2018年11月23日更新

ヴォルデモート卿について絶対知っておきたい10の事実!【モデルはヒトラー?】

「ハリー・ポッター」シリーズに登場する闇の魔法使い、ヴォルデモート卿。今回、そんな彼の基本情報から知られざるトリビアまで徹底解説していきます!

「ハリー・ポッター」ヴォルデモート卿の人物像に迫る!

「ハリー・ポッター」シリーズに登場し、「名前を言ってはいけないあの人」というフレーズでおなじみの闇の魔法使い・ヴォルデモート卿。 この記事では、キャラクターの基本情報から知られざるトリビアまで徹底紹介していきます。読み終えた頃には、あなたもその名を呼べなくなる……かもしれません。

ヴォルデモート卿の基本設定をおさらい

闇の魔法使いであるヴォルデモート卿。徹底的な「純血主義」であり、半純血の者やマグル出身の者を全排除しようと企んでいました。 彼は赤ん坊時代のハリー・ポッターの命を狙いますが、母親であるリリー・ポッターの魔法によって自身の肉体と魔力を失ってしまいます。しかし、分霊箱に自身の魂を保存していたことから、死から免れることに。 こうして、自身の完全復活と純血主義に基づく世界の構築を目論むようになります。

1. なぜ最恐の存在といわれたの?

「ハリー・ポッター」の最大の敵、ヴォルデモート卿。 「名前を言ってはいけないあの人」といわれるほど人々から恐れられたことには、以下のような理由がありました。

サイコパスに近い?冷酷非道な性格

ヴォルデモート卿が恐れられる最も大きな理由としては、彼の残酷さでしょう。過激な優性思想を持ち合わせており、基本的に純血でない者を虫けらのようなに扱います。幼い頃から、自分より劣るものは皆、属従すべきだという考え方を持っていた所以だと思われます。 さらに、最もタブー視されている「死の呪い」をいとも容易く乱発できるのも彼の特徴。冷静さを欠くと、感情のままに自身の部下を殺害するといった、サイコパスのような行動も目立ちます。

強大な魔力

彼の恐ろしさは、膨大な魔力にもあります。例えば、「アバダ・ケダブラ」という死の呪い。これを無制限で乱発できるのも、実は彼だからこそ為せる技なのです。 そしてホグワーツの戦いでは、何百人が攻撃しても破れなかった防御魔法をたったの一撃で消滅させるほどの実力を発揮。さらには「ニワトコの杖」を使用していたダンブルドアと互角に戦った経歴もあります。 また、「ホグワーツ始まって以来、最高の秀才」といわれるほどの頭脳を持っており、頭脳戦でも突出した才能をみせています。他者の記憶の改ざんを行うことで、学生時代には完全犯罪を成し遂げたことも。

2. モデルはヒトラーだった?

実は、ナチス・ドイツを率いた独裁者アドルフ・ヒトラーがモデルなのではないか……という噂が浮上しています。なぜなら、ヴォルデモート卿とアドルフ・ヒトラーにはいくつかの共通点が見られるのです。 例えば、人間である父親をひどく軽蔑していたヴォルデモート卿と、DV行為や将来像の相違から父親に対する強い嫌悪感を抱いていたアドルフ・ヒトラーの姿が重なります。2人とも、父親に対する強いコンプレックスを持っていたのです。 また、過激な差別主義をもち合わせているところが共通している上、両者ともに差別促進のプロパガンダを行っています。 魔法省を完全に支配したヴォルデモート卿は、“マグル(非魔法族)生まれや半純血が純血社会を脅かす”と書かれたパンフレットを配布。ヒトラーの場合も、ロマ人やゲイの人々をターゲットにしながら、メインはユダヤ人を中傷する目的でプロパガンダを掲げてきました。 ここから、彼らの家族関係や思想が共通していることがわかります。しかしヴォルデモート卿のモデルに関する公式の発表はなく、真実は未だ闇のままとなっています。

3. 顔が変化していく理由【なぜ鼻がなくなったのか?】

ヴォルデモート
© Warner Bros.

父親譲りの整った顔立ちを持ち、ホグワーツ在籍時にはその美貌で教授たちを操っていたヴォルデモート卿。しかし年齢を重ねるにつれ、見た目は醜く変貌していきます。 第1作目『ハリー・ポッターと賢者の石』のクィリナス・クィレル先生に憑依していた頃、すでに顔が変形し始めていましたが、第4作目『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』では完全に鼻が消失し、青年期とは似ても似つかぬ顔つきになります。 その理由は、映画シリーズでは一切語られていません。しかし原作では、分霊箱が彼の顔に影響を与えたと明記されています。分霊箱を作成すればするほど己の生命を持続させることを可能にしますが、その代償として「人間性」を奪っていくのです。その結果として彼の容貌は醜く変化していったということでしょう。

4. ヴォルデモート卿が隠していた分霊箱って?

ヴォルデモート卿は自身の魂を7つに分裂させ、生物や道具といったあらゆる有機物に隠していました。それが「分霊箱」です。彼は分霊箱に魂を保存することで、不死能力を得ていたのです。 つまり、「分霊箱」こそがヴォルデモート卿の命そのもの。彼を倒すためには「分霊箱」が大きな鍵となるというわけです。 ちなみに「分霊箱」を作るためには生贄を捧げる必要性があり、分裂させるたび、彼は殺人を犯していました。この方法は魔法界でもっとも悪しき行為とされており、「分霊箱」の存在を知る者が少ない上、そのことについて語ること自体が禁じられていたようです。

「分霊箱」の場所と破壊方法のまとめはこちら!

5. ヴォルデモート卿の正体とは?

実は、ヴォルデモート卿は本名ではなく、「トム・マールヴォロ・リドル」が彼の真の名前でした。 自らの名前である「Tom Marvolo Riddle」を入れ替えて「I am Lord Voldemort(私はヴォルデモート卿だ)」と名乗り始めたそう。 ちなみに、ヴォルデモートの語源はフランス語の「Vol de mort(死の飛翔、死の窃盗の意味)」であり、名前からも不吉な雰囲気を漂わせています。

6. 驚くべきヴォルデモート卿の過去

前述のように、ヴォルデモート卿はトム・マールヴォロ・リドルという本名を捨てています。その背景には、彼の出生が関係していました。 1926年12月31日に母メローピー・ゴーントが孤児院に駆け込み、トム・マールヴォロ・リドルが誕生します。その直後にメローピーは死去。そして父親も親族もわからない状態のまま、孤児院で過ごすことになります。 両親からの愛を受けることができず、孤独を感じながら育ったリドル。そんな中、孤児院を訪れたダンブルドアから自分が魔法の力を持つ者だと言い渡され、ホグワーツ魔法魔術学校に通うことになります。 父の才能が自分に遺伝したのだと考えていたリドルでしたが、在学中に、父親がマグルだったこと、そして母がホグワーツ創設者の一人・サラザール・スリザリンの末裔だったことを知り、母を捨てた父親を憎むように。 そして、もともと「トム・マールヴォロ・リドル」という平凡な名前を嫌っていた彼は、この事実を知ったことで一層己の名前を嫌悪するようになり、名前の改正に踏み切りました。こうして「ヴォルデモート卿」という存在が誕生したのです。

7. 杖がヴォルデモート卿の勝敗を左右していた?

不死鳥の羽で作られた杖の罠

ヴォルデモート卿が使用していた杖は、イチイの木と不死鳥の尾羽根で作られたものでした。ちなみにイチイの木は死と再生のシンボルだそうで、キャラクター性にマッチした素材だといえます。そして、実はこの杖が要因の一つとなって彼の勝負の行方が左右されていきます。 それは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』でのこと。復活を果たしたヴォルデモート卿は15年の時を経てハリー・ポッターと対峙し、死の呪文を放ちます。 しかし、15年前同様に死の呪文は失敗に終わってしまいます。なぜならハリーとヴォルデモートの杖は、同じ不死鳥の尾羽を使った「兄弟杖」だったから。「兄弟杖」同士が呪文を唱えると通じ合いを起こし、うまく作動しなくなるのです。このことから死の呪文がハリーにうまく作用できませんでした。 そして、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』でもヴォルデモート卿はハリーに襲いかかりますが、同様の理由で殺害に失敗するという展開を迎えます。

運命を握るニワトコの杖

「兄弟杖」で殺すことができないと悟った彼は、死の秘宝の1つであるニワトコの杖に執着していくようになり、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』ではニワトコの杖の所有者になることを企みます。 しかし、最後の決闘でハリーが真の所有者となっていることを知らないまま、ニワトコの杖を使って死の呪文をかけてしまいます。その結果、ハリーにかけた魔法がそのまま跳ね返り、最期を迎えるのです。 ヴォルデモート卿がニワトコの杖を所有できていたら、あるいは所有者が誰なのか見抜いていたら……勝敗は大きく変わっていたでしょう。

8. ヴォルデモート卿と蛇・ナギニとの関係性とは

ヴォルデモート卿が飼っていた蛇、ナギニ。 シリーズ内では、蛇語を用いてコミュニケーションをとるシーンが幾度となく描かれていました。また、ダンブルドアが作中で「ヴォルデモートが何かを好きになることがあるとすれば、それはナギニである」と語っており、非常に結びつきの強い関係性であることが分かります。 そんなナギニは、バーサ・ジョーキンズを殺したことを機にヴォルデモート卿の分霊箱となります。しかし『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』でネビル・ロングボトムに切られ、分霊箱として破壊されてしまうのでした。 彼らの関係性の背景は明かされていませんが、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の予告でナギニが元人間だったことが示されています。本編公開後に、新たな事実が浮き彫りになってくるでしょう。

蛇・ナギニの謎に迫る!

9. ヴォルデモート卿には娘がいた!

実は、ベラトリックス・レストレンジとの間にデルフィーニという娘を儲けていました。 レストレンジは夫よりヴォルデモート卿を深く愛していましたが、肝心のヴォルデモート卿は愛という感情への理解がないため、「相思相愛の結果生まれた子供」というわけではないようです。 ちなみに、娘のデルフィーニは、『ハリー・ポッターと呪いの子』でベラトリックスの夫、ロドルファス・レストレンジの元でひっそりと育つ様子が描かれています。そして最終的には、父の復活を目論んで人を殺すという罪を犯し、アズカバンに投獄されるという結末を迎えます。

10. 演じているキャストは総勢6人!

ヴォルデモート卿を演じたのは1人ではなく、6人ものキャストたちでした。 それもそのはず、ヴォルデモート卿は、孤児院で過ごした幼少期から復活した時までスクリーンに映されています。各時代に合ったキャスティングをするためには、ヴォルデモート卿役が計6人になってもおかしくはありません。 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』での11歳のリドル回想シーンをヒーロー・ファインズ・ティフィン、同作で16歳・18歳の回想シーンをそれぞれフランク・ディレイン、マイケル・ベレントが担当。そして『ハリー・ポッターと秘密の部屋』での17歳のリドル回想シーンは、クリスチャン・コールソンが演じています。 また復活後のヴォルデモート卿は、2人の俳優が担当。 第1作目でのクィリナス・クィレルの後頭部に憑依していた頃を演じたのは、リチャード・ブレマー。そして『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で、完全復活したヴォルデモート卿をレイフ・ファインズが演じています。 このように、多くのキャストによって演じられたヴォルデモート卿ですが、一貫して闇深いオーラを漂わせており、彼の人物像がブレることは一切ありませんでした。

「ハリー・ポッター」には他にもキャスト交代したキャラクターがいる?

ヴォルデモート卿というキャラクターの闇

今回、ヴォルデモート卿の誕生秘話や彼にまつわるトリビアなど、様々な角度からキャラクター解説をしました。彼について知れば知るほど、その底知れぬ闇の深さを感じたのではないかと思います。 この記事を読み終えたあなたは、もう二度とその名前を口にしてはいけません。なんといっても「名前を言ってはいけないあの人」ですから……。