2020年2月25日更新

ラスト別おすすめアニメ作品を紹介!ハッピーエンド?衝撃の展開?あなたが求める最後は

このページにはプロモーションが含まれています

AD

気分にあわせて選びたい、ラスト別おすすめアニメ紹介

アニメのラストがどうなるかは、観終わったあとの気分を大きく左右する大事な要素です。報われないバッドエンドが苦手な人は「ハッピーエンドの作品が観たい」と思うことが多いのではないでしょうか。逆に、謎に満ちた終わりのアニメに惹かれたり、後味の悪さに惹かれたり、趣味は多種多様です。 今回は、3つのラストにわけて、おすすめアニメを紹介します。 紆余曲折しながらもひとつのハッピーエンドにたどり着いたハッピーエンド編。観たあとに、結末の意味について考えさせられる、一概にハッピーエンドとはいえないバッドエンド編。また、謎めいたラストにもう一度はじめから観たくなる謎エンド編。 いずれもストーリーのネタバレはせずに、見どころや最終回の特徴などをまとめています。次に観る作品を決めるときの参考にしてみてください。

ハッピーエンド編

『交響詩篇エウレカセブン』

『交響詩篇エウレカセブン』はボンズ制作のオリジナルロボットアニメ。ロボットでの戦闘シーンもありますが、ボーイ・ミーツ・ガールの要素も色濃い作品です。 主人公は14歳の少年レントン。彼が、ニルヴァーシュという機体に乗った不思議な少女エウレカに出会うことで物語が動き始めます。2人は巡洋艦ゲッコーステイトに乗り込みともに旅をしていくことに。 ボーイ・ミーツ・ガールに軸を置きながらも、世界のあり方や彼らが住む星の秘密など、壮大な世界観が展開されていきます。レントンがどんな未来を選び取るのか、またそれによって世界がどう変わっていくのかを見届けてほしい作品です。

AD

『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(2009)

荒川弘の原作をアニメ化した『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』は、漫画『鋼の錬金術師』からアニメ化された作品のうち2009年版のもの。 錬金術の才能に長け、国家錬金術師となった兄エドワードと、鎧の体を持つ弟アルフォンス――エルリック兄弟は、失ったものを取り戻すことを望んでいました。エドとアルは旅をしていくなかで、この世界の様々な真実を目の当たりにしていくことになります。「等価交換」という錬金術の絶対的なルールが与えるのは希望か、絶望か――。 原作の最終話とほぼ同時進行で制作された最終回は、荒川が描いたストーリーを見事にアニメで再現。何かを得るために何かを失うという等価交換の末に訪れた結末は、それまでの伏線も回収し気持ちのいい終わり方となっています。

『プラネテス』

『プラネテス』は幸村誠による漫画を原作に、谷口悟朗監督がアニメ化した作品。宇宙で働くスペースデブリ回収業者のサラリーマン・ハチマキこと星野八郎太が主人公の物語です。 惰性で働くハチマキには、とある夢がありました。その夢と現実の合間でもがきながらも働いている彼のもとに、新入社員の田名部愛が入ってくるところからアニメは描かれます。広大な宇宙で働きながら、自分の存在や愛、夢について向き合っていく彼の姿は、地球で生きる現代の視聴者にも通じるものがあるはず。 彼を通して自分や他者、社会を見つめ直す機会を与えてくれる本作。最終話を観終わった頃には、以前よりも少しだけすっきりとした視界で周囲を見られるかもしれません。

AD

バッドエンド編

『バビロン』

『バビロン』は野崎まどのサスペンス小説を原作としたアニメ。2019年に放送されました。 本作は、正義感の強い検察官・正崎善(せいざきぜん)と、謎の多い美女・曲世愛(まがせあい)を中心に描かれていきます。陰惨な描写も多く、ハードな内容となっていますが、クライムサスペンスが好きな人にはおすすめの作品です。 正義とは、悪とはなにかを視聴者に問いかけるような内容が印象的。善悪の定義や、人を裁くための法のあり方について考えさせられるでしょう。最終話に訪れる結末は、エンディング後までしっかり観ることをおすすめします。

『最終兵器彼女』

『最終兵器彼女』は高橋しんによる漫画をアニメ化した作品で、2002年に放送されました。アニメ版の結末は原作と違ったオリジナルの展開となっています。 北海道で普通に生きていた高校生のシュウジ。ある日、告白されたことをきっかけにヒロインのちせと付き合うことになります。小柄でドジっ子で顔もかわいい彼女との甘い日々は、突然終わりを告げることに。ちせは戦争のために改造された“最終兵器”だったのです。 ひとつの身体のなかに兵器としての使命と、人間としての心を併せ持つちせ。彼女を大切に思うシュウジの気持ちとは裏腹に、世界を覆う戦争は悪化していきます。最後のシーンの意味をどう捉えるかは、視聴者に委ねられている作品でもあります。

AD

『BLOOD+』

『BLOOD+』はProduction I.G制作のオリジナルアニメとして2005年から2006年にかけて1年間放送されました。 沖縄に暮らしていた女子高生・音無小夜は、ある日美しい青年・ハジと出会うことで、戦いのなかに身を投じていくことに。人間の血を食らう翼手と戦う運命となった彼女は、多くの大切なものを失いながら、世界各地で戦っていくのでした。 徐々に明かされていく彼女の過去や正体は、あまりに過酷なものです。ラストは、彼女に課された運命の責任を、彼女なりにどう果たしていくのかが大きな見どころとなります。

『魔法少女まどか☆マギカ』

魔法少女ものの新たな可能性を提示した『魔法少女まどか☆マギカ』は、2011年に放送されたオリジナルアニメ。蒼樹うめのかわいらしいキャラクターデザインからは想像できない、虚淵玄脚本のハードなストーリーが話題となりました。 主人公は魔法少女の契約を持ちかけられているものの、最後の一歩を踏み出せないでいる中学生・鹿目まどか。そのほか、同じ見滝原で魔法少女として活動している暁美ほむらら複数の女の子たちが登場します。 まどかの目の前で、次々と明らかになっていく魔法少女の本来の存在意義や、キュウべぇから隠されていた真相。最終話では、ずっと決意を固められずにいたまどかが、ある大きな決断をすることに。彼女の決意が導いた結末と考えればハッピーエンドかもしれませんが、物悲しさも漂う終わり方といえます。

AD

謎エンド編

『新世紀エヴァンゲリオン』

『新世紀エヴァンゲリオン』の結末は、TVアニメ版や劇場版で異なっているのが特徴的です。いずれも独特な表現方法で描かれているため、その解釈はいまだファンの間で意見が分かれています。 TVアニメ版では、主人公の碇シンジの精神世界が描かれ、彼の心の変化を視聴者は感じることに。またアニメの続きとなる25話・26話にあたる劇場版を観ることで、もう少しアニメの最終回の意味が理解できるかもしれません。ただ、分かりやすい答えは明示されていないため、視聴者が想像で補う必要があります。 「新劇場版」においては、完結編にあたる『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が2020年6月公開予定。途中からTVアニメ版とも違うストーリーが展開されているため、こちらの結末にも注目が集まっています。

『伝説巨神イデオン』

『伝説巨神イデオン』は現在のサンライズ制作によるロボットアニメ。1980年に富野由悠季(当時は富野喜幸)監督が手掛けた作品で、その精神世界にも及ぶ壮大なテーマから熱烈なファンを生みました。 宇宙で出会ってしまった地球人と、バック・フランと呼ばれる地球外の種族。2つの種族は、誤解やすれ違いを重ね、大きな武力衝突へと発展していくことに。 結末は、どちらかが勝利をおさめるという単純な構図ではなく、もっと人間の深い部分に語りかけるような内容となっています。生や死というものに対して広い視野を持って観ることで、本作のメッセージを受け取ることができるかもしれません。

AD

『輪るピングドラム』

『輪るピングドラム(まわる-)』は2011年に放送された幾原邦彦監督によるオリジナルアニメです。物語は、高倉冠葉・晶馬・陽毬の3人の兄妹を中心に進んでいきます。 倒れた妹の陽毬を助けるために、兄2人は“ピングドラム”を探すように命じられ、ここから様々な事件が巻き起こっていくことに。3人だけでなく、いろいろな形や関係性の家族が登場するのが特徴といえます。 最終回で、ピングドラムの謎や、彼らの運命の正体が明らかになっていきます。最終話を見終わったあと、もう1度第1話に戻って見直してみるといいかもしれません。3人の運命がどう“輪って”いるのか、より理解できるはずです。

物語は観る人によってハッピーエンドにもバッドエンドにもなる

今回はラストの展開にあわせてハッピーエンド編・バッドエンド編・謎エンド編と、アニメを3つの種類に分けて紹介しました。 ただ、視聴者の数だけ解釈も存在するもの。登場キャラクターのうち誰の視点でエンディングを観るかによっても、ラストの展開の意味合いも変わってきます。 この記事を参考にアニメを観つつ、自分にとってはどんな意味を持つアニメだったか考えてみるのも面白いのではないでしょうか。