2020年7月24日更新

映画「コンフィデンスマン プリンセス編」ネタバレ解説&小ネタ集 全ての発端は“あの場所”だった?

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映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』怒涛の展開を詳細に解説 知れば楽しいトリビアや小ネタも紹介!

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は2020年7月23日から公開中

『コンフィデンスマンJP』は、2018年に月9枠で放送されたドラマです。主演の長澤まさみに加え、人気若手俳優の東出昌大とベテラン俳優の小日向文世が脇を固める、「詐欺師」をテーマにした物語。 2019年にスペシャルドラマ『コンフィデンスマンJP 運勢編』と、映画『コンフィデンスマンJP ロマンス編』が公開され、人気シリーズとなっています。香港を舞台に究極のコンゲーム(騙し合い)を描いた映画「ロマンス編」は、公開から3週間で興行収入19億円を突破し、大ヒットを記録しました。 その人気を受け、映画第2弾が2020年7月23日に公開。今回はそんな『コンフィデンスマンJP プリンセス編』のネタバレ解説や小ネタ、トリビアを紹介していきます。 ※この記事には本作に関するネタバレ情報を含みます。未鑑賞の方はご注意ください!

「プリンセス編」のあらすじを紹介!灼熱の南の島が舞台

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』小日向文世、長澤まさみ、東出昌大
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

本作の舞台となるのは南国のリゾート、マレーシアのランカウイ島。そこに住む世界有数の大富豪レイモンド・フウが亡くなって数年。遺言によると、彼の遺産は3人の子供ではなく、誰も存在を知らない隠し子“ミシェル・フウ”にすべて相続させるとのこと。 遺言が公表された直後には、何人もの“自称ミシェル”がフウ家を訪れましたが、その誰もが偽物と判明し、追い返されていました。ダー子は偶然出会った「コックリ」という少女をミシェルに仕立て上げ、フウ家の財産を狙う計画を立てます。 フウ家の強欲な長女のブリジット、長男クリストファー、次男アンドリュー、そして亡き当主の遺言を忠実に守ろうとする執事トニーをだまし、ダー子たちは見事ダントツ最大の“オサカナ”を釣り上げることはできるのでしょうか。

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映画「コンフィデンスマン」の伏線・ネタバレ解説

コックリに出会ったダー子。次のオサカナは?

スタアとあるオサカナを釣り上げようとしていたダー子。しかし作戦は失敗し、スタアとケンカ別れしてしまいました。その帰り道、彼女は悪徳詐欺師ヤマンバがスリに失敗したことを理由に、ある少女を叱責している場面に遭遇します。 少女に手を上げるヤマンバを止めるダー子。

その後、ダー子はスイートルームでリチャードとボクちゃんに次のオサカナを発表します。それは、世界屈指の大富豪レイモンド・フウの遺産相続人がいまだ見つからないことを利用した作戦でした。 ダー子は、ヤマンバから引き取った少女コックリを遺産相続人に指名されている“ミシェル・フウ”に仕立て上げ、自身は母親として手切れ金をせしめようとしていたのです。しかし引っ込み思案でどんな話にも無言でうなずくことしかできないコックリに、そんな大役が務まるのかとボクちゃんとリチャードは不安げ。

首尾よくフウ家に入り込んだものの3きょうだいに命を狙われる!?

ダー子はコックリとともに「ミシェルとその母親」として見事フウ家に潜入します。しかしもちろん、長女のブリジット、長男のクリストファー、次男のアンドリューは突然現れた“遺産相続人”が気に入りません。

それなりの手切れ金を受け取った後、姿をくらます予定だったダー子たちでしたが、緻密に細工をしたDNA鑑定の結果、コックリは“本物の”ミシェルと認められてしまいます。そして彼女の「お姫さま修行」がはじまってしまいました。 厳重な警備のなか、脱出することもできないダー子たち。警備員の1人として紛れ込んだボクちゃんと作戦を練りますが、執事のトニーは2人に疑いの目を向けはじめていました。 一度はリチャードのちからを借りて脱出を試みたダー子とコックリでしたが、その途中コックリはマンゴーを運んでいた男性にぶつかってしまいます。謝りながら男性と一緒にマンゴーを拾い集める彼女に、彼はマンゴーをひとつくれました。彼が去っていったあと、コックリは小さな人形を見つけます。 実はこの男性が、後に物語の鍵を握ることになるのです。

計画変更!ダー子の新たなお目当ては?

そんなある日ダー子とボクちゃんは、トニーがフウ家の黄金の玉璽(ぎょくじ)を金庫から出している姿を目撃します。

そしてダー子は計画を変更!手切れ金をもらえないなら、その玉璽を奪ってしまおうと画策します。玉璽が金庫から出されるのは、ミシェルのお披露目パーティの一瞬のみ。そこで彼女はコックリに作戦を教え込みました。 その間もお姫さま修行は継続され、ミシェルとして言語やマナーを着実に身に着けていくコックリ。何度か命の危機や悪質な嫌がらせにさらされながらも、ダー子たちは彼女の性格の良さや勇敢さに気づかされていきます。

コックリの性格がフウ家の人々を変えていく

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』長澤まさみ、関水渚
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

お姫さま修行を通してコックリは次第に洗練され、本来の物怖じしない性格が顔を出し、物事をよく見て自分で思いやりのある判断ができるようになっていきました。そんな彼女は、自分を嫌っているフウ家の3きょうだいにも優しさを見せます。

ブリジットの部屋に飾ってあった絵画を覚えていた彼女は、あるとき貧乏画家のユージーンが持ってきた絵がゴミ箱に捨てられているのを見つけました。それは、ブリジットの肖像画。コックリはそれをブリジットのところに持っていきます。気位の高いブリジットは、友人たちの前ではそれを受け取りませんでしたが、コックリは警備員に彼女の部屋に届けさせます。 また、クリストファーの部屋に昆虫標本が飾ってあったことから、コックリはあるとき自分で昆虫を捕まえ「珍しい虫じゃないですか?」「昆虫好きなんですよね?」とクリストファーに尋ねました。その無邪気な姿に、彼は心を動かされます。 また、フウ家の上品なパーティになじめないアンドリューにコックリは「素敵な彼氏さんと踊ったらきっと楽しいですよ」と声をかけました。 3きょうだいはそれぞれ、彼女に本当の自分の望みを見破られ心を揺さぶられていきます。

パーティには詐欺師が大集合!それぞれの目的とは

ミシェルのお披露目会の前夜、パーティが開かれます。しかしそこには、ダー子たちと同じくフウ家の財産を狙う最強の詐欺師たちが大集合! 天才恋愛詐欺師のジェシー、天性のハニートラッパー波子、そしてなんと「日本のゴッドファーザー」こと赤星まで。

ジェシーの目的は長女のブリジットを釣り上げること。しかしそれが難しいと知ると、ターゲットを変更することにします。波子はケータリングのラーメン店としてパーティに参加していました。そして赤星は、フウ家の人間とビジネスの取引をしていたのです。 余興ではナイフ投げなどの曲芸が披露され、パーティを盛り上げます。このナイフ投げコンビはこの後の展開で重要な役割を担うことになるのですが……。 ジェシーはその後、2人の女性を部屋に連れ込みました。

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ついに迎えた“ミシェル”のお披露目式典で事件が!

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』長澤まさみ、小日向文世、東出昌大
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

そしてついに“ミシェル”のお披露目式典が開かれます。ダー子が玉璽を手に入れるチャンスは今しかありません。コックリは感動的なスピーチの後、係から差し出された玉璽を掲げようとします。

しかしそこで、緊張からかコックリは玉璽を落としてしました。ダー子は「母親」としてそれを拾ってコックリに渡します。もちろんここで、彼女はそれを偽物とすり替えていたのです。それを見ていた赤星は彼女の手口を見抜き、玉璽はダー子が持っていると判断しました。 コックリが玉璽を掲げると万雷の拍手が。しかしそこへ、全身にダイナマイトらしきものを巻いた男性がアンドリューを人質にとって乱入してきます。実はアンドリューは赤星とつながっており、隠れて電話をしていたところをこの男に捕まってしまったのです。 乱入してきた男性は、フウ家に妻と二人三脚でやってきたおもちゃ工場を潰されたこと、その妻が亡くなったこと、そしてヒット商品となったプリンセス人形の最後の1つを失くしたことで自暴自棄になっていました。 周囲が騒然とするなか、コックリは彼に歩み寄ります。その男性は、コックリが以前ぶつかってマンゴーを一緒に拾った人物だったのです。彼女は彼に優しく語りかけ、あのときに男性が落としていったプリンセス人形を差し出します。男性はその場に泣き崩れ、アンドリューは解放されました。コックリの優しさと誠実さが事件をまるく収めたのです。

ダー子ピンチ!トニーが本物の「ミシェルの母親」に接触!?

一方ダー子とレイモンドの写真に違和感を持ったトニーは、さらに彼女の素性を洗っていました。すると、ある女性がクアラルンプールに住んでいることが発覚します。彼女が本物のミシェルの母親ではないかと考えた彼は、女性に会いに行きました。

ダー子が合成した写真のもとになっていたのは、シシという女性が写っていたものだったのです。トニーはシシに会い、レイモンドとの関係を聞きます。彼女が語ったのは、以前にダー子から聞いたのとほとんど同じ話でした。しかしなんと彼女は、レイモンドからの手紙を持っていたのです。 手紙には、彼女の妊娠をうれしく思うということ、男でも女でも子供はミシェルと名付けようと書かれていました。トニーがシシになぜ名乗り出なかったのかときくと、彼女はミシェルを死産してしまったと打ち明けます。彼はその手紙を買い取り、ランカウイに戻っていきました。 ここで、シシに電話がかかってきます。その相手はなんとダー子。シシはスタアが変装した姿だったのです。もちろんミシェルに関する話もすべてウソでした。

玉璽を狙う赤星。ダー子絶体絶命!?

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』東出昌大、長澤まさみ、小日向文世
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

ダー子が玉璽を持っていると踏んだ赤星は、彼女とボクちゃん、リチャードを廃倉庫に連れていきます。

そこに現れたのは、ナイフ投げのコンビ。この2人は赤星が雇った殺し屋だったのです。ボクちゃん、リチャード、五十嵐が次々とその刃の餌食になるなか、ダー子は観念して赤星に玉璽を渡します。彼が高笑いしながら去っていくと、致命傷を負ったはずの3人は平然と起き上がりました。 これは、赤星の行動を先読みしたダー子が仕組んだ罠だったのです。パーティの際にジェシーが部屋に連れ込んだ2人の女性こそ、本物の殺し屋。派手な扮装で彼女たちの素顔はわからないため、波子とモナコが2人と入れ替わっていました。 そしてダー子たちは血糊を仕込んだプロテクターを着て、赤星に彼女たちが死んだと思わせたのです。しかし、計画の全容を知らなかった五十嵐はプロテクターを着ていません。「もう痛みすら感じない」という彼のポケットを見てみると、そこには元某国大統領夫人から拝借したブローチが。ナイフはそれに刺さり、五十嵐は傷一つ負っていませんでした。 赤星は日本に帰り、美術商の城ヶ崎に玉璽を鑑定させます。そこには「©ダー子」の文字があり、贋作であることが判明。彼女は式典で玉璽を入れ替えていなかったのです。

トニーに正体がバレた!?どうなるコックリ

ダー子たちが赤星と対決しているあいだ、コックリはフウ家の3きょうだいとともにトニーに呼び出されていました。

そこで彼が4人に見せたのはレイモンドがシシに送った手紙。実はそこには、ミシェル以外の子供たちについても書かれていたのです。 手紙の中でレイモンドは、「子供たちには本当の望みを叶えさせてやれなかった」と後悔を綴っていました。父として彼が見ていたのは「小さなことによろこびを感じるブリジット」、「昆虫博士になりたかったクリストファー」、そして「自由を愛するアンドリュー」だったのです。そして手紙は子供たちそれぞれのしあわせを願う言葉で締めくくられていました。 父の想いを知った子供たちは、家の呪縛から解放され自分の本当の望みを叶えることを決意します。そしてコックリ、いえミシェルをフウ家の当主として認めあたたかく受け入れたのでした。 もちろん手紙はダー子がスタアに書かせたもの。ダー子はフウ家の3きょうだいが本当に望んでいたものは「父の愛」だと見抜き、偽物の手紙でその望みを叶えたのです。 トニーは手紙をコックリに渡しますが、それは宛名の“Dear Sisi(愛するシシへ)”の部分が切り取られていました。彼はミシェルが本物のレイモンドの子供ではないと知りながら、彼女が当主となることがフウ家にとって最善と判断したのです。

本物の“ミシェル・フウ”が現れたらどうする?

すべてが終わり、ダー子たちは日本へ帰ることに。彼女たちが浜辺で夕日を見ていると、コックリが駆け寄ってきます。

ダー子は、いまや“ミシェル”としてフウ家の当主となったコックリを連れては帰らないと告げます。「本物も偽物もない。信じればそれが真実」と彼女が語っていたとおり、コックリは“本物の”ミシェルになったのです。 一度は背中を向けて反対方向に歩き出したコックリとダー子でしたが、コックリはダー子に後から抱きつき「お母さん」とつぶやき、2人は笑顔で別れるのでした。 結局彼女たちはオケラで帰ることになりましたが、ダー子は「残高無限のATMを手に入れたようなもの」と気にしていない様子。しかしボクちゃんとリチャードは、彼女がコックリを困らせるようなことはしないと知っています。 それでもボクちゃんはずっと心配していたことを口にします。「もし本物のミシェルが現れたらどうする?」。ダー子はそのときはトニーがなんとかしてくれる、コックリよりも最適な人材はいないと、あっけらかんと答えました。

そこで場面は2年前の香港(ロマンス編)にさかのぼります。本場の飲茶に舌鼓をうっていたダー子たちは、その店が後継者がいないために閉店してしまうことを知りました。

ダー子は店主に「架空の隠し子に店を継がせると発表すればいい。そうすれば世界中の詐欺師が集まってくる。下手に募集をかけるより、詐欺師のほうがよっぽど優秀」と告げます。 すると別の席に座っていた老紳士が「それはいい考えだ」とつぶやきました。そして彼はダー子の肩を叩き、去っていきます。その老紳士こそレイモンド・フウ。今回の一連の騒動は、ダー子たちの話を参考に彼が「架空の隠し子・ミシェル」をでっち上げたことが発端だったのです。

今回も盛りだくさんの小ネタ・トリビア集 五十嵐の意外な特技が明らかに?

ロケ地在住のあの人が驚きのカメオ出演!

新旧超豪華キャストのほかに、本作にはある驚きの人物がカメオ出演しています。

それは現在マレーシア在住のGackt。ほんのちらっとしか登場しませんが、その存在感はさすがとしか言いようがありません。

本人役!?元某国大統領婦人のゴージャスな宝石はほとんど本物

本作には、元某国大統領夫人役でデヴィ・スカルノが出演しています。まさに本人役とも言える役柄で、しかもその役回りは想像以上に重要です。また彼女が身につけている宝石は、1点を除いてすべて自前の本物で、なかには1億円というものも!さすが本物のセレブですね。 気になる「本物でない1点」はいったいどれなのでしょうか。

それは、彼女が登場した直後に失くしたと言っていたブローチです。夫人は五十嵐に声をかけ、一緒に探してくれるよう頼みました。彼は途中でブローチを発見しますが、そのままポケットへ。 それが終盤で彼の命を救うことになるのです。

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あの大ヒット映画を意識している!?

映画冒頭、ダー子とスタアがなにやらオサカナを釣り上げようとしているシーンがあります。その飲み屋街や商店街には、本作の登場人物にまつわる看板がちらほら。しかし特に注目したいのは、ダー子の後で一瞬大写しになる看板です。

そこには「Crazy Rich」の文字が。なんのお店かはわかりませんが、これは2018年のハリウッド映画『クレイジー・リッチ!』をもとにしたものと思われます。 同作は、アメリカ育ちのアジア系ヒロインがシンガポールにある恋人の実家を訪れたところ、実は彼は超リッチで……、という物語。シンガポールを舞台に、大富豪の財産を巡ってバトルがくり広げられるというおおまかなあらすじは、本作と似ているとも言えるのではないでしょうか。 ちなみに本作と『クレイジー・リッチ!』は、同じマレーシアのランカウイ島でロケを行っています。

広末涼子演じる波子のラーメン屋の名前は……

スペシャルドラマ「運勢編」にひきつづき登場した広末涼子演じる波子。彼女が営むラーメン店の名前は、日本の名作映画にまつわるものです。

それは伊丹十三監督による1985年の映画『タンポポ』。宮本信子扮する未亡人が営むラーメン屋の物語です。本作での波子の「私のラーメン、おいしくないでしょ?」という台詞は『タンポポ』の主人公がラーメンをうまく作れないことに由来しているのでしょう。 また、もとになった映画では店名はカタカナですが、波子の店はひらがなで「たんぽぽ」となっています。

【撮影裏話】フウ家の邸宅は実は家ではない!?

豪奢な造りが目を引くフウ家の邸宅。さすが大富豪の住む場所だけあって、内装や調度品も豪華です。しかしこのシーンが撮影されたのはシンガポール、ではなく日本国内の結婚式場なのだとか。 「コンフィデンスマンJP」シリーズでは、ターゲットをだますためダー子の「子猫ちゃんたち」が大規模なセットを組むことがありますが、本作のスタッフも一流のコンフィデンスマンといえそうですね。

【海外ロケ裏話】五十嵐役・小手伸也の意外な特技

海外ロケの間、キャストたちが滞在したホテルにはプールがあったそうです。彼らは忙しい撮影の合間を縫って、プールで遊んで楽しんだとか。 なかでも長澤まさみと東出昌大が意外だったと語っているのは、五十嵐を演じる小手伸也の泳ぎが速いこと!身体能力の高い白濱亜嵐よりも速く、バタフライで泳いでいたと2人はインタビューで語っています。 また、長澤まさみはカメラのスローモーション機能で、彼が濡れた髪から水を振り落とす姿を撮影したとか。その動画は少し見てみたい気がしますね。

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新キャストも超豪華!ベテランから新進気鋭の若手まで

コックリ/関水渚

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』関水渚
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

結婚詐欺師だった母を亡くし、悪徳詐欺師のヤマンバに育てられたコックリ。なにを言ってもうなずくことしかしないため、その名がつけられました。 彼女は偶然ダー子に出会い、彼女の“子猫”に。レイモンド・フウの遺産を狙っていたダー子にとっては、謎の隠し子“ミシェル・フウ”として送り込むのに最適な存在でした。しかしコックリは、その持ち前の資質でダー子たちが期待した以上のものを手にします。 コックリを演じたのは関水渚。2019年には映画『町田くんの世界』や『カイジ ファイナルゲーム』に出演しました。

トニー/柴田恭兵

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』柴田恭兵
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

トニーはフウ家の忠実な執事です。亡き当主レイモンドの遺言を確実に実行するため、ミシェル探しをつづけています。 トニーを演じるベテラン俳優・柴田恭兵は、2016年の『もっとも あぶない刑事』以来4年ぶりの映画出演となりました。

ブリジット・フウ/ビビアン・スー

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』ビビアン・スー
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

フウ家の広告塔でわがままな長女のブリジット。彼女は社交界の華として優雅な生活を送っています。 ブリジットを演じるのは、台湾出身の女優・ビビアン・スー。90年代には日本でタレントとして活動していたことでも知られています。主な出演作は『靴に恋する人魚』(2006年)や「セデック・バレ」シリーズなど。

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クリストファー・フウ/古川雄大

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』古川雄大
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

フウ家の長男クリストファーは、父の偉業を越えようとビジネスマンとして世界をまたにかけて活躍しています。 クリストファーを演じる古川雄大は、舞台を中心に活躍する俳優。ミュージカル『黒執事』(2015年〜2017年)のセバスチャン・ミカエリス役や、『モーツァルト!』(2018年)のヴォルフガング・モーツァルト役などで知られています。

アンドリュー・フウ/白濱亜嵐

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』白濱亜嵐
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

次男のアンドリューは、フウ家の放蕩息子。家族のビジネスから締め出されてしまったほどの遊び人です。 アンドリューを演じる白濱亜嵐は、ダンサー兼俳優で、GENERATIONSやEXILEのメンバーとして活躍しています。2020年にはドラマ『M 愛すべき人がいて』に出演しました。

ホテルの支配人/滝藤賢一

滝藤賢一
©️ciatr

ダー子たちが滞在するホテルの支配人は、いつか娘と一緒に暮らすことを夢見る日本人。娘にプリンセスのサインをねだられています。 そんな彼を演じるのは、名バイプレイヤーとして知られる滝藤賢一。ドラマ『半沢直樹』(2013年)への出演をきっかけにブレイクしました。

ユージーン/濱田岳

auのCM「三太郎」シリーズで知られる濱田岳が演じるのは、謎の画家ユージーン。彼はフウ家のある人物とつながりがあるのですが、はたしてその人物とは?そしてその関係は?

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ヤマンバ/濱田マリ

悪徳詐欺師のヤマンバは、母を亡くしたコックリを育ててきました。しかしその環境は劣悪で、コックリは幼いころから犯罪の片棒を担がされてきたのです。 演じるのは、1991年にバンド・モダンチョキチョキズのメンバーとしてデビューした濱田マリ。女優業に転身してからも、その特徴ある声を活かして活躍しています。2019年には『アイネクライネナハトムジーク』、『男はつらいよ お帰り 寅さん』などに出演しました。

レイモンド・フウ/北大路欣也

世界第3位の資産を有する大富豪、レイモンド・フウ。彼はその遺産の相続人として、誰もその存在を知らない隠し子“ミシェル・フウ”を指名しました。このことでフウ家の3きょうだい、そして世界中の詐欺師が遺産争いに突入します。 レイモンドを演じるのはベテラン俳優の北大路欣也。登場シーンこそ少ないものの、その存在感は抜群です。

ダー子、ボクちゃん、リチャード、メインキャストはもちろんおなじみの3人

ダー子/長澤まさみ

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』長澤まさみ
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

ダー子は本作の主人公です。天才的な頭脳と集中力を持っていますが、いい加減で天然な部分もあり、ボクちゃんをいつも振り回しています。エキセントリックな立ち居振る舞いとは裏腹に、ターゲットを更生させるなど、時折優しい面も見せる彼女。多面的な魅力で「コンフィデンスマンJP」を盛り上げます。 そんなダー子を演じるのは、長澤まさみ。彼女は映画第1弾の大ヒット御礼舞台挨拶で、登壇しない予定だったにもかかわらずサプライズで登場しました。そして続編の製作決定を発表し、「次は男装してみたい」と意欲を明らかにしました。 長澤まさみは1987年6月3日生まれ。2019年には映画『マスカレード・ホテル』や『キングダム』などに出演しており、いつまでも旬が過ぎない売れっ子です。

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ボクちゃん/東出昌大

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』東出昌大
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

ボクちゃんは、お人好しで小心者の男。詐欺師という感じの性格ではないものの、ダー子に振り回されながら協力しています。その生い立ちはダー子と同様に不明ですが、ダー子と幼馴染でリチャードとも古くから付き合いがあることが明らかになっています。 そんなボクちゃんを演じるのは、東出昌大です。東出は、長澤がサプライズで続編映画の発表をした際、「スケジュールはどうなっているんだろう」と、今後の具体的な予定を気にする様子でした。 東出昌大は1988年2月1日生まれ。代表作には2016年映画『デスノート Light up the NEW world』や2018年映画『OVER DRIVE』などがあります。2020年1月には、ドラマ『ケイジとケンジ 所轄と地検の24時』に出演しました。

リチャード/小日向文世

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』小日向文世
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

リチャードは、ダー子・ボクちゃんと行動を共にする仲間の一人。卓越した変装技術であらゆる場所に潜入します。彼はチームの中では経理担当の役割も担っている、品の良いジェントルマンです。 そんなリチャードを演じるのは、ベテラン俳優・小日向文世。彼は長澤がサプライズで映画第2弾製作を告げると、「このメンバーで続編ができるのが嬉しい」と、前向きに続編に取り組む姿勢を明らかにしました。 小日向文世は、1954年1月23日生まれ。主演作品は多くないものの、数々の作品で脇を固めてきた、ベテランバイプレイヤーです。代表作に2001年ドラマ『HERO』や、2010年映画『アウトレイジ』などがあります。

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過去シリーズから続投となるキャスト

韮山波子/広末涼子

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』広末涼子、小日向文世
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

スペシャルドラマ「運勢編」でリチャードを騙そうとした未亡人ハニートラッパーであり、ラーメン屋の韮山波子を、広末涼子が再び演じます。 広末は2019年には、ドラマ『ニッポンノワール -刑事Yの反乱-』で重要な役を演じました。

ジェシー/三浦春馬

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』三浦春馬、長澤まさみ
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

映画第1弾「ロマンス編」に登場した天才恋愛詐欺師ジェシーも、本作に参戦します。 ジェシーを演じる三浦春馬は、2019年に映画『アイネクライネナハトムジーク』に主演。2020年7月、30歳にして突然この世を去りました。

スタア/竹内結子

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』長澤まさみ、竹内結子
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

(画像右) 映画第1弾にも出演した、ダー子が敬愛するコンフィデンスマン・スタアを再び演じるのは、竹内結子。 演じる竹内は、2019年に『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』に主演しています。

モナコ/織田梨沙

モナコはSPの「運勢編」で登場し、映画「ロマンス編」でダー子たちの仲間になりました。ダー子を師匠と呼び、一番弟子として彼女を尊敬しています。 モナコを演じるのは、織田梨沙。元々モデルとして活動していた織田は、2017年には『STAR SAND -星砂物語-』で主演を務めました。

赤星栄介/江口洋介

『コンフィデンスマンJP プリンセス編』江口洋介
(C)2020「コンフィデンスマンJP」製作委員会

(画像右) 表向きは公益財団「あかぼし」の代表で、裏では「日本のゴッドファーザー」と呼ばれている男・赤星栄介。テレビシリーズ第1話のターゲットとなり見事騙された赤星は、「ロマンス編」でも復讐を企てていましたが、今回の「プリンセス編」にも登場します。 赤星を演じる江口洋介は、2019年には『ストロベリーナイト・サーガ』に出演しました。

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ホウ・ナムシェン/生瀬勝久

映画「ロマンス編」に登場した、悪徳芸能プロモーターのホウ・ナムシェンも再び登場。 演じるのは、生瀬勝久。2019年には映画『マスカレードホテル』やドラマ『あなたの番です』など、話題作に出演しています。 彼のシーンはほんの少ししかありませんので、ぜひエンドロールが終わるまで席を立たずにいてくださいね!

城ケ崎善三/石黒賢

テレビシリーズの第3話に登場した、悪徳美術商・城ケ崎善三。ダー子たちに騙された彼も、「プリンセス編」に参戦します。 城ケ崎を演じる石黒賢は、2019年には『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』など、多くのドラマに出演しました。

鈴木さん/前田敦子

ダー子たちが従える手下の「子猫ちゃんたち」。その中の1人である鈴木さんも、「プリンセス編」に登場します。 演じる前田敦子は、2019年には『旅のおわり世界のはじまり』と『葬式の名人』の2本の映画で主演を務めました。

主題歌は髭男の「Laughter」 “心の底から笑える人生を”

本作の主題歌は、人気バンドOfficial髭男dismの「Laughter」です。この曲について、バンドのメンバーたちは7月15日に放送されたラジオのレギュラー番組「SCHOOL OF LOCK! ヒゲダンLOCKS!」で次のように語っています。 「この曲の元になってるのって、山陰から上京するんだというときの心の声、音楽をやりたいんだという思いが自分の心の中の『Laughter』という鳥……つまり、心の底から笑える人生への選択肢を選びたい、という思いでこの歌詞は生まれているんだけど。」

「心の底から笑える人生を選ぶために、今いる場所から羽ばたいていく」という歌詞のテーマは、まさに本作でコックリ(本名:こころ)が迎える結末に重なる部分がありますね。

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映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は2020年7月23日から公開中!

壮大な仕掛けと奇想天外な作戦で、金の亡者を次々とだまし負かしていく「コンフィデンスマンJP」。今回の映画「プリンセス編」も、長澤まさみを筆頭に豪華キャスト陣がだまし合いを繰り広げる、痛快エンターテインメント作品に仕上がっています。 ファンの期待を裏切らない、伏線や小ネタ満載の本作は2020年7月23日から全国公開中です!