2018年7月18日更新

偉大で憧れの存在、アイアンマンの父ハワード・スターク【マーベル】

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ドミニク・クーパー『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』

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マーベルの強い父親 ハワード・スタークをご紹介!

今回は、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場する強い父親のひとり、ハワード・スタークをご紹介。 アイアンマンことトニー・スタークの父親であり、スーパーソルジャー計画でキャプテン・アメリカとなったスティーブ・ロジャースにとっても重要な存在であったハワード。彼はいったいどんな人物だったのでしょうか。 2人との関わりと、その功績、登場した作品での活躍をみていきましょう。

ハワード・スタークってどんな人?

スターク・インダストリーの創設者であるハワード・スタークは、発明家でエンジニア、またビジネスマンでもあります。さらに、彼は映画監督としての顔も持っていました。 ハワードは、第二次世界大戦中SSR (戦略科学予備軍)の「スーパーソルジャー計画」に携わり、キャプテン・アメリカとなったスティーブ・ロジャースを親友として支えた人物でもあります。 キャプテンが行方不明になった後は、SSRの同僚ペギー・カーターとともに、S.H.I.E.L.D.を設立。世界平和のために尽力しました。 プレイボーイだったハワードですが、その後マリアという女性と結婚し、息子トニーを授かりました。

『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011)に登場!

先述のとおり、ハワード・スタークは「スーパーソルジャー計画」に参加し、スティーブ・ロジャースを強靭な兵士に変身させました。しかし超人血清が失われ、スティーブは唯一の超人兵士となり、米軍のマスコット・キャラクター「キャプテン・アメリカ」として国民の士気を高めるショーをさせられるようになってしまいました。 自分の存在意義に疑問を感じていたスティーブが、親友バッキーの死の報を受け、その真偽を確かめようとした際にハワードは協力し、強化プラスチック製の戦闘服や、のちに彼のトレードマーク的な武器となるヴィブラニウム製の盾を作ります。 ハワード・スタークは、スティーブ・ロジャースを本当の意味で超人兵士キャプテン・アメリカにした立役者なのです。

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息子トニー・スタークとの関係は?

巨大企業の社長兼発明家、エンジニアという責任ある立場につき、多忙を極めていたハワード・スタークは、家庭を顧みない典型的な仕事人間でした。また、自身と同じく科学の才能を持ちながらも、女好きでふらふらと遊び歩いていた息子トニーには厳しく当たっていたようです。 トニーは、父親からの愛情をあまり感じたことがないようで、それは彼のメンタルの弱さに関係しているのかもしれません。また、トニーは父と親しかったスティーブに対して嫉妬心を抱いているようでもあります。 ハワード本人は自身の亡き後、息子の成人後には会社を継がせるなど、トニーに厳しく接しながらもその能力を認めていました。

ハワード・スタークはウィンター・ソルジャーに殺された

S.H.I.E.L.D.の一員としてヒドラとの戦いに参加していたハワード・スタークは、息子トニーが20歳のときに妻マリアともども、自動車事故で死亡してしまいます。 しかし、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)で、その死の真相が明らかになりました。トニーの両親は、S.H.I.E.L.D.内部に潜んでいたヒドラの残党によって差し向けられた、ウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズに暗殺されたのです。 この事実が明らかになったことで、バッキーを守ろうとするキャプテン・アメリカとトニーは決裂。アベンジャーズが分裂する原因となりました。

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トニーにとって複雑な感情の対象だった父ハワード

トニー・スタークと父ハワードの関係は、必ずしも良好とは言えませんでした。しかし、トニーは父に苦手意識を抱きながらも尊敬し、愛情を示してもらうことを求めていたのです。 父の跡を継いでスターク・インダストリーのCEOとなったトニーは、彼の遺産である会社を軍需産業から撤退させることを決め、より正義の方向に発展させていこうと尽力していきます。そしてアベンジャーズの一員として、父と同じく世界平和を目指すことになりました。 父に対して複雑な感情を持ちながらも、トニーは彼と同じ志を持つことになります。 生前にはうまくコミュニケーションを取れなかった親子ですが、ハワードはトニーにとってやはり偉大な父でした。