2018年2月2日更新

ハリウッド映画で活躍した日本の名車たち!【『ベイビー・ドライバー』にはあの日本車が!】

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『ベイビー・ドライバー』

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ハリウッド映画に登場した日本の名車たち!

ストリートのカーレースを描いていた「ワイルド・スピード 」シリーズ初期には、必ず日本のスポーツ・コンパクトカーが登場していました。ハリウッドのカーアクション映画には、その性能の良さからか、日本の名車が使用されることも多いようです。 コンパクトカーとは軽自動車とセダンの中間で、乗り心地や加速性能、加えて安全性についても断然性能が高い車種です。特にハッチバックで全長が短いため、狭い道での乗り回しに最適!街中でのカーチェイスにはもってこいです。 「ワイスピ 」シリーズで登場した車の他にも、あの名作にあの名車が登場していました。今回は各車の登場シーンとその特性も紹介していきます。

1. マツダ・RX-7 in『ワイルド・スピード』

マツダ・RX-7は、1996年当時世界で唯一のロータリーエンジンを搭載したスポーツカーでしたが、残念ながら2002年に生産が終了しています。マツダが1978年に発表したサバンナRX-7が初代となります。その後1985年に最初のフルモデルチェンジが行われ、2代目のFC3S型が発表されました。 『ワイルド・スピード』に登場するマツダ・RX-7は、1991年に2度目のフルモデルチェンジが行われた3代目のFD3S型。シリーズ第1作目の『ワイルド・スピード』に、主人公ドミニクの車両として登場しています。 ドミニクのRX-7は1993年式のレッドの車体で、NOS(ニトロシステム)を積んだ車両に改造されています。シリーズでは、NOSを搭載した改造車がニトロ噴射して加速するシーンがよく出てきますね。 登場シーンは、映画序盤のストリート・レース。毎晩のようにレースで大金を稼ぎ出していた凄腕ドライバーのドミニクが、初めてブライアンと走ったレースです。ブライアンの囮捜査用の三菱エクリプスも寄せ付けず、ぶっちぎりでトップを走ります。ドミニクの安定したドライビングにも、NOSの加速性能にもビックリ!

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2. スバル・インプレッサ WRX in『ベイビードライバー』

インプレッサは1992年から販売されているスバルの乗用車で、セダン系、ワゴン系、ハッチバック系、クーペ系などのモデルがあります。世界ラリー選手権で活躍したスバルのラリーカーとしても有名です。 『ベイビー・ドライバー』に登場するインプレッサ WRXは2006年型のスポーツセダンで、撮影用に改造された車両が数台あった模様。最高出力320馬力のものや、ルーフ上に運転席を付けたもの、さらに後輪駆動のものなど、それぞれのシーンで的確にその仕事をこなしたようです。 登場シーンは映画冒頭のカーチェイス。この約5分強のあまりにもスタイリッシュなシーンは、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンの楽曲「ベルボトムズ」に乗せて、カーアクションと音楽のものすごいコラボを見せます。 主人公の凄腕ドライバーのベイビーが仲間の銀行強盗犯たちを乗せて、警察の追跡を華麗にかわしながら街中を赤いインプレッサ WRXで駆け巡ります。後輪駆動車がどのシーンで使われたのか、ぜひチェックしてみてください!

3. 日産・スカイライン GT-R in『ワイルドスピードX2』

日産・スカイラインは日本が誇る世界最高峰のスポーツカーで、日産のスポーツカーの代名詞といえる名車です。『ワイルド・スピードX2』に登場するBNR34型スカイラインGT-Rは5代目で、スカイラインの中でも最高級グレードのスポーツバージョン。高性能なレース仕様車で、モータースポーツでも活躍している車種です。 作品では、ブライアンの車両として登場。シルバーに塗装されていて、中央のブルーラインが印象的!助手席にはNOSシステムを多連搭載しています。 登場シーンは、冒頭のホンダ・S2000 vs トヨタ・スープラ vs マツダ・RX-7 vs 日産・スカイラインGT-Rによるカーレース。第1作目から考えるととんでもなくドライビング・テクニックが向上しているブライアン!圧倒的な強さで熾烈な戦いを制します。 特にレースのラストで橋桁道路がせり上がっているのを承知で加速し、大ジャンプを見せて見事着地するあたりはかなりの見どころ!ところがこのレースの後、警察に追われて車体に操作系統を破壊する装置を打ち込まれて制御不能に陥ってしまいます。

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4. トヨタ・2000GT in『007 は二度死ぬ』

これぞ、トヨタが世界に誇る日本の名車の代表格!「007」シリーズ第5作目『007は二度死ぬ』(1967年)に、ボンドカーとして登場しています。歴代ボンドカーの中でも高い人気を集めている車です。 トヨタ・2000GTはトヨタとヤマハが共同開発したスポーツカーで、1967年から1970年のわずか4年間に生産された2シート車です。その希少価値から国内外では伝説的存在の絶版車として挙げられ、いまだオークションでは高値で取引されているようです。 『007は二度死ぬ』ではトヨタが作中の自動車のプロダクト・プレイスメントを独占契約し、2000GT以外にもクラウンやコロナなどのトヨタ車が登場しています。2000GTは撮影のために特注仕様で2台製作されました。 ボンドカーとして登場する2000GTですが、なぜかこの作品ではジェームズ・ボンドではなく、ボンドガールが運転しています。作品の舞台は日本。若林映子演じるボンドガール・アキが、ボンドを2000GTに乗せて東京の街を駆け抜けます。

5. ホンダ・NSX in『パルプ・フィクション』

ホンダ・NSXは、ホンダのスポーツカーのトップといえる2シートの高級車。ホンダがF1に参戦した際に、世界に通用する車を目指し開発されました。1989年に発表され、その後16年間にわたって製造・販売。販売当時の価格で800万円で、NSXはニュー・スポーツカー・X(=未知数)という意味で名付けられたそうです。 『パルプ・フィクション』には2台のホンダ車が登場します。1台は1979年型2代目シビック、もう1台はこのNSXです。乗っている人物はなんと、ハーヴェイ・カイテル演じる「掃除屋ウルフ」。いかにも裏稼業の男が、ホンダの高級スポーツカーに乗って殺人の後始末にやって来るというギャップ! 日本愛がすごいタランティーノ監督ならではのチョイスなのでしょうか?ウルフはこのNSXにはかなりの思い入れがあるようで、愛車を「マイ・アキュラ」と呼んで大切にしている様子。NSXは北米では高級車ブランドのアキュラから販売されていました。

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6. 三菱 エクリプス in『ワイルド・スピード』

三菱の米国法人「ダイアモンド・スター・モーターズ」が生産していたエクリプスは日本ではマイナーな車で、販売も北米中心に行われていました。アメリカでは日本車信仰が強く、一方日本ではあまりヒットしなかったため販売数も少なかったようです。 『ワイルド・スピード』に登場するエクリプスは1995年型の2代目で、この作品のヒットによってスポーツ・コンパクトカーとしての注目度も高くなりました。 『ワイルド・スピード』では、冒頭のストリートレース・シーンでブライアンの囮捜査用車両として登場。捜査のためドミニクに近づこうと、この車でレースに参加します。ブライアンのエクリプスは派手なネオングリーンで、NOSフォガー・システム、T4ターボ、AIC制御装置を搭載。ドミニクに改造費は1万ドルか?と聞かれている贅沢な改造車です。 しかしドミニクのRX-7に勝つために無茶なNOS加速で車体が耐え切れず、ハンドル操作も誤りエンジンを破損。レースに負けた代償としてドミニクが譲り受けるはずだったのですが、本作の敵役トラン一味に銃撃を受けてNOSタンクに引火して大爆発を起こしてしまいます。

今後もスクリーンでの日本車の活躍に期待!

トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、日産、スバルと日本を代表する自動車メーカーの車たちが、ハリウッド映画に登場してきました。それも日本車の高い性能を見込んで、または日本車に愛着を持ってくれているおかげかもしれません。