自衛隊が活躍する映画4選【ミリタリー好きにはたまらない!】
自衛隊は日本の国民の命を守る防衛組織
陸上自衛隊 第42普通科連隊(北熊本)が実施する生活支援活動(炊事)の様子です。https://t.co/xX62gBrS6K#自衛隊 #災害派遣 pic.twitter.com/bFcA5XAq8J
— 陸上自衛隊 (@JGSDF_pr) April 15, 2016
自衛隊は陸上自衛隊と海上自衛隊、航空自衛隊の3つからなる防衛組織で、国民の命と財産を守ることを基本理念としています。災害時の人命救助など有事の際にすぐに助けに来てくれる自衛隊は、国民にはこの上なく頼もしい存在です。 特撮映画の多くにも自衛隊は登場しますが、メインのヒーローや怪獣に隠れてしまい自衛隊はあまり目立ちません。自衛隊が活躍する映画と聞かれて、あまりピンと来ない人もいるのではないでしょうか。 この記事では自衛隊が主に活躍する映画を5作品ご紹介します。自衛隊が撮影に全面協力している作品もあるので、自衛隊に強い関心がある人はチェックすることをオススメします。
半村良のSF小説を映像化した『戦国自衛隊』【1979年】
半村良が著したSF小説を映像化した作品で、400年前の戦国時代へとタイムスリップしてしまった自衛隊員たちが近代兵器を駆使して戦乱の世で戦っていく姿を描いています。2005年にはリメイク作品として「戦国自衛隊1549」が制作されました。 21名の自衛隊員を率いる伊庭義明三等陸尉を千葉真一が、後の上杉謙信となる長尾平山景虎を夏木勲が演じています。自衛隊と戦国時代の武士たちによる白熱の戦闘シーンのほか、部隊内での仲間割れや裏切りなど、人間の持つ負の部分もディープに描かれています。 映画の撮影で制作された61式戦車のレプリカは脅威の再現性を誇り、後に「僕らの七日間戦争」の撮影でも使用されました。
未曾有の危機に立ち向かう日本を描いた『シン・ゴジラ』【2016年】
ゴジラシリーズの29作品目となる映画で、『新世紀エヴァンゲリオン』などを手掛けた庵野秀明がメガホンをとりました。今作では従来のゴジラ映画とは違って政治色が前面に出ており、国家機関に携わる人々がゴジラを倒すべく奮闘する姿が描かれています。 本作の主人公で内閣官房副長官の矢口蘭堂を長谷川博己が、内閣総理大臣補佐官で矢口と旧知の仲である赤坂秀樹を竹野内豊が演じており、他にも石原さとみや大杉漣など豪華な俳優陣が出演しています。 同作品では自衛隊の災害派遣の展開の様子や、無線のやり取りでの独特の言い回しなどが丁寧に再現されており、自衛隊の描写のリアルさが話題になりました。ゴジラとの戦闘シーンもリアリティ溢れるものになっており、ゴジラに弾を全弾命中させていくシーンはかなり迫力があります。
アメリカ海軍と海上自衛隊がタッグを組む『バトルシップ』【2012年】
ユニバーサル・ピクチャーズ100周年記念作品として制作された映画で、日本では製作国のアメリカより先に公開されました。異星人の侵略にアメリカ海軍と日本の海上自衛隊が協力して立ち向かう姿を描いており、主人公のアメリカ海軍大尉アレックス・ホッパーをテイラー・キッチュが演じています。 作品には70年前の戦艦「ミズーリ」が登場し、劇中で華々しい活躍を見せます。日本からも海上自衛隊の護衛艦「あたご」が「みょうこう」として登場しており、「みょうこう」の艦長ユウジ・ナガタを浅野忠信が扮しています。 異星人のバリアーによって閉ざされた海域の中で繰り広げられる「ミズーリ」や「みょうこう」の迫力ある海上戦闘シーンは、まさにこの映画の醍醐味と言えるでしょう。
災害救助に奔走する自衛隊の姿を描く『日本沈没』【2006年】
1973年に刊行された同名小説を原作とする作品で、1973年と2006年に映画化されました。2006年版は樋口真嗣がメガホンをとり、沈没していく日本列島から脱出する人々の姿を描いています。 潜水艇「わだつみ6500」のパイロットである主人公の小野寺敏夫を草薙剛が、ハイパーレスキュー隊員の阿部玲子を柴咲コウが演じています。撮影には航空自衛隊の入間基地や百里基地が使用され、陸上自衛隊や航空自衛隊の運用する機体も数多く登場しました。 日本列島が徐々に海に沈んでいくなかで、主人公たちは懸命に生きようとします。絶望的な状況下でも決して救助を諦めない自衛隊の姿からは、人間の持つたくましさや心の強さを感じさせられます。
映画の中で描かれる自衛隊の頼もしさ
多くの映画で自衛隊は国民の命を脅威から守る存在として描かれています。仮に怪獣映画やパニック映画のようなことが現実で起きたとしても、自衛隊は国民を守るために命がけで戦ってくれるでしょう。 ご紹介した映画の他にも『図書館戦争』や『亡国のイージス』など、自衛隊を取り扱った作品はいくつも存在します。映画を観て実際の自衛隊が気になった人は、一度防衛省のホームページを覗いてみることをおすすめします。