岩」に
アンジェロ岩とは、杜王町定禅寺通りバス停下車3番バスから徒歩1分の所にある観光名所。実はこれこそが、日本史上最低の殺人鬼と呼ばれた男の末路でした。 アンジェロは、犯罪を邪魔した東方仗助への恨みから東方家を襲います。かつて、自分を逮捕した仗助の祖父を偶然に発見し、殺害。その後、スタンド能力が活かせる雨の日に仗助と空条承太郎を襲撃しますが、仗助の機転で追い詰められました。 仗助のスタンド能力で岩と融合させられ、スタンド能力を得た経緯を白状しながらも、子どもを人質に抵抗を続けます。しかし、仗助の髪型をバカにするタブーを犯したため、全身を念入りに岩と融合させられる結果に……。 この岩は不気味な外見と裏腹に、町民の待ち合わせ場所として親しまれており、時々「アギ……」という奇妙な声が聞こえるそうです。
これは史上最低だ!アンジェロこと片桐安十郎の名言
いい気になってるヤツは…オレのスタンドをのみ込んでくたばりやがれッ…!
アンジェロは犬の散歩中の男性がフンを片付けず、タバコのポイ捨てまでしている所を発見し、"いい気になっている"と怒り始めます。 男性が口からアクア・ネックレスを入れられ、犬と一緒に殺害された時の台詞です。アンジェロは、いい気になっている人間を殺すことが大好きなサイコキラー。ただムカついたというだけで簡単に殺人を犯し、誰かを殺すことに大きな理由はありません。
競馬でも試験の問題でもよォ~~っ。予想したことがそのとおりハマってくれると今のオレみてえにウププッてな笑いが腹の底からラッキーって感じで………!込みあげて来るよな~~幸せってこういう気持ちをいうんだよなぁ~~ウプププッウププッ
アンジェロはスタンド能力と相性の良い、雨の日を狙って仗助と承太郎を襲撃しました。 東方家に籠城する2人を狡猾に追い詰め、加湿器のある部屋に誘い込むことに成功します。部屋の蒸気を利用し、アクア・ネックレスが仗助の口から侵入した時の台詞です。アンジェロは仗助の行動を予想していたらしく、知能の高さと狂気が伺えます。
片桐安十郎を演じる声優・実写キャスト
TVアニメでアンジェロの声を担当するのは浜田賢二
2016年放送のTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない』で、アンジェロの声を担当した声優は浜田賢二です。 1998年頃から活動を開始し、青年役や中年・老人役を中心に、コミカルな三枚目からシリアスな役まで幅広いキャラクターの声を担当。主な出演作は、アニメ『デュエル・マスターズ』切札勝利役や『黒子のバスケ』木吉鉄平役などです。 そのほか、海外ドラマ・映画の吹き替え、特撮作品にも声の出演をしています。
実写映画でアンジェロを演じるのは山田孝之
\アンジェロ 解禁❗/
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血も涙もない最低の凶悪犯、片桐安十郎(通称:アンジェロ)。演じた山田さんは「僕はこういった役なので変わらずに、夜道を歩くときは誰かを狙います(笑)。一応大きな組織に属しているので、本当にはしないですが精神的に狙います(笑)」と告白してました。#ジョジョ映画 pic.twitter.com/lYMkDYL8Ki
2017年8月4日より公開される実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』で、アンジェロを演じるのは個性派俳優の山田孝之です。 1999年のデビュー以降、初の単独主演映画『電車男』など多くの話題作に出演し、確かな演技力で強烈な印象を残してきました。2016年には、赤西仁とのユニット「JINTAKA」としてCDデビューも果たしており、活躍の場を広げています。 主演を務めた『闇金ウシジマくん』シリーズなど、人気漫画を実写化したヒット作への出演も多い山田は、日本史上最低の殺人鬼をどう演じるのでしょうか。