2022年5月20日更新

『五等分の花嫁』四葉が写真の子?風太郎と結婚できるのか【ネタバレ注意】

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「五等分の花嫁∬」
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

1人の同級生をめぐる5つ子ラブコメ『五等分の花嫁』。今回は四女の中野四葉について徹底解説します! ※この記事は最終回までのネタバレを含みますので、未読の人は注意して読み進めてください。

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冒頭で描かれた花嫁の正体は……?【ネタバレ注意】

花嫁は四葉だった!

『五等分の花嫁』は、いきなり風太郎と誰かの結婚式で物語がスタートします。5つ子のうちの誰かと結婚するという前提があったからこそ『五等分の花嫁』はより高い人気を得られたといえるでしょう。 常に『五等分の花嫁』の話題に上っていた「冒頭で描かれた花嫁は誰なのか?」という議題の答えは、四葉だったということになります。作中ではあまり目立つことなく、風太郎にあからさまなアプローチをかけることも少なかった四葉。むしろ、他の姉妹たちをサポートする立ち回りに徹していたようにも見えます。 そんな彼女でしたが、文化祭の日に風太郎に“選ばれ”ました。コミュニティでは四葉の逆転劇と称されたほど、意外な結果だといえます。 結婚式の直前には花嫁姿の5人から四葉を当てるというゲームを開催。風太郎は、四葉だけでなく5人を順番に全て正当しています。彼が姉妹たちと築き上げてきた時間や絆の深さがうかがい知れますね。 その後新婚旅行にも出かけていることが描写されていますが、なんと四葉だけでなく他の4人も一緒に旅行していました。最後の最後まで、姉妹たちの絆、そして風太郎との仲の良さ、慕われっぷりが表現されていました。

四葉が選ばれた理由はなぜ?

五等分の花嫁∬
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

114話で風太郎は四葉に告白しました。その際、風太郎は「お前は俺の支えであり、俺はお前の支えでありたい」と言っています。 風太郎が5つ子の家庭教師を始めた頃、四葉だけが前向きに取り組んで挫けそうな風太郎の心を支えました。高校生活を振り返ったとき、彼が苦労するときにはいつも隣で四葉が支えていたのです。 6年前、風太郎を支えてくれたのも四葉でした。昔も今も自分を支えてくれる存在が四葉だったから、彼は彼女を選んだのでしょう。

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京都で出会った写真の子は四葉だった

風太郎が生徒手帳に大切にしまっている写真の女の子の正体は四葉です。2人は6年前に京都で出会っていたのでした。風太郎が警察に声をかけられているところを四葉が助けたのがキッカケとなり、夜まで一緒に過ごします。 その時に、四葉が言った「たくさん勉強をして、とびっきりお給料のもらえる会社に入ってお母さんを楽させてあげたい」という言葉に風太郎は影響を受けて、妹のために勉強を頑張ることを決意。それまでは金髪にピアスという絵にかいたような不良でしたが、四葉のおかげで今の風太郎があるのです。 風太郎は当初、6年前に出会ったのは5つ子のうちの誰かだとは思っていますが、四葉だとは気づいていませんでした。 一方の四葉は、6年前に出会った時から風太郎に恋をしていました。そして高校で再会した時も、一緒に過ごせるようになった今も彼のことがずっと好きなのです。

四葉が“写真の子”であることを隠していた理由

作中で幾度となく、物語のカギを握る人物として回想などで登場してきていた、6年前に出会った女の子・零奈。先ほどお伝えした通り、風太郎は5人姉妹の内の誰かであろうことは推測しています。 その正体は結局四葉だった訳ですが、一体なぜ、四葉は“自分がその写真の子だ”ということを隠し続けていたのでしょうか。 その理由は、案外シンプルなものでした。それはひとえに“5人姉妹の幸せを願っていたから”です。常に協力し合い、仲の良い中野家の5つ子。互いを想い合い、幸せを願い合う、美しい姉妹愛を見せています。その中でも一際“姉妹の幸せを願っている”のが中野四葉という人物でした。 6年前、四葉は風太郎に“たくさん勉強して賢くなって、たくさん給料がもらえるようになる”と宣言していました。それも、お母さんを楽させるためという純粋な彼女の本心がよく表れています。 もともと四葉は成績も良く、姉妹たちのお手本となる存在でした。しかし、年を重ねるにつれて学力が低下してしまい、高校1年生の進級時には1人だけ落第してしまいます。 結果、姉妹たちは四葉に合わせて転校までしてくれました。“姉妹たちに迷惑をかけた”という自責の念を強く感じ、トラウマになっている四葉は、自分の幸せではなくみんなの幸せを誰よりも強く願うようになりました。 みんなに幸せになってほしいからこそ、自分の気持ちを押し殺し、写真の子が自分であることを黙っていたのです。自分は姉妹たちよりも幸せになってはいけないという気持ちもどこかにあったのかもしれません。

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風太郎は写真の真相にいつ気づいた?

風太郎が写真の子の正体に気づいたかどうかは明言されていません。50話で過去と決別して今の5つ子との関係を優先させた姿からもわかるように、それ以降風太郎は正体探しをやめています。 ただ56話で観覧車に四葉と乗った際、風太郎は姉妹の転校の理由を聞かされました。この顛末を知ったことで、零奈が風太郎に「もう会えない」といった理由と、四葉の過去がつながり、薄々感じていた正体は四葉では?という推理が確信に変わったのではないでしょうか。

四葉はいつから風太郎に好かれていた?

「五等分の花嫁∬」
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

風太郎の告白の言葉からにじみ出るのは、四葉に支えてもらったという感謝の想いです。それを恋と自覚したのはもっと後だと思いますが、四葉への感謝の気持ちが特に大きく育ったのは林間学校でしょう。土産話メモにも四葉のことばかり書かれていました。 この頃はまだlikeだったかもしれませんが、四葉を好ましく思う気持ちは静かに育っていたのでしょう。学園祭に向けて一緒に頑張ったことで、風太郎の中でさらに気持ちが大きくなって告白に至ったと考えられます。

四葉が選ばれる伏線

「五等分の花嫁∬」
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

四葉は薬指担当

表紙などで描かれる四葉=薬指担当というのは序盤から登場していた伏線の1つ。林間学校で熱を出した風太郎の指を5つ子が握るときも、四葉が彼の左の薬指を握っていました。 結婚=薬指なので、思い返すと割と最初から四葉を選ぶ伏線はあったのです。

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5択問題は4番が正解

2学期中間試験中の小さなコマで、四葉は「5択問題は4番目の確率が高い」と問題を解きます。これも結末が分かってから読むと伏線だった可能性が大です!

誓いの鐘のモデルは四つ葉のクローバーの聖地

鐘キスに登場する鐘は愛知県恋路ヶ浦に実在する「幸せの鐘」がモデルだと言われています。恋路ヶ浦は恋人の聖地として親しまれている観光スポットで、四つ葉のクローバーの発祥の地とも言われているそう。ここから連想できるのはやはり四葉しかいません!

四葉のプロフィールをおさらい

誕生日 5月5日
身長 159センチ
得意科目 国語
イメージカラー
好きな動物 ラクダ

四葉の特徴と言えば、オレンジのボブヘアと、風太郎から「悪目立ちリボン」とも言われる大きなうさ耳リボンです。 四葉の制服や私服の着こなしは至って普通ですが、寝るときはクマの着ぐるみのパジャマを着ています。「428(よつば)」とプリントしてあるTシャツもよく着用していて、一花によるとまだ小学生の時のパンツをはいているらしい……。 また運動神経が姉妹のなかで1番よく、部活には入っていませんが助バスケ部や陸上部の助っ人を頼まれています。しかしバスケのルールはよくわかっていません。

責任感のある学級委員!いつも笑顔な四葉

四葉は社交的でとても明るい性格。心優しいため、自分より他人を優先してしまい、何かを頼まれると断れません。作中でも本当は勉強がしたいのに、陸上部の部長に強引に合宿に連れて行かれそうになり、最終的には四葉に扮した二乃が断ったこともあります。 2年に進学した四葉は、元気で人懐っこく真面目な性格を活かして、風太郎と一緒に学級委員もこなしています。しかし頑張り屋さんの四葉は、学園祭の時にはクラスの仕事だけでなく、他の部活の助っ人まで引き受けていたため倒れてしまいました。 また素直なので、とにかく嘘をつくのが下手です。そのため他の姉妹に比べて、5つ子のモノマネもうまくありません。家族旅行編では、5人全員が五月に変装していましたが、風太郎に四葉だけすぐにバレてしまいました。

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四葉はみんなと仲良し!自分より姉妹を優先の理由は?

五等分の花嫁∬
(C)春場ねぎ・講談社/「五等分の花嫁∬」製作委員会

四葉は三玖と一緒にいることが多いですが、基本的には姉妹全員と仲がよいです。ただ断れない性格をしているため、一花や二乃から恋愛絡みのお願いをされて困っていることも……。しかし最初から四葉と他の姉妹がこういう関係だったわけではありません。 実は四葉はあることがキッカケとなり、「みんな同じは嫌だ。1番になりたい」と考えていた時期がありました。最初は5人のなかで1番成績が良く運動もできたのですが、勉強はあっさりと三玖に抜かれてしまったのです。その後は学業は諦め、持ち前の運動神経の良さを活かして、多重入部しながらさまざまな部活動で優秀な成績を収めました。 しかしその結果、成績が決められた基準を満たしておらず留年することになってしまったのです。四葉は父親の計らいで、留年せずに転校することになりましたが、それを知った他の姉妹も一緒に転校すると言いました。それ以来、5人でいることの大切さに気づき、他の姉妹のために生きることを誓ったのです。

姉妹にもヒミツの恋!四葉と風太郎の関係は?

物語序盤で他の姉妹が風太郎を嫌うなか、四葉だけは風太郎に好意的に接していました。学力が5人のなかで1番低いものの、勉強に対する姿勢はとても前向きな四葉。風太郎との勉強会を拒否する他の姉妹を説得することも多々あり、彼にとってもありがたい存在になっていきます。 特に林間学校では、スキーを教えたり肝試しのおばけ役でサポートしたりと大いに彼の役に立ちました。そのため後日、風太郎からお礼をしたいと言われ、四葉は彼と1日デートをすることに。彼女は大満足するものの、そこでは2人の仲が発展することはありませんでした。 そして物語が進むにつれて、他の姉妹が風太郎に恋をし始めると、四葉は急に自分の気持ちを押し殺すようになっていきます。そのため姉妹にも、四葉が風太郎を好きなことはバレていません。 2年になってからは、風太郎と一緒に学級委員をしているため関わることが増えました。そして学園祭の時に四葉が倒れた際には、今度は風太郎が四葉を助けたのです。

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アニメ『五等分の花嫁』で四葉を演じるのは佐倉綾音

四葉の声を担当するのは、佐倉綾音です。少年役や明朗快活な役が多い佐倉綾音は、まさに四葉のイメージにピッタリ!代表作は、『ご注文はうさぎですか?』のココア役や、『僕のヒーローアカデミア』の麗日お茶子役などが挙げられます。

『五等分の花嫁』四葉を選んだ理由を解説しました

この記事では『五等分の花嫁』の四葉が風太郎に選ばれた理由を解説してきました。1番長い間彼を想い、再会してからもずっと隣で見てきた四葉が風太郎と結ばれましたね。 結末を知った上でもう1度本作を読み返すのも、また違った楽しさがありおすすめです!