2022年8月19日更新

「アベンジャーズ6/シークレット・ウォーズ」のあらすじ・その後を原作から考察【コミック版ネタバレ】

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アベンジャーズ インフィニティウォー
©MARVEL STUDIOS/DISNEY

世界中で大人気を誇るマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。2019年の「エンドゲーム」で大きな区切りを迎え、新たな展開が期待されています。 そんななか、2022年7月23日のサンディエゴ・コミコンで、「アベンジャーズ」シリーズの第5弾・第6弾が2025年の春と秋に公開されることが発表されました! 今回は気になる「アベンジャーズ6」について、最新情報をお伝えします。 本記事は、コミック版「シークレット・ウォーズ」のネタバレを含みます。コミックを未読の方はご注意ください。

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「アベンジャーズ6/シークレット・ウォーズ」について現在わかっていることは?

タイトル 『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』(原題:Avengers: Secret Wars)
公開日 2025年11月7日全米公開予定

「アベンジャーズ」シリーズの第5弾『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』は、2025年5月2日に全米公開予定。第6弾『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』は、2025年11月7日に全米公開予定です。 MCU作品は日米同時公開となることが多いので、日本でも同時期に公開されることが予想されます。また、この2作をもってMCUフェーズ6が終了となります。

「アベンジャーズ6」の監督は誰になるの?

2022年8月現在、監督は決定していません。ですが、「エンドゲーム」等を手掛たルッソ兄弟は、第5・6作では監督務めないことがマーベル・スタジオの社長であるケビン・ファイギのコメントからわかっています。

原作コミックはいつ発売されたの?

本作のタイトルである「シークレッド・ウォーズ」の原作コミックは同名作品が2つ存在します。1作品目は1984年から1985年に発売、2作品目は2015年に発売されています。

原作「シークレット・ウォーズ」って?

映画のタイトルと同名のコミックは、1984年から1985年にかけて全12号発売されました。マーベル・コミックでは、それまでにもクロスオーバーは行われてきましたが、本作は主要なヒーローやヴィランが一堂に会し、1年に渡って刊行された出版史上最大級のクロスオーバーとなっています。 また2015年には、同名のクロスオーバー作品が全9号のリミテッド・シリーズとして発行されています。こちらは2013年ごろから展開されてきた「MARVEL NOW!/マーベル・ナウ」というキャンペーンの1つで、現在のマーベル・ユニバースへの転換点ともいえる重要なストーリーとなっています。

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1984年版あらすじ・ネタバレ

神に近い力を持つコズミック・エンティティ、ビヨンダーは、地球で活躍するヒーローたちを観察していたところ、彼はヒーローたちの存在と可能性に魅せられ、遠く彼方の銀河に「バトルワールド」を創造します。そこへスーパーヒーローとスーパーヴィランを強制転移。 そしてビヨンダーは「敵を殺せば、お前の夢をすべて叶えてやる」と宣言し、彼らを戦わせます。 本作にはキャプテン・アメリカやハルク、スパイダーマン、ホークアイ、マイティ・ソー、ワスプらが参戦。またファンタスティック・フォーやX-MENからも数名が参加し、ヴィラン側からはドクター・オクトパスやウルトロン、リザード、そして征服者カーンなどが参戦しています。 彼らはヒーロー陣営とヴィラン陣営に分かれて戦いますが、一時的にマグニートーを仲間に迎え入れたX-MENで仲間割れが生じたり、スパイダーマンが初めてブラックスーツを身に着けシンビオートに寄生されたりと、その後のマーベル・コミックに影響を与える展開で盛り上がりました。

2015年版あらすじ・ネタバレ

2015年版の「シークレット・ウォーズ」は、マルチバース化が進んだマーベルの世界で展開。これまでスピンオフ的な位置づけで描かれてきた、さまざまな平行世界が衝突する「インカージョン」を起こし、次々と消滅していきます。 地球のヒーローたちの努力もむなしく、最後に残った世界同士の衝突がはじまってしまいます。その結果、それぞれの世界が融合した「バトルワールド」が生まれます。バトルワールドはさまざまな時代や並行世界がそれぞれの領域を与えられ、お互いに干渉することを禁じられていました。 またそこではドクター・ドゥームが神として君臨しており、ヒーローやヴィランは、それぞれの思惑で戦いをくり広げていきます。 壮大な物語が展開された本作では、トニー・スタークなど、それぞれのキャラクターの別バージョンが同時に登場したり、複数バージョンのソーで平和維持軍が編成されたりと、大型クロスオーバーならではの魅力で高い指示を得ました。

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映画「シークレット・ウォーズ」の展開はどうなるのか考察!

「アベンジャーズ」シリーズ第6弾となる「シークレット・ウォーズ」は、これまでのシリーズ作品と同じくヒーローたちが一堂に会するお祭り映画になるでしょう。しかしそれだけではなく、「インフィニティ・ウォー」から「エンドゲーム」へ流れのような、壮大な物語が描かれることが予想されます。 「シークレット・ウォーズ」の重要なポイントとなる「インカージョン」については、すでに『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』で言及されていましたし、今後も「シークレット・ウォーズ」に向かって多くの伏線が敷かれていくでしょう。 また「シークレット・ウォーズ」の前作となる『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題)』とのつながりにも注目したいところ。「ザ・カーン・ダイナスティ」の原作では、地球を征服しようと30世紀からやってきた征服者カーンとアベンジャーズと全面戦争が描かれました。 カーンは『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』にヴィランとして登場することが発表されています。また彼の変異体“在りつづける者”は、すでにドラマ『ロキ』に登場。[マルチバース]を前提にしたフェーズ4以降のMCUでは、多くのキャラクターの別バージョンが同時に登場する展開になるかもしれません。

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映画で登場するヒーロー・ヴィランは誰なのか気になる!

どのヒーローが登場するの?

『ソー:ラブ&サンダー』(2022年)クリス・ヘムズワース
© DISNEY/All Star Picture Library/Zeta Image

「シークレット・ウォーズ」には、どのヒーローが登場するのでしょうか。初期アベンジャーズから現在も活躍をつづけているソーやハルクの出番に期待したいですね。 また、フェーズ4以降に単独作が公開されるヒーローたちも登場するでしょう。ドクター・ストレンジや2代目キャプテン・アメリカとなったサム・ウィルソン(元ファルコン)、ウィンター・ソルジャー、アントマンやガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、キャプテン・マーベルも、マルチバースの危機に集結するのではないでしょうか。 もちろん「エンドゲーム」後にMCU入りした新ヒーローたちの登場も期待されます。シャン・チーやエターナルズをはじめ、ドラマシリーズでデビューした2代目ホークアイのケイト・ビショップ、ミズ・マーベルやシー・ハルクらも活躍するのではないでしょうか。 さらに「シークレット・ウォーズ」より前に公開予定の『ファンタスティック・フォー(原題)』の面々も、登場する可能性が高いと思われます。

登場ヴィランも予想!

『ファンタスティック・フォー』(2004年) ドクター・ドゥーム
©︎New Horizons/Photofest/zetaimage

ヴィランとして登場するのが予想されるのは、もちろん原作のヴィランだったドクター・ドゥーム。さらにヴィランも数多く集結すると思われますが、これまでに登場したヴィランのなかで再登場の可能性があるキャラクターは、あまり多くなさそうです。 前述した「ザ・カーン・ダイナスティ」のヴィランと思われる征服者カーンが登場する可能性はあるでしょう。そのほかに今後公開される各ヒーローの単独作のヴィラン、例えば『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』に登場するとされているネイモアなどの顔も見られるかもしれません。 また『ソー:ラブ&サンダー』のポストクレジットに登場したヘラクレスも、本作に姿を現す可能性もあるのではないでしょうか。

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「シークレット・ウォーズ」のその後はどうなっていくの?

ロバート・ダウニー・Jr.、クリス・エヴァンス『アベンジャーズ/エンドゲーム』
©Supplied by LMK/zetaimage

フェーズ6のしめくくりとなる『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』は、大型クロスオーバー作品。「インフィニティ・サーガ」のしめくくりとなった「エンドゲーム」と同じように、フェーズ4以降のMCUの集大成となります。 そうなると「エンドゲーム」と同様に、命を落とすヒーローや引退するヒーローが出てくるかもしれません。一方で新たに登場したヒーローたちが重要なポジションになっていく可能性も。 はっきりしたことは誰にもわかりませんが、「シークレット・ウォーズ」後のMCUは、これまでとは大きく変わっていきそうですね。

「アベンジャーズ6」の公開が待ち遠しい!

MCUフェーズ4以降の「マルチバース・サーガ」の集大成となる『アベンジャーズ:シークレット・ウォー(原題)』。2022年8月現在明らかになっていることは多くありませんが、今後の情報解禁を楽しみにしていきたいですね。 2025年の公開までまだ時間がありますが、楽しみ待ちましょう!