2018年6月30日更新

ペット飼いたくない?動物の魅力を堪能できる映画9選【飼い方ガイド付き】

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動物が魅力的な映画を観よう!【基本の飼い方もご紹介】

現在日本では、さまざまな動物がペットとして飼われています。そこで今回は、かわいい動物たちが登場する映画をご紹介しましょう。 映画に登場する動物たちは主人公として活躍したり、人間たちの物語に笑いやスパイスを添えたりと、愛すべき重要なキャラクターになっている場合が多いもの。彼らの魅力的な姿に、ペットを飼いたいという思いも膨らんでいくかもしれません。 そんな動物たちをペットショップで買った場合の値段の目安や、基本的な飼い方もご紹介します。この記事を参考に、動物たちとの幸せな暮らしをイメージしてみましょう。

1.ウォーク・オブ・フェイムに“肉球型”を残した犬『アーティスト』(2011)

2011年に公開された『アーティスト』は、サイレント映画からトーキー映画に移り変わる時代のハリウッドを舞台に、没落していく人気俳優とスターになっていく新人女優を描いた作品です。本作はアカデミー賞で作品賞を受賞。ミシェル・アザナビシウスが監督賞に輝き、ジャン・デュジャルダンが主演男優賞を獲得しました。 本作では、主人公ジョージ・ヴァレンティンの飼い犬で、ジャックラッセルテリアのジャックが登場します。芸達者なジャックを演じたアギーは、殺処分寸前の保護犬でしたがその物怖じしない性格を買われ、俳優犬になりました。 アギーは本作でカンヌ国際映画祭パルムドッグ賞受賞。犬として初めて、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムに“肉球型”を残しました。

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2.独特の存在感で「パルム・ドック賞」を受賞『パターソン』(2016)

ジム・ジャームッシュ監督、アダム・ドライバー主演の『パターソン』は、ニュージャージー州パターソンに住むバス運転手パターソンの日常を描いた物語です。毎日仕事に向かい、趣味の詩を書き、夜は愛犬マーヴィンとの散歩の途中にバーで一杯ひっかける。そんな一見変わらない1週間が淡々と、しかしユーモラスに描かれていきます 主人公の愛犬マーヴィンは、どっしりとした独特の存在感で観客を釘付けにしました。マーヴィンを演じた元保護犬のネリーは、本作でカンヌ国際映画祭「パルム・ドック賞」を受賞しています。(「パルム・ドック」とは、素晴らしい演技を披露した犬に与えられる賞です)

犬を買った場合の値段は?どうやって飼う?

ペットショップで購入した場合、その値段は店舗やブリーダーによって違いますが、ジャックラッセルテリアは15〜20万円程度、ブルドッグは30〜50万円となっています。日本で最も安く購入できるのは柴犬で、値段は5〜20万円ほどです。 犬種にこだわらない、決めていないという方は、自治体や動物愛護団体が開催している里親募集や譲渡会などを見に行ってみるのもいいかもしれません。

また犬を飼うときは、その犬種の特性が自分のライフスタイルに合っているか確かめましょう。 たとえばジャックラッセルテリアは活動的でよく吠える犬ですので、毎日の散歩はもちろん、定期的にドッグランや公園でしっかりと遊ぶことも必要です。 ブルドックはおとなしく甘えん坊で、頑固な性格をしています。運動が苦手で肥満になりやすいので、こちらはがんばって散歩に連れ出す必要があります。 責任を持って育てるために、人にも犬にも負担がかかりすぎないよう考えて飼いはじめましょう。

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3.実は数匹で1匹の猫を演じていた『ティファニーで朝食を』(1961)

トルーマン・カポーティの小説を原作に、「ピンク・パンサー」シリーズで知られるブレイク・エドワーズが監督、オードリー・ヘプバーンが主演を務めた『ティファニーで朝食を』。自由気ままなヒロイン、ホリーと作家の青年が少しずつ惹かれ合っていく様子を描いた不朽の名作です。 ホリーはその奔放さを象徴するような、名前のない猫とともに暮らしています。 ホリーの飼い猫を演じたオランジーは、本作を含めて動物のオスカー、パッツィ賞を2度受賞しています。本作では実際には複数の猫がそれぞれの得意な芸を演じ、その愛らしい姿が映画に華を添えました。

4.映画も“本猫”が出演!『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』(2017)

ミュージシャンを夢見て路上生活をつづけるジェームズは、薬物依存からの更生に何度も失敗していました。そんなある日、野良猫ボブと出会ったことで、彼の運命は変わっていきます。 実話をもとにし、ベストセラーを記録した『ボブという名のストリートキャット』(2012/日本語翻訳版は2013)を原作にした本作は、『英国王のスピーチ』(2010)のポール・ブレッドとティム・スミスが製作総指揮を務め、『007 トゥモロー・ネバー・ダイ』(1997)などのロジャー・スポティウッドがメガホンをとった伝記映画です。 主人公ジェームズ役のルーク・トレッダウェイは、2005年に『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』に主演し注目を集めました。 猫のボブは、実際に原作者とともに暮らすボブが“本猫”役で出演。その芸達者さと可愛らしさに目を奪われます。

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猫をペットショップで買った場合の値段は?どうやって飼う?

犬と同様に猫にもさまざまな種類がありますが、全体的な平均は子猫の場合で5〜40万円程度のようです。月齢の高い猫はしつけがしづらいと考えられ、生後2ヶ月以上になると安くなる傾向があります。 最近人気のマンチカンは5〜25万円、スコティッシュフォールドは5〜35万円程度、エギゾチックショートヘアは12〜43万円くらいと言われています。 猫も里親募集や譲渡会が開かれていますので、そちらに足を運んでみるのもいいでしょう。 近年では、猫は適切な月齢になったら去勢・避妊手術を受けさせるのが一般的です。また完全室内飼いの場合と、外に遊びに行かせる場合とで必要なワクチンの種類や数が違ってきますので、定期的に検診を受けさせる必要があります。

5.夢を追う子ブタの奮闘記『ベイブ』(1996)

養豚場から、体重当てクイズの賞品として無口で誠実なホゲット氏の農場へやってきた子豚のベイブ。大勢の羊たちや牧羊犬のレックスとフライ、アヒルのフェルディナンド、意地悪な猫のダッチェスなど、さまざまな動物たちと暮らすようになったベイブは、やがて“牧羊豚”として仕事をするようになります。 『ミス・ポター』(2006)などで知られるオーストラリアの監督クリス・ヌーナンがメガホンを取り、ホゲット氏役に『グリーンマイル』(1999)などのジェームズ・クロムウェルを迎えた本作は、CGやアニマトロニクスの表現が評価され、アカデミー視覚効果賞を受賞しました。

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ブタってペットとして飼えるの?どこでいくらぐらいで買える?

300kgから500kg以上まで成長するブタを飼うのは牧場でなければ無理ですが、近年はペットとしてミニブタに注目が集まっています。 ミニブタを取り扱っているペットショップはあまり多くありませんが、一部大型店舗で5〜10万円程度で販売しています。また、一部の牧場でもミニブタをペット用に飼育しており、その場合は1〜4万円前後で購入することができるようです。 ミニブタはきれい好きで賢く、トイレなどのしつけもすぐに覚えます。皮膚に汗腺がないので体臭もなく飼いやすいと言われています。ただし、よく食べるのでエサ代は月に4,000〜1万円かかることも。 成長したミニブタの体重は一般的に30kgから50kgほどと言われていますが、200kg近くにまで大きくなる場合もあるとか。成長後の大きさは、親の大きさからある程度予測できます。大きく成長することを念頭に置いて飼い始めましょう。

6.怖いお母さんの肩にインコ『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)

『ラースと、その彼女』(2007)で知られるクレイグ・ガレスピー監督。『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』(2013)や『スーサイド・スクワッド』(2016)のマーゴット・ロビー主演の『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』は、アメリカ人で初めてトリプルアクセルを成功させたフィギュアスケート選手、トーニャ・ハーディングが起こしたある事件を描いた伝記映画です。 フィギュアスケート選手としてハーディングを成功に導くため、幼少期から彼女につらく当たってきた母親ラヴォナが、肩にインコを乗せている姿は非常に印象的です。

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インコはいくらぐらいで買える?飼い方は?

ケージの中で飼えるインコは日本でもポピュラーで、飼いやすいペットです。種類や羽色にもよりますが、値段は2,500〜2万円代くらい。ペットとして多く飼われているのはセキセイインコやオカメインコ、コザクラインコなどです。 インコの飼育には止まり木付きのケージや餌入れ、水入れ、ヒーターやキャリーケースが必要になります。インコは慣れ親しんだケージに愛着を持つので、最初のケージ選びは慎重に。掃除のしやすい前面が開くタイプや、塗装のされていないアルミやステンレス製のものを選びましょう。 インコをはじめ鳥類を飼う際には、脱走にはくれぐれも注意してください。

7.映画ではフクロウが手紙や荷物を運ぶ「ハリー・ポッター」シリーズ(2001〜2011)

世界中でベストセラーとなったファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ。映画化された本シリーズで、闇の帝王ヴォルデモートの魔の手から逃れた少年ハリーとその仲間たちが、彼を倒すために奮闘するファンタジー大作は、あまりにも有名です。 ハリーはシロフクロウのヘドウィグをペットとして飼い、手紙や荷物を運ばせています。本作の影響で、イギリスではベットとしてのシロフクロウが大人気になりました。

フクロウの値段や飼うときの注意点は?

フクロウはワシントン条約で飼育が制限されている動物です。海外から正規の手続きで輸入されたものしか飼育が許されていませんので、注意しましょう。 「ハリー・ポッター」シリーズに登場するシロフクロウをペットショップで購入した場合、30〜40万円程度になります。そのほかに、ペットとして人気のあるモリフクロウは20〜40万円程度、メンフクロウは10〜20万円前後で購入できます。 フクロウを飼う際には、ストレスを溜めない環境が必要です。生まれ育った環境に近づけるため、水浴びのスペースも考えて100cm以上のケージがおすすめ。 またフクロウのエサは新鮮な生肉で、ミミズやラット、ウズラなどをさばいて与えなければいけません。ラットをさばくなんて怖くて無理!という人は、フクロウを飼うのはやめておきましょう。 猛禽類のフクロウは食物連鎖の頂点に君臨する肉食動物ですので、脱走した場合生態系を乱す恐れがあります。絶対に脱走させてはいけません。

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8.愛すべき猿ジャックも活躍!「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズ(2003〜2017)

2003年から2017年にかけて5作品が公開された大人気シリーズ「パイレーツ・オブ・カリビアン」。ディズニーランドの人気アトラクションをもとにした本シリーズは、製作に『アルマゲドン』(1998)などで知られるジェリー・ブラッカイマーを迎え、主演のジョニー・デップを一躍世界的スターにのし上げた作品です。 本シリーズには、デップ演じるジャック・スパロウ船長のライバル、ヘクター・バルボッサ船長(ジェフリー・ラッシュ)のペットとしてシロガオオマキザルのジャックが登場します。 賢く抜け目のないジャックは、ときに海賊たちを出し抜くなど、憎らしくもかわいい活躍を見せてくれます。

ペットで飼える猿にはどんな種類が?値段はいくらくらい?

「パイレーツ」シリーズに登場するシロガオオマキザルは、アフリカからの輸入が制限されるようになったため、非常に入手が難しいようです。 ペットにできるサルにはショウガラゴ(別名:ブッシュベイビー)やリスザル、ピグミーマーモセット、スローロリスなどがいます。価格は全体の平均で30〜60万円程度と言われていますが、ペットとしてのサルは非常に珍しいため200万円を超える個体も珍しくありません。 サルを飼育する際には、中に登り木や止まり木、ロープやハンモックを設置することのできる大きめのケージ、室温を適切に保つためのヒーター、日光不足を防ぐための赤外線ライトなどが必要です。 また、人間の感染症にもかかってしまうので、健康管理には充分注意しましょう。 基本的にサルは知能の高い生き物ですが、しつけをすることが難しく手のかかる動物です。ペットとして迎える前に、よく検討してください。

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9.下水道に捨てられたペットのワニが大暴れ!『アリゲーター』(1980)

ルイス・ティーグ監督、ロバート・フォスター主演の『アリゲーター』は、下水道に捨てられたペットのワニが、研究所から投棄された成長ホルモン実験用の犬の死骸を食べて体長10m以上に成長し、市街地で人間と死闘を繰り広げるパニックホラーです。 人間の自己中心的な行動が原因で大変な事態になってしまう本作は、ペットを飼おうという人なら一度は見ておくといいかもしれません。

ワニはペットとして飼えるの?購入先や値段は?

ワニは、その全ての種類が動物愛護法の特定動物に指定されています。日本でもペットとして飼育することはできますが、まず住んでいる都道府県知事または政令市長の許可が必要です。 保管許可を得るには、飼いたいワニの写真や適切な飼育施設、飼育環境が整っていることを証明する必要があります。また自治体によって違いはありますが、申請料に15,000円程度かかります。 ペットとして飼育される小型のワニには、シャムワニやコビトカイマン、メガネカイマンなどがありますが、小型とは言っても成体は体長170cmから3m前後。値段は種類や大きさによって違いますが、10〜30万円前後になります。

ワニを飼うためには、強化ガラスの飼育ケースが絶対に必要です。飼育場所には陸地と水場があり、充分に運動できるスペースを確保しましょう。ワニの体長が1〜2mなら、8畳から10畳の広さが必要です。 また室温は25度前後に保ち、水温も下がりすぎないように注意しなければいけません。紫外線ライトも必要です。 エサは子供の頃は冷凍ラット、大人になったら内臓や骨まで食べることができるニワトリやウサギが必要になるので、エサ代が高額になることを覚悟しましょう。 ワニは小型でも10年から40年と長生きする動物です。飼い主が高齢の場合は、引き継ぎも考えて最期まで世話をできるよう考えておいてください。

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飼育放棄は絶対ダメ!ペットは愛情と責任を持って飼おう

一度飼うことになれば、家族の一員として最期までお世話をすることになるペット。飼い始めるときには、必ず適切な飼育環境を整えて、お互いにストレスを少なくして暮らしていきたいものです。 ペットとして珍しい動物には、珍しいだけの理由があり、飼育も簡単とは言えないものが多いのも事実。本当に責任を持って面倒を見られるのか、しっかりと検討してから家族に迎えるようにしましょう。 近年では、日本でもペットとして輸入されたカミツキガメなどが捨てられ、生態系を乱すなど社会問題になっています。 人と動物がともにしあわせに暮らしていくために、愛情と責任をもって飼うことが大切です。