2024年7月29日更新

「X-MEN」シリーズ全作の見る順番&時系列を徹底解説【2024最新版】

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X-MEN:フューチャー&パスト
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2000年からスタートしたマーベルの人気スーパーヒーロー映画「X-MEN」シリーズは、2024年現在までにスピンオフ作品を含め14作が製作・公開されています。 しかし、その時系列は公開順と一致しておらず、ひとつの物語として追うのは少し難しいという人も多いのではないでしょうか。 この記事では、スピンオフを含む「X-MEN」シリーズの複雑な時系列を、作品の舞台となっている西暦順で整理し、各作品のあらすじ・見どころと、他作品との関連を一緒に紹介します。また、今後公開される新作の情報もチェックしておきましょう。

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タップできる目次

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まずは「X-MEN」シリーズの公開順を整理

公開順 今すぐ 観る
1 『X-メン』
2000年
ディズニープラス
2 『X-MEN2』
2003年
ディズニープラス
3 『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』
2006年
ディズニープラス
4 『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』
2009年
ディズニープラス
5 『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』
2011年
ディズニープラス
6 『ウルヴァリン:SAMURAI』
2013年
ディズニープラス
7 『X-MEN:フューチャー&パスト』
2014年
ディズニープラス
8 『デッドプール』
2016年
ディズニープラス
9 『X-MEN:アポカリプス』
2016年
ディズニープラス
10 『LOGAN/ローガン』
2017年
ディズニープラス
11 『デッドプール2』
2018年
ディズニープラス
12 『X-MEN:ダーク・フェニックス』
2019年
ディズニープラス
13 『ニュー・ミュータント』
2020年
ディズニープラス

※配信状況は1月13日時点のものです。

公開順に観るメリットは?

「X-MEN」シリーズを公開順に観るもっとも大きなメリットは、旧三部作が時系列順に公開されていることです。その後に公開された新シリーズは2作目で時間軸が分かれるので、前日譚だからといってこちらを先に観ると混乱が起きやすいでしょう。 また、公開順に見るとキャラクターのイメージがつかみやすくなります。プロフェッサーXやマグニートーはコミックでおなじみの老年期の姿で登場し、サイクロプスやジーン・グレイ、ミスティークなどX-MENのメインメンバーの活躍も描かれています。また、X-MENのなかでもっとも有名かつ人気のあるウルヴァリンを中心に物語が展開されることも大きなポイントですね。

「X-MEN」シリーズの時系列が混乱する原因は?

旧三部作と新三部作が存在する

「X-MEN」シリーズの時系列が複雑な理由のひとつは、旧3部作と新シリーズと呼ばれる2つの時間軸が存在することにあります。 2000年に公開された第1作目『X-メン』にはじまる旧三部作は、実質的にウルヴァリンを主人公としており、X-MENはすでに結成され、プロフェッサーXやマグニートーは老年期を迎えています。 新3部作の始まりとなった『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(2011年)では、若き日のプロフェッサーXとマグニートーを中心に据え、X-MENが本格的に始動するまでの日々が描かれました。2作目以降は、ウルヴァリンが加入する前の若きミュータントたちの活躍が描かれています。

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過去改変により新しい時間軸が誕生し複雑に

新三部作は旧三部作の前日譚ですが、新三部作の2作目『X-MEN:フューチャー&パスト』(2014年)が、シリーズの時系列をややこしくしています。詳しくは後述しますが、「フューチャー&パスト」で過去を変えたことで未来が変わり、旧三部作につながらない部分ができてしまいました。 さらに、新シリーズがはじまった後に旧3部作の時間軸からつながるウルヴァリンのスピンオフが公開されたのも、混乱の原因ではないでしょうか。

一目瞭然!「X-MEN」シリーズの時系列を図解

「X-MEN」シリーズ年表1
© ciatr
「X-MEN」シリーズ年表2
© ciatr
「X-MEN」シリーズ年表3
© ciatr

この年表からわかるように、「X-MEN」シリーズの旧3部作と新3部作は、時系列の分岐によって同じ時代の同じキャラクターが登場していても異なるストーリーが展開されています。 以下に「X-MEN」シリーズを西暦順でご紹介しますが、このような事情により時間軸が枝分かれしているため、新シリーズの時間軸を「A」、旧3部作の時間軸を「B」としていきます。

【1-B:1845年〜1979年】『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』(公開順:4)

旧三部作すべてが終了した後に公開されたウルヴァリンを主人公にしたスピンオフ1作目。 不老不死のミュータント・ウルヴァリンはどのように誕生したのか、彼に過去の記憶がないのはなぜなのか。人気キャラクターのオリジンに迫ります。

あらすじ

幼い頃の悲劇をきっかけにミュータント能力が目覚めたジェームズ・ハウレット少年は、その後、同じく能力を持った兄ビクターとともに、数々の戦場で戦い方を身につけていきます。 ミュータントとしての能力を買われ、特殊部隊「チームX」に加入したものの、のちに脱退。束の間のしあわせも兄に奪われ、復讐を誓った彼は「ウェポンX計画」に参加し最強のミュータント、ウルヴァリンとなります。

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【1-A:1962年】『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』(公開順:5)

「X-MEN」の始まりを描いた新タイムラインの1作目。社会の爪弾きにあったもの同士、仲間を求めながらも思想の違いにより分断していくミュータントたちの姿は、現実社会にも通じるものがあります。

あらすじ

ホロコーストで家族を亡くしたエリック・レーンシャーと、イギリスの裕福な家庭で育ったチャールズ・エグゼビア。 別々の経緯から、危険なミュータント集団「ヘルファイア・クラブ」を率いるセバスチャン・ショウを追っていた若きミュータント2人は出会い、親友になりました。 キューバ危機から第三次世界大戦を招き、ミュータントのための世界を作ろうとするショウに、2人はともに立ち向かうことに。 しかし、人間とミュータントが共生する社会を目指すチャールズと、人間を憎むエリックは対立し、決別してしまいます

【2-A:1972年】『X-MEN:フューチャー&パスト』(公開順:7)過去パート

シリーズ7作目『X-MEN:フューチャー&パスト』は、「X-MEN」の時間軸分岐点となる作品です。 本作の過去パートでのウルヴァリンの活躍によって時間軸が新しく発生し、次作『X-MEN:アポカリブス』につながっていきます。

あらすじ

2023年、ミュータントは絶滅の危機に直面していました。そのきっかけとなった事件を止めるため、ウルヴァリンは他人の精神のみを過去に送り返すことができるキティ・プライドの能力を借りて1973年に戻ります。 ウルヴァリンは過去のプロフェッサーXやマグニートーに協力を求め、ミスティークによるボリバー・とラスク博士の暗殺を阻止します。

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【3-A:1983年】『X-MEN:アポカリプス』(公開順:9)

新タイムラインの三作目となった本作は、前作「フューチャー&パスト」でウルヴァリンが改変した過去から10年後が舞台となっています。ジェームズ・マカヴォイ演じるプロフェッサーXとマイケル・ファスベンダー演じるマグニートーの複雑な関係を絡めながら、手強いミュータントとの戦いが描かれます。

あらすじ

前作でウルヴァリンが改変した1973年から10年後、ミュータントの存在が明るみに出たことによってミュータントを神の再来と崇めるカルト集団がいくつもできました。 そのなかのひとつが世界で最初のミュータント、アポカリプスを蘇らせます。 数千年ぶりに人類とその文明を目にしたアポカリプスは、それが間違った方向に進んでしまったと感じ、新しい秩序が必要だと考えます。マグニートーらは、そんなアポカリプスに協力することに。 状況を知ったプロフェッサーXは、新たに加入した若いミュータントたちを含むメンバーで、アポカリプスに立ち向かいます。

【4-A:1993年】『X-MEN:ダーク・フェニックス』(公開順:12)

新タイムラインの4作目である『X-MEN:ダーク・フェニックス』は、20世紀FOXが製作する「X-MEN」シリーズ本編最後の作品です。「アポカリプス」でX-MENに加入したジーン・グレイを中心に、強大な能力に目覚めた彼女とそれを止めようとするX-MENの苦闘が描かれます

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あらすじ

宇宙でのミッション中の事故によって、謎の熱放射を浴びてしまったジーン・グレイ。それと同時に彼女の心の闇に隠されていた別人格“ダーク・フェニックス”が覚醒します。ジーンはこれまで隠されていた自身の過去を知った動揺から、強大な能力を制御できなくなってしまいました。X-MENの仲間たちは彼女に手を差し伸べますが、その力は悲劇を招く結果に……。

【2-B:2000年代初頭】『X-メン』(公開順:1)

2000年に公開されたシリーズ第1作目『X-メン』は、スーパーヒーロー映画ブームの先駆けとなりました。マーベル・コミックの人気ヒーローチームX-MENの実写映画としてファンからの期待に応え、その後のシリーズにつながっていきます。

あらすじ

突然変異によって超人的な能力を持ったミュータントたちは、人間社会で差別される存在。プロフェッサーXことチャールズ・エグゼビアは、人間とミュータントが共存する道を探るため、「X-MEN」というミュータントの組織を作っていました。 一方で、プロフェッサーXの親友だったマグニートーが率いる「ブラザーフッド」は、ミュータントが人類を支配すべきと考えていました。 あるとき記憶を失くして放浪していたローガンと、ローグという少女の2人のミュータントがマグニートーの手先に襲われてしまいます。彼らはX-MENのメンバーに救われ、ローガンはウルヴァリンと名乗り彼らの仲間に加わることになります。

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【3-B:2000年代中頃】『X-MEN2』(公開順:2)

待望の2作目となった『X-MEN2』は、ミュータントと人間の違いを通して、差別や人種間の対立といった現実社会の問題を物語に反映させています。本作で「X-MEN」シリーズはアメコミヒーロー映画のなかでもメッセージ性の強さを打ち出しました。

あらすじ

前作でマグニートーに勝利したX-MENたち。しかし、「ミュータント登録法」が提案され、ミュータントへの風当たりはますます強くなっていきました。 そんななか、あるミュータントによる大統領暗殺未遂事件が発生。事件を知ったプロフェッサーXは、ストームとジーンに犯人と見られるミュータント、ナイトクローラーを捜索するよう命じます。アメリカ政府ミュータント対策顧問のウィリアム・ストライカーは、プロフェッサーXが「恵まれし子らの学園」にナイトクローラーを匿っているとして、一斉摘発を計画。 一方のマグニートーは、ミスティークの協力で脱走に成功。打倒ストライカーのために動き出しました。

【4-B:2000年代末】『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(公開順:3)

シリーズ3作目である『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』は、“世間一般と違うことは病気なのか”、“ほかの人と同じように治さなければいけないのか”、という前作からさらに踏み込んだテーマを描いています

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あらすじ

人間からの迫害や、メンバーの減少などによって弱体化していく「恵まれし子らの学園」とX-MEN。一方のブラザーフッドは、X-MENとの戦いに人類を巻き込んで三つ巴の大戦争を始めようとしていました。 そんななか大企業ワージントン社の社長は、息子がミュータントであると知り、彼を人間に戻す薬「キュア」を開発します。 ミュータントたちは“治療”を受けて能力を捨てるか、差別を受けながらミュータントとして生きるか、選択を迫られます。

【5-B:2013年】『ウルヴァリン:SAMURAI』(公開順:6)

ウルヴァリンを主人公としたスピンオフ2作目は、「ファイナル・ディシジョン」で彼が下した苦渋の決断が大きく影響しています。これは本作のストーリーにおける大きな発端となる出来事なので、できれば「ファイナル・ディシジョン」とつづけて観るのがオススメです。 ウルヴァリンが不老不死であることを主題とした本作は、実際に日本でロケをした大迫力のアクションシーンが満載です。

あらすじ

カナダの山奥で暮らしていたウルヴァリンことローガンのもとに、旧友で日本の実業家である矢志田の部下が訪れます。 彼の頼みで日本に向かったローガンは、矢志田から「命を助けてもらったお礼に、不老不死の苦しみから救ってやる」と言われますが、矢志田は病死してしまいました。その後、ある組織に追われる矢志田の孫娘マリコを助けたローガン。2人は東京から長崎へと逃亡するうち、お互いに惹かれ合うようになります。

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【5-A:2016年】『デッドプール』(公開順:8)

デッドプール
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.

デッドプールことウェイド・ウィルソンは『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』に登場していますが、そのときはコミックとあまりにかけ離れたキャラクターとなり、ファンから大ブーイングを受けてしまいます。本作では「X-MEN:ZERO」でウェイド演じたライアン・レイノルズが再び同役を演じ、スーパーヒーロー映画初のR指定作品でありながら、大絶賛されました

あらすじ

元傭兵のウェイド・ウィルソンは、最愛の恋人と婚約し幸せの絶頂にいました。しかしそんなときガンを発症してしまい、藁にもすがる思いである人体実験の被験者となります。 その結果、超回復能力を手に入れほぼ不死身になったものの、顔は醜くただれてしまいました。ウェイドは彼に人体実験を施した者たちに復讐するため、デッドプールと名乗り彼らを追うことにします

【6-A:2018年】『デッドプール2』(公開順:11)

デッドプール2
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

衝撃的なデビューを果たした「デッドプール」シリーズの第2作目。X-MENからは本作では前作でも活躍したコロッサスやネガソニック・ティーンエイジ・ウォーヘッドに加え、忽那汐里演じるユキオが登場。さらにデッドプールがミュータントを集めてチームを組む、という展開が話題になりました。

あらすじ

見習いとしてX-MENに仮加入したデッドプール。最初の任務でラッセルという14歳のミュータントの暴走を止めることに成功しますが、実は彼はミュータントの子供たちのための施設で、理事長や職員から日常的に虐待を受けていたことが発覚。 しかしそんなラッセルの命を狙って未来からケーブルというミュータントがやってきます。デッドプールはラッセルを守るためミュータントを集め“最強鬼やばチーム”X-フォースを結成しました。

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【5-B:2023年】『X-MEN:フューチャー&パスト』(公開順:7)未来パート(改変前)

シリーズの時間軸が分かれる原因となった本作冒頭の未来パートは、時系列としては旧三部作の「ファイナル・ディシジョン」からつながっています。 旧シリーズでプロフェッサーXを演じたパトリック・スチュワートとマグニートーを演じたイアン・マッケラン、そして新シリーズで同役を演じているジェームズ・マカヴォイとマイケル・ファスベンダーが同一作品に出演したことでも話題となりました。

あらすじ

2023年の近未来。センチネルと呼ばれるロボット軍隊によって、ミュータントや彼らに協力する人間たちが討伐されていました。 センチネル誕生のきっかけとなったのは、1973年のミスティークによるボリバー・トラスク博士の暗殺でした。ミスティークは暗殺に成功したものの、捕らえられてそのDNAがセンチネルの設計に利用されたことがわかります。 ウルヴァリンはこれを阻止するために、1972年の過去へと戻ります。

【7-A:2023年】『X-MEN:フューチャー&パスト』(公開順:7)未来パート(改変後)

ウルヴァリンが無事過去の改変に成功し、戻った未来は彼が出発したときとは全く違ったものになっていました。死んだはずの仲間が生きており、ミュータントも絶滅の危機には瀕していなかったのです。 この2023年は、新タイムラインからつながっているようです。

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【8-A:2024年】『デッドプール&ウルヴァリン』(公開順:14)

デッドプール&ウルヴァリン
© 2024 20th Century Studios / © & TM 2024 MARVEL

2024年7月24日に公開された「デッドプール」シリーズ第3弾となる『デッドプール&ウルヴァリン』。 本作でついにデッドプールがウルヴァリンとともにMCU初参戦となりました。時系列は『デッドプール2』から6年後の2024年であることが明かされています。

【9-A/6-B:2029年】『LOGAN/ローガン』(公開順:10)

『ローガン』 ヒュー・ジャックマン
© 2016 TWENTIETH CENTURY FOX

『LOGAN/ローガン』は、旧3部作第1作目から人気を獲得してきたヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの最後の物語です。 これまでの「X-MEN」シリーズとは一線を画した本作は大絶賛され、シリーズからの引退を表明していたヒュー・ジャックマンとパトリック・スチュワートは有終の美を飾りました。 本作の舞台は、旧タイムラインからも新タイムラインからもつながる可能性のある未来であり、パラレルワールドであると設定されています。

あらすじ

ミュータントが絶滅の危機にある2029年。回復能力を失いつつあるウルヴァリンことローガン/ジェームズ・ハウレットは、病に侵され余命いくばくもないプロフェッサーXとともにテキサス州で暮らしていました。 あるとき、彼らの前にミュータントが生き残る鍵となる少女ローラが現れ、彼女をノースダコタ州にあるという「エデン」という場所まで送り届けることになります

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【9-A/6-B:不明】『ニュー・ミュータント』(公開順:13)

2020年に公開された『ニュー・ミュータント』では、これまでのシリーズには登場していない若いミュータントたちが描かれています。 シリーズにおける時系列は不明ですが、現代が舞台になるようです。しかし、新タイムラインの物語は「ダーク・フェニックス」で終わりということになっていますので、「ローガン」と同じくパラレルワールドが舞台となる可能性が高そうです。 「X-MEN」シリーズの一部ではあるものの、ホラーテイストの強い本作。キャストには『スプリット』(2016)のアニヤ・テイラー・ジョイをはじめ、『ゲーム・オブ・スローンズ』のメイジー・ウィリアムズ、『ストレンジャー・シングス』のチャーリー・ヒートンなど、注目の若手がそろっています。

あらすじ

自身のミュータント能力をうまくコントロールすることができず、罪を犯してしまった若きミュータントたち。彼らは無理やり秘密の施設に閉じ込められ、そこで恐怖の体験をすることになります。

「X-MEN」シリーズの今後の公開予定は?

『X-フォース』

デッドプール2,ケーブル
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

『デッドプール2』に登場した“最強鬼やばチーム”Xフォースの新作映画は、数年前から噂されながら、あまり動きが見られません。 出演する可能性が高いキャストは、デッドプール役のライアン・レイノルズをはじめ、『デッドプール2』に登場したケーブル役のジョシュ・ブローリン、そしてドミノ役のザジー・ビーツの3人です。 ストーリーや公開日についても発表されておらず、不明な点が多い状況となっています。

『ローラ(仮題)』

『LOGAN/ローガン』に登場したミュータント少女ローラを主人公としたスピンオフ作品についても、制作の計画があったようです。しかしディズニーが20世紀フォックスを買収したことで、こちらの先行きは不透明に。 『ローラ(仮題)』は、R指定での制作が予定されていました。当時、ディズニーはR指定作品を作ることはないと言われていたため、この企画は立ち消えになったのかもしれません。しかし後に『デッドプール3』のR指定での制作にゴーサインが出たため、今後「ローラ」の企画も動き出す可能性があります。

映画「X-MEN」のおすすめの鑑賞順はこれだ!時系列以外でおさえておくべきポイントは?

新三部作を見る前に旧三部作をおさらいすべし!

「X-MEN」シリーズの時系列が入り組んでいてわかりにくい原因は、やはり「フューチャー&パスト」で過去を改変したことにあります。新シリーズ1作目の「ファースト・ジェネレーション」は旧三部作の前日譚として時系列順に見ても無理なく楽しむことができますが、2作目「フューチャー&パスト」は冒頭が旧三部作からつづいているため、ストーリーの発端がわかりにくいかもしれません。 ciatrとしては、まず旧三部作を公開順に観ることをおすすめします。 新シリーズは「ファースト・ジェネレーション」を鑑賞後、なんとなく旧三部作を思い出してから2作目の「フューチャー&パスト」を。その後は公開順に観ていけば問題ありません。

ウルヴァリンのスピンオフを見たいならこの順番

ウルヴァリンのスピンオフシリーズは、『ウルヴァリン:X-MEN ZERO』、『ウルヴァリン:SAMURAI』、『LOGAN/ローガン』の3作品あります。これらは基本的に公開順と時系列が一致しているので、順番に観ればOK。 ただし2作目「SAMURAI」を観る前には、「ファイナル・ディシジョン」をおさらいしたほうがいいかもしれません。しかし3作目の「ローガン」は、キャラクターの設定さえおさえておけば、他の作品を観なくても楽しめるでしょう。

「デッドプール」シリーズは単独で楽しめる!

デッドプール2
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

2016年に第1作目が公開された「デッドプール」シリーズは、「X-MEN」シリーズのスピンオフですが、本家とのストーリー上のつながりはありません。 こちらはほかの「X-MEN」シリーズを観ていなくても、気軽に観られます。シリーズ内では公開順に観ていくのがおすすめです。 ただし、第3弾『デッドプール&ウルヴァリン』にはウルヴァリンのスピンオフ映画「ローガン」の登場人物やネタは数多く登場するため、3作目を見る際は事前に鑑賞しておくと、より楽しむことができるでしょう。

X-MENを今すぐ観るなら、ディズニープラスがおすすめ!

X-MENのようにシリーズ作品がいくつもあるものは、過去作品の復習が必須です。そこで、今すぐX-MENをおトクに観たい方に朗報です! ディズニープラスでは、この記事で紹介した「X-MEN」シリーズの全13作品が見放題!X-MENシリーズが気になっている人は、ディズニープラスでお得に全作品見てはどうでしょうか?

「X-MEN」の順番を理解してシリーズをより楽しもう

「X-MEN」シリーズは、旧3部作と新3部作の2つの時間軸が存在し、それが微妙に交わっていることで複雑になってしまっています。しかしこの記事を読んで、スッキリと整理することができたのではないでしょうか。 作品の時系列や特性を理解して、「X-MEN」シリーズをめいっぱい楽しみましょう!