2021年3月10日更新

『アサシンズプライド』の魅力を最新巻までネタバレあらすじ解説!暗殺教師と無能才女の正統派ファンタジー

アサシンズプライド

2019年10月にアニメ化した『アサシンズプライド』。様々な伏線が張り巡らされ、人物相関関係が複雑であることなど、稀に見る緻密な構成が人気の1つです。本記事ではそんな『アサシンズプライド』を12巻までネタバレあらすじ解説します!

『アサシンズプイライド』全巻ネタバレあらすじ解説!暗殺教師と無能才女が織り成す“恋”と“バトル”のファンタジー

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『アサシンズプライド』は、甘城ケイによるライトノベル作品です。2015年の第28回ファンタジア大賞にて大賞を受賞した本作は、翌年2016年に富士見ファンタジア文庫から第1巻が刊行され、本編は2021年3月現在、12巻まで出ています。 本作は、転移・転生といった流行りとは少し違う作品でありながら、多くの人気を勝ち得ています。これは作者の確かな筆致によるところが大きく、読者に安心感を与えるほどです。そして、正統派ファンタジーを描くだけの知識と説得力が感じられます。 才能のないお嬢様メリダのもとに現れた、スゴ腕の家庭教師クーファ。『アサシンズプライド』は、主従関係でも師弟関係でもあるこの2人が、それぞれの宿命と向き合い、取り巻く野望や陰謀に立ち向かっていく物語です。メリダはじめ、数多く登場する可憐な少女たちとクーファとの関係からも目が離せません。 本記事では、『アサシンズプライド』の12巻までのネタバレあらすじを紹介していきます!是非最後まで読んでみてくださいね。 ※この記事は2021年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【1巻ネタバレ】メリダとクーファの出会い

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騎士の家の令嬢メリダは、貴族階級だけが持つ特別な力「マナ」が発現せず「無能才女」と呼ばれていました。亡き母親の不義が原因と疑った祖父は、白夜騎兵団に彼女の育児を依頼。マナが開花しなかった場合はメリダを殺害する、という条件付きでした。 家庭教師として派遣されたクーファは、彼女にマナがないことを確信し暗殺を決意。しかし、メリダに同情したクーファは彼女を助け、自分のマナを分け与えます。 暗殺命令に背いたクーファは、メリダとの関係を隠さなければなりません。同時に、暗殺者であることを隠しながらメリダを育てなくてはならなくなりました。 メリダは周囲から認められ始め、いとこのエリーゼとともにサークレット・ナイトでのパレードに招待されます。しかし2人はメリダのマナを、アンジェル騎士公爵家が受け継ぐ位階「パラディン」に変異させようと企むウィリアム・ジンたちにさらわれてしまいました。駆け付けたクーファたちは2人を救出し、彼は隠していた力を使ってジンとの闘いに勝利します。 一連の出来事の後、メリダはクーファに、立派なレディとなるまで待っていてほしいと打ち明けました。これに対しクーファは、貴方をさらなる高みまで押し上げてみせると約束するのでした。

【2巻ネタバレ】マディアが潜入調査に来て……

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メリダたちが通うフリーデスウィーデ女学院は、毎年ドートリッシュ女学園と合同開催するルナ・リュミエール選抜戦を控えていました。一方、クーファの報告書に不信感を抱いた白夜騎兵団は、真相を調査するため、白夜騎兵団の変装潜入員である「ブラック=マディア」を派遣します。 そんな中、女学院側の候補生にはメリダとエリーゼが選ばれることに。当初予定していた候補生と異なる結果は、エリーゼのメイド長による差し金でした。 選抜戦本番前、当日はわざと負けると言い出すエリーゼ。これは、メリダの後ろにいたいのに、彼女では自分に絶対勝てないと思った上での発言でした。エリーゼの言葉に頭にきたメリダは、選抜戦で実力を見せつける形でエリーゼを倒します。2人のわだかまりは無事に解消されました。 そこにマディアが襲撃。クーファは彼女を闘いの末に追い詰め、都合のよい報告書を渡して追い返します。 また、彼はメリダに近づいてきた女学園の生徒ミュールがマディアだと疑っていました。結局彼女はマディアではありませんでしたが、彼女はメリダがパラディンのマナを持たない証拠をつかんでいたのです。

【3巻ネタバレ】メリダの父親が登場して……

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メリダとエリーゼは、ビブリアゴート司書官認定試験を受験するよう打診されます。2人の実力を認めさせ、学院の品位を保つための提案でした。 そのとき、メリダの父親と名乗るピエロ男が現れ、メリダ出生の秘密を暴露。彼女の噂は街中にまで広がってしまいました。クーファは、試験に合格すれば周りを黙らせられると提案します。 試験当日、メリダの父フェルグスが娘を家に連れ戻しに女学院にやってきました。説得を試みるクーファでしたが、逆に聖都親衛隊との決闘を持ちかけられます。 ビブリアゴート内部では、ドートリッシュのサラシャとミュールが登場。試験後、メリダたちを裁判所に閉じ込めます。 メリダは裁判で糾弾されますが、決して折れませんでした。革命派の首謀者セルジュはピエロ男を呼ぶも、駆け付けたクーファが撃退。作戦失敗に終わったセルジュは男を始末して事態をもみ消しました。 数日後、クーファは聖都親衛隊との決闘にあらためて挑戦。フェルグスとの1対1の勝負にまで持ち込むも、最後はフェルグスに勝ちを譲られた形でクーファが勝利します。

【4巻ネタバレ】巡王爵戴冠式の特別観覧席チケットが届いて……

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フランドールでは王の代わりに、三公爵家当主が持ち回りで「巡王爵」を務めています。セルジュ=シグザールは次の巡王爵となる人物でした。 セルジュは各地の聖石を集める「王の試練」を行わなければなりません。しかし彼はクーファの秘密を握り、影武者として代わりに巡礼に行かせました。 一方、メリダのもとに巡王爵戴冠式の特別観覧席チケットと王都行きの切符が届きます。メリダはエリーゼたちと一緒に王都に向かいますが、乗った列車は巡王爵の列車でした。以降、メリダとエリーゼはクーファのメイドとして同行します。 旅を終え、いよいよ戴冠式当日。セルジュは分家のクシャナに襲われ、妹のサラシャを人質に取られます。駆け付けたクーファはクシャナをねじ伏せ、混乱を収めました。 今回の一連の出来事が家の内紛だったと知ったクーファ。首謀者を捕らえた彼は今度は逆にセルジュを脅し、立場を対等に戻します。 ただ、実はメリダたちに招待状を送ったのはセルジュでした。その目的はメリダと白夜騎兵団の関係を探るため。彼らを取り巻く状況は、そう単純ではないようです。

【6巻ネタバレ】クーファの正体が明らかに

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ロゼッティの義父ブロサムが、3年に1度の研修旅行の関係で女学院を訪れました。彼は生徒たちの引率としてやってきたのです。 到着するや否や、街では奇妙な出来事が頻発。クーファは一連の出来事の犯人だと疑われ、矛先はメリダにも向けられることに。メリダは真相を探り、ブロサムの教会にあった日記を見つけます。日記には、彼の行う実験について書かれていました。 ブロサムの実験の産物であるルー・ガルーに襲われるメリダ。しかし、ヴァンパイア化したクーファが彼女を助けます。本来の姿を見られたクーファは、自分の正体とブロサムやロゼッティとの関係を話しました。 生気が抜かれる現象は、ロゼッティによるもの。クーファの眷属である記憶を刺激され血を求めるも、無意識の抵抗で生気だけ吸っていたのです。 クーファはブロサムを操る大蜘蛛を倒した後、ロゼッティの記憶を再び消去。ブロサムは今までの罪を告白し、罰を受ける覚悟を決めるのでした。

【6巻ネタバレ】三公爵家はコルドロンの調査へ

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フランドールは周囲を海で囲まれており、端には三公爵家の墓所があります。そこには「コルドロン」という窯が置かれ、海流を発生させて外的の侵入を防いでいました。海流の弱まりを受け、三公爵家はコルドロンを調査しに墓地へと向かいます。 墓地ではラ・モール家の祖先レイシーがコルドロンを勝手に使っていました。 彼女は亡き娘の器としてエリーゼとサラシャを連れ去ります。そして夫ダミアンをホムンクルスで作り出しますが暴走し、クーファとセルジュによって倒されました。 夫を失い動揺したレイシーでしたが、彼女の抵抗は収まりません。一同は彼女の秘密を見破り、心臓を潰して打ち倒します。そしてコルドロンは再び正常に稼働し始めました。 闘いの最中、クーファはセルジュから思わぬ事実を聞かされます。メリダのマナはサムライだと吹聴している者は、実は白夜騎兵団だったのです。墓地から戻り、本部に向かったクーファは、団長に事実確認を求めます。団長は、位階を隠し通すことは難しいと考え、先んじて公表しようと考えていました。 そんな中、クーファはモルドリュー卿からの新たな依頼を受けることになります。

【7巻ネタバレ】モルドリュー卿が博覧会に乱入

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モルドリュー卿は、次の武器の博覧会の場でメリダを殺すことを決意。フリーデスウィーデに博覧会への参加を要請します。 博覧会には、様々な者の思惑がうごめいていました。卿に依頼された黎明戯兵団も、裏で会場の都市にあるフランドールの秘密を暴こうとしています。 こうして始まった博覧会でのチーム戦。その時、黎明戯兵団本隊はフランドールの秘密が隠された場所に侵入していました。ですが白夜騎兵団の待ち伏せに合い、壊滅してしまいます。 チーム戦にはウィリアム・ジンが乱入しますが、メリダたちの見事な連係プレーで撃退します。 暗殺に失敗したモルドリュー卿は、今までの行いを恥じていました。彼女は炎の向こうの祖父を助けようとしましたが、何者かが彼を連れ出してしまいます。 博覧会での大騒動後、ジンは白夜騎兵団に入団することに。メリダはマナの位階がサムライであることを公にしました。そして三公爵家の令嬢4人は、気さくにあだ名で呼び合うようになり、友情はますます深まります。

【8巻ネタバレ】メリダとクーファは逃亡生活へ……

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フランドール聖王区でキングス会議が開催されることに。現巡王爵セルジュはこの会議の場で、世界革命のためにランカンスロープとの融和政策を打ち出しました。 会場にはランカンスロープ、ワーウルフの王マッド・ゴールドが現れます。セルジュはワーウルフと関係の深いフリージアと婚姻を結ぶ考えです。そして、ビブリアゴートの預言書に、この革命を破壊するメリダの存在が示されていたと公表します。 メリダとクーファは一足早く逃げ出し、列車に乗って逃亡生活を始めました。2人は刺客を払いのけながら、なんとかしてアルメディアのもとにたどり着きます。 アルメディアは、ワーウルフについてや、彼らの弱点を知っていました。クーファたちはビブリアゴートから聖王区内に入り込むため、フリーデスウィーデに到着。生徒を操る聖母マグダラと交戦しつつも、ビブリアゴートに降り立ち、聖王区に向かうのでした。

【9巻ネタバレ】セルジュの登場で戦闘が開始

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結婚式までの間、メリダとクーファはワーウルフの活動を妨害してきました。対してセルジュは夜界の有力者たちを呼び寄せ、各種族との和平交渉を進めています。 ワーウルフと出くわしヴァンパイアの姿に戻ったクーファは、マッド・ゴールドと面会することに。マッドの真の目的を知ったクーファは利害を調整し、彼と手を組むことにします。 結婚式前日、クシャナがメリダとフリージアを襲いました。メリダはこの闘いで、シグザール家にかけられた呪いについて知らされます。 セルジュの真の目的は、フランドールを夜界に渡すことではありませんでした。呪いを持つ彼はメリダによって倒され、彼女を英雄に仕立て上げるつもりだったのです。 セルジュの思惑を知りながらも、各陣営は遂に衝突。戦いの中、セルジュは左腕を切り落とされ、そのまま外の夜界に出ます。セルジュは失脚し、巡王爵はフェルグスが就くこととなりました。 戦いが終わり、落ち着きを取り戻し始めたフランドール。メリダは今後も、“アサシンズプライド”のもと、クーファの手で育て上げられていくのでした。

【10巻ネタバレ】マナの交換を偽装!?

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フリーデスウィーデではブラマンジェ学院長が引退し、ベラヘーディア理事長が着任しました。 貴族純血思想を持つ理事長は、女学院の方針やカリキュラムを抜本的に変更。淑女のための教育をするようになり、学院生活も全寮制となりました。生徒たちはこれに反発。監獄のような学校に囲われながらも、隠れながら訓練を続けていました。 逆に、市民階級は貴族階級への不平不満を訴えます。革命の一件で、士気は一気に高まっていたのです。 武器商人レイボルト財団のクローバー社長は、マナを持たない平民でも化け物を倒せると主張。武装を開発し、ゆくゆくは平民による軍隊を設立すると言いました。 対立を見かねた団長がクーファに出した指令は、エリーゼの暗殺。彼はどう在るべきか苦悩しながらも、エリーゼのもとへと忍び込みます。クーファは打開策として、メリダとエリーゼのマナを一時的に交換させました。 2人はクローバーの前でマナを発現させ、彼の主張を打破。このマナ交換偽装の混乱に乗じ、彼女たちは姿をくらまします。 しばらくして、メリダとエリーゼはドートリッシュに転入してきました。

【11巻ネタバレ】黒の書に吸い込まれてしまって……

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白夜騎兵団の手から逃れるため、聖ドートリッシュ女学園に転入してきたメリダとエリーゼ。ミュールは、2人をもとの生活に戻すため、アルメディアが保有する黒の書という禁書を持ち出しました。 メリダたちは、黒の書を持ち出したミュールを探します。ミュールを見つけると、黒の書にかけられていた禁呪が解かれ、本の中に吸い込まれてしまいました。 本の中はまるで、ボードゲームのような世界。メリダたちはこのゲームをクリアしなければ元に戻れません。従ってゲームを進めなければならないのですが、ここではマナが使えなくなっています。仕掛けられたトラップをかわしながら、メリダたちはゲームを進めていくのでした。 この作品の根幹である存在、マナについて少しづつ明らかになってきました。そして、ミュールの出生の秘密など、さらに人物関係が掘り下げられていきます。

【12巻ネタバレ】セオドーアとクーファの戦闘が開始

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逃げた先の夜界でセルジュと合流したクーファ達は、フランケンシュタイン族の都へ。そこで彼らはクシャナ・フリージアの2人と落ち合い、共に夜界の探索をすることになりました。 一方クーファと取引をしていたフランケンシュタイン族の指導者であるドクター・ホイールは、クーファとの連絡が途絶えたことをきっかけにヴァンパイアの都へ向かいます。 ホイールはヴァンパイア族は自分たちの味方であると思っていましたが、実はクーファに騙されていたのでした。しかし彼がクーファたちの情報をヴァンパイア族の王の側近であるセオドーアに伝えると、王が「メリダ」という名を聞き興味を示します。 ホイールがそのままセオドーアをフランケンシュタインの都に連れてきたところで、彼らはクーファ達と対峙することに。セオドーアとクーファたちの激しい戦闘が始まってしまったため、フリージアはメリダ・エリーゼ・サラシャ・ミュールの4人を連れてその場を後にするのでした。

クーファとメリダの関係はどうなる?『アサシンズプライド』今後の展開も見逃せない

『アサシンズプライド』において、主人公であるメリダは確実に成長を遂げていきます。それは、クーファが彼女を全面的に受け入れ、肯定してくれる存在であることが大きいでしょう。虐げられてきた今までとは真逆のクーファの対応は、13歳の少女の心にストレートに刺さったのです。 一方のクーファも、メリダに初めて出会って以来ずっと、メリダファーストで行動しています。たかが小娘とあしらうことなく、どんなときでも受け止めてくれるその一途さと紳士的な態度。メリダでなくとも、そんな彼にちょっかいを出したいと思うのは無理もありません。 クーファはこれからも、“アサシンズプライド”に誓ってメリダを守ることでしょう。その献身的な姿勢は、自らはアサシンと言ってはいるが、まさに騎士道そのもの。 そして、持ちつ持たれつを超えた、男と女としての今後の2人の関係にも注目です。メリダの想いは実を結ぶのか、クーファはどう応えるのか、2人の恋模様から目が離せません!