2023年5月9日更新

映画「アバウトタイム」の動画を配信中のサービスを紹介!

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映画『アバウトタイム~愛おしい時間について~』

2013年公開の映画「アバウトタイム」は、恋愛や家族の心温まるストーリーにタイムトラベルを組み合わせた名作です。ひとりの男性が結婚して家庭を持つまでを、過去の場面や主人公を支える仲間たちもあわせて描くことで、思わず涙してしまうような感動の作品となっています。 この記事では、本作を無料で視聴できるサービスや、あらすじ、見どころを紹介します。

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映画『アバウトタイム』のあらすじ

イングランド沿岸部で家族と幸せに暮らす青年ティム・レイク(ドーナル・グリーソン)は、ある日父・ジェームズ(ビル・ナイ)から、一族の男は皆タイムトラベル能力を持っていると聞かされて驚きます。 ティムはその能力を駆使して妹の友人・シャーロット(マーゴット・ロビー)と恋仲になろうとしますが、あえなく失敗。 ロンドンへやってきたティムは、レストランでメアリー(レイチェル・マクアダムス)という女性に一目惚れしました。しかし彼女にはすでにボーイフレンドが。そこでティムはメアリーがその男性と知り合った場所と時間を聞き出し、タイムトラベルをすることにしますが……。

登場人物&キャストを紹介

ティム/ドーナル・グリーソン

ティム・レイクは弁護士事務所で働く青年。暗い場所で拳を握り過去のある地点を思い浮かべると、そこへタイムスリップできる能力を持っています。女性に対して器用な方でなく、いつも失敗してばかり。 自らを平凡だと考え、ときに頼りなく見えますが、メアリーと出会ったことで心に芯の強さが垣間見えるようになりました。 ティム・レイクを演じるのは、アイルランド出身の俳優・ドーナル・グリーソン。『ハリー・ポッターと死の秘宝』で、ロンの兄・ビルの役を演じ名が知られるようになりました。 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では冷酷なハックス将軍を演じて話題に。 着実にスターダムを駆け上がっている注目の俳優です。

メアリー/レイチェル・マクアダムス(画像左)

メアリーは出版社に勤めるアメリカ人女性。パーティーが嫌いで友達は少ないですが、つぶらな瞳と笑顔で周囲を癒し誰からでも好かれる人柄です。ファッションモデルであるケイト・モスの大ファン。 メアリーを演じるのはハリウッド女優レイチェル・マクアダムスです。2004年公開の恋愛映画の金字塔『きみに読む物語』で大ブレイク。2016年公開の映画『スポットライト 世紀のスクープ』では第88回アカデミー助演女優賞にノミネートされ話題になりました。 愛くるしい笑顔が魅力で、男女問わず多くのファンに支持されています。

ティムの父親/ビル・ナイ

脚本家の仕事を50歳で引退し、それ以降は家族で悠々自適な生活を送っているティムの父。ティムと同じようにタイムトラベルの能力を持ち、それを本をたくさん読むことに使っていたようです。息子のティムとはとても仲がよく、二人で卓球をするのが楽しみ。 達観したところがあり、タイムトラベルで人生を成功させようとしても失敗するとティムに教えました。 ティムの父を演じるのは、ベテラン俳優のビル・ナイです。映画だけでなく、ブロードウェイなどの舞台でも活躍。その演技力や個性的なキャラクターが高く評価されています。2003年に公開された映画『ラブ・アクチュアリー』では英国アカデミー助演男優賞を獲得しました。 スラッとした体型から繰り出される腕の動きや、独特のポージングがクセになる俳優です。

映画『アバウトタイム』の見どころをチェック!

最高にオシャレなシュチュエーションで飛び出す名言

映画「アバウトタイム」では、登場人物が過度な感情表現をすることが少ないです。その分、シュチュエーションやウィットに富んだセリフで心情を表現しているのが魅力です。 主人公・ティムの実家は海沿いに建ち、庭には寝転べる芝生やプライベートビーチまであります。映像を眺めるだけでイングランドのバカンスを楽しめます。そして映像だけで伝わってくる幸せな家族の様子。 またティムとメアリーがはじめて出会った場所は、店内が真っ暗な変わったレストラン。姿が見えていない中、会話だけで惹かれあいます。 シュチュエーションが登場人物の心情を表現しているのと同時に、セリフも小洒落ていて楽しいのも本作の魅力の一つ! 例えば、メアリーが初めてティムの実家に来た際は、ティムの父親は「もうティムのことより好きになってるよ」と言います。クスッと笑えますし、彼女を家族の一員として迎える気持ちが集約されているようです。 このようなセリフが、登場人物の気持ちを映し出すようなシュチュエーションで飛び出すからこそ、心を動かされてしまうのでしょう。

個性的な登場人物たちが織りなすハーモニー

「アバウトタイム」には、ステレオタイプな登場人物は一人もいません。みんな個性的で、愛情表現の仕方もそれぞれ。 例えばティムの叔父・デズモンドは、家で迎えた客の名前を忘れるほどの天然ですが、穏やかな人柄で周囲を和ませてくれます。脚本家のハリーは、一見口が悪く利己的な人物なのですが、何かお祝い事があると駆けつけて一緒に喜んでくれるのです。 そんな登場人物たちを注意深く観察していると、それぞれが幸せな人生を送っているのが伝わってきます。ユニークなキャラクターたちが、ストーリーに彩りを与えているのです。 『アバウトタイム』は人の人との他愛ないコミュニケーションが、一番美しくて大切なものだと伝えてくれます。

ティムの父親の生涯が影となり、ストーリーを後押し

本作は、主人公・ティムとヒロインのメアリーの関係のみならず、ティムと彼の父・ジェームズの親子関係にも大きくスポットが当たっているのが特徴です。 ジェームズはタイムトラベルの師匠でもあり、ティムにタイムトラベルの楽しみ方や注意点を教えてくれます。父子の会話にも注目してみてください。 『アバウトタイム』はティムがメアリーと送る青春の物語に、父の物語が重なるような構造です。だからこそ、ストーリーに深みが出てとても感動できるのではないでしょうか。

この作品も無料で観られる!おすすめの類似作品

究極の愛について語る 映画『きみに読む物語』

2004年に公開された映画『きみに読む物語』は、「アバウトタイム」のレイチェル・マクアダムスの出世作となった恋愛映画の金字塔とも呼べる作品です。 男性がアルツハイマーを患う老女に、ノートに書かれたノア(ライアン・ゴズリング)とアリー(レイチェル・マクアダムス)の恋の物語を読み聞かせるというストーリー。ラストは永遠の愛とその儚さによって深い感動に包まれます。 物語を語る現在と、その出来事が起こった過去の描写が交互に入り、結末も最後までわからずドキドキ。SFモノではないですが、タイムトラベル作品のように過去の決断の大切さを感じさせてくれる情熱的なストーリーが魅力です。

タイムトラベルが可能にした新しい恋愛 映画『きみがぼくを見つけた日』

映画「アバウトタイム」が好きな人におすすめしたい作品は、2009年公開の映画『きみがぼくを見つけた日』です。本作は「アバウトタイム」でメアリーを演じたレイチェル・マクアダムスが主演を務めていることに加え、タイムトラベルと恋愛がテーマの作品だという共通点もあります。 自分の意思とは無関係に過去や未来にタイムトラベルしてしまう男性・ヘンリー(エリック・バナ)が、クレア(レイチェル・マクアダムス)という女性に出会います。そして、実は未来の自分が過去の彼女の元へ何回もタイムトラベルしていて、二人は結ばれる運命で……。 過去だけでなく、未来にもタイムトラベルできるという設定により、「夫婦が一生を添い遂げる」とはちょっと違う形で永遠の愛を表現している素晴らしい作品です。

クリスマスへ進むカップルの群像劇 映画『ラブ・アクチュアリー』

2003年に公開された映画『ラブ・アクチュアリー』は、『アバウトタイム』と同じくリチャード・カーティスが監督・脚本を務めた作品です。 クリスマスの時期に9組のワケあり男女が、相手への想いを胸に人生を決断するという群像劇。さまざまなカップルの愛の形に感情移入できる他、何気ない人と人との繋がりの大切さを教えてくれるような物語です。 「アバウトタイム」でティムの父親役だったビル・ナイが、落ち目のロック歌手・ビリー役で出演していますよ。

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