映画第2弾「東京喰種 トーキョーグールS」ネタバレありで見どころ解説!初登場の松田翔太・山本舞香はどうだった?
タップできる目次
- 映画第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』のあらすじをネタバレありで解説!主要キャストの見せどころも
- 月山の変態っぷりが炸裂!続編「東京グール2」のあらすじ【ネタバレ】
- 月山が昂る?続編「東京グール2」のあらすじは【ネタバレ】
- 原作との違いは?
- 映画「東京喰種2」はアクションも前作より大幅にグレードアップ
- 主要キャストの見せどころを紹介!松田翔太の月山役はどうだった?【ネタバレ】
- 金木研(カネキ)/窪田正孝
- 霧嶋董香(トーカ)/山本舞香
- 月山習/松田翔太
- 西尾錦(ニシキ)/白石隼也
- 永近英良(ヒデ)/小笠原海
- 笛口雛実(ヒナミ)/桜田ひより
- 亜門鋼太朗/鈴木伸之
- ウタ/坂東巳之助
- 芳村功善/村井國夫
- 四方蓮示(ヨモ)/柳俊太郎
- 小坂依子/森七菜
- 西野貴未/木竜麻生
- イトリ/知英
- 新田真剣佑が宗太役で参加していた!
- マギーがオッドアイのモデル役で映画初出演
- 「東京喰種 トーキョーグール」シリーズ第3作目はあるのか?続きが気になる終わり方に期待高まる
映画第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』のあらすじをネタバレありで解説!主要キャストの見せどころも
石田スイの大人気漫画『東京喰種 トーキョーグール』。その実写化映画の第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』が2019年7月19日に公開されました。 2017年、窪田正孝を主演に迎えて製作された映画『東京喰種 トーキョーグール』は、興行収入11億円を突破するヒットを記録しています。続編となる本作では、前作を超えるアクションや、深まっていくキャラクター同士の人間関係が見どころ! そこでこの記事では、前作の展開を振り返ると共に、本作の見どころを紹介していきます。各キャラの活躍ぶりや再現度に注目です。 ※この記事には、ネタバレ情報が含まれています。未視聴の方は十分に気を付けて読み進めてください。
月山の変態っぷりが炸裂!続編「東京グール2」のあらすじ【ネタバレ】
前作で描かれたのは原作の最初期の物語
ここでは、前作のあらすじを振り返ってみましょう。 主人公は平凡な大学生の金木研(カネキ/窪田正孝)。彼はひそかに思いを寄せていた神代利世(リゼ/蒼井優)とのデートをすることに。しかし、彼女は実は人を食べて生きている喰種(グール)の一人だったのです。リゼがついにカネキを捕食しようとしますが、工事中のビルから鉄骨が落下。 事故に巻き込まれた2人は病院に運ばれ、カネキは絶命寸前のリゼの内臓を移植されることに。こうして彼は半分喰種(グール)の身となるのです。 カネキは自身の身に起こった変化を受け入れられずパニックになるなかで、喰種(グール)たちが集まるカフェ「あんていく」に行き着きます。そこで霧嶋董香(トーカ/清水富美加)や笛口雛実(ヒナミ/桜田ひより)といった懸命に生きる喰種たちに出会うのです。
徐々に「あんていく」に打ち解けていったカネキ。喰種(グール)のなかには、人を襲うだけの怪物たちだけではなく、家族や友人を大切にたちの日懸命に生きる人々もいることを知っていきます。 そんななか対喰種の組織CCGが、ヒナミと彼女の母親リョーコ(相田翔子)に目を付けます。CCGの亜門鋼太朗(鈴木伸之)と真戸呉緒(大泉洋)によって、ついにリョーコが殺されてしまいます。怒ったトーカは、CCGに復讐することを決め、カネキもまた強くなることを心に誓うのでした。 真戸と亜門は、さらにヒナミも誘い出して殺そうとします。ヒナミを亡き者にしようとする真戸のところへトーカが現れ、また真戸のところへ駆けつけようとする亜門の前にカネキが立ちはだかることに。 結果的に真戸はトーカに敗れ殉職、カネキも亜門に勝利し、やがて「あんていく」での穏やかな日々が訪れ映画は幕を下ろしました。
月山が昂る?続編「東京グール2」のあらすじは【ネタバレ】
「東京グール2」では、松田翔太が演じる月山習が参戦するエピソードが、1作目と同じく原作に沿ったストーリーで描かれています。 人間と喰種のハーフとなったカネキは、喰種の駆け込み寺である喫茶店「あんていく」に身を潜めていました。そんな彼のもとに現れたのは、「美食家(グルメ)」と呼ばれる喰種の月山習。 トーカに「月山とは関わるな」と忠告を受ける金木ですが、月山は喰種と人間のハーフであるカネキの特殊な「におい」に興味を持ちます。 そして、月山はカネキを怪しい「グールレストラン」へと招くのですが……?
カネキは月山に案内され、喰種(グール)専用のレストランへと訪れます。そこでは多くの仮面をつけた喰種が、人間が殺される様子を見て楽しみながら、食事を楽しんでいました。 カネキは、自らが食べられる立場にあることにようやく気付きます。しかし、彼が「隻眼(せきがん)の喰種」であることが分かると、月山はカネキを独り占めすべく、その場で彼を殺すのをやめます。 その後月山は、偶然カネキと会話していた西尾の彼女・貴未(キミ)を攫い、彼をディナーに招待します。人間を食べている状態のカネキを食べたい、という変態っぷりを見せ昂る月山。トーカと西尾も参戦するものの、圧倒的な強さを見せ、常に優勢でした。 しかし、カネキが弱っていたトーカに自らの肉を食べさせると、状況は一転。カネキとトーカの見事なコンビネーションで、月山を倒すことが出来ました。
原作との違いは?
本作は、基本的に原作通りのストーリーに仕上がっていましたが、細かいところで映画オリジナルの設定がいくつかありました。
トーカと依子の関係性
一つ目の原作と異なる部分は、トーカと依子(よりこ)の関係性です。喰種(グール)のトーカは、人間の食べ物を生理的に受け付けない体になっています。それにもかかわらず、依子が手作りのお弁当を彼女にあげると、トーカは無理をして胃の中に押し込めるのです。 原作では、依子がくれた食べ物をいつでも無理して食べるトーカ。映画1作目でも、その様子が描かれていました。しかし今作では、原作に無いトーカと依子との仲違いが描かれているのです。 実写映画版では、はじめトーカは依子から距離を置こうとしようとします。依子の事を慕っているトーカですが、人間と喰種とはなれ合うことが出来ないと考え、関係を断ち切ろうとするのです。そのため、依子がくれたお弁当を叩き落とすという描写が加えられています。 しかし月山との一件で、喰種であるニシキと人間の貴未との信頼関係を目の当たりにすることに。その後トーカは、依子の食べているお弁当をつまみ食いし仲直りします。 実写映画版では、月山を軸にした物語を通して、人間とグールとの関係性が原作よりも深く描かれるような構成になっています。
喰種(グール)専用のレストラン
カネキは月山に招待され、喰種(グール)専用のレストランへと赴きます。
カネキは月山に招待され、喰種(グール)専用のレストランへと赴きます。原作ではレストランというよりも闘技場のような会場になっていて、カネキは喰種に飼われた人間と戦わされることになるのです。 しかし実写映画版では、「グールレストラン」は立食パーティーのような会場に変更されていました。その一角で、テーブルに固定された人間が解体されます。 カネキは給仕の喰種に押さえつけられ、戦いを繰り広げる余地もなく食べられそうになります。しかし、眼帯を外されて隻眼があらわになると、月山が解体を取りやめるのです。 原作では、確かに「レストラン」という感じの会場ではなかったので、実写映画版の方がよりナチュラルな設定に感じます。
月山の仮面(マスク)
原作では、月山のマスクは三日月のような形で顔半分を隠す形のものです。 しかし本作では、顔全面が隠れています。全面、真っ黒くごつごつした岩肌のようになっており、光に照らされるとキラキラと砂のように光る素材です。 原作よりもグロテスクな印象があるマスクで、月山の変態っぷりを醸し出しています。
あのキャラクターが早くも本性をあらわに......。
原作ではだいぶ後半に物語の核を担うことになる人物が、『東京喰種 トーキョーグール【S】』で早くもその本性の片りんを見せています。
原作でもかなり序盤から登場していたものの、正体が不明だった「宗太」というキャラクターが、本作に登場しています。『東京喰種:Re』で明らかになる彼の正体は、CCGを代々受け継ぐ和修家に属する存在、旧多(ふるた)という人物です。 彼はリゼとも深いかかわりがあり、原作の最終章で最大最悪の敵としてカネキたちの前に立ちはだかります。彼は、人間が喰種に代わってしまう毒を生み出す「竜」と呼ばれる存在を世に放ち、人々を混乱の渦に巻き込んでいきます。 そんな旧多(宗太)が、本作で早くも素顔を明かしています。ウタやイトリとともにバーカウンターに座り、物語のエンドロール直前には「竜」という言葉も発しているのです。 もし「東京グール3」が制作されるとしたら、一気に原作の最終章までが描かれることになるのでしょうか......?後述していますが、宗太を演じているのは俳優・新田真剣佑です。
映画「東京喰種2」はアクションも前作より大幅にグレードアップ
本作でも、喰種(グール)の特殊な武器である「赫子(かぐね)」がCGで見事再現されています。その出来は、前作よりも生々しくリアルになっている印象。 また、今作からトーカ役を引き継いだ山本舞香や、初参戦の月山役・松田翔太、そして主人公カネキを演じる窪田正孝の繰り広げる戦闘シーンも大迫力で見ごたえ満点になっています。前作も激しいアクションシーンが好評でしたが、今作も負けず劣らずの出来栄えです。 また戦闘によって周囲の物が壊れる時の大きな音も、アクションを盛り上げる要素の一つ。ぜひ大迫力のバトルを、劇場で体感してみてください
主要キャストの見せどころを紹介!松田翔太の月山役はどうだった?【ネタバレ】
ここでは、メインキャストの本作での活躍とともに、キャラクターの人物像などを紹介していきます。はたして、原作の再現度はどうだったのでしょうか。
金木研(カネキ)/窪田正孝
金木研(かねきけん/カネキ)は半分喰種となってしまう元人間の大学生。人間の気持ちも喰種の気持ちも分かるイレギュラーな存在です。もとは内向的な性格で戦うことを好まない一面を持っていましたが、自身の受けた拷問や仲間を巻き込んだ戦いのなかでより好戦的な性格へと変わっていきます。 金木研を演じる窪田正孝は、2006年に俳優デビューして以来、映画『犬猿』など数々の話題作に出演。窪田のカネキ役は、原作者石田スイたっての希望だったそうです。 本作出演にあたり、窪田は「金木と再会できて幸せに思います。スイ先生の東京喰種は新たな感性や感覚、出会いを与えてくれました。金木は正直扱い辛くやっかいな奴だけど、人には決して感じ得ない世界を魅せてくれます」と映画公式サイトにてコメントしています。
本作での見どころは【ネタバレ】
前作に引き続き、今回も激しいアクションシーンと、戦いの中で苦悶する演技が最大の見どころになっていました。 対月山戦でトーカとの訓練の成果を発揮し、月山の動きに対応できているカネキ。その動きはかなり形になっていて、窪田がアクションシーンの練習をいかに積み上げてきたかが伺えました。 しかし月山の圧倒的な力の前に、倒れてしまいます。月山はカネキが逃げないように、彼の手足を一本ずつ折ってしまうのです。骨を折られるという、この上ない激しい痛みを与えられたときの表情は、本当に痛そうでした。窪田の迫真の演技が光っています。
霧嶋董香(トーカ)/山本舞香
トーカはうさぎの面をつけて戦うラビットと呼ばれる喰種の正体です。人間の友人のために吐くほど苦手な人間の食べ物を口にするなど優しい一面も持っていますが、当初は金木に対してもツンとした態度を取っているツンデレキャラです。 本作からトーカを演じるのは、山本舞香です。山本は、2011年『それでも、生きてゆく』で女優デビュー。2018年には『恋は雨上がりのように』や『SUNNY 強い気持ち・強い愛』、『ギャングース』と、注目度の高い映画に立て続けに出演しています。 そんな山本は以下のコメントを発表。「世界観を大切にしつつ霧嶋董香として皆様の期待に応えられるよう、そして愛されるように監督とセッションしながら撮影できたらと思いますので見守っていただけると嬉しいです」
本作での見どころは【ネタバレ】
本作で千眼美子(清水富美加)からトーカ役を引き継いだ山本舞香。千眼に勝るとも劣らない再現度を見せてくれています。 トーカと言えば、クールで感情を滅多に表に出さない人物。山本が発するセリフは、淡々としていながらもどこか仲間に対する思いやりを感じさせ、トーカを高い再現度で演じています。 また、アクションシーンでは見事な上段蹴りを披露。人間離れした身体能力をもつ喰種(グール)の戦闘を、違和感なく演じ切っています。 本作でトーカは、親友・依子とのケンカを経て仲直りをしていくのですが、その感情の変化も必見です。
月山習/松田翔太
月山習は月山財閥の御曹司でナルシストな一面を持つ喰種。CCGからはSレートをつけられている実力者でもあります。美食家(グルメ)という呼び名がつけられているように、選り好みした肉しか食べない人物で、隻眼の喰種である金木に異様に執着しています。言動にクセがあり、かなり濃いキャラクターです。 実写版では初登場となる月山を演じるのは、松田翔太(画像右)。2005年にデビュー、『花より男子』の西門総二郎役、『LIAR GAME』秋山深一役など印象的な役を数多く演じてきました。松田は本作出演に際して、以下のコメントを発表しています。 「月山が具現化するとどうなるのか、巧妙なCGや本格的なアクションも含め彼の独特な精神性を表現できたらなと思っております」
本作での見どころは【ネタバレ】
月山と言えば、フランス語混じりで変態チックなセリフが魅力的。松田の振り切った演技は、月山が漫画から飛び出してきたかのような印象を与えました。 原作に登場する名言もいくつか飛び出しています。「カネキ君が食べながら、カネキ君を食べたい」「トレビアン」「僕のだぞ!」など、カネキを食べることに執着する変態っぷりを、激しい語調で見事に再現しています。 赫子(かぐね)を腕に巻き付けて戦うシーンも、カッコいい見どころの一つです。
西尾錦(ニシキ)/白石隼也
金木が喰種となってから初めて遭遇する喰種ニシキこと西尾錦を演じるのは白石隼也。白石は『仮面ライダーウィザード』で主演を務めたほか、大河ドラマ『真田丸』に木村重成役で出演したジュノンボーイです。 茶髪にメガネで軽口を叩くニシキは金木の大学の先輩で、偶然遭遇した金木をテリトリー荒らしと勘違いし一悶着を起こします。人間の恋人を金木らに助けてもらったことなどをきっかけに、次第に金木を信用するように。「あんていく」の陣営に加わることになる人物です。
本作での見どころは【ネタバレ】
ニシキは、恋人である貴未(キミ)を月山に攫われてしまい、彼女を奪い返すために奮闘します。喰種(グール)であることを知りながらも、ニシキに深い愛情を捧げる貴美と彼との関係性が、見どころです。
永近英良(ヒデ)/小笠原海
金木の親友である永近英良(ヒデ)を演じるのは小笠原海。男性音楽グループ超特急の神秘担当・カイが俳優として活動する際に小笠原海という名前を使っています。俳優としてはドラマ『アンナチュラル』の三澄秋彦役などを演じています。 ヒデと金木は小学校からの付き合いで、内気な金木と対照的にヒデは明るい性格で交友関係も広い人物です。そのため、知らず知らずのうちに喰種の知り合いが増えていることも。喰種には強い関心を持っており、関連事件を調べるような一面もあります。
笛口雛実(ヒナミ)/桜田ひより
少女の喰種・ヒナミを演じるのは桜田ひより。ドラマ『明日、ママがいない』の鳥羽直美役などで子役として活躍。ドラマ『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』では高鴨穏乃役で初主演を務めました。 ヒナミは前作で両親をCCGに殺されてしまいます。ヒナミの子供ゆえのまっすぐな問いかけは、半分喰種になってしまったことを受け入れられずにいた金木にとって考え方を変えていく転機になったともいえます。
亜門鋼太朗/鈴木伸之
亜門鋼太朗を演じるのは劇団EXILEの鈴木伸之。2012年のドラマ『GTO』の草野忠明役や、連続テレビ小説『半分、青い。』の神崎トオル役などで知られています。 亜門はCCGの捜査官で20区を担当している人物で、金木とも因縁深い捜査官の1人です。アカデミーを主席で卒業するほどのエリートで体術にも長けています。強い正義感に突き動かされて喰種と戦っていますが、その裏には孤児だった過去が深く関係しているのです。
本作での見どころは【ネタバレ】
前作ではカネキと死闘を繰り広げ、大活躍だった亜門ですが、今回の出番はワンシーンのみです。カネキが殺されそうになる「グールレストラン」に、何者からかの通報を受けCCGが突入。亜門は先頭を切って戦います。 わずかなシーンながら、クインケを振り回すカッコいい姿が印象的でした。
ウタ/坂東巳之助
ウタを演じる坂東巳之助は歌舞伎役者で、1995年に2代目を襲名しました。歌舞伎以外にもドラマやバラエティ番組、映画などにも出演。アマチュアバンドでドラムを担当する意外な一面も持っています。 ウタは4区で喰種のマスクを作る「HySy ArtMask Studio」という店をやっているマスク職人です。ピアスやタトゥーが多数入っており、かなりインパクトのある見た目をしています。金木の人間の目のほうを隠すデザインのマスクを作ったのも彼です。
芳村功善/村井國夫
「あんていく」の店主・芳村功善を演じるのはベテラン俳優の村井國夫です。ドラマ「浅見光彦」シリーズの初代・浅見陽一郎役やハリソン・フォードの吹き替え役で知られています。 芳村は現在はカフェを営む温厚な初老の老人ですが、実はかなりの実力を持った喰種です。半喰種になり苦しんでいる金木に対し優しい言葉をかけ、「あんていく」の仲間として迎え入れた人物であり、金木にとっては数少ない信頼している存在といえます。
四方蓮示(ヨモ)/柳俊太郎
ヨモこと四方蓮示を演じるのはモデルや俳優として活躍している柳俊太郎。雑誌『MEN'S NON-NO』の専属モデルを経て、2012年以降は俳優として活動の幅を広げています。 ヨモはトーカの叔父にあたる人物で、トーカの母親の実弟です。「あんていく」の裏方として情報収集や、自身で狩りができない喰種の食事用に自殺者の遺体を集めるといった任務をこなしています。銀髪で切れ長な目が特徴的ですが、性格はとても誠実な人物です。
小坂依子/森七菜
小坂依子を演じるのは森七菜です。2016年にオーディションをきっかけに芸能界デビューを果たし、園子温オリジナルドラマ『東京ヴァンパイアホテル』のアカリ役で注目を集めました。新海誠監督のアニメ『天気の子』のヒロインにも抜擢されています。 小坂はトーカの親友の高校生です。調理師を目指しており、たびたび作った料理をトーカに振る舞っています。トーカのことをいつも心配して見守っていますが、彼女の正体については何も知りません。
本作での見どころは【ネタバレ】
今回、親友であるトーカに冷たい態度をとられてしまう依子。彼女はトーカが落ち込んでいるのだと考え、手作りの肉じゃがをプレゼントするものの、冷たく突き放されてしまいます。 そんな彼女の悲しげな表情に、見ているこっちが切なくなってしまいそうでした。
西野貴未/木竜麻生
西野貴未を演じるのは木竜麻生です。映画『菊とギロチン』の主演・花菊ともよ役や映画『鈴木家の嘘』のヒロイン鈴木富美役で第31回東京国際映画祭のジェムストーン賞を受賞しています。 西野はニシキの恋人で、同じ大学に通う人物。恋人であるニシキが喰種であることも知っていますが、天涯孤独な彼女にとってニシキはかけがえのない存在なのです。いざとなれば自身の肉を差し出すほどの覚悟と大きな愛情を、ニシキに対して抱いています。
本作での見どころは【ネタバレ】
貴美(キミ)が、ニシキが喰種(グール)であることを知りながらも彼と付き合い続けています。その理由は、彼女の家族が無くなった時に救いとなってくれた人物がニシキだったからです。 彼が弱っているときには、自身の肉を差し出そうとするほどの深い愛と、喰種に対する理解があります。そんな彼女は、トーカに殺されそうになったときにも、彼女の赫子(かぐね)を見るや、「キレイ」と一言。 人間と喰種の関係性がテーマのひとつである本作において、重要な役割を担っています。彼女の純粋さが描かれるシーンは必見です。
イトリ/知英
イトリを演じるのは知英(ジヨン)です。元KARAのメンバー。ドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』のゆきめ役や、映画『暗殺教室』のイリーナ・イェラビッチ役など、女優としても活躍しています。 イトリは14区にあるバー「Helter Skelter」のオーナーを務める、スタイル抜群の女性です。喰種の裏事情に精通しており情報屋のようなこともしています。金木にも交換条件を出したうえで情報提供をすることも。ヨモやウタとは古くからの知り合いです。
本作での見どころは【ネタバレ】
イトリは、カネキと月山が衝突する展開を楽しんでいました。彼らの勝敗の行方を宗太と賭けていたのです。謎めいた彼女の、妖艶な立ち居振る舞いが見どころとなっています。 また、ラストシーンで描かれた宗太との会話は、次回作での彼女の活躍を期待させます。続編があるとすれば、彼女がキーパーソンの一人となるかもしれません。
新田真剣佑が宗太役で参加していた!
本作には、新田真剣佑も出演していました。その役どころは......。
新田真剣佑が演じたのは、宗太というピエロのマスクを被ったキャラクター。前述していますが、彼は原作では終盤に正体が明かになる重要人物です。 本作で彼が登場したのは3つのシーン。一つは、バーでイトリとギャンブルをする相手として後ろ姿のみの登場。2つ目は、「グールレストラン」。彼はレストランの存在をCCGに通報したうえで、レストランの内部に潜入していました。 3つ目はラストシーン。ここで彼の素顔が明かになるとともに、「竜」の存在に触れています。本作のラストシーンは、続編を期待させるようなものでした。次回作の製作があるとすれば、きっと新田真剣佑が演じる宗太がメインキャラクターの一人になるのでしょうか? 早くも、次回作に期待が高まります。
マギーがオッドアイのモデル役で映画初出演
『東京喰種 トーキョーグール【S】』には、モデルのマギーが出演することが分かっています。 彼女が演じるのは、両目の色が異なる「オッドアイ」をもった女優マーガレット。その美しい瞳は、美食家(グルメ)と呼ばれる月山にとって、放っておくことのできない「食材」となってしまい......。 マギーは、今回が映画初出演です。彼女は今回の出演に関して「普段のモデルのお仕事と変わらず、身体のラインの見え方や表情の見せ方には注意しました。私はほんのワンシーンですが、本作に参加できてとても嬉しかったです」とコメントしています。 いったいどんなシーンになっているのか、楽しみですね。
「東京喰種 トーキョーグール」シリーズ第3作目はあるのか?続きが気になる終わり方に期待高まる
映画第2弾『東京喰種 トーキョーグール【S】』では、原作に沿った内容で、1作目よりも本格的な喰種の世界が描かれました。 本作の見どころは、本来交わることのない人間と喰種との関係、そして喰種やCCG捜査官たちの激しいバトルシーンです。1作目よりもグレードアップしたアクションは、一見の価値あり。 そして今作の終わり方は、謎のキャラクター宗太のセリフで締めくくられるという、なんとも続きが気になるものでした。果たして次回作はあるのでしょうか? 「東京グール」シリーズの今後の展開にも期待が高まります。