『オーシャンズ12』徹底ネタバレ解説!【シリーズ2作目】

2018年6月25日更新

2004年に公開された『オーシャンズ12』。「オーシャンズ」シリーズの第2弾として2001年公開の『オーシャンズ11』に続き大ヒットした作品です。今回は大人気映画の第2弾『オーシャンズ12』を徹底紹介していきます。

世界中で大ヒット!「オーシャンズ」シリーズ2作目『オーシャンズ12』

2001年に公開され世界中の人を魅了した『オーシャンズ11』の続編として製作され、2004年に公開された『オーシャンズ12』。本作は、1作目に続き、ジョージ・クルーニー演じるダニー・オーシャンをリーダーとする犯罪チーム、オーシャンズの活躍を描いた作品です。 今回は舞台をアメリカからアムステルダムを中心としたヨーロッパに移し、オーシャンズが「世界一の泥棒」と戦う本作を徹底的に紹介していきます。

ネタバレ注意!気になるあらすじを徹底解説

カジノ王から強奪したお金の返還請求!

前作でカジノ王であるテリー・ベネディクトから大金を盗み出すことに成功したオーシャンズ。数年が経ち、それぞれが幸せで気ままな生活を送っているところに、突然ベネディクトがそれぞれのメンバーの前に現れ、盗んだ大金に利子をつけて2週間以内に返済するように迫ります。 前回の強盗によりアメリカで身動きが取りづらくなっているメンバーはアムステルダムに集結し、新たな強盗計画を立て、実行に移していきます。ところが狙った獲物はいつも寸前で誰かに奪われ、代わりに黒の狐の置物が置かれており、強奪は失敗の連続。

謎の怪盗と対決!

困り果てたメンバーたちはかつてヨーロッパで暗躍した強盗ギャスパー・ルマークに頼ることに。するとルマークはオーシャンズが狙った獲物を直前に盗んでいるのは、自身の弟子であるナイト・フォックスことフランソワ・トゥルアーの仕業であることを伝えます。 そしてついにフランソワ・トゥルアーはオーシャンズの前に姿を現し、自分との勝負に勝てば、ベネディクトに返すお金を全て立て替えてやるとオーシャンズを挑発! そこで両者はローマの美術館で展示される「ファベルジェの卵」をめぐって対決するも、オーシャンズはユーロポールの捜査官・イザベルに捕まってしまいました。

複雑な人間関係が絡むストーリー展開

なぜ綿密に計画を立て、そして「ファヴェルジェの卵」の強奪に成功したのに、オーシャンズは捕まってしまったのでしょうか?実はイザベルはラスティの元恋人。本計画をすぐにラスティの手口だと見極めてしまっていたのでした。 しかしラスティの母親の機転でメンバーは無事解放され、そして勝利していると勘違いしているトゥルアーの元に姿を現します。 さらにオーシャンズの勝利にはトゥルアーの師匠であり、イザベルの父でもあるルアークが一枚噛んでいたことが判明するのです。 本作は、その二転三転するストーリー展開が観る人を惹きつける理由であることは間違いないでしょう!

主人公・オーシャンは、もちろんジョージ・クルーニー!

ジョージ・クルーニー
Daniel Deme/WENN.com

本作で主役ダニー・オーシャンを演じるのは、前作に続きジョージ・クルーニー。1994年から放送されたアメリカのテレビドラマ『ER緊急救命室』で注目を集め、その後映画界でも活躍するようになりました。 そして2005年公開の映画『シリアナ』で見事アカデミー賞助演男優賞を受賞し、その後も2007年公開の映画『フィクサー』、2009年公開の映画『マイレージ、マイライフ』、2011年公開の映画『ファミリー・ツリー』でアカデミー賞に立て続けにノミネートされています。 本作ではジュリア・ロバーツ演じる元妻テスと再婚を果たし、幸せな生活を送っている最中にベネディクトの訪問を受けて、オーシャンズメンバーを集結させ、新たな強奪を計画、遂行していきます。

オーシャンの右腕・ラスティ・ライアンは、ブラッド・ピット

ブラッド・ピット
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オーシャンの右腕的存在であるラスティ・ライアンを演じるのはハリウッドきってのイケメン俳優・ブラッド・ピット。 1987年にケビン・コスナー主演の『追いつめられて』の端役で映画デビューを果たし、その後しばらくテレビドラマを中心に活躍を続けます。そして1991年公開の『テルマ&ルイーズ』に出演し、注目を集めるようになります。 その後『リバー・ランズ・スルー・イット』(1992)、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(1994)など話題作に出演し、さらに『12モンキーズ』(1995)でゴールデングローブ賞助演男優賞受賞、アカデミー賞助演男優賞ノミネートを果たし、演技派俳優としても注目を集め始めます。 その後の活躍は飛ぶ鳥を落とすが如く、『セブン・イヤーズ・イン・チベット』(1997)、『Mr.&Mrs. スミス』(2005)など次から次へと人気映画に出演し、世界中でその名を知らない人がいないと言っても過言ではないほどになりました。 本作でも前作同様、オーシャンの右腕として見事な演技を披露しています。

一人前になりきれない?ライナス・コールドウェル役を演じるのは、マット・デイモン

マット・デイモン
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オーシャンズのメンバーからはなかなか一人前に扱ってもらえないライナス・コールドウェルを演じるのは俳優、そして脚本家としても活躍するマット・デイモン。 1988年に『ミスティック・ビザ』の端役で映画デビューを果たします。そしてテレビ映画を中心に活躍後1997年公開の『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー賞脚本賞をすると同時に主演男優賞へのノミネートも果たします。 その後も『プライベート・ライアン』(1998)、『インフォーマント』(2009)『インビクタス/負けざる者たち』(2009)、『オデッセイ』(2016)など数々の話題作に続け、また多くの映画にカメオ出演もしています。 本作でも前作同様周りからはなかなか一人前には扱ってもらえず、両親からもからかわれてしまうライナス・コールドウェル役を見事に演じています。

オーシャンズの妻・テス役に、ジュリア・ロバーツ

ジュリア・ロバーツ
WENN.com

『オーシャンズ12』で重要な役どころとなるダニー・オーシャンの妻テス役を演じるはハリウッドを代表する女優ジュリア・ロバーツ。 1988年に映画デビューを果たしたジュリア・ロバーツは翌年公開の『マグノリアの花たち』でゴールデングローブ賞助演女優賞をいきなり受賞し、一気に世界中の注目を集めます。そして1990年公開の『プリティ・ウーマン』が世界的に大ヒットし、アカデミー賞主演女優賞にもノミネート。ハリウッドスターの座を手に入れます。 その後2001年公開の『エリン・ブロコビッチ』でついにアカデミー賞主演女優賞の受賞を果たし、現在もコンスタントに映画出演を続けています。 本作では演じるテスが「ジュリア・ロバーツになりすます」というシーンもあり、ジュリア・ロバーツが演じるジュリア・ロバーツは本作の見どころのひとつです。

ラッパーに転職?!バシャー・ター役はドン・チードル

ドン・チードル
©2013 Kathy Hutchins / Hutchins Photo/Newscom/Zeta Image

オーシャンズの中で爆発物の専門家として活躍するバシャー・ター役を演じるのはアメリカ出身の俳優ドン・チードル。 テレビ映画を中心に活躍した後、2004年に公開されたルワンダ紛争を描いた『ホテル・ルワンダ』でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたドン・チードルは、その後2010年公開の『アイアンマン2』で一気に知名度をアップさせます。 現在は俳優業のほか、製作や監督としても映画に携わっており、その活動の場を広げつつ有ります。 本作ではロンドンでラッパーとして活動しているところへベネディクトの訪問を受け、再びオーシャンズのメンバーとして活動することになったバシャー・ターを好演しています。

世界一の泥棒?フランソワ・トゥルアーをヴァンサン・カッセルが好演

『オーシャンズ12』においてオーシャンズメンバーに敵対する相手として登場するフランソワ・トゥルアー。表向きは大富豪という本役を演じるのはフランス出身の俳優・ヴァンサン・カッセル。 アメリカで演技を学び、1995年公開の映画『憎しみ』で注目を集め、現在はフランス映画とアメリカ映画の両方で活躍しています。そして2008年公開の映画『ジャック・メスリーヌ フランスでの社会の敵No. 1と呼ばれた男Part1ノワール編でセザール賞最優秀男優賞を受賞しました。 その他にも、2010年の『ブラック・スワン』におけるバレエ演出家・トマ、2014年の『美女と野獣』における野獣となってしまった王子などで知られます。 本作では、表の顔とは裏腹に数々の悪行を働く大泥棒役を見事に演じています。

ラスティの元恋人イザベル役には、キャサリン・ゼダ=ジョーンズ

キャサリン・ゼタ・ジョーンズ (ゼータ)
©JC Olivera/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

ユーロポールの捜査官でありラスティの元恋人であるイザベル役には、イギリス出身の女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズが抜擢されました。 ゼタ=ジョーンズは15歳で映画デビューを果たし、しばらくはテレビのコメディシリーズに出演しイギリス国内で注目されるようになります。そして1992年公開の映画『コロンブス』でハリウッドに進出、そして1998年公開の映画『マスク・オブ・ゾロ』でアントニオ・バンデラスの相手役を演じ、世界中から注目を浴び、そしてアメリカの雑誌「ピープル」で最も美しい人物にも選ばれました。 その後もハリウッドを中心に活動を続け、2002年公開の映画『シカゴ』で見事アカデミー助演女優賞を獲得。私生活では2000年にハリウッドの大御所俳優マイケル・ダグラスを結婚し、現在は女優として活躍する一方、一男一女の母でもあります。 本作では捜査官でありながらラスティの元恋人という微妙な役柄を見事な演技力で好演しています。

往年の詐欺師ソール・ブルーム役にはカール・ライナー

カール・ライナー
©Byron Purvis/AdMedia/Newscom/Zeta Image

一旦はオーシャンズの計画に参加することを拒否したものの、結局は偽医師として復活する往年詐欺師ソール・ブルーム役は、アメリカ出身の俳優・カール・ライナーが演じています。 カール・ライナーは俳優としてのほか、監督としても多くの作品を撮っており、また1986年公開の映画『スタンド・バイ・ミー』などのヒューマンドラマを得意とする映画監督ロブ・ライナーの父としても有名です。 本作出演当時はすでに80歳を超える年齢でありながら、その年齢を感じさせない見事な演技を披露しています。

カジノのオーナー、テリー・ベネディクト役にはアンディ・ガルシア

アンディ・ガルシア
©Sthanlee Mirador/Sipa USA/Newscom/Zeta Image

前作でオーシャンズにお金を盗まれたカジノのオーナー、テリー・ベネディクトを演じるのは、名優・アンディ・ガルシア。 1980年代からハリウッドでの活動を始め、1987年公開の映画『アンタッチャブル』で世界中の注目を集めるようになりました。そして1989年公開の『ブラック・レイン』ではマイケル・ダグラスとともに高倉健や松田優作など日本人俳優との共演しています。 その後1990年公開の『ゴッドファーザーPARTⅢ』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、人気俳優の地位を不動のものとしました。 イギリス出身の名優ピーター・ユスチノフを尊敬し、彼の教えに従い出演作を慎重に選ぶことでも知られるアンディ・ガルシア。本作では非情なカジノオーナーを見事に演じています。

実はイザベラの父だった!ルマーク役にはアルバート・フィニー

トゥルアーに泥棒技術を教え込み、さらにはオーシャンとも面識のある、ヨーロッパでその名を馳せた大泥棒・ギャスパー・ルマーク。実はイザベラの父であったことも判明する本役を、イギリス出身の名優・アルバート・フィニーが演じています。 王立演劇学校で学んだ後、舞台を中心に活躍し、その後1960年に映画デビュー。その後受賞経験はないものの、アカデミー賞に5回ノミネートされており、また1963年公開の『トム・ジョーンズの華麗な冒険』でヴェネツィア国際映画祭男優賞、1983年公開の『ドレッサー』でベルリン国際映画祭男優賞を受賞しています。 本作では表向きは死亡されたとされる謎多き人物を好演しています。