2018年2月2日更新

『ウォーキング・デッド』撮影中に死亡した俳優の母、AMCを提訴

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ドワイト ウォーキング・デッド

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『ウォーキング・デッド』出演俳優の志望した俳優の母がテレビ局を提訴

ドラマ『ウォーキング・デッド』の撮影中に死亡した俳優でスタントマンのジョン・バーネッカーの母が、同作を放送するテレビ局、AMCに対する不法死訴訟を起こしました。この記事では、同作の撮影中に起きた事故や、告訴のことについて紹介していきます。

『ウォーキング・デッド』撮影中に起きた俳優の死亡事故とは?

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ジョン・バーネッカーが死亡するきっかけとなったのは、2017年7月。オースティン・アメリオ演じるドワイトが、バーネッカーが演じるキャラクターを狙撃し、22フィート(約6.7メートル)の足場の端から鉄柵を超えて彼を突き落とすというシーンを撮影中のことでした。 アメリオがジョンを突き落とすシーンで、撮影中に「体に触れないように」と指導を受けながらも、何らかの理由で彼の体に実際に触れた事を機に、ジョンの落下の軌道が変化。その結果、ジョンがクッションで保護されていない地面に落下してしまったというものです。 この事故を受けて、ひどい損傷を受けたジョンはアトランタ市内の病院へ搬送された後、7月12日に死亡宣告を受け、同月16日に生命維持装置が取り外されました。

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告訴の行方はどうなるのか?

この事故を受けて、ジョンの母・スーザンは、撮影中の安全対策を行う責任を果たさなかったとしてAMCを告訴しました。今回の訴訟では特に、ジョンの最後の共演者となったアメリオをはじめ、撮影中のエピソードの監督だったラリー・テンや、エグゼクティブ・プロデューサー兼プロダクション・マネージャーのトム・ルーズらの名前が上がっているそうです。 これに対してAMCは、「(遺族や事故で心を痛めた全ての関係者に)お悔やみ申し上げます」とコメント。その上で、「我々は、撮影セットにおける被雇用者の安全には特に気を配り、業界標準以上の安全対策を取っています。ご家族に敬意を表し、本訴訟に関するこれ以上のコメントはいたしません」と述べています。 人気ドラマの撮影中に起きた悲劇ではありますが、まずは裁判を通して双方が納得のいく形での決着を迎えられることを切に祈りたいと思います。