2020年3月9日更新

広瀬すず出演映画一覧 初々しいブレイク前の初期作から2020年の最新作まで

広瀬すず『ちはやふる 結び』(プレス)
(C)2018映画「ちはやふる」製作委員会  (C)末次由紀/講談社

広瀬すずの出演映画を基本プロフィールとともに紹介。ブレイク前の初期出演作から最新作の『一度死んでみた』まで、女優としての成長の軌跡を映画を通して振り返ってみましょう。

目次

若手演技派に成長した広瀬すずの出演映画を一挙に紹介

広瀬すずは、1998年6月19日生まれ、静岡県出身のモデル・女優です。姉は同じくモデル・女優の広瀬アリスで、姉妹ともに雑誌「Seventeen」の専属モデルとして芸能界入りしています。 女優デビューは2013年のテレビドラマ『幽かな彼女』、映画デビューは同年の映画『謝罪の王様』。それ以降モデル活動をしながら女優としても活躍を始め、2015年には映画『海街diary』の演技が高く評価され、若手演技派女優として注目されるようになりました。 2016年の映画『ちはやふる』で初の単独主演を務め、その年の日本アカデミー賞で優秀主演女優賞と同助演女優賞をW受賞。2019年のNHK連続テレビ小説『なつぞら』でヒロインを務めて、国民的女優に成長しました。 この記事では、そんな広瀬すずの出演映画を一覧で紹介しています。

広瀬すずの最新作は『一度死んでみた』

広瀬すずの2020年最新作はコメディ映画『一度死んでみた』。デスメタルバンドのボーカルを務める女子大生を演じることでも大きな話題になっています。堤真一が広瀬すず演じる主人公の野畑七瀬の父・野畑計役、吉沢亮が計の秘書・松岡卓役で共演しています。 製薬会社社長の計と娘の七瀬は二人暮らし。やたら干渉してくる父が大嫌いな七瀬は「一度死んでくれ!」とバンドのライブで叫ぶほど。しかし計が「一度死んで2日後に生き返る薬」を飲んで、本当に“一度死んで”しまい、裏では会社の乗っ取り計画が進行していました。 広瀬すずの清純なイメージを覆すデスメタルルックとライブシーンも注目ですが、何より脇を固めるサブキャストの豪華さも話題。吉沢亮が影の薄いゴースト社員という役柄を演じるのもギャップのあるキャスティングです。

ブレイク前の初期出演映画をまとめて紹介

『謝罪の王様』(2013)

広瀬すずのスクリーンデビュー作は、宮藤官九郎脚本、阿部サダヲ主演の『謝罪の王様』。阿部サダヲが架空の職業「謝罪師」の黒島譲役を務め、全力の土下座を披露するブラックコメディです。ブレイク前の広瀬すずが、可愛らしい浴衣姿でほんの少し登場しています。

『放課後たち』(2014)

今や「幻の主演作」ともいわれるオムニバス映画『放課後たち』では、最終エピソード「ロリータなんて」に出演。大学生の家庭教師に想いを寄せる中学生の倫子を演じ、まだ15歳前後の初々しい姿を披露しています。特にミニスカートの制服姿で生足を見せるレアなシーンはお宝級!

『クローズEXPLODE』(2014)

ヤンキーたちの頂上決戦を描いた「クローズ」シリーズの第3弾『クローズEXPLODE』にも、女優キャリア初期の広瀬すずの姿が。東出昌大演じる主人公・鏑木旋風雄の幼馴染みである内田美枝役で出演しています。荒くれ者たちがバトルを繰り広げる中で、可憐な姿を見せています。

『海街diary』(2016)

是枝監督作に初参戦!同名のすず役を自然な演技で魅せる

是枝裕和監督が吉田秋生の同名漫画を映画化した『海街diary』に、物語の重要な部分を担う浅野すず役で出演。台本を読まずに撮影に挑み、是枝裕和監督によって引き出された自然な演技にも注目が集まりました。 鎌倉に住む幸(綾瀬はるか)、佳乃(長澤まさみ)、千佳(夏帆)の三姉妹の元に、15年前に自分たちを捨てて家を出た父が亡くなったという知らせが。告別式に向かった三姉妹は、そこで腹違いの妹すずと出会い、鎌倉で一緒に暮らすことを提案。香田家の四女となったすずの鎌倉での暮らしが始まります。 父との確執や腹違いの妹といった複雑な事情を互いに抱えながら、すずが家族の一員となっていく様子を丁寧に描いた秀作。広瀬すずはこの年の国内各映画賞で新人賞を総なめにしています。

「ちはやふる」シリーズ(2016〜2018)

大人気の競技かるた漫画が原作!シリーズ3作で主演を務める

競技かるたにかける青春を描いた末次由紀の漫画「ちはやふる」の映画化シリーズでは、主人公の綾瀬千早を3作にわたって演じました。二部作としてまず2016年に『ちはやふる -上の句-』と『ちはやふる -下の句-』、2018年には完結編『ちはやふる -結び-』が公開されています。 競技かるたでいつも遊んでいた幼馴染みの3人、千早と太一(野村周平)と新(新田真剣佑)。引っ越した新に会いたい一心で、千早は高校に入学すると太一と「競技かるた部」創設に奔走し、全国大会を目指して猛練習を始めます。 広瀬すずが袴姿で競技かるたに情熱を傾ける姿は凛々しく、社会的にも影響を与えて競技かるた人口増加にも貢献したそう。「上の句」では広瀬アリスが千早の姉・千歳として雑誌に載る形で出演しており、わずかながら姉妹共演が実現しています。

『四月は君の嘘』(2016)

山﨑賢人とW主演!少年漫画原作の映画化作でバイオリニストのヒロインに

新川直司による同名漫画の映画化作品で、広瀬すずは山﨑賢人演じる主人公・有馬公生が想いを寄せるヒロイン・宮園かをりを演じました。 母の死がきっかけで、ピアノの音が聞こえなくなった天才ピアニスト・有馬公生。道を見失った彼の前に、自由奔放なバイオリニスト・宮園かをりが現れます。公生はかをりに影響を受けてピアノに向き合う決意をしますが、かをりもある秘密を抱えていました。 広瀬すずにとって初のバイオリニスト役で、撮影の半年前からバイオリンをゼロから練習してマスターしたといいます。その完璧主義ぶりにスタッフや共演者も驚いたようです。

『怒り』(2016)

李相日監督が吉田修一の犯罪小説を映画化!難役を演じて優秀助演女優賞受賞

『悪人』の李相日監督と吉田修一が再タッグを組んだ群像ミステリー『怒り』では、主演の渡辺謙をはじめ森山未來や宮崎あおいなど実力派俳優たちと共演しました。 東京・八王子で起こった殺人事件現場に「怒」という血文字を残した犯人が、顔を整形して逃亡したことから始まる物語。犯人未逮捕のまま1年が過ぎた頃、千葉、東京、沖縄の三カ所で前歴が不明な男たちが現れ、それぞれの場所での出会いが描かれます。 広瀬すず演じたのは、親の事情で沖縄へ転校した女子高生の小宮山泉。泉は無人島で、森山未來演じる田中信吾と出会います。広瀬すずはオーディションで泉役を獲得し、この演技で日本アカデミー賞の優秀助演女優賞を受賞しました。

『チア☆ダン〜女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話〜』(2017)

広瀬すずがチアリーダーを演じる!驚きの実話を映画化

2018年のテレビドラマ『チア☆ダン』の元となった映画で、女子校生たちがチアダンスの全米選手権大会で優勝した驚きの実話をベースにしています。広瀬すずは主人公の友永ひかりを、天海祐希が部の顧問・早乙女薫子を演じました。 軽い気持ちでチアダンス部に入部した友永ひかり。全米大会で優勝することを目標としていた顧問・早乙女のスパルタ指導について行けず次々と部員が辞める中、チアダンスに魅せられたひかりは仲間たちと本気でその目標に向かっていきます。 チアリーダーの衣装に身を包んだ広瀬すずが、中条あやみや福原遥など人気若手女優たちと共演したことも話題に。ひかりがチアダンス部に入部するきっかけとなった山下孝介役を、『ちはやふる』で共演した新田真剣佑が務めました。

『三度目の殺人』(2017)

是枝監督作に二度目の出演!再びの難役で最優秀助演女優賞を獲得

是枝裕和監督、福山雅治主演の法廷サスペンス『三度目の殺人』では、物語の鍵を握る少女・山中咲江役を演じました。『怒り』以来の難役に挑戦し、本作では日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞しています。 弁護士の重盛朋章は殺人の容疑で起訴された三隅高司(役所広司)の弁護を引き受けますが、犯行を自供しているのに動機が不明瞭な三隅の供述に困惑することに。次第に本当に彼が殺したのか、確信が持てなくなってきます。 咲江は三隅が殺した工場の社長の娘であり、実は三隅とも関係の深い人物。そんな難役を演じた広瀬すずを、『海街diary』以来となる是枝裕和監督は、女優としての進化と成長は“末恐ろしい”と高く評価しました。

『先生!、、、好きになってもいいですか?』(2017)

生田斗真とW主演で人気少女漫画のヒロインを演じる

『僕等がいた』の三木孝浩監督による河原和音の少女漫画『先生!』の実写映画化。広瀬すずは生田斗真演じる教師の伊藤貢作に恋する弓道女子・島田響役でヒロインを務めました。 恋愛未経験の女子校生・島田響は、クールなのに実は生徒思いな社会科教師・伊藤貢作に恋してしまいます。響は自分の気持ちをぶつけますが、真っ直ぐな響に惹かれながらも、伊藤は教師という立場から一歩を踏み出せずにいました。 まだまだ女子校生役がピッタリな広瀬すずが、初めて少女漫画原作の実写映画に挑戦。初々しくも瑞々しい恋心を真っ直ぐにぶつける様子は、“可愛い”以外の言葉が見つかりません。

『ラプラスの魔女』(2018)

東野圭吾原作の実写化でヒロインに!三池崇史監督によるサスペンス・ミステリー

三池崇史監督が東野圭吾の小説を実写映画化した『ラプラスの魔女』では、自然現象を予知する謎の女・羽原円華を演じました。嵐の櫻井翔が主人公の青江修介役、福士蒼汰が事件の謎を知る甘粕謙人役を務めています。 温泉地で硫化水素の中毒で夫婦が死亡する事件が発生。事件現場を調査した科学者の青江修介は、屋外での硫化水素中毒死に事件性はないと考えますが、新たに同じような事件が起こり、連続殺人の可能性が浮上します。 「ラプラスの魔女」とは、広瀬すずが演じたヒロインの円華のこと。近代物理学でいわれる「ラプラスの悪魔」といういわゆる“未来を科学的に予知する能力を持つ”超人的存在を指しており、東野圭吾特有の科学×ミステリーで重要な役割を担う役柄をミステリアスに演じました。

『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(2018)

大ヒット韓国映画のリメイク版でコギャル姿を披露

2011年に公開された韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』をリメイクした作品で、コギャル全盛期の1990年代の日本を舞台にしています。『モテキ』の大根仁が監督、篠原涼子が主演を務めました。 主婦の奈美はある日、病院で末期ガンに侵された高校時代の友人・芹香と偶然再会。二人は高校の仲良しグループ「SUNNY」の一員で、メンバーに会いたいと言う芹香のため、今はバラバラになっていた仲間を探し始めます。 広瀬すずが演じたのは、篠原涼子演じる主人公の奈美の高校時代。大人時代のメンバーを小池栄子や渡辺直美など個性的なキャストが演じ、それぞれの高校時代も野田美桜や富田望生など注目の若手女優たちが担当しました。広瀬すずのコギャル姿も必見です。

『ラストレター』(2020)

初の岩井俊二作品参加!広瀬すずに封じ込めた永遠の少女性

初めての岩井俊二監督作への参加は、同監督による『Love Letter』(1995)へのアンサーといえる『ラストレター』。スマホとSNSですべてが完結する現代に、あえて「手紙」という題材に改めて向き合った作品です。 亡くなった姉・美咲の代わりに出席した高校の同窓会で、姉に間違われた裕里(松たか子)。そこで初恋の相手だった鏡史郎(福山雅治)と再会し、美咲と恋人同士だった彼にあえて姉のふりをして文通を始めます。 高校から大学時代の美咲とその娘・鮎美を、一人二役で演じた広瀬すず。生徒会長で学校のヒロイン的存在だった美咲と母に瓜二つの鮎美に「永遠の少女性」を封じ込め、二度と戻らない青春時代のノスタルジーを体現しました。

どの映画も代表作!様々なジャンルで存在感を見せる広瀬すずの進化

是枝裕和監督や岩井俊二監督など日本を代表する映像作家にこぞって起用され、今や押しも押されもせぬ若手演技派女優の代表格となった広瀬すず。どんなジャンルの作品でも存在感を見せ、どの作品も代表作といっていいほど名作ぞろいです。 2018年には「Seventeen」専属モデルを卒業し、女優業に邁進中。今後もドラマや映画、CMに声優など多様なメディアで活躍が期待されています。これからどんな作品に出演するのか、楽しみでたまりませんね!