2018年8月6日更新

ネタバレ感想!映画『僕のヒーローアカデミア』を観て「ヒロアカ」ファンになった3つの理由。

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僕のヒーローアカデミア THE MOVIE〜2人の英雄〜
Ⓒ2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 Ⓒ堀越耕平/集英社

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映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE〜2人の英雄〜』のネタバレ、感想!

2018年8月3日に公開された映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE〜2人の英雄〜』は、早くもファンの間で話題沸騰中。本作では、オリジナルキャラクターたちの登場や原作で描かれていない空白の期間を描いたストーリーなど、激アツな要素が盛りだくさんとなっています。 この記事では、初心者目線で本作の魅力について語っていきます。ここからネタバレ含む感想や評価を紹介しているので未鑑賞の方はご注意ください!

映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE〜2人の英雄〜』の詳しいあらすじ・声優紹介はこちら

映画「ヒロアカ」が神だった件について。【一瞬でファンにならざるを得ない?】

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

正直、原作を1〜2巻読んだことがあるだけで、ほとんど「ヒロアカ」に対する知識のない筆者ですが、がっつり心を掴まれました。総評としては「ただの神アニメ降臨か?」の一言に尽きます。 決して悪に対して屈することのない激しいバトルシーン、互いを想いあう仲間関係、そして、個々の持つ理想のヒーロー像を追いかけ続ける姿......。 96分という短い時間の中でまさに「友情・努力・勝利」が体現されていたのではないかと思います。 ここから、幾つかのバトルシーンやオールマイトの友情関係が描かれたシーン、熱いストーリー展開についてなど、特に印象的だったポイントを紹介していきます。

1.バトルシーンが激アツすぎる【共闘場面では思わず鳥肌】

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

少年向け漫画、そしてヒーロー物語といえばバトルシーンは欠かせません。物語が展開していくに連れ、悪役のヴィランとデク達は戦っていくことになるのですが、これがもう最高でした。 迫力はもちろん言うこと無し。そして何よりも、共闘シーンが観客の胸を熱くさせたのではないでしょうか。 たとえば爆豪勝己と切島鋭児郎、轟焦凍の共闘シーン。タワー80階にある植物園でヴィランに発見された爆豪と切島は襲いかかられます。しかし、そこで轟が助けに入り、そこから3人のヒーロー VS ヴィランという激しいバトルが始まります。 切島はすぐにヴィランに吹き飛ばされてしまうのですが、爆豪と轟は力を合わせてヴィランを倒すのでした。その姿はまさに息がぴったりで、最高のバトルシーンの一つだったと言えるでしょう。贔屓目なしでかっこよかったです! さらにラストシーンでのデクとオールマイトの共闘は、胸熱すぎるといっても過言ではないほどのかっこよさ。共闘が観られるのはなんと本作だけということで、ファンの方はもちろんグッときたと思います。特に、2人で同時に必殺技を決めて強敵を倒した瞬間は、誰しもが胸を打たれたのではないでしょうか。

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2.まさかすぎる黒幕?ストーリーも魅力的だった【ネタバレ要注意】

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

物語の流れも面白かった本作。意外な方向へ展開されていくストーリーをネタバレ付きで紹介していきます。

事件の発端はデヴィット博士だった?

オールマイトとデヴィットの友情にはとある出来事が背景にありました。かつて、研究室で爆発事故よる大火事が発生し、生命の危機に立たされていたデヴィットたち研究者は、突如現れたオールマイトによって助けられます。そこから、2人の友情関係は生まれ、互いを相棒として世界中で大活躍するようになったのです。 しかし、近年の弱体化していくオールマイトの姿を知ったデヴィットは、彼のヒーローとしての存命や「平和の象徴」が失われていくことを危惧し、とんでもないものを発明します。それは「個性を増長させるアイテム」。この発明品の存在を知った世界の権力者たちは、現在のヒーロー社会全体が崩れかねないものだとみなして研究を凍結させます。そしてデヴィットは発明品自体も奪われてしまいました。 そして、このままでは本当にオールマイトの個性が無くなってしまうと考えた彼は、助手の誘いに乗って、「ヴィランに盗まれた」という形式で発明品を取り返そうと犯行に及ぶのです。

黒幕はやっぱりオール・フォー・ワン?

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ ウォルフラム
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

事件を操作していたのはデヴィットではありましたが、人に危害を与えるつもりはありませんでした。そう、彼はあくまでも「ヴィランになりすました人間」を雇ったつもりであり、発明品を取り戻すことだけを目的としていたのです。 しかし、実は彼の助手がヴィラン側によって買収されており、発明品を取り返すことなく、裏切りにあってしまいます。さらになんと、彼らはヴィランを装った人間を演じていただけでした。つまり、実は正真正銘のヴィランだったということです。 そして、そのヴィラン軍団のリーダーであるウォルフォラムを陰で操作していたのは、「オール・フォー・ワン」なのでした。やはり黒幕はヤツだったのか......とファンの間ではなったかもしれません。 個人的には、この推理小説さながらのどんでん返しな展開にかなり驚きました。

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3.考えさせられる物語だった【理想のヒーロー、そして正義とは?】

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

本作を通して考えさせられたこと。それは「本物のヒーローとは一体なんぞや」ということです。デヴィットは黒幕の1人となってしまうのですが、友人と未来の社会を救うための行いとしては、ある意味正義を貫いたと言えます。しかし行為そのものは悪人であり、黒幕が明らかになったシーンでは娘に失望されてしまうのでした。なんとも複雑です。 また、個性増長したウォルフォルムとの戦いにオールマイトが四苦八苦する姿を、デグが目の当たりにするシーンでのこと。強敵にも関わらず加勢したデクは、オールマイトに「だって困っている人を助けるのがヒーローだから。」とはっきり言います。どこまでも真っ直ぐなデクからは、彼なりのヒーロー論を確かに感じられました。 まだまだ成長中の雄英高校の生徒たちは1人の力ではヴィランに勝つことはできないかもしれません。しかし、互いの弱みや強みを補完し合ってこれからも日々成長していくのでしょう。そして、「本当の正義とは何か?そして一人前のヒーローとは?」という問いに、彼らは日々向き合い続けているのだろうな、と強く感じたのでした。

映画「ヒロアカ」を一度観たら熱烈ファンになること間違いなし?

『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜』
(C)2018「僕のヒーローアカデミアTHE MOVIE」製作委員会 (C)堀越耕平/集英社

「ヒロアカ」について詳しくない方でも存分に楽しめる『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE〜2人の英雄〜』。 誰もが熱くなれる戦闘場面や、見どころ満載のストーリー展開は、観るものを選びません。既に本作を知っている方は、原作漫画やアニメを再び見返したくなり、知見がない方はもっと知りたくなる......そんな映画です!それでは私もさっそく原作を読破してきます。