2018年7月31日更新

『インクレディブル・ファミリー』の吹き替え声優一覧!【前作からどう変わった?】

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吹き替え版の声優は、前作『ミスター・インクレディブル』からどう変わった?

インクレディブル・ファミリー
©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

2018年8月1日に、『インクレディブル・ファミリー』が日本で公開されます。本作はパー家が新たな敵に立ち向かう物語で、妻のヘレンに家を任されたボブが家事や育児に悪戦苦闘する姿や、末っ子・ジャックジャックの新たな能力も描かれています。 日本語吹き替え版のメインキャラクターには多くのキャストが前作から続投していますが、一方でダッシュのように声優が交代したキャラクターもいます。また、新キャラクターにも話題の芸能人が起用され、吹き替え版のキャストに注目が集まっています。 この記事では、『インクレディブル・ファミリー』の日本語吹き替え版のキャストについてご紹介します。

ボブ(Mr.インクレディブル)/三浦友和

羊と鋼の森、三浦友和
(C)2018「羊と鋼の森」製作委員会

驚異的な怪力を持つボブは、妻・ヘレンや子どもたちを愛するパー家の心優しい父親です。かつては街を守る伝説のヒーローとして活躍していましたが、現在は活動禁止中。今作ではヒーロー任務で家を空けるヘレンに代わり、慣れない家事や育児を頑張ります。 ボブの日本語吹き替えを務めるのは、俳優の三浦友和です。1972年、20歳の頃にドラマ『シークレット部隊』で芸能界デビュー。1974年にアイドルの山口百恵と共演した映画『伊豆の踊子』で第18回ブルーリボン賞新人賞を受賞し、その後も数々のドラマや映画などに出演しました。 三浦は『ミスター・インクレディブル』でもボブの吹き替えを担当しており、前作に引き続き『インクレディブル・ファミリー』の吹き替えを続投します。

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ヘレン(イラスティガール)/黒木瞳

パー家の良き母親・ヘレンは、優しくて強いしっかり者の女性。ボブと同じく伝説のヒーローで、ゴムのように伸縮する身体を持っています。今作ではヒーロー復活をかけた任務を引き受けることになり、ボブに家のことを任せてヒーロー任務につきます。 前作から引き続きヘレンの吹き替えを務めるのは、女優の黒木瞳です。1981年に宝塚歌劇団に入団し、入団2年目にして月組トップ娘役に抜擢。1985年に芸能界へ転身し、1997年公開の映画『失楽園』では同最優秀主演女優賞を受賞しました。 その後も数々のドラマや映画、舞台などに出演し、CMやバラエティ番組でも活躍。2014年にはアニメ映画『思い出のマーニー』に久子役で出演しています。

ヴァイオレット/綾瀬はるか

パー家の長女・ヴァイオレットは、恥ずかしがり屋ですが意思の強い女の子です。自分たちの周りに強力なバリアを張ったり、自らを透明化させる能力を持っています。ヒーロー一家に生まれた運命や恋に悩みながらも両親のことを大切に想い、彼らの危機に弟たちと共に立ち向かいます。 ヴァイオレットの吹き替えには、女優の綾瀬はるかが続投します。綾瀬は2000年、第25回ホリプロスカウトキャラバン審査員特別賞の受賞をきっかけに芸能界デビューし、2004年にドラマ『世界の中心で、愛を叫ぶ』のヒロイン役でブレイク。その後も数々のドラマで主演・ヒロイン役を務めました。 2002年からは映画でも活躍するようになり、『おっぱいバレー』や『海街diary』、『今夜、ロマンス劇場で』など複数の映画作品にヒロイン役で出演しています。

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ダッシュ/山崎智史(旧CV:海鋒拓也)

パー家の長男・ダッシュは、やんちゃでいたずら好きな男の子。ビデオカメラに捕らえられないほどの超スピードで走ることができ、水上を走ることもできます。両親に反抗したり、姉のヴァイオレットと喧嘩したりすることもありますが、内心では家族のことを大切に想っています。 ダッシュの日本語吹き替えは、前作では俳優で声優の海鋒拓也が担当していましたが、今作では山崎智史が担当しています。山崎は2007年生まれの子役で、2013年に『八重の桜』の山本三郎幼少期役、2014年に『医龍4』の山城蓮役として出演しました。 山崎はアニメのアテレコでも活躍しており、『刻刻』や『風の又三郎』に出演。2014年公開の怪獣映画『GODZILLAゴジラ』の日本語吹き替え版にも出演しています。

ジャックジャック/原語版流用

パー家の末っ子・ジャックジャックは、元気いっぱいで好奇心旺盛な赤ん坊。パー家のアイドル的存在で、家族全員から愛され守られています。小さな身体に複数の特殊能力を秘めており、今作ではパー家の新たなヒーローとしてボブたちと共に活躍します。 ジャックジャックに日本語吹き替え声優はおらず、原語版で声優を担当したイーライ・フシールの声をそのまま流用しています。

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フロゾン(ルシアス・ベスト)/斎藤志郎

ボブの古くからの親友であるフロゾンは、パー家とは家族ぐるみの関係。氷を自在に操る能力を持ち、空気中の水分から氷を発生させたり、指先から出す冷気で周囲を凍らせたりします。ウィンタースポーツの達人で、スーツの脚部にスケートの刃を付けています。 フロゾンの日本語吹き替えは、前作から引き続き斎藤志郎が務めています。佐藤は俳優兼声優として、ドラマや映画、アニメなど様々な作品に出演。海外ドラマや洋画での吹き替えも多く、「ハリーポッター」シリーズではルビウス・ハグリットの日本語吹き替えを務めました。 アニメでは『ベン10』のヴィルガクスような悪役を演じることが比較的多いですが、『結界師』の豆蔵のようなコミカルな役を演じることもあります。人間以外のキャラクター役を演じることも多く、スタジオジブリ作品にも複数出演しています。

エドナ・モード/後藤哲夫

ヒーローのスーツを手掛けるエドナ・モードは、自分の仕事に高いプライドを持つ世界的デザイナー。常に自信満々で、どんなヒーローよりも大きな態度をとっています。また、日本人とドイツ人のハーフでもあります。 エドナ・モードの吹き替えには、声優の後藤哲夫が続投します。後藤は1975年に円・演劇研究所に入所し、『名探偵コナン』や『忍たま乱太郎』など数多くのアニメ作品に出演。アニメでは主に中年から老人役を演じていますが、高い声質も持っているため少年や青年の役も演じています。 洋画・海外ドラマの吹き替えを担当することも多く、「スター・ウォーズ」シリーズのグリーヴァス将軍や『ファインディング・ニモ』のナイジェルの日本語吹き替えも努めています。

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ヴォイド /小島瑠璃子

スーパーヒーローに憧れる少女・ヴォイドは、空間にワープホールを作り、人やものを瞬間移動させる能力を持っています。イラスティガールの大ファンで、彼女を自分の師であると思っています。 ヴォイドの日本語吹き替えを務めるのは小島瑠璃子です。2009年、第34回ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリ受賞し、同年10月に『アッコにおまかせ!』で全国ネットテレビ番組に初出演。その後もバラエティタレントやスポーツキャスターなど多方面で活躍しています。 小島は今作が声優初挑戦となり、ヴォイドに対して「素直で活発なところがあり、自分に似ていると思う」とコメントしています。

ヘレクトリクス/サンシャイン池崎

気取った喋り方をするちょっとキザな男・ヘレクトリクスは、電気を自由自在に操る能力を持っています。政府より能力を使用することが再び認められ、ボブたちと共に活躍する重要なキャラクターです。 へレクトリクスの日本語吹き替えには、芸人のサンシャイン池崎が起用されました。池崎はテンションの高い芸風でブレイクし、2013年頃から様々な番組に出演。2017年には『ポケットモンスター サン&ムーン』と『デュエル・マスターズ』に声優として出演しました。 ディズニー映画に声優に挑戦するのは今作が初であり、ディズニー担当者は池崎をオファーした理由について「子どもたちから絶大な人気を誇り、子どもたちのヒーローのような存在であることから彼をオファーした」とコメントしています。

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アンダーマイナー/髙田延彦

今作で一番最初に登場する敵・アンダーマイナーは、テロリストや銀行強盗として知られる男。誰よりも深い地底に棲み、超巨大掘削ドリルに乗って地中から出現します。金を奪うためなら手段を選ばない大悪党で、街の道路を破壊して人々を危険に晒します。 アンダーマイナーの日本語吹き替えに起用されたのは、元プロレスラーの髙田延彦です。1980年に新日本プロレスへ入団し、翌年5月に保永昇男戦でデビュー。引退後は紆余曲折を得てタレントに転身し、映画やドラマなどで活躍しています。 高田は前作でもアンダーマイナーの日本語吹き替えを務めており、その後も『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のスコーピオン・キングや、『サボタージュ』のジェームズ・"モンスター"・マレーの日本語吹き替えを担当しています。

中田翔らパ・リーグ6選手が一言声優として出演

インクレディブル・ファミリー
©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

本作の日本語吹き替え版には、プロ野球のパシフィック・リーグ6球団から代表選手が一言声優として出演します。 これはプロ野球や球場の楽しさを親子で体験してもらうための企画「パ・リーグ 親子ヒーロープロジェクト」と、『インクレディブル・ファミリー』のタッグにより実現したもので、北海道日本ハムファイターズの中田翔ら6選手が本編のどこかに出演しています。 また、今回のタッグに合わせて、パシフィック・リーグの選手たちを「インクレディブル」シリーズのヒーロー風に描いたピクサー公認イラストも公開されています。

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【おまけ】『ミスター・インクレディブル』シンドローム/宮迫博之

『ミスター・インクレディブル』の悪役、シンドロームの声を演じているのはお笑い芸人の宮迫博之。シンドロームは子供の頃ミスターインクレディブルの大ファンでしたが、その時に「相棒はいらない」と冷たくあしらわれたのがきっかけでボブに復讐を誓うキャラクターです。 宮迫はお笑い芸人としてだけでなく、俳優、声優としても活躍。『クレヨンしんちゃん 襲来!!宇宙人シリリ』ではシリリの父役を演じるなど様々な作品に出演しています。

『インクレディブル・ファミリー』の日本語吹き替え版も楽しもう!

いかがでしたか?『インクレディブル・ファミリー』には前作からおなじみのキャストはもちろん、今作からの新キャストも複数登場しています。『インクレディブル・ファミリー』を観る際はぜひ、日本語吹き替え版の方でも楽しんでみてください。