2019年7月26日更新

『約束のネバーランド』ノーマンは敵?これまでの流れを振り返りつつ、正体を考察【ネタバレ】

約束のネバーランド ノーマン

大人気漫画『約束のネバーランド』主人公の一人ノーマン。彼は、エマやレイとは別行動になり、別れた後の行動が把握しづらい人物です。今回はノーマンの活躍を振り返りつつ、彼の正体や今後の展開を考察します。

『約束のネバーランド』ノーマンは最重要人物!敵か味方か、そして正体は?【ネタバレ】

少年ジャンプで人気を博している白井カイウ原作・出水ポスカ作画の漫画『約束のネバーランド』。2019年1月にはテレビアニメも放送されました。 そんな本作でエマ、レイと並んで主人公の一人がノーマン。彼は、GF(グレイス=フィールド)脱出編以降、その活躍が断続的に描かれたため、どんな人物なのかが把握しづらいキャラクターです。 そこで今回は、彼の人物像や正体に迫るべく、これまでの活躍を振り返っていきます。 ※この記事では2019年7月現在の『約束のネバーランド』最新情報に触れています。ネタバレには十分に気を付けて読み進めてください。

ノーマンの基本的なプロフィール

画像左の人物がノーマン

ノーマンは、エマ、レイと並んで、GF(グレイス=フィールド)孤児院のなかで最年長(11歳)の子ども。知能テストでは毎回フルスコアをたたき出す天才児です。 基本的にはにこやかで優しく、お兄ちゃん的なポジションを担う人物。エマとともに「鬼」の存在を知り、孤児院から脱獄するために一役買うことになります。 その後ある理由から、彼は物語からフェイドアウトしてしまいます。

脱走を企てている途中で、食用児として出荷されてしまったノーマン。しかし、彼の前にはピーター・ラートリーという里親が現れ、別の農園(ラムダ)で人間や鬼の遺伝子操作を研究をすることに。 結果的にノーマンはラムダから逃げ出すことに成功。かつてミネルヴァのもと、鬼に反旗を翻そうとしていた組織のボスとなります。 エマがミネルヴァを追って旅をした末、ようやく彼らは再会するのです。その時のノーマンは、GFを出た時よりも大人びた顔つきで、以前よりも少しクールな印象がありました。

断続的に登場しているノーマン これまでの活躍まとめ

脱獄を目前に控えるも……

ノーマンはエマとともに規則を破って門へ行き、里親に出されたはずのコニーの遺体と、人間とは異形の「鬼」を目撃します。その時から、GFから脱獄計画が動き出しました。 2人に加えてレイ、ドン、ギルダも作戦に加わり、イザベラ(ママ)やシスター・クローネとの頭脳戦を繰り広げることに。 幾度もの危機を乗り越え、着々と脱獄計画は動いていきました。しかしそんなある日、ノーマンは突如、里子に出されることになるのです。それはつまり、鬼に食べられる食用児として「出荷」されることを意味していました。 彼はひとりで先に脱獄することを試みるのですが、高い壁に覆われた孤児院の外側は断崖絶壁。結果的に、出荷されることになってしまいます。しかし、彼は立ち去る前に、ある作戦を伝えていました。

ノーマンは、レイが命がけで囮になることで、他の子どもたちの脱出時間を稼ぐ作戦を立てていることを悟っていました。 そのうえで誰の命も犠牲にせずに時間を稼ぐ方法を、エマとともに練っていたのです。その方法は、食用児に耳に取り付けられた発信機だけを囮にする、というもの。 子どもたちは耳を切り落として、孤児院に火を放ちます。作戦は見事にハマり、イザベラはエマたちの脱出を防ぐことができませんでした。

エマたちとの再会は……

エマたちを置いて、先に孤児院を出ることになったノーマン。その後は……。

ノーマンは食用児として出荷され、ついに命を奪われてしまうのか……。そう思われたものの、彼はピーター・ラートリーという人物に引き取られ、ラムダという別の農園に移り住むことになりました。 彼がラムダに引き取られたのは、高級な脳(知能の高い脳)を研究し、量産するためでした。彼はラムダでも知能テストを受けさせられたり、研究を手伝わされたり……。しかし、そこで出会ったヴィンセントとともに脱獄を成功させます。 その後、エマたちと再会した時には、多くの食用児たちを束ねるボスとして、ミネルヴァの跡を継いでいました。彼はたくさんの農園を破壊し、子供たちを救出していたのです。 しかし、久しぶりにエマたちと再会を遂げたノーマンは、不自然なほど大人びていました。体も大きく、顔からは幼さが消えていたのです。このことから、ボスと呼ばれるこのノーマンは、GFにいたノーマンとは別人ではないか、という説もあります。

ミネルヴァとノーマンとの関係を考察!ラートリー家とは?

ラートリー家は、1000年前に鬼と人間の世界を分ける「約束」を結んだ一族。代々、人間の世界と鬼の世界の調停役を引き継いでいます。

エマたちにGF脱出のヒントを与えたウィリアム・ミネルヴァという人物は、実はラートリー家の一人でした。本名はジェイムズ・ラートリー。彼は、食用児たちを待ち受ける理不尽な運命を見かねて、ひそかに救いの道を与えようとしていたのです。 しかし、弟であるピーター・ラートリーに裏切られ、鬼たちから追われることになりました。2019年7月現在、彼の生死はいまだに不明です。 ジェイムズ(ミネルヴァ)が失踪して以来、ピーターが一族の役割を引き継いでいたと考えるのが妥当でしょう。そんなピーターが直々に、ノーマンを引き抜きに来たのはいったいどういう理由からなのでしょうか。 もしかしたら、ノーマンはラートリー家の血を引いている人物なのかもしれません。理由としては、食用として出荷されなかったこと、金髪の人物がラートリー家とノーマン以外にはほぼいないこと、の2つが挙げられます。 また、ノーマンがミネルヴァの跡を継いでいるのは、彼が血縁者であることを知っているから、という可能性もあります。 この説が正しければ、ノーマンには2つの世界の調停役になるという運命が待ち受けているかもしれません。

ノーマンはエマの敵になるのか?邪血の少女をめぐって対立

「邪血の少女」とはいったい何なのか。今後の『約束のネバーランド』の物語で鍵を握る存在です。

邪血の少女と呼ばれるのは、エマたちが旅の途中で出会った、ムジカという鬼。彼女は、生まれてから一度も人間を食べたことがないという特異な個体なのです。 通常、鬼が人と同じように言葉を話し、思考することができるのは、人間を食べることで知能を維持しているからです。さらに、人間を食べ続けなければ知能は低下していきます。これが、鬼が人間を食べる理由です。 知能を失うことを恐れる鬼たちは、かつて邪血の一族を食い殺し、衰えることのない知性を手に入れました。それが、現貴族たちです。 エマは、ムジカの存在をヒントにすれば、鬼が人間を食べなくてもいい世界を実現することができると考えます。しかしノーマンは、鬼が人間を食べなくてよいからと言って、今まで得てきた食の快楽を忘れることはないと断言します。彼はあくまでも鬼を絶滅させるつもりなのです。 こうして、邪血の少女の存在をめぐって対立したノーマンとエマ。もしかしたらエマの最大の敵は、ノーマンになるかもしれません。

声優・内田真礼がアニメ版「約ネバ」でノーマンを演じる

2019年1月から放送されたアニメ『約束のネバーランド』では、内田真礼がノーマン役を演じました。内田は、1989年12月27日生まれの声優です。 彼女は代表作に、2012年アニメ『中二病でも恋がしたい』小鳥遊六花役、2015年アニメ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』リリルカ・アーデ役や、同年のアニメ『Charlotte(シャーロット)』西森柚咲/美砂役などがあります。 2014年に声優アワード新人女優賞を獲得して以来、主演やヒロインを演じる機会の多い内田。ノーマン役でもその演技力を発揮し、あどけなくも知性あふれる人物像を見事に再現しました。

ノーマンの今後に注目!『約束のネバーランド』もう一人の主人公

今回はノーマンについて、これまでの活躍を振り返りながら、彼の正体を考察してきました。 彼は、エマやレイたちとは異なる道を進みながらも、自分の理想を叶えようという強い芯をもって行動しています。彼が今後どのような行動をとるかが、物語のカギを握ることになるでしょう。 2020年にはアニメ『約束のネバーランド』第2期が放送予定。盛り上がりを見せるメディアミックスの展開にも注目しつつ、本作におけるもう一人の主人公・ノーマンの活躍に注目していきましょう。