2018年9月20日更新

映画『メアリーの総て』、世紀の大傑作に潜む美しくも哀しい運命とは?【あらすじ・キャストを紹介】

(C)Parallel Films (Storm) Limited / Juliette Films SA / Parallel (Storm) Limited / The British Film Institute 2017

世紀を超えた名作小説『フランケンシュタイン』の著者であるメアリー・シェリーの愛と悲劇の日々を描いた映画『メアリーの総て』。12月に日本公開が決定した本作のあらすじ・キャストなどの情報をご紹介していきます。

エル・ファニング主演で名作の誕生秘話を描く、映画『メアリーの総て』

世紀を越えた名作として世界中で愛されてきた小説『フランケン・シュタイン』。わずか18歳という若さでそれを生み出した少女メアリー・シェリーの、愛と波乱の人生を描いた映画『メアリーの総て』が、ついに2018年12月から日本での公開が決定しました。 人気女優のエル・ファニングが主演を務めることでも話題を集めている本作の概要や注目ポイントなどを、今回は先取りでご紹介していきます。

あの名作の著者が駆け抜けた、愛と欲望の悲劇

時は19世紀のイギリス。作家を目指す少女メアリー・シェリーは、詩人のパーシー・シェリーと強く惹かれ合い、愛と欲望のままに駆け落ちをする。しかし幸せの日々は長くは続かず、さまざまな試練と苦悩が彼女を襲い始める。 そんな折、滞在していたバイロン卿の別荘でひとりずつオリジナルの怪奇話を書いて披露することになり、それをきっかけにメアリーの作家としての才能は目覚めていき、ついにあの伝説の怪物「フランケンシュタイン」を産み落とす。しかし彼女を取り巻く苦難は、執筆活動の加速とともに深くなっていく……。

若手人気キャストの好演

主演は人気女優のエル・ファニング

エル・ファニング  (ゼータ)
©John Rainford/WENN.com

本作で運命の主人公のメアリー・シェリーを演じたのは、世界的人気女優のエル・ファニング。1998年生まれの弱冠20歳で、2歳の頃より演劇を始め2001年に映画『アイ・アム・サム』でキャリアをスタート。実の姉の大人気女優ダコタ・ファニングが演じる少女の幼年期役を務め、見事な姉妹共演を果たしました。 2004年には宮崎駿監督のアニメ映画『となりのトトロ』の英語吹き替え版のメイ役を担当し、2006年にはブラッド・ピット主演のアカデミー賞作品『バベル』に出演するなど、順調な活躍を続行。 その後2011年に映画『SUPER8/スーパーエイト』で主要人物を演じたことで一躍脚光を浴び、その名を世界に広め、2014年にはディズニー作品の『眠れる森の美女』の実写映画『マレフィセント』でオーロラ姫役を務め、マレフィセント役のアンジェリーナ・ジョリーとの共演が大きな話題となりました。 2016年には映画『ネオンデーモン』、2017年には『パーティーで女の子に話しかけるには』で主演を務めるなど、ハリウッドの第一線で輝き続けています。

メアリーの恋人役を演じるのは英国俳優のダグラス・ブース

ダグラス・ブース(ゼータ)
©WENN

妻子がある身でありながらも、メアリーと激しい恋に落ちる詩人のパーシー・シェリー役を演じたのは、若手英国俳優として人気を高めている俳優のダグラス・ブース。 1992年生まれのイギリス人で、2006年に映画デビュー。2014年にはダーレン・アロノフスキー監督の映画『ノア 約束の舟』でラッセル・クロウなどの実力派俳優と共演し、2016年には『高慢と偏見とゾンビ』に出演。2017年にはアニメーション映画『ゴッホ 最期の手紙』でモーションアクターとして出演するなど、着々とキャリアを積み人気を高めています。

注目のスタッフ陣

サウジアラビア初の期待の星、ハイファ・アル=マンスール

波乱に満ちたメアリーの人生を描いた本作でメガフォンを取ったのは、サウジアラビア初の女性監督として注目を集めるハイファ・アル=マンスール。1974年にサウジアラビアにて12人兄妹の8番目として誕生し、保守的思想で映画館の無い環境ながらも、幼少期から家庭での作品鑑賞を続ける中で映画監督の道を志すように。 1997年にカイロ・アメリカン大学を卒業し、帰国してから3本の映画を製作。その後夫と共にオーストラリアに渡り、シドニー大学にて映画を専攻。2012年に『少女は自転車に乗って』で長編作品監督デビューを果たし、映画界の期待の星とも呼ばれる存在として注目を集めています。 『メアリーの総て』は3作品目の長編監督作品に当たり、主人公メアリーと同じく唯一無二の人生を歩んできたハイファ・アル=マンスール監督にとって特別な作品となることが予感されます。

19世紀イギリスを象徴する美しさ

イギリス

本作の大きな見どころのひとつとも言えるのが、舞台となる19世紀のイギリスを象徴する風景の美しさ。建物や街並みの造形や今もなお人々の心を虜にする時代を象徴するドレスなどのファッション、またメインビジュアルからも漂ってくる幻想的でミステリアスな当時の空気感が、スクリーン上でいかに再現されているかにも期待が集まります。

悲劇の怪物の裏にある哀しみと才能

現在に至るまで多くのクリエイターを魅了し、数多の作品に登場し続けている伝説の怪物フランケンシュタイン。その誕生の裏側にあったのは、原作者のメアリーに降りかかる数々の不幸と、それと比例するように開花していく文才。 哀しみの怪物を生み出した、メアリーが辿る皮肉な運命がどのように展開していくか、彼女の中でフランケンシュタインはどうやって成熟していったのかが本作では描かれます。また、本作のキャッチコピーに登場する「死」の真相からも目が離せません。

2018年12月、待望の日本公開!

名作「フランケンシュタイン」の生みの親、メアリー・シェリーの孤独と不幸、欲望と愛が渦巻く数奇な人生を切り取った映画『メアリーの総て』は、2018年12月よりついに日本公開が決定。東京のシネマスイッチ銀座、シネマカリテをはじめ、全国で順次公開予定となっており、上映劇場の拡大も随時待ち望まれています。 この冬解き明かされる、あの大傑作を生み出した少女の宿命とも呼ばれし一生とは、いかに。