「ヒロアカ」轟焦凍は個性が強すぎ!地獄の家族関係は改善中?
「ヒロアカ」に登場する轟焦凍(とどろきしょうと)は、クールな強キャラ……と思いきや天然なところもあるという、多面的な魅力を持ったキャラです。複雑な家庭環境で心を閉ざしていましたが、仲間との出会いを通して少しずつ変化していくことになります。 この記事ではそんな轟焦凍の能力や過去、名言を徹底解説していきます。 ※本記事では『僕のヒーローアカデミア』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際は注意してください。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「ヒロアカ」轟焦凍(とどろきしょうと)のプロフィール
ヒーロー名 | ショート |
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個性 | 半冷半燃 |
誕生日 | 1月11日 |
身長 | 176cm |
好きなもの | 蕎麦(温かくないやつ) |
血液型 | O型 |
出身地 | 静岡県あたり |
声優 | 梶裕貴 |
轟焦凍(とどろきしょうと)は雄英高校の1-A組の生徒。出席番号は15番、1月11日生まれの15歳です。外見は左右で色の違う髪の毛と目が特徴。ヒーロー名は自らの名前にかけてショートと名乗っています。 オールマイトに次ぐNO.2のヒーロー・エンデヴァーを父親に持ち、両親の強力な個性を受け継ぎました。ただし父親のことを嫌っており、当初は“戦闘において熱(父の個性)は絶対使わない”と宣言していました。顔の左半分には火傷のあともあり、複雑な家庭環境がうかがえます。 八百万百(やおよろずもも)と並んで、クラスに2人しかいない推薦入学者であり、ヒーローとしての強さはもちろん学業成績においても優等生です。普段はクールな性格ですが、トラウマを克服した体育祭以降は天然な一面が徐々に明らかになり、クラスメイト、読者の両方からますます愛されています。
【個性】轟焦凍の「半冷半燃」はどれくらい強い?
焦凍の個性は右手で触れたものを凍らせ、左手からは炎を噴出する半冷半燃。読み方はそのまま、「はんれいはんねん」です。能力の範囲と効果ともに申し分のない最強クラスの個性であり、焦凍の前ではプロのヒーローすら霞んでしまいます。 炎を操る個性を持つ父・エンデヴァーが、母親の氷の個性を目的に結婚し、その最強の才能を授かりました。 唯一体温の調整が弱点とされており、連続で個性を使用すると専用のヒーローコスチュームをもってしても体温をコントロールしきれません。また、個性だけで圧倒的な強さを誇ることもあり、爆豪からは能力使用時の大雑把さを指摘されています。
轟焦凍のこれまでの活躍は?個性も中身も成長中!
- USJ葉隠と一緒にワープで飛ばされた後、出久と爆豪、切島と合流してオールマイトをサポートする。
- 体育祭障害物競走では2位、騎馬戦では1位という好成績をおさめたのち、最終種目のトーナメントでは決勝で爆豪に敗れ2位に。なおこのとき、2回戦の出久との戦いでトラウマを払拭するきっかけを得た。
- 職場体験心変わりから憎き父親・エンデヴァーの事務所で職場体験をすることにする。途中で事件に遭遇しステインと交戦する中、自身の未熟さを知り仲間とともに強くなることを決意。
- 期末試験八百万とタッグを組んで相澤相手に戦う。いろいろあって自信喪失しかけていた八百万を励まし、彼女の持ち味を生かしつつ自分も活躍して試験に合格する。
- 林間合宿常闇と爆豪を敵に奪われたため追跡するが、爆豪の奪還には失敗してしまう。このとき荼毘と遭遇し、「哀しいなあ 轟焦凍」と意味深な言葉を投げかけられていた。その後出久たちと協力して作戦を立て、爆豪を連れ戻すことに成功する。
- 仮免持ち前の優秀さでスムーズに合格……するはずが、エンデヴァーを持ち出して絡んでくる受験者・夜嵐のせいで調子を狂わされる。彼との喧嘩のせいで試験そっちのけになり、最終的には落ちる結果となる。
- 補講爆豪、夜嵐、ケミィとともに“小学生の心を掌握せよ”という課題を与えられる。問題児だらけで苦労させられるものの、なんとか子どもたちと仲良くなった。
- 文化祭A組はダンスとバンドを披露することになるが、轟は演出班として参加。炎と氷を存分に駆使してステージにド派手な彩りを添えた。
- 合同訓練飯田・障子・尾白と組んでB組の角取・骨抜・回原・鉄哲チームと対戦する。エンデヴァーに対する複雑な感情から当初は集中できずにいたが、戦いの中で吹っ切れたような姿を見せる場面もあった。ただしあと一歩というところで骨抜に気絶させられ、試合自体も引き分けという結果に終わった。
- インターン出久、爆豪とともにエンデヴァーの事務所でインターンをすることに。「親子面はやめてくれ」と私情は挟まない意志をしめしつつ、ヒーローとしてのエンデヴァーの姿からさまざまなものを吸収していく。最終的には出久と爆豪と見事な連係プレーを披露した。
- 全面戦争荼毘の正体を知って衝撃を受けつつ、家族一丸となって彼を止めようとする。荼毘との戦いで最初は敗れ、次は気絶させたかと思いきや逃げられるが、最終的には倒すことに成功する。
【必殺技】「半冷半燃」を応用!技の読み方・強さは?
穿天氷壁(がてんひょうへき)
瞬時に広範囲を一気に氷結させる技。タイムラグもまったくないので、先手攻撃を仕掛けるときにもってこいですが、巨大な氷壁を造り出すので視界が悪くなることがデメリットです。 雄英高校の体育祭において、瀬呂範太戦でスタートと同時に使用し、会場の半分以上を氷づけに……。これには会場にいたプロヒーローたちも、驚きのあまり呆気にとられてしまいました。
光焔万丈(こうえんばんじょう)
仮免試験の際にヴィラン役・ギャングオルカに使った、士傑高校ヒーロー科1年・夜嵐イナサとの即興合体技。夜嵐の個性と轟の個性を組み合わせて作るこの技は、炎の竜巻を起こすという非常に強力なものです。 技の登場時作中では名前が付けられていませんでしたが、後に原作者により光焔万丈と名付けられたことが明らかになっています。
膨冷熱波(ぼうれいねっぱ)
氷結で周囲を冷却し、冷やされた空気を炎で一気に熱することで大爆発を引き起こす技。「半冷半燃」の「個性」を最大限に活かし、冷気と熱だけでなく爆風の威力も付け加えた強力な必殺技です。 体育祭で出久にトドメを刺したのもこの技ですが、そのときは技名は特になく、218話で異能解放軍と戦った際に膨冷熱波と名付けられていました。
赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
拳に炎を圧縮させ、炎撃を放つ技。もともとは父・エンデヴァーの「赫灼熱拳・ジェットバーン」という必殺技です。エンデヴァーは焦凍が幼い頃から、この技を習得させたいと考えていました。 205話のクラス対抗戦のときに使おうとしましたが、身体に熱が籠りすぎたのと倒壊物による衝撃で不発に終わってしまいました。 エンデヴァーいわくデメリットは、炎を圧縮する際に身体に熱が籠り連発ができないこと。しかしこのデメリットは焦凍の場合、右の氷結の力を使えば解決できるはずです!
赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
心臓を中心に左右で高い出力で個性を発動する技。強烈な熱と冷気を同時に発生させることによってそれぞれが中和され、身体の限界を超えたパワーを使いこなせます。これは荼毘との決戦を控え、新たな奥義として生み出したものです。 荼毘との戦闘では、エンデヴァー以上の火力を誇る「蒼炎」を鎮めたうえで辺り一帯を一瞬で凍りつかせており、威力も範囲も桁違いであることがうかがえます。さらなる派生技である「冷炎白刃」や「大氷海嘯」も非常に強力です。
【過去】轟焦凍のやけどの原因・炎を封印していた理由は?
該当巻 | 5巻39話 |
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アニメ | 23話 |
焦凍の父・エンデヴァーは、子供をオールマイトを超えるヒーローにするために暴力もいとわない人物でした。 一方、母の冷は心優しい人物で焦凍を可愛がってくれていましたが、妻にもきつく当たっていたエンデヴァーのせいで精神的に追い詰められていきます。そしてついには、夫にそっくりな「焦凍の左側」に恐怖を抱き、熱湯を浴びせて一生残る火傷を負わせてしまうのでした。 一連の出来事から焦凍はすべての原因である父を恨み、彼から受け継いだ炎は戦闘で使わないと誓うように。しかし、体育祭の出久との戦いの中で「(炎だって)君の力じゃないか」と言われ、かつて母から言われた「血に囚われることなんかない」という言葉を思い出した彼は、ついに炎の力を開放しました。 このシーンは、父親を否定したいという思いだけで動いていた焦凍が自分の道を進み始めるきっかけとなった、大きなターニングポイントといえるでしょう。
【家族】「地獄の轟くん家」にも変化が……?
ヒーローとしてのエンデヴァーに目を向けるように
247話にて体育祭後の職業体験の際、たくさん来ていたオファーを断り自身の父であるエンデヴァーの事務所を選んだ焦凍。その裏にはさまざまな葛藤があったはずですが、彼なりに過去を乗り越え父親とも向き合いたいと思うようになったのでしょう。 彼はこのとき目の当たりにしたエンデヴァーの姿について、「どんだけクズでもNO.2と言われるだけの判断力と勘の良さは認めざるを得なかった」と語っています。 また職場体験中、飯田たちのピンチに駆け付ける前にエンデヴァーに助けを求める発言もしており、ヒーローとしての彼は評価するようになったことがうかがえました。
ついに母の入院先を訪れることに!
母が自分の顔を見ることで忌み嫌うエンデヴァーを思い出し辛い思いをしてしまうと考え、入院中の母に会いに行くことの出来ていなかった焦凍。 しかし彼は体育祭を経て母の入院先に向かい、自分自身の意志でNo.1ヒーローを目指すことを告げます。そんな彼に対し母は「誰にもとらわれずに突き進んでくれることが幸せ」と返し、2人はようやく和解したのでした。 その後は休みの日によくお見舞いに行っているほか、手紙もまめに送っているとのこと。もともと焦凍はお母さんっ子なので、失われた母子の時間を取り戻そうとしているのかもしれませんね。
プルス・ウルトラを目指し父の元でのインターンへ
オールマイトが引退してから「No.1ヒーロー」となったエンデヴァー。焦凍はそんな彼のヒーローとしての強さは認めたうえで、“ヒーローに足る人間になる為にエンデヴァーを利用する”という選択をします。 またインターンの少し前の話になりますが、エンデヴァーは九州で脳無の襲撃を受けた際に顔に大怪我を負い、大ピンチに陥りました。このとき焦凍はテレビの中継を観ながら「親父見てるぞ」と思わず声をかけており、親子としての関係にも少しずつ変化が見られます。 もちろんこれまでの仕打ちを許したわけではありませんが、そうした私情を切り離せるくらいにはなったということでしょう。エンデヴァーとも冷静に会話をしており、初期の頃と比べると圧倒的に成長しています……。
【兄】荼毘との勝負の行方は?父との共闘が実現!
焦凍には兄の夏雄、姉の冬美の他に、亡くなったとされている燈矢という兄もいます。長い間荼毘が燈矢なのではとファンの間では噂されていましたが、290話にて荼毘本人が自分は燈矢であると告白しました。
- 焦凍と荼毘の見た目と「個性」が似ている顔立ちがどことなく似ており、どちらも青い目の持ち主。またふたりとも掌から強力な炎を放出することができる。
- 燈矢の体質と荼毘の弱点が一致?エンデヴァーは燈矢について「冷の体質(熱に弱い体質)を持った」と発言していた。一方、荼毘も炎を使いすぎると身体が焼けてしまうという弱点がある。
- 燈矢と荼毘の名前にも共通点が!「荼毘」も燈矢の名前に入っている「燈」もどちらも仏教用語。ちなみに前者は「火葬すること」、後者は「闇を照らす光」という意味を持っている。
- 荼毘が初対面時に焦凍をフルネームで呼んでいた!荼毘は焦凍にはじめて会ったとき、「哀しいなあ 轟焦凍」という意味深なセリフを残していた。さらにその後、別の機会にエンデヴァーのこともフルネームで呼んでいる。
全面対決でついに交戦!父に代わって善戦する
焦凍は全面戦争にて、荼毘本人の口から彼が「轟燈矢」であるという衝撃の事実を知らされました。もちろんひどくショックを受けた焦凍でしたが、あれこれ考える間もなく荼毘と交戦することに。「親父!!!」「頼む動け!!」と涙ながらに呼びかけても反応しない父を見て、自分が代わりに戦うしかないと判断したのでしょう。 焦凍は高威力の技を放って食らいつきますが、荼毘の火力はそれを上回っていたため次第に追い詰められます。最終的にふたりともが「赫灼熱拳ジェットバーン」を同時に放ち、焦凍が荼毘に押し負けるという形でこの戦いは幕を閉じました。 その後荼毘が逃走したため決着がはっきりついたわけではありませんが、両者の実力差は明白。このまま戦い続けていたとすれば、焦凍が殺されて終わっていた可能性もあります。
轟焦凍と荼毘が再戦!最終決戦の行方は?
圧倒的な実力差を見せつけられた焦凍でしたが、その後の最終決戦でも荼毘と戦いを繰り広げることになりました。しかし、このときは炎と冷気を同時に操る「赫灼熱拳・燐」という新技を修得したおかげもあって、ほぼ互角に戦闘を進めていきます。 荼毘の高火力の攻撃に冷気を最大限に放出する「大氷海嘯」で対抗し、ついに勝利をおさめた焦凍。しかし荼毘の執念はここで終わるような生ぬるいものではありませんでした。彼はなんと土壇場で復活すると、驚きのパワーアップを果たしたのです。 荼毘がどのような復活を遂げたのか、そこからどのような結末を辿ったのかについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。ぜひあわせてチェックしてみてください。
【名言】轟焦凍の名セリフを紹介!熱い想いを持ったクールイケメン!
名門である雄英高校の特待生ですが、プロ顔負けの「個性」を持つ焦凍。しかし物語の序盤では、「父を否定すること」に囚われてがんじがらめでした。 そんな焦凍の成長は、「ヒロアカ」の1つの大きな見どころとなっていますね!成長中だからこそ胸を熱くする名言をたくさん発信しているので、いくつか見ていきましょう。
「俺だって、ヒーローに……!!」
「ヒーローになりたい」という夢を持っているのに、父親を否定することに囚われ、エンデヴァーから受け継いだ炎の個性を戦闘において封印していた焦凍。 しかし体育祭で出久と戦った際に、「君の力じゃないか!」といわれ、「血にとらわれることなんてない。なりたいものになっていいのよ……」という母親の言葉を思い出します。 吹っ切れた焦凍は忘れかけていた大切な想いがこみ上げ、涙ぐみながら「俺だって、ヒーローに……!」とつぶやきます。これがキッカケとなり、彼は精神的にも急成長。炎の個性を受け入れていくようになっていきます。
「やめてほしけりゃ立て!なりてぇもんちゃんと見ろ!」
10/12(土)から『僕のヒーローアカデミア』新シリーズ4期が、毎週土曜夕方5:30 読売テレビ・日本テレビ系全国29局ネットで放送スタート!
— 僕のヒーローアカデミア/ヒロアカ アニメ公式 (@heroaca_anime) October 2, 2019
放送に向けて、1期〜3期の名シーンをピックアップ、カウントダウンで紹介。
第30話「決着」より。飯田 デク 轟 vs "ヒーロー殺し"ステイン!!#ヒロアカ #heroaca_a pic.twitter.com/vNl72HjDwz
これはクラスメイトの飯田天哉を奮い立たせようとしたときのセリフです。飯田は尊敬する兄を傷つけたヒーロー殺し・ステインに復讐するために近づいたが返り討ちに……。そしてステインの言葉で、自分がヒーローから一番遠い行いをしていたと気づき自らを攻める飯田。 そんな飯田を助けるために傷つきながら戦う焦凍と出久を見て、思わず「もうやめてくれ」といってしまったのです。 焦凍は、憎しみで視野が狭くなり突っ走ってしまった飯田と過去の自分を重ね合わせて、ここで命を投げずに憧れの存在を目指すように伝えたかったのでしょう。
「……親父。見てるぞ!」
序盤でも触れたように、焦凍にとって父親はトラウマになるほどの存在です。しかしオールマイト引退後、No.1ヒーローになったエンデヴァーは、今までの自分を変えようとしていました。 そんな矢先、新型能無・ハイエンドと死闘になったエンデヴァーは、どんなにボロボロになっても立ち上がり決して諦めようとしません。 焦凍はその様子を寮のテレビで見守っていましたが、父の勇敢な姿に胸を打たれこのセリフを叫びました。焦凍の父に対する気持ちの変化や想いに、見ているこちらまで胸が熱くなりますね。
【声優】アニメで轟焦凍を演じたのは梶裕貴
アニメ版『僕のヒーローアカデミア』で轟焦凍役を演じたのは、男女ともに人気のある声優・梶裕貴です。 『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役、『七つの大罪』メリオダス役など、少年主人公のイメージも強い梶裕貴が、本作では爆豪と並んでライバル的な立ち位置の焦凍を熱演しています。物語が進むにつれてしっかりと成長が見れるキャラでもあるので、ピッタリなキャスティングですね。 もともとキャラ人気の高い焦凍だけに、女性ファンも多く抱える梶裕貴が声を担当したことでさらにファンを増やしているのは間違いないでしょう。アニメ2期に入ってからは「轟焦凍:オリジン」など焦凍にスポットが当たる話も多く、梶裕貴と焦凍のこれからの活躍も楽しみですね。
轟焦凍は家族の確執を乗り越えて個性を覚醒!今後の活躍を見逃すな
家族との関係性が少しずつ改善していくにつれて一皮むけた彼は、凄まじいスピードで成長していっています。これからも本作における主要なヒーローの1人として、ますます目を引く存在になっていくことが期待できますね。 今後のエンデヴァーや荼毘との関係性も気になる焦凍の活躍から目が離せません!