2020年3月11日更新

映画『青くて痛くて脆い』吉沢亮×杉咲花の豪華キャストで送る青春サスペンスのあらすじは?

フリー 青空 芝生

吉沢亮と杉咲花がダブル主演する映画『青くて痛くて脆い』が2020年夏に公開。この記事では最新情報に加え、住野よるの「最高傑作」と呼ばれる原作小説をネタバレありで紹介します!

目次

「キミスイ」住野よるの最高傑作が映画化!『青くて痛くて脆い』が2020年夏公開

吉沢亮と杉咲花がダブル主演を務める映画『青くて痛くて脆い』が2020年8月28日(金)に公開決定! 住野よるの小説を若手実力派キャストで映像化する本作について、この記事ではあらすじやキャストといった最新情報に加え、原作のネタバレや映画の見どころを紹介します。

『青くて痛くて脆い』の原作について紹介、タイトルの略称は?

原作は住野よるの同名小説です。住野は元々『君の膵臓をたべたい』を小説投稿サイト「小説家になろう」に投稿したことがきっかけでデビュー。 『青くて痛くて脆い』は作者本人をして「最高傑作」と語られており、衝撃作として話題を呼びました。 「大切な仲間」と「居場所」を奪われた主人公の青年が、嘘と悪意にまみれながら復讐していく、青春サスペンスとなっています。ちなみに略称は「くてくて」。 2020年3月現在、住野の代表作を映画化した『君の膵臓をたべたい』は動画配信サービスで無料で視聴することができます。気になる方はこちらをご覧ください。

メインキャストは人気・実力を兼ね備えた2人!

吉沢亮/田端楓

主人公・田端楓を演じるのは、今最も波に乗っている俳優と言っても過言ではない吉沢亮。2019年の映画『キングダム』では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞しており、2021年には大河ドラマ『青天を衝け』の主演を予定しています。 吉沢演じる楓は、「人に不用意に近づかない事」と「誰かの意見に反する意見をできるだけ口にしない事」している大学生です。 そんな楓について「今回僕が演じた“田端楓”という役は、今まで演じたことのない闇の抱え方、屈折の仕方をした役で、観た人から嫌われそうな役だったのですが、演じていてとても楽しかったです」と公式ホームページでコメントした吉沢。 映画を「小説だからこそ成立しているロジックを映像的に落とし込んでいて、とても面白い作品になっていると思います」と評しているため、どんな出来になるのかが気になりますね。

杉咲花/秋好寿乃

同じく今旬の女優・杉咲花が秋好寿乃(あきよし ひさの)を演じます。杉咲は2019年のドラマ『ハケン占い師アタル』に主演しており、2020年10月からの連続テレビ小説『おちょやん』で主演を務めることも発表されました。 秋好は大学に入った楓と出会い、共にサークル「モアイ」を設立することとなる人物。 杉咲は「住野よるさんの作品が凄く好きで、原作が出た時から「もし実写化されるならこの役をやりたい!」と思っていたので、オファーをいただいたときはすごく嬉しかったです。純粋な気持ちだけでまっすぐ突き進む、まぶしい秋好を演じられることは楽しみでした」と原作への愛を語りました。 さらに「隠されていたものがえぐられていくような描写もあり、「もしかしたら自分にもこういう一面が、どこかにあるかもしれない」という思いにもなったりしながら、ただの青春映画ではない、リアリティと深みのある作品になったと思います」と、映画への自信を感じさせるコメントも寄せています。

『青くて痛くて脆い』のあらすじを紹介!この青春には、嘘がある。

人付き合いが苦手な大学生・田端楓は、空気を読まない発言で周囲から浮きまくる秋好寿乃と出会いました。青臭い理想ばかり語る彼女を、人の意見を否定しないことを信条とする楓は受け入れます。 そんな秋好が思い描くようなサークルはなかなか見つからず、そんな彼女に楓は不用意にも自分でサークルを作ることを提案。そして2人は「世界を変える」という大それた理想を掲げた秘密結社サークル「モアイ」を設立します。 楓が大学4年生になった頃、秋好はこの世界からいなくなっていました。彼女亡き後、小さなボランティアや災害支援をしていた「モアイ」はその姿を変えていました。今や社会人とのコネつくりや企業への媚売りを目的にした、意識高い系就活サークルへと成り下がっていたのです。 取り残されてしまった楓は、怒りや憎しみといった歪んだ感情を暴走させます。「モアイ」を作った秋好の理想は今となってはどこにもなく、それは結果として彼女が語った理想は嘘だったことになると考えた楓。 青春最後の革命が、幕を上げるのでした。

【ネタバレ】原作の結末を解説、秘められた嘘とは?

この物語にはある真実が隠されています。それは本作にとって重大なネタバレとなっているため、ここから先を読む方はご注意ください。

楓はヒロと呼ばれる「モアイ」の現リーダーをラスボスと言って目の敵にしていました。そして「モアイ」のスキャンダルを掴んでサークルを潰そうと画策。ありとあらゆる手段を取った結果、「モアイ」が企業に学生の情報を渡していたことを突き止めます。 このことを楓がネットに流し、「モアイ」は大学から処分されることに。その後部員への説明会が開かれ、楓はヒロと出会います。このヒロこそが、秋好だったのです。 秋好は死んだわけではなく、楓が理想とするあの頃の彼女はもういないということを意味していました。 時間が経てば変化するのは当たり前のことだと主張する彼女に対し、「願う力を信じなくなったなら、それはもう理想じゃない」と答える楓。「お前と出会わない方が幸せだった」という言葉に深く傷ついた秋好は「モアイ」の解散を宣言しました。 これまで楓は自分が傷ついたことばかり考えていましたが、ここで初めて、自分の報復まがいの行いによって秋好を傷つけていたことに気づきます。昔の理想を取り戻すことが秋好のためにもなると考えていましたが、それは彼女の人格を否定していただけに過ぎませんでした。青くて痛くて脆いのは、楓の方だったのです。 彼女を傷つけたくなかったと後悔した楓は、かつての自分のように「モアイ」を居場所と感じていた人たちのために奔走します。 社会人になった楓は「モアイ」の後継団体の交流会に参加。そこで学生から学生時代に成長した出来事を尋ねられ、「大事な人を傷つけたこと」と答えました。そして会場にいた秋好を追いかけた楓は、今度はどんな結果が待っていようと、ちゃんと傷つくことを決めるのでした。

小説ならではの表現の映像化が見どころ

吉沢もコメントしているように、『青くて痛くて脆い』では小説ならではのある仕掛けが重要です。 ネタバレ部分にも触れるためここでは詳しく説明しませんが、ある人物についての真実が隠されたまま物語が進みます。小説は文字だけなため、その人物の情報を読者に敢えて隠すという手法を取ることが可能でした。 そのため映像では表現が難しく思えますが、本作ではそのロジックを映画に落とし込んでいると言います。一体小説ならではの部分をどのように映画で描いているのか、そこが本作の見どころと言えるのではないでしょうか。

2020年夏に誰も見たことのない驚愕の青春サスペンスが誕生!

本作は住野よるの最高傑作を原作に、吉沢亮と杉咲花という今をときめく若手人気俳優が揃った、完璧とも言える布陣の映画。この豪華な面々によって、スクリーンには青春の青さと痛さと脆さが焼き付けられます。 その姿は観客の誰もが胸を打たれるように仕上がっているのではないでしょうか。 映画『青くて痛くて脆い』は2020年8月28日(金)公開予定です。