2017年9月11日更新

ネタバレ注意!『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のトリビア10選【なぜミイラは女性になったのか!?】

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『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』
©Universal Pictures

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『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』驚愕のトリビア10選!

トム・クルーズがダーク・ホラーに挑戦したアクション・アドベンチャー映画『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』が、2017年7月28日日本公開となりました! ユニバーサル・ピクチャーズが発表した「ダーク・ユニバース」プロジェクトの第1弾となる本作。今後の作品展開も気になるところです。 今回は『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』についての考察・トリビアを中心に、「ダーク・ユニバース」情報やネタバレも含めてお伝えしていきます。

1.ユニバーサル・ピクチャーズによる「ダーク・ユニバース」とは?

ユニバーサル・ピクチャーズが発表した巨大プロジェクト「ダーク・ユニバース」。これは、ユニバーサルの古典的モンスター映画をリメイクしてシリーズ化していくという、まったく新しい試みです! 『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』はこのプロジェクトの第1弾作品であり、次回作は『フランケンシュタインの花嫁』になることが決まっています。そして今後も『透明人間』や『魔人ドラキュラ』などの名作がリメイクされていく予定です。 アメコミの「マーベル・シネマティック・ユニバース」や「DCユニバース」、そしてゴジラとキングコングの世界をつなげる「モンスターバース」など、近年世界観をシェアするユニバース・シリーズが流行しています。「ダーク・ユニバース」もこの流れに乗って、新たなモンスターの世界を構築していくのでしょうか!?

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2.『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』のリブート作品?

1999年の『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』は、その後シリーズ化して3作品が製作された大ヒットアクション・アドベンチャー映画です。原題は『The Mummy』で、1932年公開の『ミイラ再生』(原題『The Mummy』)のリメイク作品でした。 『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』も原題は『The Mummy』で、『ミイラ再生』のリブート作品として制作されました。つまり、どちらも古典作品『ミイラ再生』を元にしています。 『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』は『ミイラ再生』に登場したミイラ「イムホテップ」の設定に沿っていますが、『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』はミイラを男性から女性に変えて、設定も一新しています。それぞれの面白さを堪能してみたいですね。

3.古典ミイラ映画もすごい!元祖は『ミイラ再生』

1932年にユニバーサルが製作した古典的名作『ミイラ再生』は、ミイラを演じたボリス・カーロフを怪奇映画スターに押し上げた作品です。その前年に『魔人ドラキュラ』と『フランケンシュタイン』が大ヒットし、フランケンシュタインのモンスターを演じたカーロフがイムホテップ役に抜擢されました。 この作品は1921年のツタンカーメン王墓発掘を題材にしており、『魔人ドラキュラ』や『フランケンシュタイン』のような原作がないオリジナル脚本で製作された画期的なモンスター映画でした。『ミイラ再生』の大ヒット以降、次々にミイラ映画が製作されています。

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4.トム・クルーズの驚愕撮影秘話

いつでも本気のスタントを自身で行うトム・クルーズは、今回も身体を張っています!激しい銃撃戦やカーアクションなど、やはりスタントなしで演じています。 一番の見せ場である無重力状態での撮影は過酷を極め、落ちていく飛行機の中で2日間、64テイクものシーンを撮り続けました。その間、多くのスタッフたちが吐き気を催し嘔吐したそうですが、主役のトム・クルーズとアナベル・ウォーリスだけはスタントをやりきったそうです。

ニックの相棒クリスを演じるジェイク・ジョンソンは、初めは危険なアクションにしり込み気味だったようです。しかしトム・クルーズの相棒を演じる以上、自分でスタントを演じる覚悟が必要だったようで、トムの私的施設を借りて数ヵ月トレーニングし、要求されたスタントをすべて演じきったと言います。

5.アレックス・カーツマン監督がミイラを女性に決めた理由

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』の監督アレックス・カーツマンは『ミイラ再生』をリブートするにあたって、なぜ男性ミイラを女性ミイラに変えたのかをインタビュー映像で語っています。 女性にすることによって、ストーリーに可能性が大きく広がって新鮮に感じられたそう。ミイラに新しい背景を生み出すことで、より時代を超えた物語に厚みを出すことができたようです。 女性ミイラ「アマネット」役にソフィア・ブテラを起用したことも、『キングスマン』のガゼル役で注目していたことを明かし、必死に説得したとのこと。ソフィア・ブテラを念頭に置いてミイラのスケッチを描くなど、かなりの惚れ込みぶりだったようです。

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6.クラシック・モンスター映画へのオマージュ

「ダーク・ユニバース」立ち上げが発表された2012年、ユニバーサルからクラシック・モンスター映画8作品を収録した『ユニバーサル・モンスターズ・コレクション』がブルーレイディスクで発売されました。過去の映像が最高の状態で復元されています。 収録作品は『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』の元となった『ミイラ再生』、「ダーク・ユニバース」次回作『フランケンシュタインの花嫁』、『魔人ドラキュラ』、『フランケンシュタイン』、『透明人間』、『狼男』、『オペラ座の怪人』、『大アマゾンの半魚人』の8作品です。 『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』のタグラインに使用されている「神々とモンスターの新世界へようこそ」というフレーズは、実は1935年の『フランケンシュタインの花嫁』からの引用なのです! 『ミイラ再生』のミイラ役を演じたボリス・カーロフがフランケンシュタインのモンスターも演じていたため、こういったオマージュが取り入れられたのでしょうか。

7.ラッセル・クロウは「ダーク・ユニバース」をつなぐジキル博士役!

『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』 ラッセル・クロウ
©Universal Pictures

本作でラッセル・クロウが演じているのは、秘密組織「プロディジウム」を率いるヘンリー・ジキル博士。ジキル博士は「ダーク・ユニバース」作品群をつなぐ役割を果たす重要人物で、今後の作品にも登場するようです。

ジキル博士の名とキャラクターは、イギリスのロバート・ルイス・スティーヴンソンの怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』から取られたそうです。二重人格をテーマにしたこの作品には、薬によってジキル博士の中にハイド氏という別人格が現れる様子が描かれています。 本作のジキル博士も善と悪との間で葛藤し、別人格のエドワード・ハイドが現れることで、物語にも急展開が起こっていくのです。

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8.秘密組織「プロディジウム」とは!?

ジキル博士が率いている「プロディジウム」とは、いったいどんな組織なのでしょうか?ロンドン自然史博物館の地下に、その本部が隠されているモンスターに対抗する秘密組織で、モンスターを研究する機関でもあるようです。 主人公ニックとともに行動することになる考古学者ジェニー・ハルジーも、実はプロディジウム所属のエージェント。イラクでニックが偶然見つけたアマネット王女の墓を調査することになります。 今後の「ダーク・ユニバース」作品をつないでいくため、ジキル博士とプロディジウムの存在は必要不可欠!次回作ではどのように登場することになるのか、注目です。

9.物語のカギを握る「アムン・ラーの書」とは?

「アムン・ラーの書」とは、古代エジプトで作られた純金の本。別名「生者の書」で、古代文字で書かれた呪文が記されており、その呪文を唱えれば死から蘇ることができると言われています。 古代エジプト人はこの書をハムナプトラに収め、使うことを禁じてきました。本の形状はパズルのようで、鍵が開けば本も開くようになっています。 『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』では、ミイラから蘇ったイムホテップを倒すために「アムン・ラーの書」が使われるという、重要なアイテムとして登場しています。そして『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』にも、プロディジウムの施設内にあるジキル博士のオフィスにこの書が置いてあることがうかがえます。 『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』と『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』がつながった世界観の中にあるという示唆なのでしょうか!?

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10.『ザ・マミー』から広がる「ダーク・ユニバース」のキャストがすごい!

今後展開していく予定の「ダーク・ユニバース」作品には、世界的なスターとニューヒロイン/ヒーローがキャスティングされるそうです。まず第1弾の『ザ・マミー』では、トム・クルーズとソフィア・ブテラでした。 次回作『フランケンシュタインの花嫁』を監督するのは『美女と野獣』のビル・コンドン、フランケンシュタインのモンスターを演じるのはハビエル・バルデムに決定しています。全米公開は2019年2月14日の予定です。 また、『透明人間』の主演にはジョニー・デップが決まっており、噂の段階では『フランケンシュタインの花嫁』にアンジェリーナ・ジョリー、『狼男』にドウェイン・ジョンソンが出演を打診されているようです。その他の作品に出演することになるスターと新人起用にも、注目が集まっています。