2020年9月14日更新

2021年大河ドラマ『青天を衝け』あらすじ&キャストを紹介!新1万円札になる人物、知ってる?

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2021年の大河ドラマが、渋沢栄一を主人公とした『青天を衝け』に決定!主人公を演じるのは、若手実力派俳優としてひっぱりだこの吉沢亮です。この記事では本作のあらすじやキャスト、モデルになった渋沢栄一について解説します。

目次

2021年大河ドラマ『青天を衝け』のあらすじ&キャストを紹介!主人公は新1万円札の人物

2021年のNHK大河ドラマ『青天を衝け』で主人公となるのは、「日本資本主義の父」といわれる渋沢栄一。2024年から発行される新1万円紙幣の肖像画になる人物です。 主演を務める吉沢亮は、本作が大河ドラマ初挑戦。注目の脚本家・大森美香が描き出す実業家の生涯を、若手実力派俳優の吉沢が演じるとのことで注目が集まっています。 この記事では『青天を衝け』のあらすじやキャスト、モデルとなる渋沢栄一について紹介しましょう。

『青天を衝け』はどんなあらすじに?

藍染めの原料となる藍玉づくりと、養蚕を営む百姓の家に生まれた渋沢栄一。やんちゃな少年時代を過ごした彼は、虐げられる農民という身分からの脱却を目指します。 京都に出て、従兄弟たちとともに尊皇攘夷に傾倒していく渋沢。しかしある襲撃計画の実行前に、幕府から追われる身になってしまいました。一橋慶喜(のちの徳川慶喜)の側近に出会った渋沢は、一橋家の家臣になるか幕府に囚われて死ぬかの二者択一を迫られることに。 このとき「慶喜は幕府を変える人物になる」と感じた彼は、一橋家に仕えることになります。彼の運命はここから大きく動き出すことになるのです。

主演キャストは吉沢亮!渋沢栄一ってどんな人?

渋沢栄一のこと、どのくらい知っていますか?

大河ドラマ『青天を衝け』で主人公のモデルとなる渋沢栄一は、「日本資本主義の父」と呼ばれる人物です。 1840(天保11)年、武蔵国榛沢(はんざわ)郡血洗島(ちあらいじま)村(現在の埼玉県深谷市)で、百姓の家に生まれた渋沢。幼い頃から家業である藍玉の製造・販売や養蚕を手伝い、商才を磨きます。 農民の生まれながら外国の敵を日本から退ける志士を目指した渋沢は、徳川御三家のひとつ一橋家の家臣に。その後、明治新政府の仕官を経て実業家に転身します。 幕臣として渡ったパリでは株式会社や銀行の仕組みを学び、帰国後には日本初の銀行「第一国立銀行」の設立に尽力しました。 生涯を通じて論語を学んだ渋沢は、「道徳と経済を融合させるべき」という経済人の道を示します。また約500の企業の育成や女子教育の普及などにも貢献しました。

主演は大河ドラマ初挑戦の吉沢亮

主人公の渋沢栄一を演じるのは、大河ドラマ初挑戦の若手実力派俳優・吉沢亮。 吉沢は2011年『仮面ライダーフォーゼ』で仮面ライダーメテオを演じ、注目を集めました。その後、数々のテレビや映画に出演し、2018年の『リバース・エッジ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。 人気少年マンガ原作の映画「銀魂」シリーズでは沖田総司役を演じ、2019年公開の『キングダム』では若き王・嬴政と奴隷の少年・漂の一人二役を熱演しています。 本作への出演について吉沢は、記者会見で「歴史ある大河ドラマの60作目の主演をやらせていただくのはとても光栄」とコメント。 一方で強いプレッシャーを感じているとも明かし、「今の真ん中に立って何ができるかという不安はあるが、精一杯やりたい。渋沢栄一の人生をエンターテインメントとして楽しく届けられるように頑張ります。よろしくお願いします」と語りました。

血洗島村(ちあらいじまむら)の人びと

中の家(なかんち)

渋沢市朗右衛門(しぶさわ いちろうえもん)/小林薫

栄一の父・市朗右衛門は、農家である「中の家」に入った婿養子。中の家を立て直すために骨身を惜しまない勤勉家です。家業である藍玉づくりの研究にも余念なく勤め、一方で破天荒な栄一の生き方を支えました。 市朗右衛門を演じるのは小林薫です。唐十郎が主宰する状況劇場出身の舞台俳優で、70年代後半から映画やテレビにも進出して多くの作品に出演。代表作に「深夜食堂」シリーズがあり、NHK大河ドラマには1982年の『峠の群像』から4回出演しています。

渋沢ゑい(しぶさわ えい)/和久井映見

栄一の母・ゑいは、息子を愛情深く育てる慈愛に満ちた母親です。寒い冬には羽織を持って栄一を追いかけ、「羽織のおゑい」と呼ばれました。栄一に「みんながうれしいのが1番」という教えを授けた、情深い人物です。 ゑいを演じるのは、女優の和久井映見です。和久井は1988年にドラマ『花のあすか組!』で芸能界デビューし、1991年には映画『息子』で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞。 その後は『妹よ』(1994年)や『ピュア』(1996年)などの月9ドラマに主演しました。2006年のNHK大河ドラマ『功名が辻』では濃姫を演じています。

渋沢なか(しぶさわ なか)/村川絵梨

栄一の姉・なかは、優しい母とは正反対の厳しい人物。はっきりと物を言う強い女性で、栄一にとっては頭の上がらない存在のようです。なかが年頃になった時、縁談を巡ってある騒動が起こります。 なかを演じるのは、アイドルグループBOYSTYLEの元メンバー・村川絵梨。2004年に映画『ロード88 出会い路、四国へ』で初主演を務めて女優業へ進出し、2005年にはNHK連続テレビ小説『風のハルカ』のヒロインに抜擢されました。

渋沢てい(しぶさわ てい)/藤野涼子

栄一の妹・ていは、天真爛漫な「お兄ちゃんっ子」。栄一とは年が離れているためとても可愛がられており、生涯にわたって何でも話せる肉親となりました。栄一の妻・千代にとっても心を許せる存在になっていきます。 ていを演じるのは、2015年の映画『ソロモンの偽証』で女優デビューした藤野涼子。約1万人の中からオーディションで主人公の藤野涼子役に選ばれ、役名をそのまま芸名としたことでも有名です。2017年のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』には、兼平豊子役で出演しています。

新屋敷(しんやしき)

渋沢喜作(しぶさわ きさく)/高良健吾

渋沢姓を名乗る一族のうち「新屋敷」の長男・喜作は、栄一の2歳上の幼馴染みで生涯の相棒。情に厚い人物で、知性派の栄一とは正反対の性格です。やがて喜作は幕末の動乱で「彰義隊」を結成し、栄一とは違う道を歩むことになります。 喜作を演じるのは、俳優の高良健吾です。熊本から上京して芸能界入りし、2006年に『ハリヨの夏』で映画デビュー。その後も映画『軽蔑』(2011年)や『横道世之介』(2013年)など、評価の高い作品に主演しています。2015年にはNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で高杉晋作を演じました。

渋沢よし(しぶさわ よし)/成海璃子

喜作の妻・よしは、情熱的な喜作にひと目惚れして自らアプローチした積極的な女性です。結婚した後は喜作のほうが尻に敷かれています。栄一と喜作が京へ向かってからは、千代の良き相談相手として互いに支え合い、ともに家を守りました。 よしを演じるのは、女優の成海璃子です。2000年に仲間由紀恵主演の『TRICK』で、主人公の少女時代を演じてドラマデビュー。2007年に『神童』で映画初主演を務めました。NHK大河ドラマには『平清盛』(2012年)に平滋子役で出演しています。

尾高家(おだかけ)

尾高惇忠(新五郎)(おだか じゅんちゅう)/田辺誠一

下手計村(しもてばかむら)に暮らす尾高家の長男・惇忠は、栄一の従兄。栄一と喜作に学問や剣術を教え、彼らに大きな影響を与えた人物です。明治維新後には、富岡製糸場の初代場長となって栄一を支えました。 惇忠を演じるのは、映画監督で俳優の田辺誠一です。1987年から雑誌MEN'S NON-NOで専属モデルを務め、1992年には俳優業も開始。2002年の主演作『ハッシュ!』では、国内映画祭で主演男優賞を受賞しました。NHK大河ドラマ出演は本作で3回目となります。

尾高長七郎(おだか ちょうしちろう)/満島真之介

満島真之介
©ciatr

同じく栄一の従兄で、惇忠の弟・長七郎は、神道無念流(しんどうむねんりゅう)の剣豪。長身で立派な体格の長七郎に、栄一は憧れを抱きます。兄に代わって江戸や京で勉学に励み、激動の世情を栄一や喜作に伝えました。 長七郎を演じるのは、沖縄出身の俳優・満島真之介です。満島は2010年に舞台「おそるべき親たち」で俳優デビューを飾り、2013年の映画『風俗行ったら人生変わったwww』で初主演。 NHKでは連続テレビ小説『梅ちゃん先生』(2012年)と、大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)に出演しています。

尾高千代(おだか ちよ)/橋本愛

惇忠と長七郎の妹である千代は、のちに栄一の妻となる女性。喜作を含めた3人は幼馴染みとして育ちます。口数少ない控えめな性格ですが、非常に芯の強い人物です。栄一と結婚後は、多忙な日々を送る栄一の代わりに渋沢家を守っていきます。 千代を演じるのは、元モデルで女優の橋本愛。2013年にヒロインを演じた映画『桐島、部活やめるってよ』で注目され、NHK連続テレビ小説『あまちゃん』の足立ユイ役で大ブレイクを果たしました。 NHK大河ドラマには、『西郷どん』(2018年)と『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)に2年連続で出演しています。

尾高平九郎(おだか へいくろう)/岡田健史

尾高家の末っ子・平九郎は、栄一の従弟。活躍する兄たちの背中を見ながら、文武両道の美しい青年に育ちました。栄一のパリ行きに伴って見立て養子となりますが、このことが幕末の動乱に巻き込まれるきっかけになっていきます。 平九郎を演じるのは、2018年のドラマ『中学聖日記』で俳優デビューした岡田健史。オーディションで有村架純の相手役に抜擢され、ドラマとともに一気にブレイクしました。2020年には映画デビュー作『弥生、三月-君を愛した30年-』など、5本の作品に出演しています。

東の家(ひがしんち)

渋沢宗助(しぶさわ そうすけ)/平泉成

栄一の伯父・宗助は、「東の家」の当主。渋沢一族の中でも最も財を成した東の家は、血洗島村の長です。栄一の父・市朗右衛門とともに村をまとめています。甥である栄一には、時に口うるさく小言を言うこともしばしば。 宗助を演じるのは、ベテラン俳優の平泉成。大映京都の第4期ニューフェイスに選ばれ、キャリア初期は大映映画で活躍しました。70年代からは活躍の場をテレビドラマへ移し、刑事役や悪役などで多くの作品に出演しています。代表作はドラマ「はみだし刑事情熱系」シリーズです。

渋沢まさ(しぶさわ まさ)/朝加真由美

宗助の妻・まさは、栄一の伯母。親戚である中の家の人々にも何かにつけ世話を焼く、人の良いおせっかいな性格です。宗助とは仲の良いおしどり夫婦。 まさを演じるのは、女優の朝加真由美です。朝加は1973年に『ウルトラマンタロウ』のヒロイン役でドラマデビューして以来、多くの映画・ドラマに出演。NHKでは連続テレビ小説『ひまわり』(1996年)と『純と愛』(2013年)に出演しています。

水戸藩・一橋家

徳川斉昭(とくがわ なりあき)/竹中直人

水戸徳川家・第9代藩主の斉昭は、「烈公 (れっこう)」とも呼ばれる気性の激しい人物。先進的で実行力がありますが、その性格から敵も多かったようです。のちに栄一の主君となる徳川慶喜の父でもあります。 斉昭を演じるのは、映画監督としても活躍する俳優・竹中直人。もともとはものまね芸を得意とするコメディアンでしたが、舞台俳優を経て映画やテレビで活躍するようになりました。 1996年にNHK大河ドラマ『秀吉』で主演に抜擢され、2014年の『軍師官兵衛』で再び秀吉役を務めています。

藤田東湖(ふじた とうこ)/渡辺いっけい

藤田東湖は、斉昭を水戸藩主就任時から支えている忠臣。著作「回天詩史」などが尊王攘夷の志士たちに支持された思想家としても有名です。安政の大地震で、家族を助けた後に圧死するという非業の死を遂げています。 藤田東湖を演じるのは渡辺いっけいです。渡辺は劇団☆新感線や状況劇場などで舞台俳優として芸能活動を始め、90年代にはテレビドラマで活躍する常連のバイプレイヤーに。 NHKでは大河ドラマに『義経』(2005年)や『龍馬伝』(2010年)など4本、連続テレビ小説に『ひらり』(1992年)など3本出演しています。

武田耕雲斎(たけだ こううんさい)/津田寛治

斉昭の側近である武田耕雲斎は、尊王攘夷派の水戸藩士。藤田東湖とともに斉昭を支えましたが、斉昭の死後は藩政から遠ざけられてしまいます。東湖の息子・小四郎が起こした「天狗党」の反乱を諌めつつも、懇願されて首領となり、悲惨な運命をたどることになります。 武田耕雲斎を演じるのは、俳優の津田寛治です。「ツダカン」の愛称で親しまれるベテランの名バイプレイヤーで、ドラマの代表作は「警視庁捜査一課9係」シリーズや「特捜9」シリーズなど多数。NHK大河ドラマには2009年の『天地人』から4作品に出演しています。

徳川慶喜(とくがわ よしのぶ)/草彅剛

徳川慶喜は斉昭の七男に生まれた一橋家の当主であり、徳川幕府最後の将軍です。栄一とは側近の平岡円四郎から紹介されて出会い、財政改革を担う栄一を信頼して重用します。その後も、2人の信頼関係は生涯続きました。 徳川慶喜を演じるのは草彅剛。ジャニーズのアイドルグループSMAPのメンバーとして活躍しながら、ドラマや映画で俳優としても大きく飛躍しました。SMAP解散後も映画『台風家族』(2019年)で主演を務めたり、YouTuberとしてデビューしたりと芸能活動を活発に行なっています。

平岡円四郎(ひらおか えんしろう)/堤真一

慶喜の側近・平岡円四郎は旗本の武士で、縁あって慶喜に仕えることとなった人物です。慶喜に才能に惚れ込み、互いに信頼を厚くして御用人にまで昇進しました。攘夷志士を目指す栄一と出会って助けたことで、彼のその後の人生を一変させることになります。 平岡円四郎を演じるのは堤真一です。堤はジャパンアクションクラブ出身の俳優で、劇団☆新感線などの舞台で主演を務めながら、ドラマや映画でも主役から脇役まで幅広く活躍。NHK大河ドラマには1987年の『独眼竜政宗』から7本もの作品に出演しています。

平岡やす(ひらおか やす)/木村佳乃

木村佳乃
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円四郎の妻・やすは、吉原で円四郎に見初められた元売れっ子美人芸者。かなり気が強く、破天荒な円四郎でも彼女には頭が上がらないようです。 やすを演じるのは、バラエティ番組でも活躍する女優の木村佳乃。1997年に『失楽園』で映画デビューし、歌手や声優としても活動しています。NHKでは大河ドラマと連続テレビ小説ともに4本出演しており、特に『ひよっこ』(2017年)の母親役が印象的でした。

江戸幕府

川路聖謨(かわじ としあきら)/平田満

江戸幕府の勘定奉行を務める川路聖謨は、努力と才能だけで登りつめたキレ者で、幕末の外交問題でもその手腕を発揮しました。円四郎を慶喜の側近として推薦した人物です。 川路聖謨を演じるのは平田満です。つかこうへいの劇団で活躍する舞台俳優として知られ、1982年には映画『蒲田行進曲』でヤス役を務めて一気に認知度を上げました。2018年のNHK大河ドラマ『西郷どん』では、大久保利通の父・利世を演じています。

高島秋帆(たかしま しゅうはん)/玉木宏

高島秋帆は、洋式砲術を取り入れた「高島流砲術」の創始者。保守派の陰謀で投獄されますが、ペリー来航によって彼の見識が幕府に求められることになり、疑いが晴れました。その後は幕府の砲術師範となって、軍事近代化に尽くしています。 高島秋帆を演じるのは、俳優の玉木宏です。2001年の映画『ウォーターボーイズ』で注目され、2006年のドラマ『のだめカンタービレ』の千秋真一役でブレイク。2015年にはNHK連続テレビ小説『あさが来た』で主人公の夫を演じて好評を博しました。大河ドラマ出演は本作が4回目です。

連続テレビ小説『あさが来た』の大森美香が脚本を担当

『青天を衝け』の脚本を担当するのは、2015年のNHK連続テレビ小説『あさが来た』でもその手腕を見せた大森美香。 実在の女性実業家・広岡浅子の人生をベースにした『あさが来た』にも渋沢栄一は登場しており、銀行や生命保険会社、さらに女子大学の設立と活躍していく主人公を「銀行の神様」という立場から導いています。 今回の『青天を衝け』について大森は、「神様ではない、(中略)血気盛んな人間味あふれる一人の男として、カッコいい面も、そうでない面も、丁寧に描いていきたい」とNHKの公式サイトにコメント。 また「彼らの生きていた時代が、そのまま百数十年経った令和の今と繋がっていると感じられるような臨場感あふれるドラマを、毎週お届け出来るように、吉沢さんやスタッフ、キャストの皆様と駆け抜けたいと思います。」と意気込みを語りました。

豪華キャストで贈る『青天を衝け』は2021年1月から放送開始!

新1万円紙幣の肖像画に決まり、注目を集めている渋沢栄一を主人公とした新大河ドラマ『青天を衝け』。朝ドラの人気作を手掛けた大森の脚本と、飛ぶ鳥を落とす勢いの吉沢の演技に期待が高まっています。 渋沢栄一は幕末から明治の激動の時代を、「緻密な計算」と「人への誠心」で駆け抜けました。近代日本のあるべき姿を追い求めた彼の生涯が、どのように描かれるのか楽しみですね。『青天を衝け』は2021年1月から放送開始予定です!