『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』に出てくる神秘部ってなに?
魔法省の神秘部って、ずばり何?
シリーズ5作目『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、不死鳥の騎士団や、ハリーを筆頭に結成されたダンブルドア軍が闇の魔法使いや死喰い人と遂に全面的に戦いはじめる重要な作品です。 今作でも、特に注目すべきなのが魔法省の神秘部。ヴォルデモートが狙う予言を、ハリーたちが阻止しようとします。しかし、映画ではあまりこの神秘部が何なのか言及されていません。 こちらの記事では、原作の情報をふまえて神秘部が一体何なのか解説したいと思います。
1.時や死後の世界、愛の研究をしている
神秘部は主に時や死後の世界、そして愛など、マグルや魔法使いが不思議に思う事に関する研究をしている機関です。他には、宇宙や思考なども研究しているようで、それぞれの研究対象ごとに部屋が用意されているのです。 例えば、「宇宙」の間には沢山の惑星があり、「思考」の間には水槽の中に脳みそが入っています。ちなみに、原作ではロンはこの脳みそと戦います。 そして、映画でシリウスが命を落としてしまった「死のアーチ」がある間は恐らく「死後の世界」を研究している部屋だろうと言われています。
2.逆転時計は神秘部が管理していた!
Do you recall the real name of the Grey Lady, ghost of Ravenclaw house? #TBT pic.twitter.com/PqFJQV9iED
— Harry Potter (@harrypotter) June 22, 2017
3作目『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』に登場した、ハーマイオニーが持っていた逆転時計(タイムターナー)を覚えていますか?実は、あの逆転時計は神秘部から借りたものだったのです。 この逆転時計は、「時」の間で管理されています。
3.予言の管理をしている
『不死鳥の騎士団』で重要な要素として登場する、「予言の玉」。水晶玉の中に、白いもやが入っているヴィジュアルが印象的です。予言の玉は予言を受けた者が手に取れるもので、ヴォルデモートが自分が過去に聞いていた予言の全てを知りたいがために、ハリーを利用します。
4.死喰い人との関係性
実は、この神秘部には過去に死喰い人が働いていました。オーガスタス・ルックウッドという男です。彼は魔法賞の官僚でしたが、イゴール・カルカロフの告発によって退職し、アズカバンに収監されました。しかし、『不死鳥の騎士団』で死喰い人が大量に脱獄した際に、彼も脱獄して「神秘部の戦い」に参加します。 しかし、「神秘部の戦い」で敗れた彼は再びアズカバンに収監されます。その後、『ハリー・ポッターと死の秘宝』でも再び脱獄をしますが、ダンブルドアによって撃退されます。
5.死のアーチでシリウスが帰らぬ人となった、神秘部の戦い
「神秘部の戦い」とは、先述の通り『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』で「予言」を守るために神秘部にやってきたダンブルドア軍と死喰い人の戦いになります。そこにシリウス・ブラックをはじめとする、不死鳥の騎士団も駆けつけます。 そこでシリウスはベラトリックス・レストレンジの呪文を受け、死のアーチに押し込まれてしまいます。そしてそのまま、彼は肉体を残さずに亡くなってしまうのでした。 ここまで神秘部に関してご紹介してきましたが、やはり魔法省の中でも謎が多いとされていて、「正直よくわからない」のだそうです。むしろ、そのミステリアスさが魅力なのかもしれませんね。