初代『機動戦士ガンダム』から続く「宇宙世紀」シリーズ最新作の情報が解禁!
2018年4月20日、ガンダムシリーズの最新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』が発表されました。 本作は1979年の『機動戦士ガンダム』に連なる宇宙世紀シリーズの最新作で、前作『機動戦士ガンダムUC』の1年後の世界が描かれ、2018年11月に劇場公開を予定しています。 加えて『機動戦士ガンダムNT』は、宇宙世紀の新たな100年を描く「UC NexT 0100」プロジェクトの第一弾。本作を端緒として、新たなガンダムサーガがさまざまな媒体で展開していくという節目の作品に位置づけられています。 しばらくガンダムシリーズから離れていた往年のファンも、ぜひ劇場に足を運んでみてはいかがでしょう。 ここからは、徐々に明らかになってきた『機動戦士ガンダムNT』の最新情報、そして前作『機動戦士ガンダムUC』を振り返ります。
前作『機動戦士ガンダムUC』までのストーリー
地球連邦を脅かす機密「ラプラスの箱」をめぐる争乱に巻き込まれるバナージ
UC(宇宙世紀)0096年。工業コロニーインダストリアル7に暮らす少年バナージ・リンクスは、ジオン公国のザビ家の血を引く少女ミネバ・ラオ・ザビと運命的な出会いを果たします。 ですが、地球連邦の存在を脅かす機密「ラプラスの箱」がネオ・ジオンの残党軍「袖付き」に譲渡されるという情報がリークされ、それを阻止しようとする地球連邦がインダストリアル7を強襲。バナージたちも戦火に巻き込まれることに。 戦いの中、父カーディアス・ピストから、ラプラスの箱へと繋がる鍵・ユニコーンガンダムを託されたバナージは、ミネバとともにインダストリアル7から脱出します。
ジオンの姫・ミネバともに辿り着いたその「ラプラスの箱」の正体は?
次第にニュータイプとしての能力を覚醒させていくバナージは、戦争を止めたいミネバとともに、ラプラスの箱を狙う袖付きと、1年戦争の英雄シャア・アズナブルを彷彿とさせる謎の男フル・フロンタルとの戦いに身を投じていきます。 長い旅の果てにラプラスの箱へとたどり着いたバナージとミネバ。その正体はかつて地球連邦に反旗を翻したジオン公国と、宇宙で生まれたニュータイプに正当性を与える「宇宙世紀憲章」の条文でした。 ミネバは人類の可能性を信じて条文を全世界に公表し、バナージはユニコーンの力でラプラスの箱を守り切りました。
地球連邦が決行した「不死鳥狩り作戦」が描かれる『機動戦士ガンダムNT』のあらすじ
『機動戦士ガンダムNT』の舞台は、それから1年後のUC0097。 ラプラスの箱をめぐる争乱はネオ・ジオン軍残党「袖付き」の崩壊で幕を下ろしたかに思えました。ですが、この「ラプラス事変」で圧倒的な力を見せたユニコーンガンダムと同じく、フルサイコフレームの構造を持つ3号機フェネクスは、0096年に行方不明となっていました。 連邦軍はフェネクスを捕獲すべく「不死鳥狩り作戦」の決行に踏み切り、そこに地球連邦軍の小尉ヨナ・バシュタも参加。ラプラス事変の裏で起きた語られない歴史が描かれていきます。
『機動戦士ガンダムNT』の3人の主人公
「不死鳥狩り作戦」に参加する地球連邦軍所属の少尉ヨナ・バシュタ
主人公のヨナの設定画です。子供時代の設定も2種類。15歳って主人公でもおかしくない年齢ではありますが・・・ #ガンダムNT(制作ナッカネン) pic.twitter.com/v7eXQKUPAf
— 機動戦士ガンダムNT (@g_narrative) May 1, 2018
ヨナ・バシュタは、地球連邦軍の少尉を務める25歳の青年。フェネクスのパイロットであるリタとは幼馴染で、フェネクス捕獲のための「不死鳥狩り作戦」への参加が急遽命じられ、連邦軍の少数精鋭部隊・猟人(シェザール)隊に加わります。搭乗機はナラティブガンダム。 ヨナはこれまでの「宇宙世紀」シリーズの少年主人公とは違い、正規の軍人であるという点も注目です。
ナラティブガンダムを持ち込んだルオ商会の特別顧問ミシェル・ルオ
ミシェル・ルオは、ルオ商会の特別顧問の女性。ヨナが所属するシェザール隊の母艦ダマスカスに、ナラティブガンダムとともに乗り込んできます。略筮法と呼ばれる占いに精通し、政財界からの信頼も厚い人物です。 ちなみに、ミシェルが身を置くルオ商会は『機動戦士Zガンダム』に登場したあのルオ商会。ミシェルはほかにも宇宙世紀シリーズにつながる設定を持っているかもしれませんね。
行方知れずとなったフェネクスのパイロットの少女リタ・ベルナル
リタ・ベルナルは、2年前に消息不明になったフェネクスのパイロットの少女。ヨナとミシェルとは同い年の幼馴染ですが、二人に比べて幼い容姿をしています。幼い頃には奇蹟の子供達と呼ばれており、容姿も含めて『機動戦士ガンダムNT』の物語の重要な秘密を握っているようです。
『機動戦士ガンダムUC』から引き続き、脚本は福井晴敏!そのほかのスタッフは?
『機動戦士ガンダムNT』の脚本は、『機動戦士ガンダムUC』の原作小説と、アニメ版の脚本を手がけた福井晴敏が担当します。新作発表会で福井は「これまで語られてきた“ニュータイプ”に対してひとつ句読点を打つように作れたら」と意気込みを語りました。 福井と同じく前作『機動戦士ガンダムUC』からは、音楽の澤野弘之やキャラクターデザインの高橋久美子がクレジット。 制作はサンライズの第1スタジオで、監督には『機動戦士ガンダム サンダーボルト 』や『ガンダム Gのレコンギスタ』に演出・コンテとして参加した吉沢俊一が新たに加わります。 「宇宙世紀」シリーズの新たな1ページは、往年のファンも納得の布陣で制作されます。
国民的ロボットアニメ「ガンダム」シリーズ最新作は2018年11月公開予定!
『UC』の先を描く宇宙世紀サーガ最新作『機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)』2018年11月劇場公開! https://t.co/kPQ2IZHkKY pic.twitter.com/2tOf4nGxPk
— ガンダムインフォ (@gundam_info) April 20, 2018
『機動戦士ガンダムUC』に続く物語として、一区切りとなる作品ではありますが、新たに動き出した「UC NexT 0100」の今後の動向も気になるところ。 まだまだ明かされていない部分も多い最新作『機動戦士ガンダムNT』、最新情報は公式サイトなどで随時チェックしておきましょう。劇場公開は2018年11月に予定されています。